E00770 Japan GAAP
前期
1,593.7億 円
前期比
105.2%
株価
1,695.5 (01/09)
発行済株式数
108,000,000
EPS(実績)
109.97 円
PER(実績)
15.42 倍
前期
677.8万 円
前期比
107.1%
平均年齢(勤続年数)
43.0歳(19.0年)
従業員数
1,403人(連結:2,609人)
当社グループは、当社、子会社23社および関連会社12社で構成され、その主な事業内容と当社および主要な関係会社の当該事業にかかる位置付けは次のとおりであります。
なお、トウアゴウセイ・ベトナム・カンパニー・リミテッドを新たに設立したため、当連結会計年度から連結の範囲に含めております。
以上に述べた事項を系統図に示すと、次のとおりになります。
(1) 経営成績等の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。
当連結会計年度(2024年1月1日から2024年12月31日まで)の世界経済は、米国は引き続き堅調に推移し、欧州は景気減速が懸念されたものの底堅さを維持しました。また、中国は、不動産市場の低迷や個人消費の伸び悩みなどにより成長鈍化が続いています。
わが国では、物価上昇が継続したものの景気は比較的堅調に推移し、デフレ脱却への歩みが着実に進みました。
このような情勢下、当社グループは、研究所や海外拠点の設立および製造設備増強などの成長投資を進めながら、拡販に努めてまいりました。その結果、売上高は1,675億9千4百万円(前年度比5.2%増収)、営業利益は142億3千3百万円(前年度比13.9%増益)、経常利益は159億9千3百万円(前年度比10.3%増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は118億7千7百万円(前年度比2.5%減益)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
基幹化学品事業
電解製品は、全般的に販売数量が増加し、増収となりました。アクリルモノマーは、販売数量の増加と原料価格上昇に応じた販売価格改定により、増収となりました。工業用ガスは、堅調な需要により販売数量が増加し、増収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は791億4千5百万円(前年度比7.7%増収)となりました。
営業利益は、電解製品をはじめとした販売数量の増加により、85億1百万円(前年度比25.6%増益)となりました。
ポリマー・オリゴマー事業
アクリルポリマーは、自動車部品向けの販売数量が増加し、増収となりました。アクリルオリゴマーは、ディスプレイ関係向け出荷が堅調で販売数量が増加し、増収となりました。高分子凝集剤は、海外向けの販売数量が減少し、減収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は351億8千7百万円(前年度比4.2%増収)となりました。
営業利益は、アクリルポリマーやアクリルオリゴマーの販売数量が増加したことなどにより、37億7千9百万円(前年度比18.8%増益)となりました。
接着材料事業
家庭用は、日本および米国での販売数量が増加し、増収となりました。機能性接着剤は、車載用電池向けやスマートフォン用電子部品向けの販売数量が増加し、増収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は133億4千4百万円(前年度比7.5%増収)となりました。
営業利益は、販売数量が増加し、4億9百万円(前年度比13.3%増益)となりました。
高機能材料事業
高純度無機化学品は、海外向けの出荷が堅調で販売数量が増加し、増収となりました。無機機能材料は、電子部品向けイオン捕捉剤の販売数量が増加し、増収となりました。新製品開発関連は、メディカルケア製品の試験用サンプルの販売数量が減少し、減収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は101億9千6百万円(前年度比2.5%増収)となりました。
営業利益は、高純度無機化学品の減価償却費の増加やメディカルケア製品の試験用サンプルの販売数量の減少により、12億7千5百万円(前年度比17.6%減益)となりました。
樹脂加工製品事業
環境インフラシステム製品(旧 管工機材製品)は、採算性を踏まえた販売に注力したため、減収となりました。ライフサポート製品は、介護製品の競争激化により販売数量が減少し、減収となりました。エコマテリアル(旧 エラストマーコンパウンド)は、自動車や家電部品向けの販売数量が増加し、増収となりました。
これらの結果、当セグメントの売上高は277億2百万円(前年度比0.6%減収)となりました。
営業利益は、環境インフラシステム製品でのインフラ老朽化対策向けの伸長およびエコマテリアルの収益改善が寄与し、17億6千1百万円(前年度比19.5%増益)となりました。
その他の事業
新規製品の研究開発事業、輸送事業、商社事業などにより構成される当セグメントは、商社事業が増収となり、売上高は20億1千8百万円(前年度比6.4%増収)となりました。
営業損益は、川崎フロンティエンスR&Dセンター開設費用等により、14億7千1百万円の損失(前年度は8億5千4百万円の損失)となりました。
財政状態につきましては、資産合計は、「建物及び構築物」および「建設仮勘定」が増加したため、前連結会計年度末に比べ57億3千4百万円、2.1%増加し、2,780億2千万円となりました。
負債合計は、未払金の増加により流動負債の「その他」が増加したため、前連結会計年度末に比べ45億8千4百万円、7.7%増加し、643億5千2百万円となりました。
純資産合計は、「その他有価証券評価差額金」および「為替換算調整勘定」が増加したため、前連結会計年度末に比べ11億4千9百万円、0.5%増加し、2,136億6千8百万円となり、自己資本比率は76.5%となりました。
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ72億2百万円減少し、当連結会計年度末には404億3千3百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益が減少し、運転資金が増加したため、前連結会計年度に比べ収入が14億5千5百万円減少し、201億8千3百万円の収入となりました。
投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出が増加したため、前連結会計年度に比べ支出が100億6千6百万円増加し、135億9千4百万円の支出となりました。
財務活動によるキャッシュ・フローは、非支配株主への配当金の支払額および子会社株式の取得のための支出が減少したため、前連結会計年度に比べ支出が10億1千6百万円減少し、145億7百万円の支出となりました。
なお、キャッシュ・フローに関する指標は以下のとおりです。
(参考)当社グループのキャッシュ・フロー指標の推移
(注) 1 各指標は、いずれも連結ベースの財務数値を用いて、以下の計算式により算出しております。
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 金額は、販売価格により算出しております。
当社および各社は受注生産はほとんど行わず、主として見込み生産であります。
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 1 総販売実績に対し10%以上に該当する販売先はありません。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。連結財務諸表の作成においては、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき見積りおよび判断を行っておりますが、見積りにつきましては不確実性があるため、実際の結果と異なる場合があります。
連結財務諸表で採用する重要な会計方針および会計上の見積りは、「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表][注記事項](連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)および(重要な会計上の見積り)」に記載しております。
当社グループの当連結会計年度の売上高は販売数量が増加したことなどにより、1,675億9千4百万円(前年度比5.2%増収)となりました。
営業利益は、販売数量の増加に加え、市況も堅調に推移したことにより、142億3千3百万円(前年度比13.9%増益)、経常利益は159億9千3百万円(前年度比10.3%増益)となりました。なお、セグメントごとの売上高と営業利益につきましては、(1)経営成績等の概要 ①財政状態および経営成績の状況をご参照ください。
また、特別損益で投資有価証券売却益および固定資産処分損が発生したことにより、親会社株主に帰属する当期純利益は118億7千7百万円(前年度比2.5%減益)となりました。
当社グループの資本の財源および資金の流動性については、必要資金は自己資金のほか、金融機関からの借入などで確保しています。2025年は、LIBバインダー製造設備増強などの設備投資および自己株式の取得を予定しており、主に自己資金を充当する予定です。また、必要に応じて、当社グループの財政状態および市場環境等を考慮しながら、金融機関からの借入や資本市場からの資金調達などを総合的に勘案し、最適な方法で資金調達を実施する予定です。当社グループの資金の流動性については、グループ内資金の効率的な活用と金融費用の削減を目的にキャッシュ・マネジメント・システムを導入しており、グループ全体の資金効率化を図っています。また、緊急時の資金調達手段の確保を目的として、一部の取引銀行と当座貸越契約を締結しており、代替調達手段を備えております。
2023年から2025年を対象期間とする中期経営計画「Leap Forward to the Next 2025」の数値目標に対する進捗は以下のとおりです。
<中期経営計画(2023-2025年)「Leap Forward to the Next 2025」実績>
※1 事業年度終了の日の翌日を基準日とした場合、4.9%となります。