売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E01284 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における世界経済は、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念など、依然として不透明な状況であります。

我が国の経済におきましては、各種政策により、雇用や所得環境の改善も進み、緩やかな回復となりました。また、当社グループの主要取引先であります自動車業界におきましても、部品供給不足の解消により、生産台数の回復がみられました。

この様な環境の下、当第3四半期連結累計期間の売上高は256億3百万円(前年同期比2.9%増加)、営業利益は4億39百万円(前年同期は営業損失4億33百万円)、経常利益は10億47百万円(前年同期比188.7%増加)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8億52百万円(前年同期比362.1%増加)となりました。

 

    セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

①  可鍛事業

当セグメントにおきましては、乗用車向け部品が堅調に推移したことに加え、価格転嫁及び合理化努力により、売上高は250億32百万円(前年同期比3.1%増加)となりました。セグメント利益(営業利益)は、14億19百万円(前年同期比222.4%増加)となりました。

②  金属家具事業

当セグメントにおきましては、新たな顧客獲得に向けた営業活動や価格転嫁を推進してまいりましたが、売上高は5億70百万円(前年同期比1.9%減少)となりました。セグメント損失(営業損失)は、27百万円(前年同期は営業損失80百万円)となりました。

 

当第3四半期連結会計期間の総資産は405億43百万円となり、前連結会計年度末に比べ14億42百万円増加いたしました。主な要因は、現金及び預金が増加したものの受取手形及び売掛金が減少したことなどにより流動資産が1億15百万円減少し、関係会社出資金、その他(投資有価証券など)の増加などにより固定資産が15億58百万円増加したことによるものであります。

負債の部は、前連結会計年度末に比べ9億9百万円減少し、136億92百万円となりました。主な要因は、支払手形及び買掛金、賞与引当金の減少などにより流動負債が6億51百万円減少し、長期借入金の減少などにより固定負債が2億57百万円減少したことによるものであります。

純資産の部は、前連結会計年度末に比べ23億52百万円増加し、268億51百万円となりました。主な要因は、利益剰余金、その他有価証券評価差額金、為替換算調整勘定が増加したことなどによるものであります。

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は69百万円であります。