E37435 Japan GAAP
文中の将来に関する事項は、当中間連結会計期間の末日現在において判断したものであります。
(1)経営成績に関する説明
当中間会計期間における我が国の経済は、賃上げと価格転嫁の循環等により国内景気の緩やかな回復基調の継続がみられるものの、物価高による個人消費の鈍化や、人材不足による供給の制約、地政学リスクの長期化や、主要国の通商政策の動向に伴う世界経済の減速懸念など、依然として先行きが不透明な状況が続いております。
当社グループが提供するサービス領域における事業環境においては、企業における多様な働き方が一般化し、多くの企業で遠隔コミュニケーションの円滑化、業務効率化や生産性向上を目的としたデジタルトランスフォーメーション(DX)が推進されております。また、働き方の多様化、DX化に伴い、組織内部からの情報流出等のリスクも着目され、企業における情報セキュリティ対策の重要性も高まっております。遠隔でのプロジェクト管理やコミュニケーションの強化、データ・ナレッジ共有やセキュリティ・ガバナンス等をサポートするサービスは、人口減少、少子高齢化に伴う人材不足が恒常化する中、経済社会活動を維持・発展させていくためにも、今後も高い需要が継続するものと想定しています。
このような環境下において、当社グループは「チームのコラボレーションを促進し、働くを楽しくするツールを提供する」という方針の下、プロジェクト管理ツール「Backlog」、オンライン作図ツール「Cacoo」、ビジネスチャットツール「Typetalk」、組織の情報セキュリティ・ガバナンスを高めるツール「Nulab Pass」を提供してまいりました。2025年6月にサービス開始から20周年を迎えた「Backlog」では、生成AIを活用した新機能「Backlog AI アシスタント」のベータ版の提供を開始し、モニターからのフィードバックを基に、一般提供に向けた準備を進めております。加えて、各プロダクトの機能面の拡充・改善など顧客体験の継続的な進化に、継続して取り組んでおります。なお、ビジネスチャットツール「Typetalk」については、近年の業績や事業環境等を総合的に勘案し、当社グループの経営資源の選択と集中を目的として、2025年12月1日(予定)をもってサービスを終了することを決定しております。
以上の結果、当中間連結会計期間の当社グループの経営成績は、売上高2,153,811千円(前年同中間期比6.7%増)、営業利益229,916千円(前年同中間期比38.7%減)、経常利益231,711千円(前年同中間期比38.3%減)、親会社株主に帰属する中間純利益160,103千円(前年同中間期比39.6%減)となっております。
なお、当社グループはクラウドサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(2)財政状態に関する説明
(資産)
当中間連結会計期間末における資産総額は4,645,567千円となり、前連結会計年度末に比べ401,174千円増加いたしました。これは主に、売掛金が22,320千円、前払費用が155,291千円減少したものの、Backlogの利用増加や借入等により現金及び預金が422,336千円、ソフトウエアが69,318千円、ソフトウエア仮勘定が45,436千円増加したことによるものです。
(負債)
当中間連結会計期間末における負債総額は2,588,554千円となり、前連結会計年度末に比べ252,421千円増加いたしました。これは主に、未払金が15,871千円、未払法人税等が28,831千円減少したものの、Backlogの利用増加により前受収益が109,010千円、賞与引当金が22,919千円、短期借入金が200,000千円増加したことによるものです。(純資産)
当中間連結会計期間末における純資産総額は2,057,013千円となり、前連結会計年度末に比べ148,753千円増加いたしました。これは主に、資本金が減資により531,290千円、為替換算調整勘定が19,650千円減少したものの、資本剰余金が資本金からの振替により531,290千円、親会社株主に帰属する中間純利益の計上により利益剰余金が160,103千円、繰延ヘッジ損益が8,300千円増加したことによるものです。
(3)キャッシュ・フローの状況
当中間連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ 422,336千円増加し3,553,717千円となりました。
当中間連結会計期間における各キャッシュ・フローの状況とその要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において営業活動により獲得した資金は435,949千円(前年同中間期は551,397千円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前中間純利益231,711千円、減価償却費52,787千円、前払費用の減少額155,310千円、未払金の減少額15,715千円、前受収益の増加額109,010千円、法人税等の支払額108,714千円によるものです。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において投資活動により使用した資金は193,431千円(前年同中間期は38,057千円の使用)となりました。これは主に有形固定資産の取得による支出14,283千円、無形固定資産の取得による支出156,973千円によるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当中間連結会計期間において財務活動により獲得した資金は198,141千円(前年同中間期は434千円の獲得)となりました。これは主に短期借入金の純増加額200,000千円によるものです。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、経営方針・経営戦略等に重要な変更及び新たに定めた経営方針・経営戦略等はありません。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループの事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。
(7)研究開発活動
当中間連結会計期間の研究開発費は1,386千円であり、新規事業開発に係るものです。