売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

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労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

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最終更新:

E30504 Japan GAAP

売上高

42.1億 円

前期

63.7億 円

前期比

66.0%

時価総額

20.7億 円

株価

310 (02/27)

発行済株式数

6,669,700

EPS(実績)

47.21 円

PER(実績)

6.57 倍

平均給与

421.5万 円

前期

452.8万 円

前期比

93.1%

平均年齢(勤続年数)

40.8歳(8.8年)

従業員数

83人

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社は、主にインナーウェアをインナーメーカーから仕入れ、インターネット上のさまざまなチャネルを通じて、個人のお客様に販売するEコマース(インターネット通販)事業を展開しております。インナーウェアは、アウターウェアとは違い、外から見えない特性上、シーズンごとに変わる流行に大きく影響されず、天候などの季節要因の影響も受けないのが特徴です。また、定番商品などに見られるように販売期間が長いアイテムも多く、ファッションカテゴリーの中では実用的な商品特性も持ち合わせております。

また、当社では、本社物流センターで商品仕入れからサイト運営、物流までの複雑多岐にわたる業務をすべてワンストップに行っており、Eコマース運営で必要となるインフラも取り揃えた「ワンストップ・エコ(便利)システム体制」を構築しております。

 

主な販売チャネルとしては、自社のPC、スマートフォンサイト、スマートフォンアプリの他、「楽天市場」・「Yahoo!ショッピング」・「Amazon.co.jp」・「au PAY マーケット」・「Qoo10」・「dショッピング」・「メルカリShops」等のインターネット上のショッピングモールがあります。また、海外のインターネットショッピングモールである、「天猫国際」(Tmall.hk)(中国)・「Shopee」(東南アジア)へも出店しております。なお、仕入商品選定のためのアンテナ店舗として京都市伏見区(本社1階)に直営実店舗を1店舗有し、インナーウェアの販売を行っております。また、お客様とのコミュニケーション手段として、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)である、X(旧Twitter)やLINE、及びInstagram、Facebookの公式サイトも運営しております。

当社の取扱いアイテム数は、レディス、メンズ合計で約11,000品番あります。取扱いブランドは、「ワコール」・「トリンプ」・「グンゼ」・「ジェラートピケ」・「岡本」・「アツギ」などの国内ブランド、「ANNEBRA」(アンブラ)・「Mode Marie」(モードマリー)などの海外ブランド、そして「HIMICO」(ヒミコ)・「LA VIE A DEUX」(ラヴィアドゥ)・「Mon cher pigeon」(モンシェルピジョン)・「blooming FLORA」(ブルーミングフローラ)「FLORINA BEAUTE」(フロリナボーテ)の自社オリジナルブランドと「トリンプ」・「アツギ」などとのOEM(コラボレーション)ブランドがあり、全部で約140ブランドをラインアップしております。(2025年11月末現在)

 

Eコマース事業において重要な要素となる物流業務につきましては、いわゆる越境ECによる海外への発送業務を含め、本社物流センターにて在庫管理、受注、出荷作業、顧客対応業務を行っております。本社物流センターでは、オートストア(自動倉庫型ピッキングシステム)、マテハンシステム(自動制御ロジスティクスシステム)の導入や精緻な在庫管理に努め、他方では流通のボーダレス化に伴い、トレーサビリティを意識した運用、バーコードを利用したJANコード(*1)による商品のSKU(Stock Keeping Unit)管理(*2)、及び、今後の流通の多角化を睨んだ重量計測(*3)への対応も行っております。

また、当社におきましては、近年社会問題化しております宅配の再配達問題の解消を図るべく利便性と環境に配慮したメール便を積極的に採用しております。

一方、Eコマース業界では、日々変化する顧客ニーズや、ポータルサイトとの連携などに対応するために、自社におけるシステム開発及び運用保守業務が不可欠となっております。特にインターネットショッピングモールなどとの連携においては、急な仕様変更や機能追加が発生しており、アジャイル開発(*4)を余儀なくさせられる状況であります。このような業務をアウトソーシングに依存することも考えられますが、外的変化のスピードに追いつくことができず、ビジネス機会の損失に繋がるため、当社は、自社開発の基幹システム「楽らく通販システム」により、発注・仕入・在庫管理・受注・売上・出荷・顧客管理・顧客対応・商品登録・撮影・画像制作・サイト在庫連携・売掛管理・入金処理・棚卸のそれぞれの業務をワンストップに管理し、業務の正確性の確保と効率化、そして迅速性を実現しております。外部システムとの連携についてはAPI(*5)、FTP(*6)を中心に迅速、スムーズに対応できる体制を構築しております。

 

当社は、WEBサイトでのインナーショップ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 

<用語の解説>

 

*1  JANコード……………

商品毎に個別に印刷・添付されている商品コード。

*2  SKU管理………………

品番、カラー、サイズによる最小の分類単位により管理すること。

*3  重量計測 ……………

主に海外送料を自動計算するために、商品毎の重量を計測し登録すること。

*4  アジャイル開発 ……

システムに対する要件の変化や追加を積極的に受け入れることにより、真の要求に見合った価値のあるシステムを開発するプロセスのこと。

*5  API……………………

Application Programming Interfaceの略で、ソフトウェアのデータなどを、互いにやりとりするのに使用するインターフェイスの仕様のこと。

*6  FTP……………………

File Transfer Protocolの略で、ネットワークでファイルの転送を行うための通信のこと。

 

 

 

当社の事業内容の概要は以下のとおりとなります。

[事業系統図]

 

※画像省略しています。
26/02/27

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(業績等の概要)

 2025年5月29日開催の第53回定時株主総会において、「定款一部変更の件」が決議され、決算期末日を2月末日から11月30日に変更いたしました。このため当事業年度は決算期変更の経過期間であり、2025年3月1日から2025年11月30日までの9ヶ月間の変則決算となることから、前期比は記載しておりません。

 

(1)経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境の改善などにより緩やかな回復基調が見られたものの、長引く物価上昇や実質賃金の伸び悩みなどを背景に、消費者の生活防衛意識は依然として高く、個人消費の持ち直しには足踏みが見られました。

Eコマース市場におきましては、市場規模の拡大が続く一方、物流コストの上昇や円安による仕入価格の高騰、新規参入による競争激化など、事業環境は厳しさを増しており、選別消費に対応した高付加価値商品の提供や、物流品質を含めた顧客体験の向上が競争優位の源泉となっております。

インナーウェア業界におきましても、健康志向やライフスタイルの多様化を背景に、着心地や機能性を重視するニーズが底堅く推移する一方、価格に対する感応度は高まっており、商品力と価格バランスの最適化が求められております。

このような環境のなか、当社国内Eコマース事業におきましては、仕入原価上昇に対応した価格適正化を慎重に進めつつ、日曜祝日の当日出荷体制の安定稼働など、配送サービスの利便性向上に取り組みました。また、2025年7月末に本店サイトをリニューアルし、消費者の悩みやシーン別での商品検索を可能にするなど機能を充実させ新規顧客の獲得に努めてまいりましたが、アクセス数の減少やPB(プライベートブランド)商品の伸び悩み、季節商材のNB(ナショナルブランド)商品の競争激化など、販売面において厳しい状況となりました。

海外Eコマース事業におきましては、前事業年度より推進しております中国以外の東アジア圏向け展開が堅調に推移しました。

なお、売上高に占めるPB(プライベートブランド)商品及びCB(コラボレーションブランド)商品の比率は27.2%となりました。

この結果、当事業年度の売上高は4,208,482千円営業損失は131,210千円経常損失は149,849千円当期純利益は314,901千円となりました。

なお、当社は、ウェブサイトでのインナーショップ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。

 

 

② キャッシュ・フローの状況

当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ89,161千円増加し643,588千円(前事業年度比16.1%増)となりました。当事業年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動によるキャッシュ・フローは 284,798千円の減少(前事業年度は326,006千円の増加)となりました。

その主な要因は、棚卸資産の増加333,417千円、仕入債務の増加274,643千円、及び売上債権の増加227,900千円によるものであります。

 

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動によるキャッシュ・フローは 1,204,107千円の増加(前事業年度は36,766千円の減少)となりました。

その主な要因は、旧本社売却による収入1,280,440千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動によるキャッシュ・フローは 830,146千円の減少(前事業年度は71,969千円の増加)となりました。

その主な要因は、長期借入金による収入681,000千円、短期借入による収入400,000千円があったものの、長期借入金の返済による支出1,911,146千円があったことによるものであります。

 

③ (生産、受注及び販売の状況)

当社は、WEBサイトでのインナーショップ事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

a. 生産実績

当社は生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。

b. 商品仕入実績

当事業年度における商品仕入実績については、単一セグメントのため品種別に記載しております。

品種

アイテム

仕入高(千円)

前年同期比(%)

ファンデーション

ブラジャー・ガードルなど

1,401,670

ランジェリー

キャミソール・スリップなど

312,266

レッグ

パンティストッキング・ソックスなど

313,753

ナイティ

パジャマ・ルームウェアなど

255,457

ショーツ

パンツ・ボトムなど

465,537

メンズ

ボクサーパンツ・トランクスなど

270,688

その他

△33,795

合計

2,985,579

 

(注) 1 その他の金額には、直営店舗の仕入金額、歩引金額等も含まれております。

 2 決算期変更により、2025年11月期は9カ月間の変則決算となるため、前期比については記載しておりません。

 

c. 受注実績

当社の行う事業、提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。

 

 

d. 販売実績

当事業年度における販売実績については、単一セグメントのため品種別に記載しております。

品種

アイテム

販売高(千円)

前年同期比(%)

ファンデーション

ブラジャー・ガードルなど

2,046,826

ランジェリー

キャミソール・スリップなど

448,347

レッグ

パンティストッキング・ソックスなど

246,651

ナイティ

パジャマ・ルームウェアなど

341,324

ショーツ

パンツ・ボトムなど

708,702

メンズ

ボクサーパンツ・トランクスなど

398,866

その他

17,762

合計

4,208,482

 

(注) 1 その他の金額には、直営店舗の販売金額、受取運賃、ポイント利用金額、不動産賃貸収入等が含まれております。

2 決算期変更により、2025年11月期は9カ月間の変則決算となるため、前期比については記載しておりません。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

  経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
  なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

また、当事業年度は決算期変更により9か月決算となっているため、前年同期との比較分析は行っておりません。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。この財務諸表の作成に当たりましては、一定の会計基準の範囲内において、資産・負債及び収益・費用の金額に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りにつきましては、経営者が過去の実績や現在の取引状況並びに入手可能な情報を総合的に勘案し、その時点で最も合理的と考えられる見積りや仮定を継続的に使用しておりますが、見積り及び仮定には不確実性が伴うため、実際の結果と異なる可能性があります。また、財務諸表の作成のための重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載されているとおりであります。

 

(商品の評価

当社は、商品の期末評価額を取得原価と事業年度末における正味売却価額のいずれか低い方の価額で評価しております。従って、発売日から一定期間が経過後も在庫として滞留している商品がある場合、価値の減耗に伴う評価損の計上が必要となる可能性があります。

 

② 財政状態の分析 

(資産)

当事業年度末の資産合計は、5,786,639千円(前事業年度末は5,959,547千円)となり、172,907千円の減少となりました。

流動資産は2,664,127千円(前事業年度末は1,996,793千円)となり、667,334千円の増加となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加(前事業年度末より89,161千円の増加)、売掛金の増加(前事業年度末より214,520千円の増加)及び商品の増加(前事業年度末より328,078千円の増加)によるものであります。

固定資産は3,122,511千円(前事業年度末は3,962,753千円)となり、840,242千円の減少となりました。その主な要因は、売却等に伴う建物(純額)の減少(前事業年度末より278,421千円減少)、土地の減少(前事業年度末より394,083千円減少)及び繰延税金資産の回収可能性について検討した結果に伴う繰延税金資産の減少(前事業年度末より123,312千円減少)によるものであります。

 

(負債)

当事業年度末の負債合計は、3,266,284千円(前事業年度末は3,754,093千円)となり、487,808千円の減少となりました。

流動負債は2,641,333千円(前事業年度末は1,934,817千円)となり、706,516千円の増加となりました。その主な要因は、短期借入金の増加(前事業年度末より400,000千円増加)、買掛金の増加(前事業年度より275,627千円増加)、未払法人税等の増加(前事業年度末より85,772千円増加)、及び1年内返済予定の長期借入金の減少(前事業年度末より93,980千円減少)によるものであります。

固定負債は624,951千円(前事業年度末は1,819,276千円)となり、1,194,325千円の減少となりました。その主な要因は、資金の借換えに伴う長期借入金の減少(前事業年度末より1,136,166千円減少)によるものであります。

 

(純資産)

当事業年度末の純資産合計は、2,520,355千円(前事業年度末は2,205,453千円)となり、314,901千円の増加となりました。その主な要因は、当期純利益の計上により利益剰余金が増加(前事業年度末より314,901千円の増加)したことによるものであります。

 

③ 経営成績の分析

(売上高)

当事業年度における売上高は4,208,482千円となりました。これはアクセス数及び購入件数が前年を下回ったことによるものであります。

 

(営業損益)

当事業年度における販売費及び一般管理費は1,682,191千円となりました。その主な要因は、販売費の減少、役員報酬及び給料手当の減少によるものであります。その結果、当事業年度の営業損失は131,210千円となりました。

 

(経常損益)

当事業年度における営業外収益は4,089千円となりました。その主な要因は、助成金収入、為替差益を計上したことによるものであります。

当事業年度における営業外費用は22,728千円となりました。その主な要因は、支払利息の計上によるものであります。その結果、当事業年度の経常損失は149,849千円となりました。

 

(当期純損益)

当事業年度の法人税、住民税及び事業税は87,718千円法人税等調整額は124,013千円となりました。

結果として当事業年度の当期純利益は314,901千円となりました。

 

④ キャッシュ・フローの状況

 キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2.事業の状況 4経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

なお、現時点において、特記すべき重要な資本的支出の予定はありません。

 

 

⑤ 経営者の問題認識

 当社の経営陣は、現在の事業環境並びに入手可能な情報に基づき、迅速かつ最善の経営戦略の立案及び施策に努めております。

他社との差別化を図りながら、事業規模を拡大していく上で、取扱いブランドの開拓・品揃えの強化、海外事業戦略の強化、顧客が直接商品に触れることができないというインナーウェアEコマースに対する障壁排除、自社ロジスティックの更なる精緻化、Eコマース市場におけるリスクヘッジ等に柔軟に対応できる組織体制の整備が重要であると考えております。これらを実現するため、経営体制を人的側面から強化してまいります。

 

⑥ 資本の財源及び資金の流動性

 当社の資金需要の主なものは、設備投資資金のほか、商品仕入資金や人件費等の販売費及び一般管理費であり、このような資金需要に安定的に対応するため、主に内部資金の活用、及び市中銀行により資金調達を行っております。

また、資金の流動性に関しては、複数の金融機関に十分な借入枠を有しており、当社は流動性ニーズや将来の債務履行のための手段を十分に確保しているものと考えております。

 

⑦ 今後の方針について

 当社は、事業成長に向け、商品ではPB(プライベートブランド)及びCB(コラボレーションブランド)、販売チャネルにおいては当社独自の販売施策が可能である本店サイトの売上構成比を向上させることで同業他社との差別化を進めてまいります。また、豊富かつ厳選された品揃えのインナーセレクトショップとしてのブランディングや、物流の利便性及び顧客対応品質を高めることで、顧客満足度の更なる向上を図ってまいります。