売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

  • ニュースリリースデータがありません。


最終更新:

E32992 Japan GAAP

売上高

167.2億 円

前期

184.5億 円

前期比

90.6%

時価総額

80.3億 円

株価

1,274 (04/20)

発行済株式数

6,301,986

EPS(実績)

108.38 円

PER(実績)

11.76 倍

平均給与

619.3万 円

前期

596.9万 円

前期比

103.8%

平均年齢(勤続年数)

35.7歳(5.7年)

従業員数

73人(連結:213人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社(株式会社ビーグリー)及び連結子会社4社(株式会社ぶんか社、株式会社海王社、新アポロ出版株式会社、株式会社文友舎)により構成されております。株式会社ビーグリーの既存事業を中心としたユーザー課金サービス及びその付帯サービスであるプラットフォームセグメントと、株式会社ぶんか社以下の既存事業を中心とした電子書籍、出版、付帯サービスであるコンテンツセグメントを展開しており、ファンとコンテンツを感動とともにつなげるコンテンツプロデュースカンパニーを目指しております

プラットフォームセグメントでは、スマートフォン・タブレットの急速な普及を背景に消費者行動への影響が飛躍的に拡大しているインターネットを活用しつつ、その特性を活かしてクリエイターのコンテンツ・プロダクトを配信するサービスや環境を提供しております。コミック配信サービス「まんが王国」や小説投稿サービス「ノベルバ」を展開しております。また、当社グループの資産・ノウハウを活用したIPプロデュースも推進しております

コンテンツセグメントでは、女性向けの漫画ジャンルに強みを持ち、デジタルとの親和性の高い作品制作を通じてヒット作品の創出を行う等、ユーザーに対して新たな感動を与えられるようなコンテンツ創出を行っております

さらに、日本テレビ放送網株式会社との資本業務提携契約の締結により、両社グループの強みを活かし、IP創出や利活用の拡大等コンテンツプロデュース機能の強化を図っております。

以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります

詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください

 

プラットフォームセグメントの主力サービス「まんが王国」について

「まんが王国」は、スマートフォンやタブレット、PCで手軽に漫画を楽しむことができるコミック配信サービスです。2006年のサービス開始以来、ユーザーの皆さまに支えられ、コミック単行本換算で累計25億冊ダウンロードを超えるまでに拡大を続け、会員数は900万人(2025年2月時点)を突破しております(累計ダウンロード数は、無料タイトル及びコマ形式のタイトルを冊数換算したものを含んでおります)

本サービスでは、出版社、プロダクション、及び作家等、タイトルの権利を保有若しくは管理する方々(ライセンサー)から利用許諾を獲得し、必要に応じてコンテンツの電子化を行います。当社の特長は、電子書籍業界では一般的である電子取次会社経由ではなく、主に当社直接営業によりライセンサーから利用許諾の獲得を行う点にあります。また、このライセンサーとの直接の繋がりを活かした「まんが王国」連載作品の制作にも注力しております

コンテンツの価格は1ポイント1円相当のポイント数で表示されており、ユーザーは予め会員登録をしてポイントを購入する必要があります。ポイントの購入は、お得な5大特典付きの月額コースと必要な時に必要な分だけ購入する方法の2通りあり、併用も可能です

さらに、ポイント購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元を行っており、その他お得なキャンペーンも随時実施しております。また、通常サンプル以上を無料で読める「じっくり試し読み」を常時10,000冊以上(本書提出日現在)取り揃える等、限られた課金負担の中で、最大限漫画を楽しめるサービスを提供しております。その結果、第三者調査機関による電子コミックサービスに関する調査で、「お得感No.1」(最もお得に感じるサービス第1位)を獲得しております

また、知名度やメディア露出を重視した品揃えにより需要を取り込む販売手法だけでなく、データを用いてターゲットに合った作品とクリエイティブで、プロモーションすることが特長です。これらのノウハウと日々のユーザー行動データを蓄積することでそれぞれのユーザーに合った商品を提供できる書店として競合サービスとの差別化を図っております

 

 

「まんが王国」の事業系統図は、次のとおりであります

 

※画像省略しています。

 

 

本サービスを推進するにあたって、当社グループが有する特長及び強みは次のとおりであります

 

1.利用許諾(ライセンス)の獲得

配信しようとするコンテンツは、まずその著作権者から利用許諾を得ることが必要です。通常、著作権はその作家(漫画家・原作者)にあり、本来第三者に対してその利用許諾ができるのも作家ですが、電子書籍業界では、当該漫画タイトルを出版した出版社や取次会社経由で利用許諾を獲得して販売するケースがほとんどです。しかしながら、当社はサービス開始時から著作権者である作家から直接、利用許諾を獲得する方法を中心に展開しております。当社では、作家との直接契約に加えて、出版社を経由して許諾を獲得する場合においても、極力中間業者である取次会社を介さないことにより、出版社や作家と利用許諾について柔軟に交渉できる環境を有していると考えております。これらの直接契約は2,000件超となっております。

上記のような作家や出版社との関係により、以下の特長を有しております。

・無料購読タイトルを常時多数(本書提出日現在:10,000冊以上)揃えていること

・電子未配信タイトルや、絶版タイトルの調達及び配信をスムーズに実施していること

・「まんが王国」連載作品を創出すること

・柔軟かつタイムリーな販促キャンペーンを実施していること

・取次会社を経由しない場合は中間マージンが不要になり、著作権者と当社双方に高収益分配となること

 

 

 

※画像省略しています。

 

2.コンテンツの販売

「まんが王国」では、本サービスへの再訪や滞在時間増加を促し、ユーザーの利用を促進させるサービスの提供に努めております。ポイントの購入と消費の両方であわせて毎日最大50%還元を行う等、利用頻度の高いユーザーがより満足できるサービス設計となっております。

決済方法としては、月額課金は通信キャリア又はクレジットカード、従量課金は通信キャリア、クレジットカードのほか、QRコード決済等、多様な選択肢を用意しております。

加えて、自社開発のAIレコメンド機能や豊富なユーザーレビューを活用した独自推奨タイトルの提供を行っており、ユーザーの満足度向上とサービス利用継続に繋がっております。

 

3.データを用いたプロモーションとコンテンツ創出

プロモーションについては、これまでのデータ分析とノウハウ蓄積によって、効果的なプロモーションだけでなくここでしか読めないコンテンツ創りを可能にしております。

 

4.自社開発によるビューアやレコメンド機能

コンテンツの閲覧に使用するビューアは技術力を活かした自社開発ツールを採用しております。ページビュー、コマビュー形式のファイル閲覧が可能なNext Viewerという独自コミックビューアを自社で内製開発しております。

ページ捲り・見開き等コミック閲覧に不可欠な機能はもちろん、ダウンロード、虫めがね機能といった、より利便性を高める機能の提供によりユーザー体験を豊かにしていると考えております。

このビューアは、ネイティブアプリ型及びブラウザ型の2種類あり、ユーザーの環境や操作、及びコンテンツの形式に応じて適切なサービスを提供することも可能となっております。

また、「まんが王国」サイトでは自社開発によるAIレコメンド機能の実装により、ユーザーの作品購買と閲覧情報を基にした作品提案が可能となり、サイトの最適化に貢献しております。

 

 

コンテンツセグメントについて

コンテンツセグメントにおける中核会社である「株式会社ぶんか社」は、女性向けの漫画ジャンルを得意とした総合出版社であります。近年ではデジタル出版を積極的に推進し、売上の大半をデジタル売上が占めるに至り、変化の激しいネットユーザーのトレンドに沿った作品創作に強みがあります。なお、これらの作品は、当社サービス「まんが王国」等のブラウザコミック配信サービスはもちろん、他社電子書籍サービス及びマンガアプリにも提供を行っております。

これに、プラットフォームセグメントで蓄積したビッグデータやノウハウ、並びにグループ全体で持つ作家やクリエイターとの多数のコネクションを活用することで、ユーザーに支持される作品の創出及び制作を行っております

 

コンテンツセグメントの事業系統図は、次のとおりであります

 

※画像省略しています。

 

26/03/27

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(経営成績等の状況の概要)

(1) 経営成績

当連結会計年度における日本経済は、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等を背景に、景気は緩やかな回復が続きました。一方で、物価上昇の継続による個人消費の下振れリスクの高まりや米国の通商政策の動向、地政学リスクの上昇、不安定な円相場による影響等、依然として不透明な事業環境が続いております。

当社を取り巻く事業環境は、紙の出版市場が縮小している一方で、電子出版市場は継続的に拡大しており、インプレス総合研究所「電子書籍ビジネス調査報告書2025」によると、2025年度の成長率は4%程度になると予測されており、今後も電子書籍及び電子コミックの市場規模は緩やかな拡大が続くことが予想されております。

このような市場環境の中で、プラットフォームセグメントにおいては、コミック配信サービス「まんが王国」のブランド構築に注力しつつ効率的な投資を、コンテンツセグメントにおいては、継続的なデジタル成長による安定的な利益創出を実行いたしました。

これらの結果、当連結会計年度の売上高は16,720,153千円(前年同期比9.4%減)、調整後EBITDA(※)は2,346,185千円(前年同期比15.7%減)、営業利益は1,368,394千円(前年同期比23.4%減)、経常利益は1,319,589千円(前年同期比23.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は683,683千円(前年同期比47.6%減)となりました。なお、当社グループは、株主資本当期純利益率(ROE)を重要な経営指標と位置づけております。当連結会計年度末の株主資本当期純利益率(ROE)は8.8%(前年同期18.1%)となり、前連結会計年度末と比較して9.3ポイントの減少となりました。これは、前連結会計年度において、当社の連結子会社であった株式会社ぶんか社グループの吸収合併の実施に伴い、同社より税務上の繰越欠損金を承継し、法人税等が減少したことによります

(※)調整後EBITDA=営業利益+減価償却費(出版権の償却費を含む)+のれん償却費+敷金償却費+株式報酬費用±その他の調整項目

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

 

(プラットフォームセグメント)

プラットフォームセグメントの主力サービスであるコミック配信サービス「まんが王国」においては、ユーザーの訪問・定着・課金の流れを促し、課金者数と顧客単価を上げるべく、「お得感No.1」戦略による課金意欲の高いロイヤルカスタマーへの育成を継続するとともに、「まんが王国」内にて、一定時間経過するごとに1話が無料で読めるサービス「待ちコミ」の提供を開始し、幅広いユーザー層獲得のための販売促進活動を積極的に行いました。

一方で、ライトユーザーの獲得・定着を図るため、前期よりライトユーザーを中心とした広告運用を行い、新規ユーザーの獲得が進んだ反面、当初の想定よりヘビーユーザーが減少した結果、「まんが王国」の売上高は前年同期比10.6%減となりました。

また、2025年3月には当社オリジナル作品「夜蜘蛛は蜜をすう~結婚詐欺師と堕ちる女~」を原作としたショートドラマが、ショートドラマアプリ「BUMP」にて配信されました。

このほか、オンライン動画配信サービス「Hulu」を運営するHJホールディングス株式会社と提携し、2025年10月より「Hulu」にて電子コミックの提供を開始いたしました。

利益面においては、広告宣伝費を中心とした営業費用が前年同期比で減少いたしましたが、売上高の減少に伴い、売上総利益についても前年同期比で減少いたしました。

これらの結果、当セグメントの売上高は10,626,829千円(前年同期比9.9%減)、営業利益は432,385千円(前年同期比31.7%減)となりました。

 

 

(コンテンツセグメント)

コンテンツセグメントにおいては、デジタルコンテンツを中心に、発刊点数の増加、電子書店ごとの特性や読者ニーズに沿った販売促進活動を積極的に行いました。また、紙出版においては、紙出版市場の縮小を鑑み、配本部数の管理及び価格設定等のコストコントロールを実施いたしました。

デジタル出版においては、新刊のヒットによる売上の押し上げ効果が限定的となったものの、読者の嗜好性に合わせたコンテンツの創出とジャンルの拡大の着実な推進により、売上高は前年同期比0.5%増となりました。

紙出版においては、配本部数のコントロール等を実施した結果、売上高は前年同期比25.0%減となりました。

このほか、2025年4月にはぶんか社から2作品がテレビドラマ化し、「黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛」がTOKYO MXにて放送、「子宮恋愛」が読売テレビにて放送されました。また、2025年10月には「じゃあ、あんたが作ってみろよ」がTBS系列にて、「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」が関西テレビ放送にて、「橘くん 抱いてください! ハジメテの相手は同僚王子!?」がTOKYO MXにて、それぞれ放送されました。

利益面においては、原稿料をはじめとした原価が増加したことにより、デジタル出版収益が前年同期比で減少し、紙出版収益においても、紙出版売上の減少により、前年同期比で減少いたしました。

これらの結果、当セグメントの売上高は6,378,320千円(前年同期比6.5%減)、営業利益は935,817千円(前年同期比18.9%減)となりました。

 

(2) 財政状態
① 資産の部

当連結会計年度末における資産合計は16,556,762千円となり、前連結会計年度末に比べ737,817千円減少しました。

流動資産は8,623,798千円となり、前連結会計年度末に比べ43,893千円増加しました。これは主に、売掛金が126,162千円減少した一方で、現金及び預金が175,271千円増加したことによるものです。

固定資産は7,932,963千円となり、前連結会計年度末に比べ781,711千円減少しました。これは、有形固定資産が68,402千円増加した一方で、無形固定資産が753,969千円、投資その他の資産が96,144千円減少したことによるものです。

 

② 負債の部

当連結会計年度末における負債合計は8,493,039千円となり、前連結会計年度末に比べ1,315,004千円減少しました。

流動負債は7,728,039千円となり、前連結会計年度末に比べ295,004千円減少しました。これは主に、未払金が49,496千円増加した一方で、支払手形及び買掛金が138,977千円、未払消費税等が107,964千円、返金負債が108,661千円減少したことによるものです。

固定負債は765,000千円となり、前連結会計年度末に比べ1,020,000千円減少しました。これは、長期借入金が1,020,000千円減少したことによるものです。

 

③ 純資産の部

当連結会計年度末における純資産合計は8,063,722千円となり、前連結会計年度末に比べ577,187千円増加しました。これは主に、利益剰余金が555,627千円増加したことによるものです。

この結果、自己資本比率は、48.6%となりました。

 

 

(3) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の残高は5,293,996千円となり、前連結会計年度末に比べ175,271千円増加しました。

各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

 

① 営業活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度における営業活動においては、税金等調整前当期純利益1,285,949千円から、主な加算項目として、減価償却費358,726千円、のれん償却額590,649千円、売上債権の減少額137,874千円等がありました。これに対して主な減算項目として、仕入債務の減少額138,977千円、返金負債の減少額108,661千円、未払又は未収消費税等の増減額112,736千円、利息の支払額59,321千円、法人税等の支払額542,576千円等がありました。

この結果、獲得した資金は1,539,397千円(前年同期は2,341,510千円の獲得)となりました。

 

② 投資活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度における投資活動においては、主な資金増加要因として、敷金及び保証金の返還による収入49,925千円等がありました。これに対して資金減少要因として、有形固定資産の取得による支出102,646千円、無形固定資産の取得による支出169,585千円がありました。

この結果、使用した資金は222,198千円(前年同期は245,001千円の使用)となりました。

 

③ 財務活動によるキャッシュ・フロー

当連結会計年度における財務活動においては、主な資金減少要因として、長期借入金の返済による支出1,020,000千円、配当金の支払額128,052千円等がありました。

この結果、使用した資金は1,141,927千円(前年同期は1,803,281千円の使用)となりました。

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 生産実績

該当事項はありません。

 

(2) 受注実績

当社グループ全体における受注実績の金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(3) 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(千円)

前期比(%)

プラットフォームセグメント

10,572,229

△10.4

コンテンツセグメント

6,147,924

△7.5

合計

16,720,153

△9.4

 

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.当連結会計年度において、総販売実績に対する割合が10%を超える相手先はありません。

 

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

(1) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成されております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。

この連結財務諸表の作成にあたり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき会計上の見積りを行っておりますが、これらの見積りには不確実性が伴うため、実際の結果と異なる場合があります。会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

 

① のれんの減損

当社グループは、のれんについて、5~20年の均等償却を採用しております。その資産性については、業績や事業計画等を基に検討しており、将来において当初想定していた収益が見込めなくなった場合、減損処理が必要になる可能性があります。

 

② 固定資産の減損

当社グループは、固定資産について、減損の兆候の把握を行っております。減損の兆候がある資産又は資産グループについては、当該資産又は資産グループから得られる割引前将来キャッシュ・フローが帳簿価額を下回る場合には帳簿価額から回収可能価額を控除した金額を減損損失として認識しており、その前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要になる可能性があります。

 

(2) 経営成績
① 売上高

スマートフォンやタブレット向けを中心に、電子書籍市場は拡大していると推計されておりますが、その一方で、競合他社との競争が激化しております。また、雇用・所得環境の改善やインバウンド需要の増加等を背景に、景気は緩やかな回復が続いた一方で、物価上昇の継続による個人消費の下振れリスクの高まりや米国の通商政策の動向、地政学リスクの上昇、不安定な円相場による影響等、依然として不透明な事業環境が続いております。このような環境の中、プラットフォームセグメントにおいては、コミック配信サービス「まんが王国」のブランド構築に注力しつつ効率的な投資を、コンテンツセグメントにおいては継続的なデジタル成長による安定的な利益創出を実行いたしました。

 

② 売上原価

売上高に応じて、売上原価が11,012,906千円(前年同期比9.0%減)発生いたしました。

 

③ 販売費及び一般管理費

中長期的な会員獲得を目的とした広告宣伝費が1,622,458千円発生いたしました。広告宣伝は、その効果を継続的に検証し、最適化を図っております。

これらの結果、販売費及び一般管理費の合計は4,338,852千円(前年同期比4.7%減)となりました。

 

④ 営業外費用

銀行からの借入による支払利息が59,132千円発生いたしました。

これらの結果、営業外費用は64,354千円(前年同期比1.0%減)となりました。

 

⑤ 特別損失

本社移転にかかる一時費用として、特別損失が33,640千円発生いたしました。

 

 

⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益

法人税、住民税及び事業税を550,903千円、法人税等調整額を51,363千円計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は683,683千円(前年同期比47.6%減)となりました。

なお、グループ再編の実施に伴い発生したのれんの償却費を販売費及び一般管理費に590,649千円計上しており、これを控除した、のれん償却前経常利益は1,910,239千円(前年同期比17.5%減)、のれん償却前親会社株主に帰属する当期純利益は1,274,332千円(前年同期比32.7%減)であります。

 

(3) キャッシュ・フロー

「(経営成績等の状況の概要) (3) キャッシュ・フロー」に記載のとおりであります。

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性

当社グループは、事業活動に必要な資金について、流動性の高い現金及び現金同等物として保持しております。

当社グループの主な資金需要は、コンテンツの制作費、ロイヤリティ等の原価、広告宣伝費をはじめとする販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、投資を目的とした資金需要は、自社電子書籍サイトの機能拡張等によるものであります。

これらの資金需要につきましては自己資金によることを基本としておりますが、必要に応じて金融機関からの短期借入により調達する方針であり、当社では取引銀行4行と当座貸越契約及び貸出コミットメント契約を締結しております。

 

(5) 経営成績等に重要な影響を与える要因について

「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

(6) 経営戦略の現状と見通し

「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

 

(7) 経営者の問題認識と今後の方針について

「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。