売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E00751 IFRS

売上高

1.35兆 円

前期

1.39兆 円

前期比

96.8%

時価総額

2.55兆 円

株価

13,770 (04/24)

発行済株式数

184,901,292

EPS(実績)

167.92 円

PER(実績)

82.00 倍

平均給与

1,131.9万 円

前期

1,026.0万 円

前期比

110.3%

平均年齢(勤続年数)

46.3歳(16.2年)

従業員数

346人(連結:21,525人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」
社名変更

3【事業の内容】

 当社は持株会社として、当社グループの戦略立案及びグループ全体の統括管理を行っております。当社グループは、当社及び関係会社134社から構成され、各事業区分における主要製品・商品等と当社及び主な関係会社の当該事業に係る位置づけは次のとおりであります。なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記」に掲げるセグメント情報におけるセグメントの区分と同一であります。

 また、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.セグメント情報」をご参照ください。

 

※画像省略しています。

(注)1.一部の関係会社の事業内容は、複数の事業区分に跨っております。

   2.※は関連会社等であります。

 

 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当するため、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については、連結財務諸表の数値に基づいて判断することとなります。

26/03/25

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(経営成績等の概要)

(1)経営成績全般

 当連結会計年度(2025年1月~12月)の世界経済は、米国の通商政策等による影響が懸念されるなか、全体としては緩やかに回復しました。半導体業界については、AI等の先端用途を中心に着実な成長が見られました。国内経済は、個人消費や企業の設備投資に持ち直しの動きが見られ、全体として緩やかに回復しました。

 

 当連結会計年度における売上収益は、半導体・電子材料セグメントは販売数量増により増収となりましたが、その他の4セグメントでは減収となり、総じて減収となる1兆3,471億25百万円となりました。コア営業利益は、半導体・電子材料セグメントは増収に伴い増益となりました。その他の4セグメントは減益となりましたが、全体としては増益となる1,091億45百万円となりました。営業利益は、旧本社土地建物の固定資産売却益があった前期に対し、Fiamm Energy Technology S.p.A.などの複数事業譲渡の意思決定に伴う減損損失の計上等により、減益となる466億76百万円となりました。営業利益の減益等により、親会社の所有者に帰属する当期利益は、290億31百万円となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

増減率

売上収益

1,391,480

1,347,125

△44,355

△3.2%

コア営業利益

92,145

109,145

17,000

18.4%

営業利益

89,036

46,676

△42,360

△47.6%

親会社の所有者に帰属する当期利益

73,503

29,031

△44,472

△60.5%

(注) コア営業利益は、営業利益から非経常的な要因により発生した損益(その他の収益、その他の費用及び減損損失(売上原価、販売費及び一般管理費に含まれます。))を除いて算出しております。

 

 (2) セグメントの経営成績

 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、当連結会計年度の比較・分析は、変更後の区分に基づいております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.セグメント情報」をご参照ください。

 

[半導体・電子材料セグメント]

 当セグメントでは、半導体前工程材料は、NANDの需要の回復ペースが緩やかなことや、排ガス処理装置事業の事業譲渡の影響等で若干の減収となりました。半導体後工程材料は、主にAI等の先端半導体向けの販売数量増加により増収となりました。デバイスソリューションは、HDメディアはデータセンター向け需要が堅調に推移し増収、SiCエピタキシャルウェハーはEV市場の成長鈍化を受けて横ばいとなりました。

 この結果、当セグメントは前期比で増収増益となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

増減率

売上収益

445,139

506,336

61,197

13.7%

コア営業利益

73,718

108,365

34,647

47.0%

 

[モビリティセグメント]

 当セグメントでは、当1~3月期の二次電池外装材・食品包装材等の事業譲渡の影響や、一部国内顧客の需要減により、前期比で減収減益となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

増減率

売上収益

200,311

178,430

△21,881

△10.9%

コア営業利益

6,343

4,396

△1,947

△30.7%

 

[イノベーション材料セグメント]

 当セグメントでは、一部製品の需要が自動車市場低迷の影響等で減少し、前期比で減収減益となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

増減率

売上収益

97,001

92,202

△4,799

△4.9%

コア営業利益

11,268

10,352

△916

△8.1%

 

[ケミカルセグメント]

 当セグメントでは、化学品は、炭酸ガスの数量増加や一部製品の値上げにより増収増益となりました。グラファイトは、黒鉛電極の市況低迷の影響を受け販売数量、販売価格ともに下落し減収、赤字拡大となりました。

 この結果、当セグメントでは前期比で減収減益となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

増減率

売上収益

202,730

174,358

△28,372

△14.0%

コア営業利益

1,751

△5,484

△7,235

 

[クラサスケミカルセグメント]

 当セグメントでは、ナフサ価格下落に伴う販売価格の下落により減収、製品市況の下落や在庫受払差の悪化によりコア営業利益が減益となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

増減率

売上収益

329,680

300,302

△29,378

△8.9%

コア営業利益

8,614

4,698

△3,916

△45.5%

 

(生産、受注及び販売の実績)

(1)生産実績

 当社グループの生産品目は広範囲かつ多種多様であり、同種の製品であっても、その容量、構造、形式等は必ずしも一様ではなく、セグメントごとに生産規模を金額あるいは数量で示すことはしておりません。このため生産の状況については、「経営成績等の概要 (2) セグメントの経営成績」におけるセグメントの経営成績に関連付けて示しております。

(2)受注実績

  当連結会計年度において受注実績は、金額に重要性がないため記載を省略しております。

 

(3)販売実績

  当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

半導体・電子材料

506,336

13.7

モビリティ

178,430

△10.9

イノベーション材料

92,202

△4.9

ケミカル

174,358

△14.0

クラサスケミカル

300,302

△8.9

報告セグメント計

1,251,628

△1.8

その他

95,497

△18.1

 合計

1,347,125

△3.2

 (注)1 「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない製造・販売等の事業を含んでおります。

2 セグメント間の取引については、相殺消去しております。

3 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合については、当該割合が100分の10以上の相手先がないため、記載を省略しております。

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

(1)財政状態の分析

 当連結会計年度末の資産合計は、現金及び現金同等物やのれん等の無形資産が減少したことなどにより、前期末に比べ659億3百万円減少の2兆1,067億23百万円となりました。負債合計は有利子負債が減少したほか、その他の金融負債も減少したことにより前期末に比べ1,015億10百万円減少の1兆3,791億10百万円となりました。資本合計は、親会社の所有者に帰属する当期利益の計上により利益剰余金が増加し、前期末に比べ356億7百万円増加の7,276億13百万円となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度末

当連結会計年度末

増減

資産合計

2,172,626

2,106,723

△65,903

負債合計

1,480,620

1,379,110

△101,510

資本合計

692,006

727,613

35,607

 

(2)キャッシュ・フローの状況の分析

営業活動によるキャッシュ・フローは、当期利益の減少等により、前連結会計年度に比べ333億67百万円の収入減少となる1,302億86百万円の収入となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出の増加等により、前連結会計年度に比べ348億17百万円の支出増加となる871億23百万円の支出となりました。

この結果、フリー・キャッシュ・フローは、前連結会計年度に比べ681億84百万円の収入減少となる431億63百万円の収入となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出の減少があったものの、前期は転換社債型新株予約権付社債の発行による収入があったこと等の影響により、前連結会計年度に比べ494億27百万円の支出増加となる698億95百万円の支出となりました。

この結果、当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、為替変動の影響等も含め、前連結会計年度末に比べ326億85百万円減少となる2,619億71百万円となりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年

通期

2025年

通期

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

163,653

130,286

△33,367

投資活動によるキャッシュ・フロー

△52,306

△87,123

△34,817

フリー・キャッシュ・フロー

111,347

43,163

△68,184

財務活動によるキャッシュ・フロー

△20,468

△69,895

△49,427

現金及び現金同等物の期末残高

294,656

261,971

△32,685

 

(3)資本の財源及び資金の流動性

当社グループは、必要な資金について、自己資金の利用に加え、長期資金を主に設備投資計画等に基づき銀行借入及び社債の発行等によって調達するとともに、短期的な運転資金を銀行借入及びコマーシャル・ペーパーの発行等により調達しております。

当連結会計年度においては、㈱日本格付研究所より50%の資本性が認められている劣後ローンのうち1,375億円をシニアローン等で期限前弁済したことにより、ネットD/Eレシオが0.83倍とやや上昇しています。企業価値向上のため、コア成長事業向けを中心とした設備投資を積極的に行うとともに、引き続き財務体質強化を進めてまいります。

 

当社グループは、事業活動における収益力の向上に加え、運転資金の効率化等により、フリー・キャッシュ・フローの拡大を進めております。また、グループ各社の資金集約化等により、資金の効率的な活用も行っております。資金の流動性については、当連結会計年度末に保有している2,619億71百万円の現金及び現金同等物に加え、600億円のコミットメント・ラインを確保しており、資金需要にタイムリーに対応ができる状態を維持しております。

 

(4)経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 

 

2025年実績

目標

売上収益

 

1.35兆円

1兆円超

EBITDAマージン

 

15.1%

20%

ROIC

 

6.2%

10%

ネットD/Eレシオ

 

0.83倍

1.0倍以下

 目標数値の達成により、TSR(株主総利回り)は中長期的に化学業界で上位25%の水準をめざします。

 

 各種指標の算定式

指標

算定式

EBITDAマージン

(コア営業利益 + 減価償却費及び償却費)÷ 売上収益

ROIC

(コア営業利益 ± 持分法投資損益 - 法人所得税費用)÷(有利子負債 + 資本合計)

ネットD/Eレシオ

{(借入金 + コマーシャル・ペーパー + 社債 + リース負債) - 現金及び現金同等物 - 劣後ローン × 50%}÷(親会社の所有者に帰属する持分 + 劣後ローン × 50%)

※劣後ローン(借入金に含まれます。)の50%の資本性は、2024年7月29日付の㈱日本格付研究所の格付に基づきます。

 

 

(5)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(以下、「連結財務諸表規則」といいます。)第312条の規定によりIFRSに準拠して作成しております。この連結財務諸表の作成にあたり、当連結会計年度における資産・負債及び収益・費用の報告金額並びに開示に影響を与える将来に関する見積りを実施する必要があります。経営者は、これらの見積りについて、当連結会計年度末時点において過去の実績やその他の様々な要因を勘案し、合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、将来においてこれらの見積りとは異なる場合があります。

 当社グループの連結財務諸表作成において採用する重要性のある会計方針、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 3.重要性のある会計方針についての概要」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 連結財務諸表注記 2.作成の基礎 (4)見積り及び判断の利用」に記載しております。