E00789 Japan GAAP
前期
412.3億 円
前期比
100.3%
株価
1,021 (01/14)
発行済株式数
10,161,686
EPS(実績)
34.44 円
PER(実績)
29.64 倍
前期
615.7万 円
前期比
91.1%
平均年齢(勤続年数)
46.6歳(19.4年)
従業員数
614人(連結:821人)
当社グループは、片倉コープアグリ株式会社(以下「当社」という。)及び関係会社(子会社9社、関連会社3社、その他の関係会社2社)で構成されており、主な事業内容と当該事業に係る位置付けは以下の通りであります。
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〔肥料事業〕 |
当社、大日本産肥株式会社(連結子会社)、株式会社アグリドック(連結子会社)及び宮古カルサイン株式会社(連結子会社)が製造・販売を行っております。 また、当社が全国農業協同組合連合会(その他の関係会社)から原材料を購入し、同会に製品を販売しております。 そのほか、当社が丸紅株式会社(その他の関係会社)から原材料を購入し、同社に製品を販売しております。 |
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〔化学品事業〕 |
当社、コープ商事物流株式会社(連結子会社)及び防城天睦化工有限公司(関連会社)が製造・販売しております。PT.TAKAHA MULTICHEM INDONESIA(関連会社)が製品を販売しております。 |
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〔不動産事業〕 |
当社及びコープ商事物流株式会社(連結子会社)が不動産の賃貸を行っております。 |
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〔その他事業〕 |
当社及び株式会社カタクラフーズ(連結子会社)が製造・販売を行っております。 コープ商事物流株式会社(連結子会社)、コープエンジニアリング株式会社(連結子会社)及びコープ朝日興産株式会社(連結子会社)が、運送、設備の建設・補修工事等を行っております。 |
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次の通りであります。
※画像省略しています。
(注)コープ商事物流株式会社とコープエンジニアリング株式会社は、2025年4月1日付にて合併し、社名をKCA L&E株式会社と致しました。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次の通りであります。
① 財政状態の状況
当連結会計年度末(以下「当年度末」という。)の資産の合計は50,094百万円となり、前連結会計年度末(以下「前年度末」という。)に比べ1,448百万円増加しました。
同じく負債の合計は26,229百万円となり、前年度末に比べ1,136百万円増加し、純資産の合計は23,865百万円となり、前年度末に比べ311百万円増加しました。
この結果、自己資本比率は前年度末の48.3%から47.5%となり、1株当たりの純資産額は前年度末2,621.83円から2,658.36円となりました。
② 経営成績の状況
肥料業界において、政府は、輸入原料依存から国内資源を活用した肥料への転換を進め、国際情勢に左右されにくい安定的な肥料の供給と持続可能な農業生産を目指しております。当社においても、持続可能な農業生産の実現に向け、畜産・食品由来堆肥や回収リンを活用した肥料の開発に取り組み、さらに化学農薬削減に向けた土壌還元消毒用資材等の販売を推進しております。また、新たな取り組みとして、農作物の高温・乾燥耐性に資するバイオスティミュラント資材の上市を実現し、2025年4月より全国拠点で新規販売を開始しました。今後、大規模な販売促進活動を通じて、普及拡大を図ってまいります。
化学品事業における有機素材(化粧品原料)では、農業副産物を活用したアップサイクル素材や、天然素材に醗酵・抽出技術を加えた機能性素材の開発を推進しております。また、2024年12月にインドネシアの化粧品原料販売商社に出資し、経営参画を開始しました。まずはインドネシア市場での販売拡大に取り組み、将来的には東南アジア各国への展開も視野に入れ、成長機会の獲得を目指してまいります。無機素材では、マイクロビーズ代替の高品質化粧品原料や、バリア機能を持つ食品包装フィルム用合成マイカを活用し、海外展開を進めました。化成品では、HALAL・KOSHER認証の取得により、国内市場での販売強化とマーケットの拡大を図ってまいりました。化学品事業全体としても、今後さらに成長領域への展開を図り、持続的な事業拡大を目指してまいります。
当連結会計年度の経営成績につきましては、売上高は41,369百万円(前年同期比0.3%増)、営業利益650百万円(前年同期は営業損失852百万円)、経常利益672百万円(前年同期は経常損失786百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益は350百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失630百万円)となりました。
セグメントごとの経営成績は以下の通りであります。
当連結会計年度より、各セグメント損益の実態をより適切に反映させるため、全社費用の配賦基準の見直しを行っております。なお、前連結会計年度のセグメント情報については、見直し後の配分方法に基づいて作成したものを記載しております。
(肥料事業)
肥料事業は、安価肥料への移行トレンドが継続し、売上高33,060百万円(前年同期比1.8%減)、利益面では、前期の肥料価格値下がり前の在庫に起因する売買差損の影響が軽減されたことに加え、販管費の抑制が奏功し、セグメント利益は55百万円(前年同期はセグメント損失1,245百万円)となりました。
(化学品事業)
化学品事業は、工業用リン酸及び調合酸、無機素材の販売数量増加や原価良化等により、売上高6,260百万円(前年同期比12.3%増)、セグメント利益は637百万円(前年同期比45.2%増)となりました。
(不動産事業)
不動産事業は、渋谷区において新たに土地交換で取得した土地に、賃貸用建物を建設中であることから賃料収入が減少し、売上高320百万円(前年同期比21.2%減)、セグメント利益は3百万円(前年同期比96.0%減)となりました。
(その他事業)
その他の事業は、連結子会社において運送・請負業務の価格改定等、収益改善を図ったことにより、売上高3,080百万円(前年同期比7.9%増)、セグメント利益は95百万円(前年同期はセグメント利益3百万円)となりました。
③ キャッシュ・フローの状況
当年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前年度末に比べ224百万円減少し2,051百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度(以下「当年度」という)における営業活動による資金の増加は152百万円(前連結会計年度(以下「前年度」という)は1,516百万円の増加)となりました。これは、主に棚卸資産の増加(△702百万円)、仕入債務の減少(△1,438百万円)により減少しましたが、減価償却費(1,286百万円)、税金等調整前当期純利益(627百万円)、売上債権の減少(425百万円)により増加したことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当年度における投資活動による資金の減少は2,485百万円(前年度は2,206百万円の減少)となりました。これは、主に有形固定資産の取得による支出(△1,890百万円)及び無形固定資産の取得による支出(△571百万円)によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当年度における財務活動による資金の増加は2,107百万円(前年度は1,122百万円の増加)となりました。これは、主に配当金の支払額(△179百万円)により減少しましたが、短期借入金の純増(2,420百万円)により増加したものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
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セグメントの名称 |
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
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肥料事業 |
32,696 |
△0.4 |
|
化学品事業 |
3,619 |
16.1 |
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不動産事業 |
― |
― |
|
その他事業 |
466 |
13.8 |
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合計 |
36,782 |
1.2 |
(注) 金額は販売価格によっております。
b.受注実績
当社グループは、製品の大部分について見込生産方式を採っておりますので、記載しておりません。
c.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次の通りであります。
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セグメントの名称 |
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
肥料事業 |
33,060 |
△1.8 |
|
化学品事業 |
6,260 |
12.3 |
|
不動産事業 |
320 |
△21.2 |
|
その他事業 |
3,080 |
7.9 |
|
調整額(セグメント間取引) |
△1,351 |
- |
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合計 |
41,369 |
0.3 |
(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次の通りであります。
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相手先 |
前連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2024年4月1日 至 2025年3月31日) |
||
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金額(百万円) |
割合(%) |
金額(百万円) |
割合(%) |
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全国農業協同組合連合会 |
26,414 |
64.1 |
25,710 |
62.1 |
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。
① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態の分析
当連結会計年度末(以下「当年度末」という。)の資産の合計は50,094百万円となり、前連結会計年度末(以下「前年度末」という。)に比べ1,448百万円増加しました。
(流動資産)
流動資産残高は29,878百万円となり、前年度末に比べ240百万円減少しました。これは主に安価肥料への移行トレンドの継続等により、受取手形及び売掛金が425百万円減少したことによるものであります。
(固定資産)
固定資産残高は20,216百万円となり、前年度末に比べ1,689百万円増加しました。これは主に前年度に土地交換で新たに取得した渋谷区の土地に賃貸用建物を建設中であることにより、建設仮勘定が1,316百万円増加したことによるものであります。
当年度末の負債の合計は、26,229百万円となり、前年度末に比べ1,136百万円増加しました。
(流動負債)
流動負債残高は21,949百万円となり、前年度末に比べ1,350百万円増加しました。これは主に支払手形及び買掛金が1,438百万円減少した反面、設備関連資金を含め必要経費の補填に短期借入金が2,420百万円増加したことによるものであります。
(固定負債)
固定負債残高は4,279百万円となり、前年度末に比べ214百万円減少しました。これは主に退職給付に係る負債が245百万円減少したことによるものであります。
(純資産)
純資産の合計は23,865百万円となり、前年度末に比べ311百万円増加しました。これは剰余金の配当180百万円と当期純利益350百万円の計上から、利益剰余金が170百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は前年度末の48.3%から47.5%となり、1株当たり純資産額は前年度末の2,621.83円から2,658.36円となりました。
b.経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、主に化学品事業における工業用リン酸及び調合酸、無機素材の販売数量の増加により、前年度に比べ136百万円(0.3%)増収の41,369百万円となりました。
(売上総利益)
売上総利益は、主に化学品事業における販売数量の増加と原価の改善等により、また、肥料事業の前期における肥料価格値下げ前の在庫に起因する売買差損等のマイナス影響が軽減したことにより、前年度に比べ1,484百万円(31.4%)増益の6,213百万円となりました。
(営業利益)
営業利益は、前年度に比べ1,503百万円増益の650百万円(前年同期は営業損失852百万円)となりました。
(経常利益)
経常利益は、前年度に比べ1,459百万円増益の672百万円(前年同期は経常損失786百万円)となりました。
(税金等調整前当期純利益)
税金等調整前当期純利益は、前年度に比べ1,463百万円増益の627百万円(前年同期は税金等調整前当期純損失836百万円)となりました。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
親会社株主に帰属する当期純利益は、前年度に比べ981百万円増益の350百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失630百万円)となりました。
この結果、1株当たりの当期純利益は、前年度の△70.37円から39.09円となり、自己資本利益率は前年度の△2.6%から1.5%となりました。
② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
キャッシュ・フローの状況については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」に記載しております。
b.資本の財源及び資金の流動性
当社グループの主要な資金需要は、営業活動では、製品製造のための原材料費・労務費・経費、販売費及び一般管理費等の運転資金、投資活動では、設備の新設・更新によるものであります。また、財務活動では、期日の到来した借入金の返済及び配当金の支払いによる株主還元であります。なお、株主還元についての資本政策における基本的な方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3)中長期的な会社の戦略及び対処すべき課題 (資本政策の基本的な方針)」に記載しております。
当社グループは、安定した事業活動に必要な程度の確保と財務の健全性・安定性維持の観点から、これら資金需要を満たすための財源として、営業活動により生み出されるキャッシュ・フロー及び内部留保資金のほか、金融機関からの借入れにより調達することを基本方針とし、資金の流動性を十分に確保しております。
③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。