日東化工株式会社

上場廃止 (2023/06/19) 株式の併合 ゴム製品ゴムスタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01089 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症再拡大等の影響を受けながらも経済活動の正常化が進み景気は緩やかに持ち直しの傾向となりましたしかしながらウクライナ情勢の長期化、原材料やエネルギー価格の高騰、急激な為替の変動等により、先行きは不透明な状況が続いております。

 当社においても、引き続き今後の国内外の感染動向による影響や、原材料・エネルギー価格の高騰に留意が必要な状況となっております。

 このような環境下、売上高につきましては、原材料・エネルギー価格の大幅な高騰に対応すべく販売価格の改定に取り組んでいること、また、ゴム加工事業における新規案件の受注等により前年同期比増収となりました。一方、利益面におきましては、増収やコスト削減施策等による効果はあるものの、原材料・エネルギー価格の高騰に対する販売価格改定の浸透が遅れていること等により前年同期比減益となりました。この結果、当第3四半期累計期間の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

a.財政状態

 当第3四半期末の総資産は6,096百万円となり、前期末に比べ112百万円増加しました。流動資産は、主に売上債権が増加したこと等により、前期末に比べ260百万円増加しました。また、固定資産につきましては、主に設備投資額が減少したことにより、前期末に比べ148百万円減少しました。

 負債は3,232百万円と、前期末に比べ189百万円増加しました。流動負債は、主に当第3四半期末日が休日であったことから買入債務の支払いが翌月になった影響等で営業買入債務が増加したことにより、前期末に比べ182百万円増加しました。固定負債につきましては概ね前期末並みとなりました。

 純資産は2,864百万円と、前期末に比べ76百万円減少しました。これは主に配当金の支払いと当第3四半期累計期間における四半期純損失によるものです。

b.経営成績

 当第3四半期累計期間の業績は売上高2,781百万円(前年同期比10.3%増)、営業損失12百万円(前年同期は39百万円の営業利益)、経常損失17百万円(前年同期は79百万円の経常利益)、四半期純損失59百万円(前年同期は79百万円の四半期純利益)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(コンパウンド事業)

 ゴムコンパウンドにおける受注が堅調に推移したこと等により、コンパウンド事業全体として前年同期を上回る売上高となりました。

 以上の結果、当セグメントの売上高は、前年同期を64百万円上回る1,461百万円(前年同期比4.7%増)となりました。

 

(ゴム加工事業)

 ゴムシートにおける新規案件の受注に加え、ゴムマットではブラックターフの受注が好調に推移したことにより、ゴム加工事業全体として前年同期を上回る売上高となりました。

 以上の結果、当セグメントの売上高は、前年同期を192百万円上回る1,301百万円(前年同期比17.3%増)となりました。

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期累計期間において、前事業年度の有価証券報告書に記載した、当社が優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 当第3四半期累計期間における研究開発活動の金額は、45百万円であります。

 なお、当第3四半期累計期間において、当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。