売上高

利益

資産

キャッシュフロー

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最終更新:

E05254 Japan GAAP

売上高

40.9億 円

前期

43.0億 円

前期比

95.0%

時価総額

44.6億 円

株価

402 (04/19)

発行済株式数

11,096,000

EPS(実績)

-121.58 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

536.4万 円

前期

528.0万 円

前期比

101.6%

平均年齢(勤続年数)

39.0歳(11.0年)

従業員数

189人(連結:233人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、株式会社ユークス(以下当社という)および子会社2社(株式会社ファイン、ユークスミュージック株式会社)により構成されており、家庭用ゲーム機、業務用ゲーム機およびモバイル等向けにコンテンツの開発・制作・販売、パチンコ・パチスロの画像開発、コンサート・イベントの企画・制作・運営等を営んでおります。

 

事業の系統図は、次のとおりです。

 

※画像省略しています。

23/04/27

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における我が国経済は、ウィズコロナの下で、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されています。ただし、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっており、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある状況です。

当社グループに関連するエンタテインメント業界におきましては、ロシアによるウクライナ侵攻の結果、ロシアへの制裁によるゲーム会社の損失についての報道がございました。しかし、大型ゲームタイトルにおける好調ぶりも伝えられています。また、2022年9月には3年ぶりに東京ゲームショウが幕張メッセで開催されるなど、徐々にコロナ前の状況に戻りつつあります。

そのような環境のもと、当社グループの受託ソフトにおきましては、新進気鋭の米国プロレス団体である「All Elite Wrestling」(略称「AEW」)から開発受託した、同団体をモデルとしたプロレスゲーム“AEW: Fight Forever”のTHQ Nordicからの発売が決定し、2023年のリリースが予定されています。

XR事業分野においては、自社オリジナル技術であるARライブシステム「ALiS ZERO」は、引き続き複数のライブ開催に寄与しております。2022年5月、6月には「あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE -6th Tour“Synchronic Spheres”–」、2022年11月、12月には「あんさんぶるスターズ!!DREAM LIVE -7th Tour“Allied Worlds”-」(主催:Happy Elements K.K/スタライプロジェクト)において、当社独自の技術により担当楽曲およびMCのCG制作業務を担当いたしました。2022年7月にはFull Throttle4 1stアルバム発売記念バーチャルライブイベント「Full Throttle4 LIVE 2022 “RECEPTION PARTY”」(主催:株式会社インクストゥエンター HoneyWorks)のCG映像を制作いたしました。2022年9月に行われたイベント「プロジェクトセカイ 2nd Anniversary 感謝祭」(主催:株式会社セガ/株式会社Colorful Palette)において初音ミクのリアルタイムCGを提供いたしました。2022年11月、12月には「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- 3DCG LIVE “HYPED-UP 02”」(主催・企画:Dazed CO.,LTD.)においてモーションキャプチャー収録、CGモデル・アニメーション制作を担当いたしました。2023年1月、2月には「プロジェクトセカイ COLORFUL LIVE 2nd – Will -」(主催:株式会社セガ/株式会社Colorful Palette/クリプトン・フューチャー・メディア株式会社)においてリアルタイムCG制作を担当いたしました。2023年1月には「Hoshimachi Suisei 2nd Solo Live “Shout in Crisis”」(主催:カバー株式会社/hololive production/hololive)のCGライブ制作に参加いたしました。2023年1月に発表されました株式会社バンダイナムコアミューズメントの「ポラポリポスポ」において楽器演奏シーンを含むリアルタイムモーションキャプチャーによるライブ制作を担当いたしました。また、2022年9月30日を以て活動休止を発表した、当社コンテンツの「AR performers」においては、最後のライブ「Be A’LIVE」を、2022年9月25日に池袋HUMAXシネマズにて開催いたしました。

パチンコ・パチスロ分野においては、引き続き複数タイトルの画像開発プロジェクトを受託しており開発が順調に進行しております。

パブリッシング事業分野におきましては、DCコミックスのキャラクターをテーマにしたオンライン・トレーディングカードゲーム「DCデュアルフォース」を制作中であり、2023年夏リリース予定です。

その他、モバイルコンテンツ分野も複数のプロジェクト開発が進んでおります。

以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高は4,299,846千円(前年同期比18.4%増)となりました。

利益面につきましては、営業利益は948,336千円(前年同期比36.3%増)、為替相場の変動による為替差益の発生等により経常利益は1,092,338千円(前年同期比12.7%増)、法人税等の増加等により親会社株主に帰属する当期純利益は883,448千円(前年同期比4.1%減)となりました。

当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末と比較して626,826千円増加し、4,759,778千円となりました。主な要因としては、現金及び預金の減少83,622千円、仕掛品の減少199,874千円、無形固定資産の増加484,891千円によるものであります。

負債は、前連結会計年度末と比較して51,587千円増加し、713,078千円となりました。主な要因としては、未払金の増加25,637千円、未払法人税等の増加24,309千円によるものであります。

純資産は、前連結会計年度末と比較して575,238千円増加し、4,046,699千円となりました。主な要因としては、親会社株主に帰属する当期純利益883,448千円および剰余金の配当86,510千円によるものであります。

なお、当社グループはデジタルコンテンツ事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの経営成績の記載を省略しております。

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末より83,622千円減少し、1,888,164千円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、634,823千円(前年同期は168,902千円の獲得)となりました。

これは主に、税金等調整前当期純利益1,089,430千円、売上債権の増加額178,555千円、為替差益107,470千円、未払金の増加額25,637千円によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は511,427千円(前年同期は429,836千円の使用)となりました。

これは主に、無形固定の取得による支出493,772千円によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は316,714千円(前年同期は4,236,851千円の使用)となりました。

これは主に、自己株式の取得による支出260,078千円、配当金の支払額85,799千円によるものであります。

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当社グループは、デジタルコンテンツ事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

至 2023年1月31日)

前年同期比(%)

デジタルコンテンツ事業(千円)

2,752,408

113.9

合計(千円)

2,752,408

113.9

 

b.受注実績

 当社グループは、デジタルコンテンツ事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の受注実績は次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

至 2023年1月31日)

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

デジタルコンテンツ事業(千円)

3,461,537

67.3

1,256,598

65.1

合計(千円)

3,461,537

67.3

1,256,598

65.1

(注)上記受注高は、「業務委託契約」による開発受託金額のみを記載しております。

販売本数に応じて当社グループが受取るロイヤリティ収入は、受注時に未確定であるため、上記受注高には含めておりません。

 

c.販売実績

当社グループは、デジタルコンテンツ事業の単一セグメントであり、当連結会計年度の販売実績は次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年2月1日

至 2023年1月31日)

前年同期比(%)

デジタルコンテンツ事業(千円)

4,299,846

118.4

合計(千円)

4,299,846

118.4

(注)主な相手先別の販売実績および当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

All Elite Wrestling, LLC

1,305,643

35.9

1,159,042

27.0

クリプトン・フューチャー・メディア㈱

273,839

7.5

481,227

11.2

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

①当連結会計年度の経営成績の分析

(売上高)
 当連結会計年度の売上高は、4,299,846千円(前年同期比18.4% 667,360千円増加)となりました。主な要因は、会計基準の変更および受託案件が好調に推移したことによるものであります。

(営業利益)
 当連結会計年度の売上原価は、会計基準の変更等により、2,752,876千円(前年同期比13.3% 322,693千円増加)、販売費及び一般管理費は、598,633千円(前年同期比18.2% 92,088千円増加)となりました。以上の結果、営業利益は、948,336千円(前年同期比36.3% 252,577千円増加)となりました。

(経常利益)
 当連結会計年度における営業外収益は、主に為替差益の発生により、152,580千円(前年同期比△45.6% 127,689千円減少)となりました。営業外費用は、8,578千円(前年同期比22.3% 1,562千円増加)となりました。以上の結果、経常利益は、1,092,338千円(前年同期比12.7% 123,326千円増加)となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)
 親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等の増加により、883,448千円(前年同期比△4.1% 37,567千円減少)となりました。

(資本の財源および資金の流動性)

当社グループの資金需要の主なものは、運転資金、法人税の支払等であります。

当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保することを基本方針とし、原則として自己資金で賄うこととしております。なお、必要に応じて金融機関からの借入等による資金調達にて対応していくこととしております。

②当連結会計年度の財政状態の分析

(総資産)
 当連結会計年度末の総資産は、4,759,778千円(前年同期比15.2% 626,826千円増加)となりました。主な要因は、現金及び預金の減少83,622千円、仕掛品の減少199,874千円、無形固定資産の増加484,891千円によるものであります。

(負債合計)
 当連結会計年度末の負債合計は、713,078千円(前年同期比7.8% 51,587千円増加)となりました。主な要因は、未払金の増加25,637千円、未払法人税等の増加24,309千円によるものであります。

(純資産合計)
 当連結会計年度末の純資産は、4,046,699千円(前年同期比16.6% 575,238千円増加)となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益883,448千円および剰余金の配当86,510千円によるものであります。

③経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について

  当社グループは、企業価値を向上し継続的な成長を遂げるため、収益力を測る指標としてROE(株主資本利益率)を重視しております。具体的な目標数値は設定しておりませんが、当連結会計年度においてはROEは23.7%となりました。当社としましては、収益構造の改善施策を継続し、これにより企業体質の強化を推進してまいります。

④重要な会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定

  連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積りおよび当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

  また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う会計上の見積りにつきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。