売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E30650 Japan GAAP

売上高

149.5億 円

前期

145.4億 円

前期比

102.8%

時価総額

153.2億 円

株価

696 (10/16)

発行済株式数

22,010,330

EPS(実績)

67.32 円

PER(実績)

10.34 倍

平均給与

618.7万 円

前期

615.6万 円

前期比

100.5%

平均年齢(勤続年数)

35.8歳(3.7年)

従業員数

195人(連結:489人)

3【事業の内容】

 当社グループは、ミッションである「Supporting Doctors, Helping Patients.(医師を支援すること。そして患者を救うこと)」を実現すべく、医師向けコミュニティサービスを中心とした「集合知プラットフォーム事業」、医療機関・医療現場の業務効率化をサポートする「医療機関支援プラットフォーム事業」、主に企業の人事部門や健康保険組合をクライアントに持つ「予防医療プラットフォーム事業」を展開してまいりました。

 

(1)集合知プラットフォーム事業

 集合知プラットフォーム事業では、国内医師の約半数が利用し、医療現場における医師発の生の情報を共有するナレッジマネジメントツールである「MedPeer」サイトを運営し、全国のあらゆる医師が一堂に集まる「場」をインターネット上に設けております。医師会員は、「MedPeer」サイトに蓄積される医師の集合知(不特定多数の知見を蓄積し、分析、体系化することで生成される情報)等を中心とした様々な情報を得ることで、臨床ないし医療技術の研鑽に役立てることができます。

 また、製薬企業に対して医療用医薬品などの広告掲載枠を提供するとともに、「医師集合知」を活用した製薬企業のマーケティング戦略の立案・実行・運用支援サービスにより収益を確保しております。

 さらに、製薬企業等からインターネットを通じた医師に対するアンケート調査等のリサーチの受託、製薬企業に対してコントラクトMRを派遣するCSO事業等によっても収益を得ております。

 

(2)医療機関支援プラットフォーム事業

 医療機関支援プラットフォーム事業では、クリニック、薬局などの医療機関に対して、医療機関や医療現場の業務効率化を支援する各種DXサービスを提供しており、導入医療機関からの利用料により収益を得ております。

 

(3)予防医療プラットフォーム事業

 医師や管理栄養士等の専門家ネットワークを活用し、健康増進・予防領域を対象としたサービスを展開しておりましたが、事業の選択と集中による事業ポートフォリオの見直しの結果、2024年9月期に事業を譲渡したことにより、予防医療プラットフォーム事業からは撤退しております。

 

 

[連結事業系統図]

※画像省略しています。

 

 

※画像省略しています。

(注)1 当社は「MedPeer」会員に対し、「MedPeer」サイト上のサービスを無料にて提供しております。

2 「MedPeer」会員が「MedPeer」サイトへの投稿やアンケート回答、求職者情報の登録等を行う場合、当社は会員に対し、ポイントを付与いたします。当該ポイントは、「国境なき医師団」への寄付のほか、ギフト券への交換に用いることが可能となっております。

3 2023年12月18日付で当社の連結子会社であるメドピアキャリアエージェント株式会社は解散したため、連結の範囲から除外しております。

4 2023年4月26日付で当社の連結子会社であるメドクロス株式会社は解散したため、連結の範囲から除外しております。

5 2024年7月1日付で当社の連結子会社である株式会社クラウドクリニックの全株式をファストドクター株式会社へ売却したため、連結の範囲から除外しております。

6 2024年9月1日付で当社の連結子会社である株式会社やくばとは吸収合併により解散したため、連結の範囲から除外しております。

7 2024年9月30日付で連結子会社である株式会社Mediplat及び株式会社フィッツプラスの全事業を株式会社アドバンテッジリスクマネジメントが新たに設立した完全子会社2社に対して、それぞれ吸収分割の方法により事業承継を完了し、清算手続き中であります。

 

24/12/18

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(経営成績等の概要)

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

(1)経営成績の状況

当社グループが属する医療産業においては、団塊の世代が全員75歳以上に達し医療・介護費の急増が懸念される、いわゆる2025年問題、さらに、団塊ジュニア世代が全員65歳以上に達することで高齢者数がピークを迎え、医療・介護費の負担の増加が拡大する2040年問題を抱えております。このように本格的な超高齢化社会に直面し医療を取り巻く環境が大きく変化している状況を踏まえ、日本政府は健康寿命の延伸や持続可能な社会保障制度の構築という問題に対して国を挙げて取り組むべく、健康・医療・介護分野それぞれのデータの利活用を推進し、質の高い医療・介護の効率的な提供、医療現場の業務効率化など医療DXの更なる推進を掲げております。

製薬企業においては、医薬品市場の主力がプライマリー領域からスペシャリティ・希少疾患領域にシフトするとともに、医療従事者の働き方や情報入手のニーズが多様化する中、新しいマーケティングの在り方が求められており、ウェブサイトやアプリ、ソーシャルネットワーク等、デジタルツールの活用がより一層強化されるとともに、リアルでのコミュニケーションとデジタルツールの活用を組み合わせて一人ひとりの医療従事者にとって最適な情報提供を行うことが求められております。

このような環境の中、当社グループは、ミッションである「Supporting Doctors, Helping Patients.(医師を支援すること。そして患者を救うこと。)」を実現すべく、医師向けコミュニティサービスを中心とした「集合知プラットフォーム事業」、医療機関・医療現場の業務効率化をサポートする「医療機関支援プラットフォーム事業」、主に企業の人事部門や健康保険組合をクライアントに持つ「予防医療プラットフォーム事業」を展開してまいりました。

この結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高14,948,380千円(前期比2.8%増)、EBITDAは1,917,312千円(同0.7%減)、営業利益1,291,459千円(同15.3%増)、経常利益1,264,298千円(同8.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,481,764千円(同139.9%増)となりました。

※ EBITDA=営業利益+減価償却費+のれん償却費

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

① 集合知プラットフォーム事業

集合知プラットフォーム事業では、国内医師の約半数が利用する「MedPeer」上のコンテンツを充実させることにより、医師会員の活性度を向上する施策を展開してまいりました。また、多様化する製薬企業のニーズに対して、医師の本音に最も近いプラットフォームという当社固有の強みを活かしたソリューションを提供すべく、製薬企業向けプロモーション事業にフォーカスして投資を推進してまいりました。加えて、子会社のMIフォース株式会社においては、特に2024年4月以降、新型コロナウイルス感染症関連の売上は減退したものの、新規顧客の獲得や既存顧客の取引拡大を進めたことにより影響は限定的に留まりました。

これらの結果、売上高は12,262,301千円(同3.9%増)、EBITDAは3,106,889千円(同1.0%増)、セグメント利益は2,590,042千円(同7.8%増)となりました。

 

② 医療機関支援プラットフォーム事業

医療機関支援プラットフォーム事業では、医療機関・薬局向け集患・業務支援サービス「やくばと」シリーズ及びかかりつけ薬局化支援サービス「kakari」の拡販と「やくばと」を中心とした戦略的投資を推進してまいりました。「やくばと」は、昨年度にリリースした「やくばと病院予約」が多くの医療機関に導入されており、サービス開始1年で初診予約数1万件を突破いたしました。また、「kakari」も薬局と患者双方の課題を解決し、継続的に使われるサービスとして順調にダウンロード数を伸ばし、2024年10月にダウンロード数100万件を突破しております。なお、2024年6月28日付で連結子会社である株式会社クラウドクリニックの売却を決定し、2024年7月1日付で譲渡を完了しております。

これらの結果、売上高は455,750千円(同9.2%減)、EBITDAは△158,305千円(前期は△45,639千円)、セグメント損失は181,901千円(前期はセグメント損失91,820千円)となりました。

 

③ 予防医療プラットフォーム事業

予防医療プラットフォーム事業では、子会社の株式会社Mediplatが運営するクラウド型健康管理サービス「first call」、子会社の株式会社フィッツプラスが展開する特定保健指導事業それぞれの収益基盤の強化に注力してまいりましたが、事業の選択と集中による事業ポートフォリオの見直しの結果、2024年9月30日付で、両社の事業を、株式会社アドバンテッジリスクマネジメントが新たに設立した完全子会社2社に対して譲渡したことにより、予防医療プラットフォーム事業からは撤退しております。

これらの結果、売上高は2,232,658千円(前期比0.5%減)、EBITDAは306,752千円(同61.1%増)、セグメント利益は283,710千円(同65.3%増)となりました。

 

(2)財政状態の状況

(資産)

当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末に比べて392,575千円増加し、15,554,738千円となりました。これは現金及び預金1,886,842千円の増加を主要因とするものであります。

 

(負債)

当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べて471,478千円減少し、6,103,388千円となりました。これは未払法人税等が495,102千円増加したものの、未払金が175,286千円減少し、長期借入金が561,685千円減少したことを主要因とするものであります。

 

(純資産)

当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べて864,053千円増加し、9,451,350千円となりました。これは非支配株主との取引に係る親会社の持分変動に伴う資本剰余金の減少256,166千円、親会社株主に帰属する当期純利益の計上に伴う利益剰余金の増加1,481,764千円を主要因とするものであります。

 

(3)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比べ1,886,842千円増加し、7,280,009千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において営業活動により獲得した資金は、1,890,649千円となりました。この主な要因は、税金等調整前当期純利益2,371,502千円の計上、減価償却費338,887千円の計上、のれん償却額286,964千円の計上、事業譲渡益1,342,978千円の計上によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において投資活動により獲得した資金は、1,266,124千円となりました。この主な要因は、事業譲渡による収入1,501,462千円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において財務活動により使用した資金は、1,269,931千円となりました。この主な要因は、長期借入金の返済による支出586,749千円及び連結の範囲の変更を伴わない子会社株式の取得による支出564,000千円によるものであります。

 

(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2023年9月期

2024年9月期

自己資本比率

54.7%

60.7%

時価ベースの自己資本比率

145.8%

78.5%

キャッシュ・フロー対有利子負債比率

6.3年

1.7年

インタレスト・カバレッジ・レシオ

44.2倍

124.0倍

自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
(注1)株式時価総額は自己株式を除く発行済株式数をベースに計算しております。

(注2)営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。

(注3)有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

 

(生産、受注及び販売の実績)

(1)生産実績

 当社グループは、製品の生産を行っていないため、記載すべき事項はありません。

 

(2)受注実績

 当社グループは、受注生産を行っていないため、受注実績は記載しておりません。

 

(3)販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2023年10月1日

至 2024年9月30日)

販売高(千円)

前年同期比(%)

集合知プラットフォーム事業

12,260,891

103.9

医療機関支援プラットフォーム事業

455,750

91.3

予防医療プラットフォーム事業

2,231,739

99.5

合計

14,948,380

102.8

(注)1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

2.最近2事業年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2022年10月1日

至 2023年9月30日)

当連結会計年度

(自 2023年10月1日

至 2024年9月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

ファイザー

株式会社

1,797,628

12.3

1,953,634

13.1

 

(経営者の視点による経営成績等の分析・検討内容)

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において判断したものであります。

(1)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択、適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を及ぼす見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。

 当社グループの連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

(2)当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

① 財政状態

 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2)財政状態の状況」をご参照ください。

 

② 経営成績

(売上高)

 当連結会計年度の売上高は14,948,380千円(前期比2.8%増)となりました。詳細につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績の状況」、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (生産、受注及び販売の実績)」に記載のとおりであります。

 

(営業利益)

 営業利益は1,291,459千円(同15.3%増)となりました。これは、売上高の増加により売上総利益が5,091千円増加したこと、減価償却費の減少を主な要因として販売費及び一般管理費が前連結会計年度に比べ166,371千円減少したことによるものであります。

 

(経常利益)

 営業外収益は、持分法による投資利益55,163千円を計上したこと等により65,381千円となりました。また、営業外費用は、構造改革費用35,027千円を計上したこと等により92,542千円となりました。

 以上の結果、経常利益は1,264,298千円(同8.6%増)となりました。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

 税金等調整前当期純利益は、連結子会社の事業を譲渡したことに伴い特別利益として事業譲渡益1,342,978千円を計上した結果2,371,502千円(同126.6%増)となりました。

 以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は1,481,764千円(同139.9%増)となりました。

 

③ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

 当社グループの資金状況とキャッシュ・フローの状況とそれらの要因については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 当社グループの主な資金需要は、各セグメントにおいてサービスを提供するための労務費、業務委託費並びに販売費及び一般管理費等の営業費用となります。これらにつきましては、基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当し、投資が必要な場合には、状況に応じて金融機関からの借入や株式を利用した資金調達で対応していくことを想定しております。

 なお、当社グループの財務基盤は健全であり、現在の現金及び現金同等物の残高、営業活動によるキャッシュ・フローの水準については、事業を継続していくうえで十分な流動性を確保しているものと考えております。

 

④ 経営成績に重要な影響を与える要因

 当社グループの経営成績は、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおり、事業環境、事業内容、法的規制、事業運営体制等、様々な要因の変化の影響を受ける可能性があります。このため、事業環境を注視するとともに、優秀な人材の採用と組織体制の整備、内部統制システムの強化等により、これらのリスク要因に対応するよう努めて参ります。