E11661 Japan GAAP
(1)経営成績に関する説明
当中間連結会計期間(2025年4月1日~2025年9月30日)における我が国の景気動向について、9月の日銀短観では、米政権の関税政策を巡る日米合意など不透明感の後退により、大企業の景況感が2四半期連続で改善した一方、原材料・物流費といったコスト上昇、物価高による消費の下押しへの懸念などから、景気の先行きは不透明な状況であります。
このような環境において当社グループは、企業理念「人々のこころを豊かで幸せにする良質なエンタテインメントを創出する!」のもと、プリントシール事業の拡大、若年女性層に強みを持つ当社の顧客基盤を活用したマネタイズの多様化、キャラクターIP(知的財産)を利用した商品販売に注力し、2028年3月期を最終年度とする「中期ビジョン」実現に向けた取り組みを行いました。
この結果、当中間連結会計期間の連結業績は、売上高は21,482百万円(前年同期比99.6%)、営業利益は1,796百万円(前年同期比137.6%)、経常利益は1,783百万円(前年同期比132.0%)、親会社株主に帰属する中間純利益は1,125百万円(前年同期比125.1%)となりました。
セグメント別の経営成績は、次のとおりであります。
(世界観ビジネス)
世界観ビジネスにおきましては、定番キャラクターや、人気漫画作品及び世界的人気ゲーム等のトレンドを踏まえた多数のIPの獲得とその商品化に引き続き注力し、売上は順調に拡大しました。
クレーンゲーム景品は、クレーンゲーム市場拡大と複数の人気IPの商品化に加え、商品数の拡大を図った結果、前年同期と同水準の売上となりました。
海外物販は、主要マーケットである中国及び米国、欧州を中心に、売上が伸長しております。海外向けの商品化権の取得に注力し、商品構成を強化すると共に、新規販売先の開拓を通じて、流通拡大を図っております。
高価格帯ホビーは、収益性を重視した人気IPの商品化を推進し、事業の安定化に引き続き注力しております。
為替変動に対しては、ドル建ての仕入費用支払に対する為替予約の実施や、海外取引先とのドル建て取引を拡大することにより、営業利益への影響を抑制しております。
この結果、世界観ビジネスにおける当中間連結会計期間の売上高は13,566百万円(前年同期比109.1%)、営業利益は1,354百万円(前年同期比148.0%)となりました。
(ガールズトレンドビジネス)
プリントシール事業におきましては、新型コロナウイルス感染症がもたらしたライフスタイルやニーズの多様化といった外部環境の変化に対応するため、従来よりも「+αの価値」を体験できる新機種の開発やプレイ促進キャンペーンの実施などにより、プレイ数拡大を図りました。2025年7月には、SNSへの投稿のしやすさを追求した新機種「Meidy(メイディー)」を発売しました。また、7月1日より対象プリ機で1回撮影すると新機種「Hyper shot」の撮影が1回無料になる2回目無料キャンペーンをスタートし、市場活性化を図りました。しかしながら、施策単体での効果はあったものの、市場全体の底上げには至らず、当中間連結会計期間のプレイ回数は1,362万回(前中間連結会計期間は1,491万回)と前年同期比で減少しました。
プリントシール画像取得・閲覧サービス「ピクトリンク」におきましては、有料会員規模を維持するための新規入会者の流入強化施策を実施したものの、2025年9月末時点で126万人(2024年9月末時点は139万人)と前年同期比で減少しました。なお、2025年7月1日よりピクトリンクの有料会員コース体系をプレミアム会員コースに一本化し、サービスレベルと価格の統一を行うことで、収益の安定化を図っております。
この結果、ガールズトレンドビジネスにおける当中間連結会計期間の売上高は6,847百万円(前年同期比95.7%)、営業利益は1,521百万円(前年同期比86.5%)となりました。
(フリューニュービジネス)
家庭用ゲームソフト事業につきましては、既存タイトルの国内外におけるダウンロード販売が順調であったものの、新作タイトルの海外販売の伸び悩み等により、前年同期比で売上は減少しました。
アニメ事業は、7月に出資タイトル2作品の放映を開始しましたが、前年は、TVアニメ「ゆるキャン△」第3期の放映開始により売上が大変好調だった影響により、前年同期比で売上は減少しております。
なお、カラーコンタクトレンズ事業の事業譲渡とゲームアプリ事業のサービス終了により、前年同期比、セグメントの収益性は改善しております。
この結果、フリューニュービジネスにおける当中間連結会計期間の売上高は1,069百万円(前年同期比53.8%)、営業損失は49百万円(前年同期は270百万円の営業損失)となりました。
(2)財政状態に関する説明
当中間連結会計期間末の財政状態は、総資産が27,649百万円、負債が5,106百万円、純資産が22,542百万円となりました。また、自己資本比率は81.5%となりました。
(資産)
資産につきましては、前連結会計年度末に比べ461百万円減少し、27,649百万円となりました。これは主に棚
卸資産の増加393百万円、無形固定資産の増加231百万円があった一方で、現金及び預金の減少395百万円、受取手
形及び売掛金の減少216百万円、流動資産のその他の減少307百万円、有形固定資産の減少164百万円があったこと
によるものであります。
(負債)
負債につきましては、前連結会計年度末に比べ579百万円減少し、5,106百万円となりました。これは主に未払法
人税等の増加566百万円があった一方で、電子記録債務の減少261百万円、流動負債のその他の減少850百万円があ
ったことによるものであります。
(純資産)
純資産につきましては、前連結会計年度末に比べ118百万円増加し、22,542百万円となりました。これは主に親
会社株主に帰属する中間純利益計上に伴う利益剰余金の増加1,125百万円、繰延ヘッジ損益の増加44百万円があっ
た一方で、配当金の支払いによる利益剰余金の減少1,037百万円、為替換算調整勘定の減少24百万円があったこと
によるものであります。
(3)キャッシュ・フローの状況の分析
当中間連結会計期間の現金及び現金同等物は、営業活動による収入が1,958百万円、投資活動による支出が1,289百万円、財務活動による支出が1,040百万円となった結果、前連結会計年度末に比べ399百万円減少し11,328百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動においては、税金等調整前中間純利益を1,701百万円、減価償却費を1,033百万円計上しました。また、売上債権は151百万円減少、棚卸資産は393百万円増加、前渡金は291百万円減少、仕入債務は282百万円減少、未払費用は215百万円減少となりました。その結果、営業活動によるキャッシュ・フローは、1,958百万円の収入(前中間連結会計期間は2,021百万円の収入)となりました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動においては、有形固定資産の取得による支出が913百万円、無形固定資産の取得による支出が411百万円となりました。その結果、投資活動によるキャッシュ・フローは、1,289百万円の支出(前中間連結会計期間は1,160百万円の支出)となりました。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動においては、セール・アンド・リースバックによる収入が913百万円、リース債務の返済による支出が916百万円、配当金の支払額が1,037百万円となりました。その結果、財務活動によるキャッシュ・フローは、1,040百万円の支出(前中間連結会計期間は1,033百万円の支出)となりました。
(4)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分
析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。
(5)経営方針・経営戦略等
当中間連結会計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありませ
ん。
(6)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当中間連結会計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更
はありません。
(7)財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針
当中間連結会計期間において、当社の財務及び事業の方針の決定を支配する者の在り方に関する基本方針につい
て重要な変更はありません。
(8)研究開発活動
当中間連結会計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、710百万円であります。
なお、当中間連結会計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。