株式会社ヌーラボ

上場日 (2022-06-28) 
ブランドなど:BacklogCacooTypetalk
サービス業ソフトウエアグロース

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

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最終更新:

E37435 

売上高

27.1億 円

前期

23.3億 円

前期比

116.2%

時価総額

70.5億 円

株価

1,088 (04/26)

発行済株式数

6,480,743

EPS(実績)

13.64 円

PER(実績)

79.74 倍

平均給与

703.7万 円

前期

690.2万 円

前期比

102.0%

平均年齢(勤続年数)

36.9歳(3.9年)

従業員数

131人(連結:147人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社、Nulab USA,Inc.(米国ニューヨーク州)、Nulab Singapore Pte.Ltd.(シンガポール)及びNulab Netherlands B.V.(オランダ王国アムステルダム市)で構成されております。

 当社グループは、「無の状態から試行錯誤を経て完成したアイデアは、多くのひとを魅了する素晴らしい作品になると考え、無の状態から有を創り出す「研究所」のような会社でありたい」という思いを「Null(ヌル=無)」と「Lab(研究所)」を合わせた造語を社名に冠し、「To make creating simple and enjoyable-創造を易しく楽しくする-」というミッションを掲げ、企業や個人の生産性を向上させるべくクラウドサービス事業を営んでいます。

 当社グループが掲げるミッションを達成するために、自身や所属するグループの課題(タスク)をプロジェクトとして管理するツール「Backlog」、様々なアイデアを図で描くことにより言葉を超えて共有することができるビジュアルコラボレーションツール「Cacoo」、多くの人と同時に円滑なコミュニケーションを行うことができるビジネスチャットツール「Typetalk」、IDの管理を容易にし、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」といった4つのサービスを展開しております。当社グループでは、これらのサービスによって、企業及び個人の生産性が向上されると考え、サービス提供を行っております。

 なお、当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 具体的なサービスの内容は、以下のとおりです。

 

(1) Backlog

①Backlogの概要

 プロジェクト管理ツールのBacklogは、チームで協力しながら作業を進めるためのコラボレーション型プロジェクト管理ツールであり、主にSaaS(注1)型で提供しています。その用途は大規模なソフトウエア開発から保守運用、デジタルマーケティングキャンペーンの管理、ウェブサイトの制作まで多岐にわたります。さらには、一般的なオフィスワークのタスク管理や、カスタマーサポートの課題管理にも採用されています。どんな分野のビジネスパーソンでも使いこなせるという特徴により非IT分野での利用が拡大しています。

 また、一部のプランを除き定額でユーザー数無制限での利用が可能となるサブスクリプション型の料金体系を採用していることや契約主体以外のメンバーとの共同利用が可能であるため、複数の法人や組織にまたがったプロジェクト推進が容易となります。これにより、自社で未導入であってもBacklogを活用したプロジェクト推進を体験したユーザーが口コミ(リファラル)で自身が属する企業などにBacklogの導入を促すといった循環が生じ、製品主導での成長を可能としております。

 さらに、絵文字の採用や柔らかな色使いのUI(ユーザインターフェース)によって、ITツールへの抵抗感を軽減し、非エンジニアであってもプロジェクト管理がしやすくなる操作性を目指すだけでなく、メンバー間のコミュニケーション機能やチーム間・組織間でのコラボレーションを助ける機能の充実にも注力しています。

 

②プロジェクト管理に必要な基本機能

 Backlogは、下図に記載のような契約スペース内で業務ごとにプロジェクトを作成し、特定の職種に限定されずにプロジェクト管理を行うための基本的な機能を提供しております。また、プログラムのソースコードなどを管理するバージョン管理システムを使用しソースコード等をプロジェクトに紐づけて管理することや、モバイルアプリの提供やAPI(注2)の提供をはじめとする拡張性を備えております。さらに、Backlogは契約主体以外の社外メンバーもひとつの契約スペースでプロジェクト進行が可能であり、適切な権限付与により権限管理や情報管理が容易となります。

図 プロジェクト管理に必要な基本機能

※画像省略しています。

 

③チームコラボレーションを促進するための機能

Backlogは、シンプルでわかりやすいデザインで、開発、デザイン、マーケティング、バックオフィスなど職種を超えたコラボレーションが促進するような様々な機能が付与されております。例えば、プロジェクトや課題に関するメモ、会議の議事録、作業マニュアル、仕様書などチームメンバーに向けた情報を文書で管理できるWiki機能を備えています。その他、プロジェクトメンバーに対する感謝などを伝えることができる絵文字やスター機能、特定のメールアドレスを設定することで自動的にタスクが登録される機能、大容量のファイルの共有、ExcelやCSVによるデータのエクスポート等の機能を備えています。

図 コラボレーションを促進するための機能

 

※画像省略しています。

 

(2) Cacoo

 ビジュアルコラボレーションツールのCacooは、プロジェクトのアイデアやウェブサイトのレイアウト、作業計画などをオンライン上で簡単に作成し、チーム内に共有できるウェブサービスです。ワイヤーフレーム、フローチャート、組織図、マインドマップ、オフィスレイアウトまで、豊富なテンプレートや図形を元にあらゆる図が作成・共有できます。世界中の様々な業種・チームで利用されています。

 

(3) Typetalk

 ビジネスチャットツールTypetalkは、「組織に新しいアイデアを生み出す」をコンセプトに、様々なチームの会話を実現するビジネスチャットツールです。他のチャットツールと異なる特徴として、Typetalk独自の「まとめ機能」、「ライン返信機能」や「いいね機能」を備えており、これらの機能がチームのコミュニケーションをより楽しく、より円滑となるように設計されています。また、プロジェクト管理ツールBacklogとの高い連携性も特徴です。

 

(4) Nulab Pass

 組織内のIDの一括管理を容易にし、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツールNulab Passは、当社グループが提供するサービスのアクセス管理を強化したい組織や、利用する社員のアカウントを一元管理したい管理者に向けた、セキュリティとガバナンス強化のためのサービスであり、ユーザー数に応じた料金体系で提供しております。Nulab Passを利用することで、より安心して当社グループのサービスをご利用いただけるようになります。Nulab Passは、不正なアクセスを防ぐために推奨されている「SAML認証方式(注3)によるSSO(シングルサインオン)」(注4)、「監査ログ」(注5)を提供し、システム運用時のセキュリティリスクを軽減します。

 

(注)1.SaaSとは、Software as a Serviceの省略表記で、従来のパッケージソフトウエアの機能をウェブブラウザなどインターネットを通じて提供するクラウドサービスのことを指します。

2.APIとは、Application Programming Interfaceの省略表記であり、一般的にソフトウエアの機能やデータなどを共有するための仕組みを指します。

   3.SAML認証方式とは、クラウドのリソースを含めたSSO(シングルサインオン)実装に使う仕組みです。SAML(Security Assertion Markup Language)とは、異なるインターネットドメイン間でユーザー認証を行うための標準規格です。セキュリティアサーションマークアップ言語により、顧客のセキュリティ基準を満たしたIDプロバイダーを介してアカウントを認証できるため、資格情報の流出や不正アクセスなどのリスクマネジメントが可能となります。

4.SSO(シングルサインオン)とは、1回のユーザー認証により当該認証に紐づいた複数のクラウドサービス等が利用可能になる仕組みです。

5.監査ログとは、当社サービスにおける特定の操作内容やそれら付随するシステム動作、データの遷移等の履歴を記録したものです。

 

[事業系統図]

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

※画像省略しています。

(注)1.サービス提供の内容は次のとおりです。Backlog、Cacoo、Typetalk、Nulab Pass

2.サービスの使用期間及び使用容量、ユーザー数等に応じたサブスクリプションモデルの利用料等

 

23/06/28

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 当社グループ(当社及び連結子会社)の業績、財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。また、文中の将来に関する事項は、本書提出日時点において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営成績等の状況の概要

① 経営成績の分析

 当連結会計年度の我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済活動の停滞からの回復の兆しがみられた一方、ウクライナ情勢の長期化や資源価格の高騰をはじめとする物価上昇や各国の政策金利の引上げによる景気後退が懸念されており、先行きが依然として不透明な状況となっております。

 全国的にテレワークが定着する中、遠隔コミュニケーションの円滑化等のテレワークの実施に必要なツールや様々な業務のペーパレス化をサポートするツールの導入が進展しているものと考えられる一方、多くの企業でデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進が経営課題として意識されており、遠隔でのプロジェクト管理やコミュニケーションの強化、データ・ナレッジ共有等をサポートするサービスは今後も継続して需要が高まるものと想定しています。

 このような環境において、当社グループは「チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツールを提供する」という方針の下、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」を提供してまいりました。2023年1月には主力サービスであるBacklogの料金改定を実施し、サービスの中長期的な安定稼働やユーザーへの提供価値向上のための収益性の強化を図っております。また、継続的な人材採用強化による人件費の増加、円安の進行に伴うサーバー費用を含む通信費の増加や東京証券取引所グロース市場への新規上場及びこれに伴う公募増資や売出しに関連する費用の計上や機動的なマーケティングコストの投下といったコスト増要因があった一方、不急の外注業務の抑制などの費用削減の実施やBacklogの開発進捗に伴うソフトウエア及びソフトウエア仮勘定の資産化額の増加が生じております。

 以上の結果、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、売上高2,706,183千円(前年同期比16.2%増)、営業利益101,150千円(前年同期比39.6%減)、経常利益92,564千円(前年同期比43.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は88,424千円(前年同期比55.3%減)となりました。

 なお、当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

② 財政状態の状況

(資産)

 当連結会計年度末における資産総額は2,611,400千円となり、前連結会計年度末に比べ992,833千円増加いたしました。これは主に新株発行等により現金及び預金が614,821千円、Backlogの利用増加及び料金改定の実施により売掛金が41,116千円、サーバー費の年払い等により前払費用が262,828千円、繰延税金資産が16,951千円増加したことによるものです。

(負債)

 当連結会計年度末における負債総額は1,652,770千円となり、前連結会計年度末に比べ425,451千円増加いたしました。これは主に1年内返済予定の長期借入金が36,438千円、長期借入金が8,500千円減少したものの、Backlogの利用増加により前受収益が368,311千円、広告宣伝費等の支払に係る未払金が106,978千円増加したことによるものです。

(純資産)

 当連結会計年度末における純資産は958,630千円となり、前連結会計年度末に比べ567,381千円増加いたしました。これは主に、新株発行により資本金が234,738千円、資本剰余金が234,738千円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により、利益剰余金が88,424千円増加したことによるものです。

 

③ キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ614,821千円増加し、1,742,622千円となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの主な要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、サーバー費の年払い等による前払費用の増加額262,682千円があったものの、税金等調整前当期純利益86,333千円、減価償却費92,457千円、Backlogの利用増加による前受収益の増加額368,311千円等があり、全体として297,323千円の獲得(前連結会計年度は401,015千円の獲得)となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、主にパソコン等の工具、器具及び備品等の有形固定資産の取得による支出20,246千円、ソフトウエア及びソフトウエア仮勘定等の無形固定資産の取得による支出107,674千円があり、全体として130,737千円の使用(前連結会計年度は74,346千円の使用)となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出44,938千円があったものの、株式の発行による収入462,351千円があり、全体として417,413千円の獲得(前連結会計年度は95,270千円の使用)となりました。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

当社グループが提供するサービスの性格上、生産実績の記載になじまないため、記載を省略しております。

 

b.受注実績

当社グループが提供するサービスの性格上、受注実績の記載になじまないため、記載を省略しております。

 

c.販売実績

 当連結会計年度の販売実績をサービス別に示すと、次のとおりであります。

 

 

サービスの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(千円)

前年同期比(%)

Backlog

2,520,606

115.2

Cacoo

118,976

104.7

Typetalk

18,089

108.3

Nulab Pass

48,511

514.0

合計

2,706,183

116.2

 (注)1.当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメントごとの記載はしておりません。上記ではサービス別の販売実績を記載しております。

2.総販売実績に対する販売実績の割合が100分の10以上の相手先が存在しないため、主な相手先別の販売実績等の記載は省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。

 また、当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要な事項につきましては、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っておりますが、実際の結果は、特有の不確実性があるため、見積りと異なる場合があります。

 この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

② 経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。

 

(売上高)

 当社グループの主要サービスは、料金を顧客の使用期間及び使用容量、ユーザー数等に応じて定期定額契約(サブスクリプション)として課金することで、継続的な収益を獲得することができるものであるため、ARR、有料契約数及び解約率を指標として重視しております。

 

 当連結会計年度における売上高は、有料契約数が18,752件(Backlog13,884件、Cacoo4,571件、Typetalk183件、Nulab Pass114件)に増加した結果、2,706,183千円(前年同期比16.2%増)となりました。サービス別の売上高につきましては「(1) 経営成績等の状況の概要 ④ 生産、受注及び販売の実績」に記載しております。

 

(売上原価及び売上総利益)

 当連結会計年度における売上原価は、972,535千円(前年同期比6.6%増)となりましたが、売上原価率は前連結会計年度の39.2%から3.2ポイント改善し、35.9%となりました。これは、AWS費用等のサーバー費用が増加した一方で、育児休業の取得を含む人員変動による労務費の抑制や外注費の抑制が生じたため、売上高の伸びに比して売上原価が増加しなかったためであります。

 この結果、売上総利益は1,733,647千円(前年同期比22.4%増)となりました。

 

(販売費及び一般管理費並びに営業利益)

 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、1,632,496千円(前年同期比30.7%増)となりました。これは、積極的なマーケティング施策の実施による広告宣伝費の増加等によるものであります。

 この結果、営業利益は101,150千円(前年同期比39.6%減)となりました。

 

(営業外収益、営業外費用及び経常利益)

 当連結会計年度における営業外収益は3,771千円となりました。これは主に、補助金収入によるものであります。また、営業外費用は12,358千円となりました。これは主に、新規上場時に発生した株式交付費及び為替差損によるものであります。

 この結果、経常利益は92,564千円(前年同期比43.6%減)となりました。

 

(特別損失及び親会社株主に帰属する当期純利益)

 当連結会計年度において特別利益は発生しておりません。特別損失については、子会社のオフィス移転に伴う固定資産除却損6,231千円が発生しました。

 この結果、税金等調整前当期純利益は86,333千円(前年同期比47.4%減)となりました。また法人税、住民税及び事業税を14,166千円、法人税等調整額を△16,258千円計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は88,424千円(前年同期比55.3%減)となりました。

 

 なお、当社グループの財政状態及びキャッシュ・フローの状況の分析は「(1) 経営成績等の状況の概要」に記載しております。

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 3.事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

③ 経営戦略の現状と見通し

 経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等については、「第2 事業の状況 1.経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。

 

④ 経営者の問題意識と今後の方針について

 経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1. 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載の様々な課題に対処していくことが必要であると認識しております。そのため、当社グループを取り巻く事業環境の変化を把握しつつ、ユーザーのニーズを的確に反映できるようサービス開発を進めるとともに人員の拡充に取り組む方針であります。

 

⑤ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社グループの主な運転資金需要は人件費、広告宣伝費、通信費等によるものであります。これらにつきましては、自己資金や新規上場時の公募増資により調達した資金を充当し、状況に応じて金融機関からの借入等の対応を検討する方針です。なお、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,742,622千円となっており、資金の流動性を確保しております。