売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

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最終更新:

E01284 Japan GAAP

売上高

332.0億 円

前期

335.2億 円

前期比

99.0%

時価総額

82.7億 円

株価

516 (07/12)

発行済株式数

16,020,300

EPS(実績)

50.75 円

PER(実績)

10.17 倍

平均給与

633.1万 円

前期

614.8万 円

前期比

103.0%

平均年齢(勤続年数)

39.2歳(15.1年)

従業員数

530人(連結:978人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、連結子会社4社、非連結子会社1社、持分法適用関連会社1社、関連会社3社にて構成され、鋳鉄・アルミ製品(自動車部品及び産業機械部品)・オフィス家具(オフィス用椅子等)の生産、製造、仕入及び販売を主な内容とし、事業活動を展開しております。

当社及び当社の関係会社の事業における当社及び関係会社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

①可鍛事業:

鋳鉄・アルミ製品
(自動車部品及び
 産業機械部品)

……

自動車部品に関しては、当社が製造販売するほか、製造については土岐可鍛工業㈱(連結子会社)及び蘇州石川製鉄有限公司(持分法適用関連会社)に一部委託しております。また、製造工程の一部を中央研削工業㈱(関連会社)、みづほ金属工業㈱(関連会社)及び名古屋化学工業㈱(関連会社)に委託し、当社の得意先であるトヨタ自動車㈱他へ自動車部品を納入しております。
産業機械部品に関しては、当社が製造販売するほか、製造については武山鋳造㈱(連結子会社)及び蘇州中央可鍛有限公司(連結子会社)に一部委託しております。

 

②金属家具事業:

オフィス家具
(オフィス用椅子等)

……

当社が販売を行っております。製造については、㈱チューキョー(連結子会社)が行い、当社に納入しております。

 

以上で述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

24/06/25

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は以下のとおりであります。

 

①経営成績の状況

当連結会計年度の世界経済は、長期化するロシアのウクライナ侵攻に加え、世界的な金融引き締めや中国経済の先行き懸念等依然として不透明な状況が続いております。一方で、わが国の経済におきましては、新型コロナウイルス感染症の収束から経済の正常化が進み、緩やかな回復基調となりました。

当社グループの主要取引先であります自動車業界におきましては、部品供給の安定化に伴い生産台数の回復がみられ、底堅い需要が継続しておりましたが、一部の取引先にて生産調整が行われました。

このような環境の下、当社グループは、安定的な収益確保に向けて体質強化や競争力向上に取り組み、また原材料・エネルギー費高騰の対応として価格転嫁を行ってまいりました。

その結果、売上高は331億98百万円(前年同期比0.9%減少)営業利益は3億21百万円(前年同期は営業損失2億88百万円)、経常利益は13億26百万円(前年同期比67.7%増加)親会社株主に帰属する当期純利益は8億13百万円(前年同期比21.2%増加)となりました。

 

なお、当連結会計年度における各セグメントの概況は、次のとおりです。

  (a)可鍛事業

当セグメントにおきましては、生産の合理化や拠点の見直しに取り組んだ結果、売上高は322億27百万円(前年同期比1.2%減少)、セグメント利益(営業利益)は16億2百万円(前年同期比87.7%増加)となりました。

  (b)金属家具事業

当セグメントにおきましては、為替の影響で厳しい状況となりましたが、新たな顧客獲得に向けた営業活動を推進した結果、売上高は9億70百万円(前年同期比8.7%増加)、セグメント利益(営業利益)は4百万円(前年同期はセグメント損失67百万円)となりました。

 

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度に比べ5億78百万円増加し、37億51百万円(前年同期比18.2%増加)となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益9億91百万円、減価償却費20億80百万円、売上債権の増加額9億56百万円などにより、36億14百万円の収入(前年同期は21億42百万円の収入)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出16億66百万円などにより、20億17百万円の支出(前年同期は19億25百万円の支出)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入金の返済による支出7億16百万円などにより、11億9百万円の支出(前年同期は11億35百万円の支出)となりました。

 

 ③生産、受注及び販売の実績

(a) 生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

可鍛事業

32,324,225

99.5

金属家具事業

447,545

107.1

合計

32,771,770

99.6

 

(注) 金額は、販売価格により算出しております。

 

(b) 商品仕入実績

当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

仕入高(千円)

前年同期比(%)

金属家具事業

489,126

94.8

合計

489,126

94.8

 

(注) 可鍛事業についての商品仕入実績はないため、商品仕入高の記載は行っておりません。

 

(c) 受注状況

当連結会計年度の受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

可鍛事業

32,870,312

103.5

6,769,479

110.4

合計

32,870,312

103.5

6,769,479

110.4

 

(注) 金属家具事業については受注生産ではないため、受注高及び受注残高の記載は行っておりません。

 

 

(d) 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(千円)

前年同期比(%)

可鍛事業

32,227,502

98.7

金属家具事業

970,791

108.7

合計

33,198,294

99.0

 

(注) 最近2連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

 

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

販売高(千円)

割合(%)

販売高(千円)

割合(%)

トヨタ自動車㈱

12,001,989

35.8

14,314,952

43.1

日野自動車㈱

4,590,553

13.6

3,905,465

11.7

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は以下のとおりであります。文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

(a)財政状態の分析

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産の残高は、144億48百万円(前連結会計年度末は144億81百万円)となり、32百万円減少いたしました。これは主に現金及び預金が増加(34億77百万円から44億1百万円へ9億24百万円増加)したものの、売掛金が減少(60億80百万円から50億65百万円へ10億14百万円減少)したことによるものであります。

(固定資産)

当連結会計年度末における固定資産の残高は、274億92百万円(前連結会計年度末は246億18百万円)となり、28億73百万円増加いたしました。これは主に株価の上昇により投資有価証券が増加(20億97百万円から39億円63百万円へ18億66百万円増加)したことによるものであります。

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債の残高は、85億43百万円(前連結会計年度末は89億12百万円)となり、3億68百万円減少いたしました。これは主に支払手形及び買掛金が減少(31億7百万円から27億47百万円へ3億60百万円減少)したことによるものであります。

(固定負債)

当連結会計年度末における固定負債の残高は、57億24百万円(前連結会計年度末は56億89百万円)となり、35百万円増加いたしました。これは主に繰延税金負債が増加(14億54百万円から23億23百万円へ8億68百万円増加)したものの、長期借入金が減少(28億32百万円から21億29百万円へ7億2百万円減少)したことによるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産の残高は、276億72百万円(前連結会計年度末は244億98百万円)となり、31億73百万円増加いたしました。これは主に利益剰余金が増加(185億14百万円から191億41百万円へ6億27百万円増加)及び退職給付に係る調整累計額が増加(58百万円から7億69百万円へ7億11百万円増加)したことによるものであります。

自己資本比率は、前連結会計年度末の61.3%から64.7%となりました。

 

 

(b)経営成績の分析

第2[事業の状況]4[経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析](1)経営成績等の状況の概要 ①経営成績の状況に記載したとおりであります。

 

(c)当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2[事業の状況]3[事業等のリスク]」に記載のとおりであります。

 

(d)経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標については、「第2[事業の状況](1)経営方針②目標とする経営指標」に記載のとおりであります。当社グループは、2024年5月10日に公表した2025年3月期の連結業績予想である売上高377億円、営業利益9億円、経常利益17億90百万円、親会社株主に帰属する当期純利益11億40百万円を目標としております。また、中期経営計画では、2026年3月期に売上高400億円以上、営業利益率3.5%以上を目指しております。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの当連結会計年度のキャッシュフローは、以下の通りであります。

営業活動によるキャッシュ・フローは36億14百万円となり、前連結会計年度に比べ14億72百万円増加いたしました。これは主に売上債権の回収によるものであります。このように当社グループが得た資金により、成長戦略に基づいた持続的成長を維持するため、主に得意先からの受注に対応する生産設備の更新への支払いを行いました。また、借入金の返済及び配当政策に則った配当金の支払いによる株主還元を実施いたしました。

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、以下の通りであります。

資金需要を満たすための資金は、原則として、営業活動によるキャッシュ・フローを財源としますが、巨額の資金需要に対応する場合等は、円滑な事業活動に必要なレベルの流動性の確保及び財務の健全性・安定性を維持するため、銀行等から借入等を行う方針であります。資金調達を行う際は、期間や国内外の市場金利動向等、また自己資本比率といった財務指標への影響度等を総合的に勘案しながら、最適な調達を実施いたします。

当連結会計年度においては、2023年9月に取引銀行2行と総額10億円、11月に1行と総額10億円のコミットメントライン契約を締結しており、運転資金の安定的かつ効率的な調達手段を確保しております。

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。