日東化工株式会社

上場廃止 (2023/06/19) 株式の併合 ゴム製品ゴムスタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E01089 Japan GAAP

売上高

38.4億 円

前期

34.6億 円

前期比

111.0%

時価総額

18.8億 円

株価

489 (06/16)

発行済株式数

3,840,000

EPS(実績)

-23.44 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

489.6万 円

前期

476.5万 円

前期比

102.7%

平均年齢(勤続年数)

49.5歳(18.3年)

従業員数

149人


3【事業の内容】

 当社グループは、当社(日東化工株式会社)及び子会社1社により構成されており、ゴム製品、樹脂製品の製造・販売を主たる業務としております。

 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係わる位置づけ並びにセグメントとの関連は、次の通りであります。

コンパウンド事業: 主な製品はゴムコンパウンド、高機能樹脂コンパウンド及び樹脂洗浄剤等であります。

ゴム加工事業  : 主な製品は、シート、マット、成形品であります。

 なお、マット製品の一部については、湘南エヌティケー㈱に販売し、同社が施工・販売しております。

 以上の当社グループの状況について図で示すと次の通りであります。

 

※画像省略しています。

 

 

22/06/27

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

 当期における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当期の期首から適用しており、経営成績については、原則的な取り扱いに従って、遡及処理後の前期の数値で比較分析を行っております。

 詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況

 当期における我が国経済は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により緊急事態宣言が再発出されるなど厳しい状況で推移致しました。ワクチン接種の進行により経済の回復が期待されたものの、新たな変異株の感染再拡大が懸念されるなど、先行きは依然として不透明な状況となっております。

 当社においても、自動車関連を中心に生産に回復の動きが見られたものの、今後の国内外の感染動向や、半導体不足による自動車生産への影響、更には地政学的リスクの上昇や、原油をはじめとした資源価格の上昇等に引き続き留意が必要な状況となっております。

 このような環境下、売上高につきましては、受注の回復等により前期比増収となりました。また、利益面におきましても、販売の増加等により前期比増益となりました。

 この結果、当期の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

 当期末の資産合計は5,983百万円となり、前期末に比べ54百万円増加しました。

 当期末の負債合計は3,042百万円と、前期末に比べ35百万円減少しました。

 当期末の純資産は2,940百万円と、前期末に比べ89百万円増加しました。

b.経営成績

 当期の経営成績は売上高3,459百万円(前期比5.4%増)、営業利益60百万円(前期比59.4%増)、経常利益108百万円(前期比70.9%増)、当期純利益88百万円(前期比382.9%増)となりました。

 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

(コンパウンド事業)

 ゴムコンパウンドにおける自動車関連を中心とした受注の回復に加え、樹脂洗浄剤スーパークリーンや導電性樹脂ECXにおいても売上が回復し、コンパウンド事業全体として前年同期を上回る売上高となりました。

 以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を58百万円上回る1,876百万円(前期比3.2%増)となりました。

(ゴム加工事業)

 ゴムマットにおいての受注回復や、ゴムシートにおいての新規案件の受注等により、ゴム加工事業全体として前年同期を上回る売上高となりました。

 以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を118百万円上回る1,560百万円(前期比8.2%増)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

 営業活動によるキャッシュ・フローは357百万円の収入となり、概ね前期並みの収入となりました。

 投資活動によるキャッシュ・フローは、40百万円の支出となり、前期に対して126百万円の支出減となりました。これは主に設備投資の支払額の減少によるものであります。

 財務活動によるキャッシュ・フローは、222百万円の支出(前期は96百万円の収入)となりました。これは主に、借入金の返済を行ったことによるものであります。

 以上の結果現金及び現金同等物の残高は527百万円となり、前期に対して93百万円増加しました。

 

 

③生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当事業年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

(千円)

前年同期比(%)

コンパウンド事業

1,393,214

8.8

ゴム加工事業

995,295

13.6

その他

4,457

1.0

合計

2,392,967

10.7

(注) 1 金額は製造原価によっております。

2 その他は、報告セグメントではない事業セグメントの製造原価であります。

 

b.受注実績

 当社は受注から販売までの期間が短く、販売実績と近似するため記載を省略致します。

 

c.販売実績

 当事業年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

(千円)

前年同期比(%)

コンパウンド事業

1,876,398

3.2

ゴム加工事業

1,560,410

8.2

その他

22,458

0.0

合計

3,459,267

5.4

(注) 1 その他は、報告セグメントではない事業セグメントの販売実績であります。

2 最近2事業年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

相手先

前事業年度

当事業年度

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

TOYO TIRE㈱

366,826

11.2

402,987

11.6

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 また、文中の将来に関する事項は、当期末現在において判断したものであります。

 なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当期の期首から適用しており、経営成績については、原則的な取り扱いに従って、遡及処理後の前期の数値で比較分析を行っております。

 詳細は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。

 

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

財政状態の分析

(資産合計)

 当期末の総資産は5,983百万円となり、前期末に比べ54百万円増加しました。流動資産は3,164百万円となり、前期末に比べ231百万円増加しました。これは主に現金及び預金が増加したことによるものであります。固定資産は2,819百万円となり、前期末に比べ176百万円減少しました。これは主に設備投資額の減少によるものであります。

(負債合計)

 負債は3,042百万円と、前期末に比べ35百万円減少しました。流動負債は2,572百万円となり、前期末に比べて32百万円減少しました。これは主に借入金の返済によるものであります。固定負債は470百万円と前期末に比べ2百万円減少しました。これは主に長期借入金を一年内返済予定の長期借入金に振り替えたことによるものであります。

(純資産合計)

 純資産は2,940百万円と、前期末に比べ89百万円増加しました。これは主に、当期純利益によるものであります。

経営成績の分析

(売上高及び営業利益)

 当期の売上高は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により緊急事態宣言が再発出されるなど厳しい状況が続く中、コンパウンド事業での受注回復や、ゴム加工事業における新規案件等の受注等により3,459百万円となり前期比177百万円(5.4%増)の増収となりました。営業利益につきましても、販売の増加等により、60百万円となり前期比22百万円(59.4%)の増益となりました。

(営業外損益及び経常利益)

 営業外損益(収益-費用)は、助成金収入、保険差益等により、当期は前期に対して22百万円増の47百万円となりました。当期の経常利益は108百万円となり前期比44百万円(70.9%増)の増益となりました。

(特別利益、特別損失及び当期純利益)

 特別損益(利益-費用)は、当期は25百万円となり、前期に対して44百万円増加しました。主な内容は投資有価証券売却益を計上したことによるものです。

 経常利益から上記の特別損益を差し引き、法人税等を計上した当期純利益は88百万円となり前期の18百万円の当期純利益に対して70百万円の増益となりました。

セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 (コンパウンド事業)

 ゴムコンパウンドにおける自動車関連を中心とした受注の回復に加え、樹脂洗浄剤スーパークリーンや導電性樹脂ECXにおいても売上が回復し、コンパウンド事業全体として前年同期を上回る売上高となりました。

 以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を58百万円上回る1,876百万円(前期比3.2%増)となりました。

 セグメント利益におきましても、販売の増加影響により、前期を15百万円上回る33百万円(前期比83.4%増)となりました。

 セグメント資産は、主に売上債権の減少及び設備投資額の減少により、前期に対して85百万円減少の3,440百万円となりました。

 (ゴム加工事業)

 ゴムマットにおいての受注回復や、ゴムシートにおいての新規案件の受注等により、ゴム加工事業全体として前年同期を上回る売上高となりました。

 以上の結果、当セグメントの売上高は、前期を118百万円上回る1,560百万円(前期比8.2%増)となりました。

 セグメント利益におきましては、販売の増加影響により、前期を12百万円上回る38百万円(前期比49.5%増)となりました。

 セグメント資産は、主に売上債権の増加により、前期に対して48百万円増加の1,553百万円となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況の分析

 当期のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

資本の財源及び資金の流動性

(資金需要)

 当社の事業活動における運転資金需要について、営業活動については、生産活動に必要な運転資金(材料費及び人件費等)、受注維持拡大のための販売費、製品開発力の維持強化及び新規事業立ち上げに資するための研究開発費等によるものです。投資活動については生産性の向上等を目的とした設備投資によるものです。

 今後において、必要な設備投資や研究開発投資を継続していく予定であります。今後の資金需要も見据えて、最新の市場環境や受注動向も勘案し、資産の圧縮及び投資案件の選別を行っていく予定であります。

(財務政策)

 当社の運転資金、投資資金については営業キャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分について金融機関からの借入により資金調達を行っております。

 借入金の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を勘案し調達規模、調達手段を適宜判断して実施していくこととしております。一方、有利子負債の圧縮を図るため、売上債権及び棚卸資産の圧縮等を通じて、資産効率に取り組んでおります。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。