E11661 Japan GAAP
前期
364.0億 円
前期比
117.5%
株価
1,042 (02/12)
発行済株式数
28,296,000
EPS(実績)
88.04 円
PER(実績)
11.84 倍
前期
672.6万 円
前期比
92.6%
平均年齢(勤続年数)
37.5歳(8.0年)
従業員数
513人(連結:529人)
当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」という企業理念を掲げ、主に若年女性層をターゲットとしたマーケティング力や豊富なキャラクター版権を強みに、エンタテインメント関連の業種において多様な事業を展開する「総合エンタテインメント企業」です。当社グループは、当社及び連結子会社であるオルドット株式会社によって構成されており、事業区分は3つのセグメントで構成されております。
なお、当事業の内容における事業区分と、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分は同一であります。
また、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 1. 報告セグメントの概要」に記載のとおりであります。
(1) 世界観ビジネス
当事業は、許諾を受けたキャラクター版権を利用し、アミューズメント施設にて提供されるクレーンゲーム景品のぬいぐるみ、フィギュア等や、コンビニエンスストア等に向けたキャラクターくじ「みんなのくじ」及び、高価格帯のホビー商品を企画・販売する事業を展開しております。また、国内にとどまらず、中国及び米国を主要マーケットとした海外向け物販事業も行っております。
当社が扱うキャラクター版権は流行に左右されない定番人気キャラクターから、社会現象となるような人気キャラクターまで、幅広い市場のニーズに対応したラインナップになっております。
許諾を受けたキャラクターについて、企画(デザイン及び設計)を行い、製造は海外を含む外部企業に委託して商品化しております。商社等の中間流通業者を極力介さず、直接取引を中心とし、中間マージンの削減等によりコスト管理を徹底する一方で、委託先への立会審査、初回品判定の実施に加え、日本国内にて検針(商品への針の混在有無を検査する作業)を実施することにより、品質管理に努めております。
(2) ガールズトレンドビジネス
当事業は、主にプリントシール事業及びプリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」事業の2つで構成されております。
プリントシール事業については、アミューズメント施設向けプリントシール機及びその消耗品であるシール紙の販売を中心とした事業です。ユーザーは、プリントシール機の内部に搭載された高性能カメラにて写真を撮影することで、画像データが印刷されたシールを取得できます。当社グループのプリントシール機は、撮影された写真データに画像処理を施すことで、主なターゲット層である10代~20代前半女性の多くが好む顔立ちや肌・髪の質感に近づけた仕上がりのシール及び写真データを作り出すことを可能にします。
さらに当社グループのプリントシール機は通信モジュールを通じてデータサーバーに接続されており、撮影画像データや動作状況を収集しています。このデータから導き出された定量的マーケティングと、ユーザーへのインタビューを通じた定性的マーケティングにより、ターゲット層のニーズに応えるプリントシール機を継続的に市場に投入しております。
プリントシール機及びその関連製品については、当社グループにて企画・開発・販売を手掛けておりますが、製品製造のための自社工場は所有せず、製造は全て外部に委託しております。
販売経路は主に、アミューズメント施設等の店舗運営企業に向けて、プリントシール機本体とシール紙を販売する経路と、直営店「girls mignon(ガールズミニョン)」等でエンドユーザーからのプレイ料金として直接収入を得る経路の2つがあります。前者の経路には、プリントシール機本体の販売方式とレンタル方式の2種類があり、レンタル方式では、プリントシール機自体を提供し、プレイ料金の一定割合が当社グループの売上となります。
「ピクトリンク」事業では、主にスマートフォンなどのモバイル端末を利用する若年女性層をターゲットとして、プリントシール画像取得・閲覧サービスを中心としたインターネット上のコンテンツの運営を行っております。
プリントシール機を利用するユーザーには、「モバイル端末に画像データを保存して、好きなタイミングで見たい」、「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)等に利用したい」などの、画像データの再利用ニーズが存在します。「ピクトリンク」では、プリントシール機で撮影された画像データを、スマートフォンなどのモバイル端末から取得できるサービスや、画像データを整理できるアルバム機能を提供し、ユーザーに継続して利用されております。プリントシール機では通常、1プレイあたり4枚から7枚の撮影を行います。「ピクトリンク」では、撮影した画像データのうち1枚を無料で取得することが可能ですが、有料会員になるとすべての画像データが取得可能となります。
その他、写真スタジオ向けの画像処理レタッチソフト『FURYU retouch』を販売する事業も含まれております。当社のプリントシール機でのAI画像加工技術を活用し、撮影写真のレタッチ作業の品質と作業効率を向上するソフトの販売を行っております。
(3) フリューニュービジネス
当事業では、家庭用ゲームソフト事業、スマートフォン向けゲームアプリ事業、アニメ事業、若年女性層を主なターゲットとしたカラーコンタクトレンズ事業、データ広告事業、SNSマーケティングを主軸にしたファッションD2C事業を展開しております。
家庭用ゲームソフト事業においては、PlayStation®4、PlayStation®5やNintendo Switch™等のハードに対応した家庭用ゲームソフト企画・開発・販売・運営を行っております。アニメや漫画などの人気キャラクターの版権を利用したゲームソフトと、著名な外部クリエイターを起用してクオリティを追求したオリジナルゲームソフトが中心であり、ゲームソフトの販売額が当社グループの売上となります。
ゲームアプリ事業においては、スマートフォン向けシミュレーションゲームを中心にプラットフォームを通じて配信するゲームアプリの企画・開発・販売・運営を行っております。基本プレイは無料ですが、アイテムや追加ストーリーを購入する際等に発生する課金が、当社グループの売上となります。
アニメ事業においては、アニメーション番組を企画・製作し、スポンサー企業を集め、製作委員会の組成を行うプロデュース業務、映像コンテンツの商品化業務及び、他出版社との共同によるパートワーク(分冊百貨)出版のプロデュース業務を行っております。その中でも製作委員会の幹事会社として、アニメーション作品の製作事業を行っており、製作契約に基づく配分金や幹事会社としての手数料、ビデオグラムの販売額等が当社グループの売上となります。
カラーコンタクトレンズ事業については、主に自社サイト「Mew contact(ミューコンタクト)」を通じた自社ブランド品の販売を行っております。
ファッションD2C事業については、自社サイト「Olu.」やその他ECサイトにて販売を行っております。
[事業系統図]
※画像省略しています。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①経営成績の状況
当連結会計年度における我が国の経済は、新型コロナウイルス感染症の行動制限緩和や人流の回復により、社会経済活動の正常化が進み、日経平均株価が史上最高値を更新するなど、景気の回復傾向が継続しております。また、海外からの入国制限緩和により、2023年の訪日外国人消費額は過去最高となり、消費活動の持ち直しはより顕著なものとなっております。一方で、足元ではFRB(米連邦準備制度理事会)による利下げ観測があるものの為替の円安傾向はさらに強まり、ロシア・ウクライナ情勢の長期化によるエネルギー・原材料価格の高止まり、イスラエル・パレスチナの紛争拡大による地政学的リスクや中国経済の先行き懸念が高まっており、依然として景気の下振れリスクが存在する状況が続いております。
このような環境において当社グループは、企業理念「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、プリントシール事業の拡大、若年女性層の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、キャラクターIP(知的財産)を利用した商品販売に注力し、2024年3月期を初年度とする「中期ビジョン」実現のための取り組みを行いました。世界観ビジネスが当社の業績を牽引、ガールズトレンドビジネスの収益性が安定していることから、中期ビジョンにおける業績目標に対して順調に推移しており、過去最高の売上高を達成しております。
この結果、当連結会計年度における経営成績は、売上高は42,768百万円(前期比117.5%)、営業利益は3,771百万円(前期比176.6%)、経常利益は3,735百万円(前期比171.4%)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,491百万円(前期比172.6%)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
なお、当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前期比較については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 1.報告セグメントの概要」に記載のとおりであります。
(世界観ビジネス)
世界観ビジネスにおきましては、定番キャラクターや、人気漫画作品及び世界的人気ゲーム等のトレンドを踏まえた多数のIPの獲得とその商品化に引き続き注力し、売上は大きく伸長しました。
商品の生産は主に中国で行っているためドル建てでの決済であり、円安による仕入費用増の影響はあったものの、為替変動リスクを軽減するための対策を適宜実施し、海外取引先の売上を円建てからドル建て取引に変更したことも寄与して、営業利益も確実に増加しました。
クレーンゲーム景品は、クレーンゲーム市場拡大と複数の人気IPの商品化に加えて、前述のインバウンド需要の回復も後押しした結果、売上規模は大きく拡大しております。
海外物販は、主要マーケットである中国及びアメリカからの受注状況改善のため、新規販路の拡大や海外向けのIP取得に注力しております。
高価格帯ホビーは、ホビーECサイト「FURYU HOBBY MALL(フリューホビーモール)」におけるポイントサービスの導入や、開設1周年キャンペーンなどを実施しており、商品の販売状況も好調のため前年を上回る売上となっております。
この結果、世界観ビジネスにおける当連結会計年度の売上高は23,317百万円(前期比142.6%)、営業利益は1,710百万円(前連結会計年度は189百万円の営業損失)となりました。
(ガールズトレンドビジネス)
プリントシール事業におきましては、新型コロナウイルス感染症がもたらしたライフスタイルやニーズの多様化といった外部環境の変化に対応するため、従来よりも「+αの価値」を体験できる新機種の導入や、定番人気キャラクターや人気アーティストとのコラボの実施など、ユーザー数拡大のための販促施策を実施しました。この結果、当連結会計年度のプレイ回数は3,330万回(前連結会計年度は3,375万回)の微減となりました。一方、シール機本体の販売数増および商品・サービスの品質向上に伴う消耗品の価格転嫁により、増収増益を達成しております。
プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」におきましては、重要なKPIと位置付けている有料会員数は新規入会者の流入強化施策により、当連結会計年度を通じて会員規模を維持し、2024年3月末時点で147万人(2023年3月末時点は149万人)となりました。退会率の抑制と今後の当サービスのさらなる成長戦略として、2023年5月にプレミアム会員向けにフォトストレージ・サービス「PiCTLINK photos」をリリースし、10月にスタンダード会員まで対象を拡大しました。
この結果、ガールズトレンドビジネスにおける当連結会計年度の売上高は15,910百万円(前期比101.1%)、営業利益は4,421百万円(前期比104.7%)となりました。
(フリューニュービジネス)
家庭用ゲームソフト事業につきましては、7月発売の「クライマキナ/CRYMACHINA」の販売が好調であり、既存タイトルのダウンロード版や海外販売と合わせて同事業を牽引しました。
ゲームアプリ事業においては、既存2タイトルの運営を継続する一方、今後の顧客層拡大のため、新規タイトル「廻らぬ星のステラリウム」の開発に注力しました。
アニメ事業は、昨年ヒットした映画「ゆるキャン△」のBlu-ray・DVDや同シリーズの関連商品の販売が好調であり、この流れを維持してTVアニメ「ゆるキャン△」第3期の2024年4月放送開始に向けた準備に取り組みました。
カラーコンタクトレンズ事業につきましては、自社ECサイト「Mew contact(ミューコンタクト)」上で、開設10周年キャンペーンなどの販売促進施策を実施するとともに、サイトの顧客利便性改善を継続することで、引き続き顧客流入数を増加させる取り組みを進めております。
データ広告事業につきましては、新規顧客獲得のための営業活動に注力し、収益力の向上に努めております。
この結果、フリューニュービジネスにおける当連結会計年度の売上高は3,540百万円(前期比82.2%)、営業損失は574百万円(前連結会計年度は310百万円の営業損失)となりました。
②財政状態の状況
(資産の部)
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ2,414百万円増加し、28,346百万円となりました。これは主に、現金及び預金の増加688百万円、電子記録債権の増加560百万円、商品及び製品の増加479百万円、原材料及び貯蔵品の増加173百万円、前払費用の増加146百万円、流動資産のその他の増加469百万円があった一方で、前渡金の減少135百万円があったことによるものであります。
(負債の部)
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ704百万円増加し、6,483百万円となりました。これは主に、未払金の増加147百万円、未払法人税等の増加864百万円、未払消費税等の増加184百万円、契約負債の増加319百万円があった一方で、電子記録債務の減少869百万円があったことによるものであります。
(純資産の部)
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ1,710百万円増加し、21,862百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益計上に伴う利益剰余金の増加2,491百万円があった一方で、配当金の支払いによる利益剰余金の減少1,004百万円があったことによるものであります。
③キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末の現金及び現金同等物は、営業活動による収入が3,942百万円、投資活動による支出が2,251百万円、財務活動による支出が1,009百万円となった結果、前連結会計年度末に比べ688百万円増加し11,489百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動においては、税金等調整前当期純利益を3,708百万円、減価償却費を2,024百万円計上しました。また、退職給付に係る負債は112百万円増加、売上債権は541百万円増加、棚卸資産は647百万円増加、未払金は127百万円増加、未収入金は131百万円減少、前渡金は135百万円減少、仕入債務は825百万円減少、法人税等の支払額は447百万円となりました。その結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、3,942百万円の収入(前連結会計年度は904百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動においては、有形固定資産の取得による支出が1,639百万円、無形固定資産の取得による支出が526百万円、差入保証金の差入による支出が98百万円となりました。その結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、2,251百万円の支出(前連結会計年度は2,334百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動においては、セール・アンド・リースバックによる収入が1,395百万円、リース債務の返済による支出が1,400百万円、配当金の支払額が1,004百万円となりました。その結果、財務活動によるキャッシュ・フローは、1,009百万円の支出(前連結会計年度は2,440百万円の支出)となりました。
④生産、受注及び販売の実績
a.生産実績
当社グループは、独自の生産拠点・生産工程を有しておらず、生産能力を表示することは困難であるため、当該記載を省略しております。
b.商品仕入実績
当社グループの事業は、提供するサービスの性格上、商品仕入実績の記載になじまないため、当該記載を省略しております。
c.受注実績
当社グループの事業は、受注の確定から売上の計上までの期間が短いため、当該記載を省略しております。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2023年4月1日 至 2024年3月31日) |
前年同期比(%) |
世界観ビジネス(千円) |
23,317,239 |
142.6 |
ガールズトレンドビジネス(千円) |
15,910,999 |
101.1 |
フリューニュービジネス(千円) |
3,540,754 |
82.2 |
合計(千円) |
42,768,993 |
117.5 |
(注)1. セグメント間の取引については、相殺消去しております。
2. 当連結会計年度より、報告セグメントの区分を変更しており、前年同期比については、前期の数値を変更後のセグメント区分に組み替えた数値で比較しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等) 1.報告セグメントの概要」に記載のとおりであります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって、当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
②経営成績の分析
(売上高)
当連結会計年度の売上高は、前連結会計年度と比較して6,368百万円増加し、42,768百万円となり過去最高を更新しました。これは主に、前連結会計年度から引き続き世界観ビジネスにおいてクレーンゲーム景品及び高価格帯ホビーの販売が大幅に伸長したことが要因になります。プリントシール事業及び「ピクトリンク」事業においては、新型コロナウイルス感染症による外部環境の変化への対応が浮き彫りとなったものの、総プレイ回数、有料会員数は前連結会計年度と同水準を維持しております。
(売上原価)
当連結会計年度の売上原価は、前連結会計年度と比較して4,703百万円増加し、25,969百万円となりました。これは主に、世界観ビジネスの売上が大きく増加したことが要因になります。また、円安や原材料費の高騰による仕入原価の上昇も引き続き継続しております。
(売上総利益)
上記の結果、当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度と比較して1,664百万円増加し、16,799百万円となりました。
(販売費及び一般管理費)
当連結会計年度の販売費及び一般管理費は、前連結会計年度と比較して28百万円増加し、13,028百万円となりました。これは主に、世界観ビジネスの売上拡大に伴う業務委託費及び「ピクトリンク」事業のプリントシール画像取得・閲覧サービスを中心としたインターネット上のコンテンツを充実させるための研究開発費等の増加があった一方で、全社で人件費の減少等があったことによるものであります。
(営業利益)
上記の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比較して1,636百万円増加し、3,771百万円となりました。
(営業外損益)
当連結会計年度の営業外損益は、前連結会計年度の44百万円の利益(純額)から35百万円の損失(純額)となりました。これは主に為替差損及び解約違約金を計上したことによるものであります。
(特別損益)
当連結会計年度の特別損益は、前連結会計年度の11百万円の損失(純額)から26百万円の損失(純額)となりました。これは主に固定資産除売却損及び減損損失を計上したことによるものであります。
(親会社株主に帰属する当期純利益)
上記の結果、当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比較して1,047百万円増加し、2,491百万円となりました。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因のうち、投資者の判断に重大な影響を与える可能性のある事項については、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
④当社グループの資本の財源及び資金の流動性について
当社グループは、十分な手元流動性を有しており、運転資金及び設備投資資金は主として自己資金より充当し、必要に応じて金融機関からの借入れを実施することを基本方針としております。なお、今後、当社グループの成長のために発生する資金需要につきましても、基本方針に基づき、主に自己資金より充当し、必要に応じて金融機関からの借入れを実施する予定です。