売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E05221 Japan GAAP

売上高

53.8億 円

前期

301.3億 円

前期比

17.8%

時価総額

229.0億 円

株価

2,402 (07/12)

発行済株式数

9,534,316

EPS(実績)

-193.72 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

1,274.5万 円

前期

1,776.0万 円

前期比

71.8%

平均年齢(勤続年数)

36.0歳(3.0年)

従業員数

194人(連結:220人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 DIは、「社会を変える 事業を創る。」をミッションとし、事業創造支援や成長戦略立案支援を行うビジネスプロデュース事業を通じ、持続可能な社会形成、新しい産業の創出、新時代の挑戦者支援に取り組んでおります。また、スタートアップ企業等への投資育成を行うインキュベーション事業を行っております。

 

 当連結会計年度における報告セグメントは、「ビジネスプロデュースセグメント」、「ベンチャー投資セグメント」の2つです。なお、当連結会計年度において、前連結会計年度にアイペットホールディングス株式会社株式を売却したことに伴い、インキュベーション事業の「ペットライフスタイルセグメント」を廃止しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。

 

 セグメントごとの事業内容及び関係会社名は以下のとおりであります。

区分

事業内容

関係会社

ビジネスプロデュース事業

 ビジネスプロデュースセグメント

戦略コンサルティング

M&A支援

ソーシャルインパクトボンド

Dream Incubator (Vietnam) Joint Stock Company

株式会社DI Asia

株式会社DIソーシャルインパクトキャピタル

合同会社Next Riseソーシャルインパクト推進機構

Next Rise ソーシャル・インパクト・ファンド投資事業有限責任組合

インキュベーション事業

 ベンチャー投資セグメント

投資育成

投資事業組合の財産運用及び管理

DI Pan Pacific Inc.

DI投資合同会社

DIインドデジタル投資組合

DIAI INDIA PRIVATE LIMITED

24/06/17

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

①財政状態及び経営成績の状況

a.財政状態

 当社グループの当連結会計年度における財政状態は、資産残高は17,454百万円(前連結会計年度末は31,310百万円)となり、前連結会計年度末と比較して13,855百万円減少しております。負債残高は2,271百万円(前連結会計年度末は9,393百万円)となり、前連結会計年度末と比較して7,121百万円減少しております。純資産残高は15,182百万円(前連結会計年度末は21,917百万円)となり、前連結会計年度末と比較して6,734百万円減少しております。

 

b.経営成績

 当社グループの当連結会計年度における経営成績は、売上高は5,378百万円と前年同期に比べ24,754百万円(△82.2%)の減収、経常損失は1,992百万円と前年同期に比べ3,219百万円(前年同期は経常利益1,227百万円)の減益、親会社株主に帰属する当期純損失は1,847百万円と前年同期に比べ13,401百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益11,553百万円)の減益となっております。

 

 当連結会計年度における報告セグメントごとの業績は、以下のとおりです。

 

(ビジネスプロデュースセグメント)

 ビジネスプロデュースセグメントでは、主に大企業向けの事業創造支援や成長戦略立案支援に関する戦略コンサルティング、M&Aファイナンシャル・アドバイザリーの提供、及び社会課題を解決するための新たな官民連携の仕組みであるソーシャルインパクトボンド(SIB)を活用したファンド運営をしております。また、クライアントへの提供価値の更なる向上を目指して、新プラクティスであるTechnology & Amplifyを本格始動しております。

 クライアントの事業創造ニーズの高まりに加え、積極的なマーケティング活動に取り組んだ結果、新規プロジェクトの受注高は引き続き伸長しております。一方で、新プラクティスの立ち上げなどの業容拡大に対応するため採用を積極化したことにより人件費等も増加しております。

 以上の結果、当連結会計年度の売上高は5,034百万円(前年同期は3,838百万円)で、セグメント利益(営業利益)は955百万円(前年同期は1,314百万円)となっております。

(ベンチャー投資セグメント)

 ベンチャー投資セグメントにおいては、スタートアップ企業等への投資育成を行っております。

 当連結会計年度においては、中期経営計画に基づいた適切なトレードセールによるキャピタルゲインを実現した一方で投資先18社の価値下落に伴い減損1,792百万円を計上しております。

 以上の結果、当連結会計年度の売上高は344百万円(前年同期は1,915百万円)、セグメント損失(営業損失)は1,929百万円(前年同期はセグメント利益(営業利益)375百万円)となっております。

 

②キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、期首と比較して4,017百万円減少し、6,245百万円となっております。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、7,458百万円の支出(前連結会計年度は3,669百万円の収入)となっております。これは主に、法人税等の支払によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、8,161百万円の収入(前連結会計年度は5,150百万円の支出)となっております。これは主に、有価証券(合同運用指定金銭信託)の償還によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、4,751百万円の支出(前連結会計年度は1,388百万円の支出)となっております。これは主に、配当金の支払及び自己株式の取得によるものであります。

 

 

 なお、当社(当社グループ)のキャッシュ・フロー指標のトレンドは以下のとおりであります。

 

2020年3月期

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

2024年3月期

自己資本比率

40.2%

31.3%

29.1%

68.5%

86.0%

時価ベースの自己資本比率

38.3%

41.1%

78.4%

92.1%

160.8%

キャッシュ・フロー
対有利子負債比率

-%

-%

40.7%

1.4%

-%

インタレスト・カバレッジ・レシオ

-倍

-倍

585.3倍

484.6倍

-倍

(注)1 各指標は以下の方法により算定しております。

・自己資本比率           :自己資本/総資産

・時価ベースの自己資本比率     :株式時価総額/総資産

 (株式時価総額は、期末株価終値に期末発行済株式数を乗じて算定しております)

・キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業活動によるキャッシュ・フロー

・インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業活動によるキャッシュ・フロー/利払い

2 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。

3 2020年3月期、2021年3月期及び2024年3月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオにつきましては、営業キャッシュ・フローがマイナスのため、記載しておりません。

 

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当社及び当社グループは生産活動を行っておりませんので、該当事項はありません。

 

b.受注実績

 当連結会計年度における受注実績は次のとおりです。

区分

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

金額(百万円)

前年同期比(%)

ビジネスプロデュース

5,132

43.5

合計

5,132

43.5

(注)1 ベンチャー投資には受注という概念がないため、ベンチャー投資セグメントの受注実績は記載しておりません。

2 前連結会計年度にアイペットホールディングス株式会社株式を売却したことに伴いペットライフスタイルセグメントを廃止したため、当該セグメントについては記載に含めておりません。

 

c.販売実績

 当連結会計年度における販売実績は次のとおりです。

区分

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

金額(百万円)

前年同期比(%)

ビジネスプロデュース

5,034

31.1

ベンチャー投資

344

△82.0

セグメント間の内部売上高又は振替高

合計

5,378

△6.5

(注) 前連結会計年度にアイペットホールディングス株式会社株式を売却したことに伴いペットライフスタイルセグメントを廃止したため、当該セグメントについては記載に含めておりません。

 

d.投資実績

証券種類

前連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

投資実行高

期末投資残高

投資実行高

期末投資残高

金額

(百万円)

会社数

(社)

金額

(百万円)

会社数

(社)

金額

(百万円)

会社数

(社)

金額

(百万円)

会社数

(社)

株式・出資金等

274

8

4,960

53

115

5

3,027

50

新株予約権等

4

3

合計

274

8

4,960

55

115

5

3,027

52

(注)1 新株予約権等は、当社コンサルティングサービスの対価として発行会社から無償で取得している場合がありますが、上表においては、その際の金額をゼロとし会社数のみを記載しております。

2 株式、新株予約権等を重複して投資を行っている会社があります。

3 市場価格のない株式等以外のものについては、取得原価を記載しております。

4 上表には余剰資金の運用目的の有価証券及び投資有価証券は含まれておりません。

5 期末において保有している新株予約権等を全て行使した場合の株式取得価額の総額は、以下の通りであります。

前連結会計年度

当連結会計年度

98百万円

95百万円

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社及び当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

a.財政状態の分析

(資産)

 当連結会計年度末における資産残高は17,454百万円(前連結会計年度末は31,310百万円)となり、前連結会計年度末と比較して13,855百万円減少しております。主に、配当金の支出や税金の支払いにより現金及び預金や有価証券(合同運用指定金銭信託)が減少したことによるものであります。

(負債)

 当連結会計年度末における負債残高は2,271百万円(前連結会計年度末は9,393百万円)となり、前連結会計年度末と比較して7,121百万円減少しております。主に、税金の支払いにより未払法人税等が減少したことによるものであります。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産残高は15,182百万円(前連結会計年度末は21,917百万円)となり、前連結会計年度末と比較して6,734百万円減少しております。主に、配当金の支出による利益剰余金の減少や自己株式の増加によるものであります。

 

b.経営成績の分析

(売上高、売上原価、売上総利益)

 当連結会計年度の売上高は5,378百万円(前連結会計年度は30,132百万円)となり、前連結会計年度と比較して24,754百万円減収となっております。また、売上原価は4,925百万円(前連結会計年度は16,746百万円)となり、前連結会計年度と比較して比べて11,820百万円減少しております。主な要因は、前連結会計年度中にアイペット損害保険株式会社等が当社の連結子会社から外れたことに伴い売上高及び売上原価が減少したことであります。

 この結果、売上総利益は452百万円(前連結会計年度は13,386百万円)となり、前連結会計年度と比較して12,934百万円減益となっております。

 

 

(販売費及び一般管理費、営業損失)

 当連結会計年度の販売費及び一般管理費は2,418百万円(前連結会計年度は12,196百万円)となり、前連結会計年度と比較して9,778百万円減少しております。主な減少要因は、前連結会計年度中にアイペット損害保険株式会社等が当社の連結子会社から外れたことに伴い、人件費や販売手数料等が減少したことなどであります。

 この結果、営業損失は1,966百万円(前連結会計年度は営業利益1,190百万円)となり、前連結会計年度と比較して3,156百万円減益となっております。

 

(経常損失)

 当連結会計年度の営業外収益は27百万円(前連結会計年度は74百万円)となり、前連結会計年度と比較して46百万円減少しております。

 また、営業外費用は53百万円(前連結会計年度は37百万円)となり、前連結会計年度と比較して16百万円増加しております。

 この結果、経常損失は1,992百万円(前連結会計年度は経常利益1,227百万円)となり、前連結会計年度と比較して3,219百万円減益となっております。

 

(親会社株主に帰属する当期純損失)

 特別利益及び特別損失は、当連結会計年度は計上がなく、前連結会計年度と比較して、それぞれ18,948百万円、2,529百万円減少しております。

 当連結会計年度の法人税等合計は232百万円(前連結会計年度は5,918百万円)となり、前連結会計年度に比べて5,686百万円減少しております。

 この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は1,847百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純利益11,553百万円)となり、前連結会計年度に比べて13,401百万円減益となっております。

 

 なお、セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載の通りであります。

 当連結会計年度においては、法人税等の支払5,909百万円、自己株式の取得による支出2,790百万円、及び配当金の支払1,996百万円等により現金及び預金が大きく減少しております。この結果、当連結会計年度における現金及び預金残高は6,428百万円(前連結会計年度は10,397百万円)となっております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

④経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社は、セグメント別の売上高、セグメント利益及びその総和である連結売上高、連結営業利益を重視する経営指標としております。なお、セグメント別の売上高、セグメント利益については、「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に、連結売上高及び連結営業利益は「(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容 b.経営成績の分析」に記載しております。