売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E27693 Japan GAAP

売上高

4,634.6億 円

前期

4,181.2億 円

前期比

110.8%

時価総額

2,153.6億 円

株価

2,665 (04/19)

発行済株式数

80,809,800

EPS(実績)

143.00 円

PER(実績)

18.64 倍

平均給与

507.1万 円

前期

532.0万 円

前期比

95.3%

平均年齢(勤続年数)

29.6歳(2.7年)

従業員数

6,125人(連結:6,751人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3  【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社(株式会社ASAP、株式会社NEW、株式会社Ai、株式会社ユニバースレンタカー)の計5社で構成されており、自動車販売事業として中古車販売事業、新車販売事業、整備事業、保険代理店事業、自動車買取事業及び自動車出張買取事業、その他事業としてカーコーティング事業を主な事業として取り組んでおります。

事業内容、当該事業に係る位置付け及び事業の系統図は以下のとおりであります。なお、当社グループは自動車販売に関連する事業がほとんどを占めていることから、自動車販売及びその附帯業務の単一セグメントとしております。

 

(1) 自動車販売事業

① 中古車販売事業

当事業は、車両の販売から整備、買取という車両に関連するビジネスサイクルをワンストップで行う「総合店」と、「SUV」というカテゴリに特化した大型専門店「SUV LAND」及び大型中古輸入車専門店の「UNIVERSE」を軸にした店舗展開を行っております。1拠点あたりの収益性を高めること、顧客との生涯取引を通じて高い収益性の店舗を作ることが主たる目的であります。綺麗な店構えと路面認知を意識した出店と徹底した仕入管理により豊富な品揃えを実現することにより集客を行い、整備設備・サポート体制の充実によって高い成約率を実現し、販売後の定期連絡や定期点検を行うことで高い信頼を獲得し、次の買替誘致までを一貫して行える店舗となっております。

なお、当連結会計年度末の中古車販売事業に関する拠点数(複合店は1拠点でカウントしております。)は121拠点(北海道東北地方24拠点、関東甲信越地方24拠点、東海北陸地方35拠点、関西地方14拠点、中国四国地方9拠点、九州沖縄地方15拠点)となっております。

 

② 新車販売事業

当事業は、新車ディーラーの運営を主とし、スウェーデンの自動車メーカー「VOLVO」ブランド、イギリスの自動車メーカー「JAGUAR・LAND ROVER」ブランド、イタリアの自動車メーカー「MASERATI」ブランド、中国の電気自動車メーカー「BYD」ブランド、連結子会社である株式会社NEWが運営するドイツの自動車メーカー「VOLKSWAGEN」ブランド及び連結子会社である株式会社Aiが運営するドイツの自動車メーカー「AUDI」ブランドを展開しております。各ブランドにおける販売車種は、新車及び中古車であり、当社の強みである中古車の販売を活かすことにより、利益の積み上げを行うと共に、販売台数を多く確保することが、今後の整備収益への源泉となっております。

なお、当連結会計年度末の新車販売事業に関する拠点数は23拠点(北海道東北地方1拠点、関東甲信越地方8拠点、東海北陸地方8拠点、関西地方4拠点、九州沖縄地方2拠点)となっております。

 

 

③ 整備事業

当事業は、販売した車両の整備を主な事業としておりますが、車両の販売からカー用品の販売、保険、車検、メンテナンス整備、鈑金修理、買取まで一貫したサービス環境を整え、ライフタイムバリューの高い顧客と定期的な接触を図ることにより車検の入庫率を高め、整備収益の底上げを図っております。また、車検だけでなく、オイル交換や事故修理など顧客との接触機会を増やすことにより顧客満足度を高め、管理顧客(3年以内の取引ユーザー)の獲得を図り、中古車ビジネスサイクルの最大化を実現してまいります。

 

④ 保険代理店事業

当事業は、損害保険会社の代理店として、車両の販売時に自動車保険の新規獲得を行っております。販売後は社内コールセンターを用い、アウトバウンドによる保険継続率の向上を図っております。保険代理店として、顧客との繋がりを深く持つことにより、顧客信頼度の向上を図り、管理顧客の獲得に繋げる取組みを実施しております。

 

⑤ 自動車買取事業及び自動車出張買取事業

当事業は、車両販売時における下取車の買取や、顧客の持ち込みによる買取を行っております。また出張買取につきましては、複数の企業が運営する一括買取査定サイトや、当社ホームページの買取査定にアクセスのあった顧客に対してご自宅まで伺い、中古車の査定及び買取を行っております。当事業に関しましても、積極的な事業展開を行うことで、顧客からの直接仕入による商品化の比率を高め、オークションに依存しない多様な仕入ルートの開拓を図ってまいりました。また、本事業は、整備事業・保険代理店事業同様、生涯顧客の獲得を行い中古車ビジネスサイクルの最大化を行ううえで重要な項目となりますので、今後も継続的な資本投入を考えております。

なお、当連結会計年度末の買取事業に関する単独店としての拠点数は49拠点(北海道東北地方6拠点、関東甲信越地方15拠点、東海北陸地方8拠点、関西地方10拠点、中国四国地方5拠点、九州沖縄地方5拠点)となっております。

 

(2) その他事業

① カーコーティング事業

 当事業は、当社連結子会社である株式会社ASAPが、主に当社が販売する車両に対してコーティングを行っております。オリジナルで開発した撥水に特化したコーティング液を塗布することで、ボディの表面にツヤや防汚能力が強化されたガラス被膜を形成させます。また、美しい車を維持するため、塗装被膜保護性能も合わせもっております。

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

 

 

店舗タイプ

コンセプト

店舗数
(店)

国産中型店

車種タイプごとの中型専門店・アラカルト店舗

24

総合店

国産オールジャンル
(アフターサービス、整備設備を充実させた生涯顧客型店舗)

80

SUV LAND

SUV専門店
(アウトドアを仮想体験できる体験型店舗)

10

UNIVERSE

輸入車を取り扱う店舗

8

輸入車正規ディーラー

VOLVOディーラー JAGUAR・LAND ROVERディーラー MASERATIディーラー BYDディーラー VOLKSWAGENディーラー AUDIディーラー

26

買取店

買取事業を主とした店舗

147

合   計

295

 

(注) 複数店舗を併設している拠点は、それぞれの店舗を1店舗として記載しており、拠点数は193拠点であります。

 

24/02/22

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(経営成績等の状況の概要)

(1) 経営成績の状況

 当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善するなか、各種政策の効果もあって、景気は緩やかに持ち直しつつあります。ただし、物価の上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等について留意する必要があります。

 このような環境のなか、中古車業界におきましては、2022年12月から2023年11月までの国内中古車登録台数は5,942,135台(前年同期比101.2%)と前年を上回る結果となりました。車種別では、普通乗用車登録台数が3,080,800台(前年同期比100.7%)であり、軽自動車の登録台数は2,861,335台(前年同期比101.7%)という結果となりました。(出典:一般社団法人日本自動車販売協会連合会統計データ・一般社団法人全国軽自動車協会連合会統計データ)

 

また、昨今の中古車業界全体につきましては、各種報道等により過去の不適切と評価される事象が指摘されております。当社グループにおきましては、把握した事象について、その都度適切な対応を行い、再発防止に努めてまいりました。しかしながら、お客様からの信頼を獲得し、今後も成長していくためには、不適切な事案を根本から発生させない経営体制を整備することが重要であります。

当社グループにおきましては、今まで以上にステークホルダー目線での経営を行い、企業価値の向上を図るべく、経営理念を『みんなに愛されるクルマ屋さん』へ変更いたしました。カーライフのパートナーとして、人々の生活をより豊かにすることが当社の社会的存在意義であると認識し、店舗運営を行ってまいります。

 

出店状況に関しましては、総合店として2022年12月に「福島伊達店」、「東静岡店」、2023年1月に「姫路店」、2月に鳥取県に初出店となる「米子店」、3月に「豊川店」、4月に「那須塩原店」、5月に「大崎店」、「帯広店」、6月に「福井丸岡店」、7月に「米沢店」、8月に「つくば店」、「福山神辺店」、「札幌苗穂店」、「仙台利府店」、9月に「岐阜東バイパス店」、「裾野長泉店」、10月に「早島インター店」、香川県に初出店となる「丸亀店」、「山口店」、11月に「札幌厚別店」をオープンいたしました。

専門店としては、2022年12月に「福島鎌田店」、「箕面セダン・スポーツ専門店」をオープンいたしました。また、新規出店店舗に併設して買取店を18店舗出店するとともに、買取店の単独店舗として「京都伏見店」、「倉敷店」、佐賀県に初出店となる「佐賀北部バイパス店」、「浜松自動車街通り店」、「諫早店」、「豊田東店」、「釧路店」、「藤井寺店」、「上尾店」、「北見店」、「石巻店」、「宮古島店」、「小田原店」をオープンいたしました。輸入車正規ディーラーに関しましては、アウディ正規販売店として、「アウディ アプルーブド オートモービル湘南」、BYD正規販売店として、「BYD AUTO 池袋」、ランドローバー正規販売店として、「ランドローバー岡崎」をオープンいたしました。

 

中古車販売事業

中古車販売事業は、北海道東北地方9拠点(11店舗)、関東甲信越地方4拠点(4店舗)、東海北陸地方6拠点(7店舗)、関西地方4拠点(4店舗)、中国四国地方6拠点(6店舗)及び九州沖縄地方3拠点(3店舗)を出店いたしました。また、併設店として買取専門店18店舗を出店したことにより、当連結会計年度末の拠点数は170拠点(269店舗)となりました。

 

新車販売事業

 新車販売事業は、関東甲信越地方1拠点(2店舗)、東海北陸地方1拠点(1店舗)を出店したことにより、

当連結会計年度末の拠点数は23拠点(26店舗)となりました。

 

その結果、当連結会計年度末の拠点数は193拠点(295店舗)となりました。

 

 

当連結会計年度の主な経営成績は次の通りです。

                                  (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(自 2021年12月1日

至 2022年11月30日

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

至 2023年11月30日

増減

増減率

(%)

売上高

418,117

463,464

45,346

10.8

売上総利益

74,028

86,827

12,799

17.3

売上総利益率(%)

17.7

18.7

1.0

販売費及び一般管理費

54,580

70,743

16,163

29.6

営業利益

19,448

16,084

△3,363

△17.3

経常利益

19,080

15,773

△3,306

△17.3

親会社株主に帰属する当期純利益

13,886

11,556

△2,329

△16.8

 

 

売上高分析

当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度から453億46百万円(10.8%)増加し、4,634億64百万円となりました。主な要因は、新規出店による市場拡大、買取台数の増加等によるものであります。

また、セグメント別の概況については、当社グループの事業は自動車販売及びその附帯事業がほとんどを占めており実質的に単一セグメントでありますので、その概況を地域別に示しております。地域別の売上高は、(生産、受注及び販売の状況)の(2)販売実績をご参照下さい。

 

売上総利益率の分析

当連結会計年度の売上総利益率は、前連結会計年度から1.0ポイント上昇し、18.7%となりました。主な要因は、売上平均単価の下落によるものであります。

 

販売費及び一般管理費の分析

当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度から161億63百万円増加し、707億43百万円となりました。主な要因は、社員数の増加による人件費の増加、販売台数増加に伴う販売諸費用の増加であります。

 

上記の結果、当連結会計年度の売上高は4,634億64百万円(前年同期比10.8%増)、営業利益は160億84百万円(前年同期比17.3%減)、経常利益は157億73百万円(前年同期比17.3%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は115億56百万円(前年同期比16.8%減)となりました。

 

(2) 財政状態の状況

当連結会計年度末の総資産は1,774億97百万円となり前連結会計年度末に比べ162億37百万円増加いたしました。

流動資産は前連結会計年度末に比べ25億67百万円減少し、1,085億89百万円となりました。主な要因は現金及び預金が97億84百万円増加したものの、売掛金が13億54百万円減少及び商品が139億76百万円減少したことによるものであります。

固定資産は前連結会計年度末に比べ188億5百万円増加し、689億7百万円となりました。主な要因は新規出店等により、建物及び構築物が110億43百万円増加したことによるものであります。

流動負債は前連結会計年度末に比べ58億32百万円増加し、585億56百万円となりました。主な要因は短期借入金が12億6百万円増加したことによるものであります。

固定負債は前連結会計年度末に比べ2億1百万円増加し、524億35百万円となりました。

純資産は前連結会計年度末に比べ102億3百万円増加し、665億4百万円となりました。主な要因は利益剰余金が96億23百万円増加したことによるものであります。

 

(3) キャッシュ・フローの状況

                                 (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

(自 2021年12月1日

 至 2022年11月30日)

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

 至 2023年11月30日)

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

△17,853

33,689

51,543

投資活動によるキャッシュ・フロー

△13,831

△23,677

△9,845

財務活動によるキャッシュ・フロー

28,812

△227

△29,040

現金及び現金同等物の増減額

△2,872

9,784

12,657

現金及び現金同等物の期首残高

22,718

19,845

△2,872

現金及び現金同等物の期末残高

19,845

29,630

9,784

 

 

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ97億84百万円増加し、296億30百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは、336億89百万円の収入前年同期は178億53百万円の支出)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益155億33百万円、棚卸資産の減少額138億42百万円があったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは、236億77百万円の支出前年同期は138億31百万円の支出)となりました。これは主に、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出204億1百万円及び差入保証金の差入による支出22億3百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは、2億27百万円の支出前年同期は288億12百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出91億77百万円があった一方、長期借入れによる収入90億円があったことによるものであります。

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 商品仕入実績

当社グループは自動車販売及びこれらの附帯業務がほとんどを占めていることから、単一セグメントとしております。当連結会計年度の仕入実績を項目別に示すと、次のとおりであります。

項目

仕入高(百万円)

前年同期比(%)

車両

331,825

94.1

部品

15,138

125.0

合計

346,963

95.1

 

 

(2) 販売実績

当社グループは自動車販売及びこれらの附帯業務がほとんどを占めていることから、単一セグメントとしております。当連結会計年度の販売実績を地域別に示すと、次のとおりであります。

 

地域別

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

  至 2023年11月30日

前年同期比

販売高

(百万円)

期末拠点数

(拠点)

販売台数

(台)

販売高

(%)

期末拠点数

(拠点)

販売台数

(%)

北海道東北地方

63,078

31

(50)

52,242

140.4

(16)

161.4

関東甲信越地方

123,552

47

(74)

88,844

108.7

(9)

126.3

東海北陸地方

131,432

51

(74)

89,127

104.0

(11)

115.7

関西地方

67,073

28

(40)

48,164

105.7

(6)

123.3

中国四国地方

22,492

14

(23)

22,787

153.7

(11)

190.8

九州沖縄地方

55,835

22

(34)

45,071

101.4

(3)

116.6

合計

463,464

193

(295)

346,235

110.8

34

(56)

128.5

 

(注)1.地域別の区分は次のとおりであります。

北海道東北地方……

北海道、青森県、秋田県、岩手県、宮城県、山形県、福島県

関東甲信越地方……

茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、

長野県、新潟県

東海北陸地方………

岐阜県、愛知県、三重県、静岡県、富山県、石川県、福井県

関西地方……………

滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県

中国四国地方………

岡山県、広島県、鳥取県、島根県、山口県、愛媛県、香川県、高知県

九州沖縄地方………

福岡県、佐賀県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

 

2.期末拠点数の( )内は店舗数であります。当社は、車種タイプ別に複数店舗を構える拠点があるため、拠点数と店舗数は異なります。

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたりまして、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っております。

その他重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なもの及びその補足事項については以下のとおりであります。

 

固定資産の減損

 「第5 経理の状況1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

繰延税金資産の回収可能性

各納税主体の将来課税所得を過去の実績や事業計画等を勘案のうえ合理的に見積り、将来の税金負担を軽減する効果を有すると考えられる部分につき回収可能と判断し繰延税金資産を計上しております。今後、経営環境等の変化や関係法令の改正により将来課税所得の見積りに変動が生じた場合には、繰延税金資産の計上額に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 財政状態の分析

当連結会計年度末の財政状態につきましては、「(経営成績等の状況の概要) (2) 財政状態の状況」をご参照ください。

 

(3) 経営成績の分析

 2024年11月期におきましては、売上高5,450億円(前年同期比17.6%増)、営業利益200億円(前年同期比24.3%増)、経常利益197億円(前年同期比24.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益140億円(前年同期比21.1%増)を予想しております。なお、2024年11月期は3ヵ年の中期経営計画の最終年度であり、中期経営計画では、売上高5,000億円、営業利益300億円、経常利益297億円、親会社株主に帰属する当期純利益208億円を見込んでおりました。計画と予想の乖離は、台当たり利益低下による営業利益率の低下によるものであります。チーム制の導入やプロセス中心の評価制度を導入したことで、活動量を上げて改善を行ってまいります。

  2024年11月期通期の業績予想につきましては、2024年1月9日に公表しました業績予想に変更ありません。

 しかしながら、今後、経済環境が変化した場合には、業績予想に影響を及ぼす可能性があります。業績予想の修正が必要となった場合には速やかに開示いたします。

 

                                   (単位:百万円)

区分

当連結会計年度

(自 2022年12月1日

至 2023年11月30日

2024年11月期

連結業績予想

(自 2023年12月1日

至 2024年11月30日)

増減

増減率

(%)

売上高

463,464

545,000

81,535

17.6

営業利益

16,084

20,000

3,915

24.3

経常利益

15,773

19,700

3,926

24.9

親会社株主に帰属する当期純利益

11,556

14,000

2,443

21.1

 

(注)上記連結業績見通しに関する注意事項

 2024年11月期通期の業績予想値は、業界等の動向、国内外の経済状況等の要因について、現時点で入手可能な情報をもとに行った見通しであります。そのため、上記連結業績予想値はこれらの要因の変動により大きく異なる場合があります。

 

(4) キャッシュ・フローの状況の分析

キャッシュ・フローの状況の分析につきましては、「(経営成績等の状況の概要) (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

(5) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社は、株主に対する利益還元を重要な課題の一つとして認識しており、経営基盤の強化と財務体質の健全性を勘案しつつ、株主への剰余金の配当を安定かつ継続的に実施することを配当についての基本方針として位置付けております。原則、期末配当を年1回実施していく考えであり、その決定機関は株主総会であります。また、当社は取締役会の決議により、毎年5月31日を基準日として、中間配当を行うことができる旨を定款に定めております。

なお、内部留保資金につきましては、自己資本の充実を目的として一定の手元資金を確保するとともに、今後も成長が見込める販売店の展開やグループ成長に効果的な投資に備えてまいりたいと考えております。

上記の方針を踏まえた上で、当期の配当につきましては、前期以上の配当を実施することにより一層の株主還元強化を図り、中長期的な企業価値向上に資するべく、1株につき32円の配当といたしました。