E01518 Japan GAAP
前期
120.8億 円
前期比
104.3%
株価
1,253 (04/26)
発行済株式数
6,385,972
EPS(実績)
26.15 円
PER(実績)
47.91 倍
前期
508.8万 円
前期比
103.9%
平均年齢(勤続年数)
42.4歳(16.8年)
従業員数
251人(連結:510人)
当社グループは、当社、子会社3社(関東航空計器㈱、㈱イッセイ、㈱イシメックス)及びその他の関係会社レンゴー㈱の計5社で構成され、段ボール製函印刷機械等の「紙工機械」、他社から各種機械の生産を受託する「受託生産」、機雷、航空機用電子機器等の「防衛機器」の製造販売を主な事業内容としております。
当社グループの事業に係わる位置づけは次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。
(紙工機械)
当社がレンゴー㈱などへ製造販売するほか、㈱イッセイは紙工機械の機械加工部品の製造の一部を行っております。㈱イシメックスは紙工機械に内蔵する制御盤等電装関係部品を製造しております。
(受託生産)
当社が生産を受託するほか、㈱イッセイは各種機械の機械加工部品の製造の一部を行っております。㈱イシメックスは各種機械に内蔵する制御盤等電装関係部品を製造しております。
(防衛機器)
当社及び関東航空計器㈱が製造販売するほか、㈱イッセイは防衛機器の機械加工部品の製造の一部を行っております。㈱イシメックスは防衛機器に内蔵する制御盤等電装関係部品を製造しております。
(その他)
当社及び関東航空計器㈱が製造販売するほか、㈱イッセイは各種機械の機械加工部品の製造の一部を主に行っております。㈱イシメックスは各種機械に内蔵する制御盤等電装関係部品を製造しております。
以上の事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
当社グループの当連結会計年度における受注高は141億13百万円(前連結会計年度比10.7%減)となり、売上高は125億93百万円(前連結会計年度比4.2%増)となりました。
損益面におきましては、紙工機械と受託生産の受注高増加に伴い売上高が増加しました。売上高の増加に伴い、営業利益は2億7百万円(前連結会計年度比14.3%増)となりました。経常利益につきましては、2億17百万円(前連結会計年度比9.2%増)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は、1億67百万円(前連結会計年度比16.5%増)となりました。
a. 資産
流動資産は前連結会計年度末に比べ15億7百万円(11.8%)減少し、112億74百万円となりました。これは主に契約資産が13億56百万円、売掛金が3億65百万円それぞれ減少したことによります。
固定資産は前連結会計年度末に比べ1億35百万円(3.7%)増加し、37億58百万円となりました。これは主に固定資産の取得により、無形固定資産が93百万円、投資有価証券の時価上昇により、投資その他の資産が31百万円それぞれ増加したことによります。
この結果、資産合計は前連結会計年度末に比べ13億72百万円(8.4%)減少し、150億32百万円となりました。
b. 負債
流動負債は前連結会計年度末に比べ12億98百万円(12.8%)減少し、88億23百万円となりました。これは主に短期借入金が6億40百万円、契約負債が5億44百万円それぞれ減少したことによります。
固定負債は前連結会計年度末に比べ2億77百万円(13.1%)減少し、18億43百万円となりました。これは主に長期借入金が2億40百万円減少したことによります。
この結果、負債合計は前連結会計年度末に比べ15億75百万円(12.9%)減少し、106億67百万円となりました。
c. 純資産
純資産合計は前連結会計年度末に比べ2億3百万円(4.9%)増加し、43億65百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する当期純利益1億67百万円を計上したこと等により、利益剰余金が増加したことによります。
当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)の期末残高は、前連結会計年度末に比べ2億6百万円増加(前連結会計年度は71百万円増加)し、11億28百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。
a. 営業活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における営業活動による資金の増加は12億85百万円(前連結会計年度は18億89百万円の増加)となりました。これは主に売上債権、契約資産及び契約負債の減少額13億30百万円により資金の増加となったことによります。
b. 投資活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における投資活動による資金の減少は1億58百万円(前連結会計年度は4億40百万円の減少)となりました。これは主に固定資産取得による支出2億2百万円により資金の減少があったことによります。
c. 財務活動によるキャッシュ・フロー
当連結会計年度における財務活動による資金の減少は9億20百万円(前連結会計年度は13億78百万円の減少)となりました。これは主に短期借入金の純減少額6億40百万円、長期借入金の返済による支出2億40百万円の資金の減少があったことによります。
当連結会計年度における生産、受注及び販売の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
(注) 金額は販売価格で表示しております。
なお、セグメント間取引については、相殺消去しております。
(注) 1 セグメント間取引については、相殺消去しております。
2 主な相手先の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
当連結会計年度におけるわが国経済は新型コロナウイルス感染症の影響から徐々に回復しつつあります。当社グループにおきましては、前連結会計年度において影響が出ておりました紙工機械部門について、設備投資需要が回復、受注高及び売上高が増加しました。また、受託生産部門についても前連結会計年度から受注高及び売上高が増加しました。
当社グループでは、さらなる安定的な収益確保のため、従業員の技術の研鑽と継承を徹底し、作業効率化や無駄なコストの削減により原価低減を図るとともに、製品の信頼を高めることにより販売拡大を目指してまいります。
当社グループのセグメントごとの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中のセグメント利益は営業利益ベースによる数値であります。セグメント情報の詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」をご参照ください。
紙工機械
受注高は38億50百万円(前連結会計年度比88.0%増)、売上高は27億43百万円(前連結会計年度比59.0%増)となりました。また、セグメント損失は1億39百万円(前連結会計年度はセグメント損失1億70百万円)となりました。
受託生産
受注高は18億40百万円(前連結会計年度比44.7%増)、売上高は18億38百万円(前連結会計年度比54.9%増)、セグメント利益は1億4百万円(前連結会計年度比126.7%増)となりました。
防衛機器
受注高は78億35百万円(前連結会計年度比34.7%減)、売上高は75億43百万円(前連結会計年度比13.8%減)、セグメント利益は7億29百万円(前連結会計年度比12.8%減)となりました。
その他
受注高は5億86百万円(前連結会計年度比19.5%増)、売上高は4億67百万円(前連結会計年度比12.3%増)、セグメント利益は63百万円(前連結会計年度比119.9%増)となりました。
当社グループの資金需要は、主に材料の購入代金、人件費・諸経費等の運転資金のほか、設備の維持・更新等にかかる費用であります。当社グループでは、これらの資金を主に金融機関からの借入により調達しております。借入に際しては、効率的な調達を行うよう努めております。
当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は41億67百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は11億28百万円となっております。
キャッシュ・フローの状況の分析については、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ③ キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
当社グループは、連結財務諸表の作成にあたって、経営成績等に影響を与える会計上の見積りを行っております。会計上の見積りは過去の実績値や最新の状況を踏まえて合理的と判断された前提に基づいており、経営者による検討を継続的に行っておりますが、将来に関する不確実性を伴うため実際の結果とは異なる場合があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。