E05466 Japan GAAP
前期
68.1億 円
前期比
111.0%
株価
1,726 (01/09)
発行済株式数
31,943,000
EPS(実績)
60.44 円
PER(実績)
28.56 倍
前期
594.2万 円
前期比
102.8%
平均年齢(勤続年数)
34.5歳(8.0年)
従業員数
258人
当社グループは、当社(株式会社プロシップ)、連結子会社1社、当社の関係会社(子会社1社)により構成されており、パッケージシステムの開発・販売、受託開発、システムの運用管理等を事業として行っております。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
なお、次の2部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(パッケージソリューション事業)
総合固定資産管理ソリューションにおけるコンサルテーションからシステム導入、保守までを含む事業であります。当社は、連結子会社の株式会社プロシップフロンティア、子会社の普楽希普信息系統(大連)有限公司にパッケージ開発業務等の一部を委託しております。
(その他事業)
主にソフトウェア製品の仕入販売及び運用管理等であります。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
※画像省略しています。
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況(以下、「経営成績等」という。)の概要は、次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用、所得環境の改善、インバウンド需要の拡大などが進み、緩やかな景気回復基調が継続しました。一方、物価上昇や為替変動、不安定な国際情勢などにより、先行き不透明な状況が続いております。
情報サービス産業においては、物価上昇や為替変動等を背景として景気の先行きに不透明感が残る一方、大企業や中堅企業を中心に、DXやAI等のテクノロジーを活用した付加価値生産性の向上、人手不足や働き方改革への対応、海外グループ会社を含めた企業のガバナンス強化等に向けたIT投資が続いております。
このような状況下で当社グループは、主力である固定資産管理ソリューションにおいて、既存顧客に対するバージョンアップ対応、成長戦略と位置付けているインフラ業界における案件推進等、大企業や中堅企業の業務効率化、経営管理強化等に資するソリューションを展開し、顧客のシステム投資需要に応えてまいりました。また、取締役及び従業員を対象とした譲渡制限付株式報酬制度の導入や業績に応じた賞与還元、新リース会計基準に対応したSaaSソリューション「ProPlus+」をリリースするなど、未来の稼ぐ力となる人財と製品開発への積極的な投資を行っております。加えて、SaaSソリューション「ProPlus+」の開発が計画内で効率的に進捗したこと等により、販売費及び一般管理費の抑制に成功いたしました。
上記の経営成績により税金等調整前当期純利益が増加し、連動して法人税等が増加しましたが、報酬アップや採用強化による従業員の増加等の人財への投資及び積極的な製品開発投資により、賃上げ促進税制及び研究開発税制の適用を受け、負担税額が抑制されました。なお、新リース会計基準の業績への貢献は、翌連結会計年度後半以降となる見通しです。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は9,740百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,914百万円増加いたしました。これは主に、現金及び預金が616百万円、売掛金が564百万円、有価証券が686百万円増加したことによるものであります。
固定資産は1,639百万円となり、前連結会計年度末に比べ263百万円減少いたしました。これは主に、ソフトウェアが200百万円、繰延税金資産が169百万円増加し、投資有価証券が656百万円減少したことによるものであります。
この結果、総資産は11,380百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,650百万円増加いたしました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は2,044百万円となり、前連結会計年度末に比べ284百万円増加いたしました。これは主に、未払法人税等が270百万円増加したことによるものであります。
固定負債は441百万円となり、前連結会計年度末に比べ31百万円増加いたしました。
この結果、負債合計は2,485百万円となり、前連結会計年度末に比べ316百万円増加いたしました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は8,894百万円となり、前連結会計年度末に比べ1,334百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,930百万円、配当金の支払615百万円等によるものであります。
この結果、自己資本比率は76.8%(前連結会計年度末は75.1%)となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高7,564百万円(前期比11.0%増)、営業利益2,309百万円(同41.5%増)、経常利益2,431百万円(同29.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,930百万円(同43.0%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(パッケージソリューション事業)
パッケージソリューション事業においては、主力製品である固定資産管理ソリューションの既存顧客に対するバージョンアップ対応、成長戦略と位置付けているインフラ業界向け大型案件を推進いたしました。全体的な案件の大型化と要員1人当たりの案件数の増加により売上高が増加するとともに、全社的な品質管理の強化及び生産性向上の取り組みにより売上原価を抑制いたしました。また、人財と製品開発への積極的な投資を行いながらも、販売費及び一般管理費全体の増加を抑制いたしました。
この結果、当連結会計年度の売上高は7,415百万円(前期比10.4%増)、営業利益は2,281百万円(同41.5%増)となりました。
(その他事業)
その他事業においては、主にソフトウェア製品の仕入販売及び運用管理等を行ってまいりました。
当連結会計年度の売上高は184百万円(前期比36.6%増)、営業利益は26百万円(同41.4%増)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、3,460百万円(前期比22.1%増)となりました。当連結会計年度の各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は、1,474百万円(前期比3.4%増)となりました。これは主に、売上債権の増加564百万円があったものの、税金等調整前当期純利益2,515百万円の計上によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、316百万円(前期比34.0%増)となりました。これは主に、投資有価証券の売却による収入78百万円があったものの、投資有価証券の取得による支出74百万円、無形固定資産の取得による支出270百万円があったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、531百万円(前期比7.1%減)となりました。これは主に、配当金の支払額614百万円があったことによるものであります。
③ 受注及び販売の実績
a.生産実績
該当事項はありません。
b.受注実績
当連結会計年度の受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
受注高(千円) |
前年同期比(%) |
受注残高(千円) |
前年同期比(%) |
|
パッケージソリューション事業 |
8,232,044 |
16.7 |
5,887,676 |
16.7 |
|
その他事業 |
163,448 |
59.0 |
61,600 |
29.0 |
|
合計 |
8,395,492 |
17.3 |
5,949,277 |
16.8 |
(注)金額は販売価額によっております。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
売上高(千円) |
前年同期比(%) |
|
パッケージソリューション事業 |
7,415,220 |
10.4 |
|
その他事業 |
149,583 |
54.2 |
|
合計 |
7,564,803 |
11.0 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.経営成績
当連結会計年度の連結売上高は、全体的な案件の大型化と要員1人当たりの案件数の増加により、前連結会計年度比11.0%増の7,564百万円(前連結会計年度6,812百万円)となりました。
売上原価については、全社的な品質管理の強化及び生産性向上の取り組みにより、売上原価率が前連結会計年度に比べ3.9ポイント改善し44.1%(前連結会計年度48.0%)となりました。
販売費及び一般管理費については、人財と製品開発への積極的な投資を行ったものの、SaaSソリューション「ProPlus+」の開発が計画内で効率的に進捗したこと等により抑制に成功し、前連結会計年度比0.3%増の1,916百万円(前連結会計年度1,910百万円)となりました。
営業外収益については、前連結会計年度における関係会社からの受取配当金が平年と比較して高額だったことの反動により、前連結会計年度比48.4%減の126百万円(前連結会計年度244百万円)となりました。
特別利益については、当連結会計年度内に行使期間が終了した第8回ストックオプションの失効に係る新株予約権戻入益を計上したことにより、84百万円(前連結会計年度2百万円)となりました。
法人税等については、税金等調整前当期純利益の増加と連動して増加したものの、賃上げ促進税制及び研究開発税制の適用を受けたことにより前連結会計年度比10.4%増に留まり、585百万円(前連結会計年度530百万円)となりました。
これらの結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比43.0%増の1,930百万円(前連結会計年度1,349百万円)となりました。なお、当社グループは、高成長、高収益戦略を推進し、継続的に経常利益率30%超となるよう取り組んでおります。当連結会計年度の経常利益率については32.1%となりました。
セグメント別の分析については、4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析](1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況の項目をご覧ください。
b.財政状態
当連結会計年度末の資産残高は、前連結会計年度末に比べ、1,650百万円増加し、11,380百万円となりました。これは主に、現金及び預金が616百万円、売掛金が564百万円、ソフトウェアが200百万円、繰延税金資産が169百万円増加したことによるものであります。
負債残高は、前連結会計年度末に比べ、316百万円増加し、2,485百万円となりました。これは主に、未払法人税等が270百万円増加したことによるものであります。
純資産残高は、前連結会計年度末に比べ、1,334百万円増加し、8,894百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益1,930百万円、配当金の支払615百万円によるものであります。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況に記載の通りです。
当社グループの資金需要の主なものは、営業活動については、ハードウェア及びソフトウェアの購入費用の他、人件費、外注費、販売費及び一般管理費等であります。投資活動については、事務所賃貸に係る保証金、パッケージ開発に係る費用等であります。
当社グループは、事業運営上必要な資金を安定的に確保する事を基本方針としており、これらの資金需要に対して、自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高はありません。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は前連結会計年度比22.1%増の3,460百万円となっております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、資産・負債及び収益・費用の報告数値に影響を与える見積りを用いておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果はこれらの見積りと異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。
a.一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する受注制作のソフトウェア
当社グループは、受注制作のソフトウェアに関して、当連結会計年度末までの進捗部分について履行義務の充足が認められる開発案件については、主として一定の期間にわたり履行義務を充足し収益を認識する方法(履行義務の充足に係る進捗度の見積りはコストに基づくインプット法)を適用し、プロジェクトの進捗度に応じて売上高を計上しております。当該進捗度は、開発原価総額の見積りに対する連結会計年度末までの実際発生原価の割合に基づき算定しております。開発原価総額の見積りは、プロジェクトの完了時期、投入する要員及び工数等の情報を基に算定しております。
当社グループでは、プロジェクト管理体制を整備し、開発原価の見積りと実績を対比することにより、適時・適切に開発原価総額の見積り及び進捗度の見直しを行っておりますが、開発途中での仕様変更や、想定外の事象の発生等により、見積りと実績に差異が生じる可能性があります。
b.受注損失引当金
当社グループは、受注制作のソフトウェアに関して、開発原価総額が受注契約金額を超える可能性が高く、かつ、その金額を合理的に見積ることができる場合には、その超過すると見込まれる額のうち、当該開発案件に関して既に計上された損益の金額を控除した残額を、損失が見込まれた期の損失として計上し、受注損失引当金を計上しております。
当社グループでは、プロジェクト管理体制を整備し、決算日において将来見込まれる開発原価総額の最善の見積りを行っております。しかしながら、受注制作のソフトウェアに関しては、開発途中での仕様変更や、想定外の事象の発生等により、当初想定していなかった追加的な工数が生じやすい特徴があるため、見積りと実績に差異が生じる可能性があります。