E02111
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(1)当社の事業内容について
当社は、超精密加工技術及び機械制御技術をコア技術にして、電気工学技術、ソフトウェア技術、画像処理技術、光工学技術等の多様な要素技術を融合した複合技術を生かしたPWB(Printed Wired Board プリント配線板)、半導体用パッケージ、PDP(Plasma Display Panel プラズマディスプレイパネル)及びLCD(Liquid Crystal Display 液晶ディスプレイ)に代表されるFPD(Flat Panel Display フラットパネルディスプレイ)等の製造工程で必要とされる露光装置・検査装置等のメーカーであり、製品企画、開発・設計、製造、販売及びメンテナンスまでの一貫生産体制を基本方針とし、プリント配線板メーカー等の製造プロセスの問題解決を提案するソリューション型企業であります。
主たる事業は次のとおりであります。
なお、当社は「装置販売事業」及び「商品販売代理事業」の2つを報告セグメントとしております。
A.装置販売事業
① プリント配線板等製造装置・検査装置事業
露光装置・検査装置等の当社製品は、海外においては販売代理店の仲介により当社がユーザーに販売することを基本方針とし、台湾及び中国においては一部を除き連達国際股份有限公司及び連達国際(香港)有限公司(販売代理店)の仲介によりPWBメーカー、半導体用パッケージメーカー、FPDメーカー等のユーザーに対して販売を行い、韓国においてはAKC Co.,Ltd.(販売代理店)の仲介により当社がユーザーに販売を行っております。
海外におけるメンテナンスは、基本的に代理店が行いますが、代理店への当社エンジニアの出向、代理店への定期的な技術教育、当社エンジニアのユーザーへの派遣等のサポートを通じて技術的支援を行っております。
国内においてはユーザーに対して、販売からメンテナンスまで、当社が一貫して行っております。
② その他の事業
その他の事業には、㋑事務機器等に使用する精密部品の製造に用いられる精密金型㋺自動露光装置用紫外線ランプ等の消耗品㋩事務機器用成型装置等の販売及び㊁ウシオ電機株式会社向けユニット設計製造受託が含まれております。
基本的に、当社の直販体制を敷いておりますが、海外向けには販売代理店を通じて販売しております。
B.商品販売代理事業
Pentronix,Inc.(以下PTX社と略す)の粉末成形プレス機を輸入し、日本国内販売代理店として、国内電子部品メーカー等に販売しております。
[事業系統図]
以上述べた事業の内容を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。
※画像省略しています。
※1 親会社 ※2 同一の親会社を持つ会社
当社の事業内容と製商品区分の関係は、以下のとおりであります。
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事業区分 |
製商品区分 |
主要製商品 |
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A.装置販売事業
①プリント配線板等 製造装置・検査装置 事業 |
製品 |
露光装置 |
内層用自動露光装置 外層用自動露光装置 フォトソルダーレジスト(注1)用自動露光装置 |
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検査装置 |
液晶用ガラス基板検査装置 |
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その他装置 |
オートピーラー(注2) |
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②その他の事業 |
自動化装置 |
事務機器用成型装置、医療機器 |
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部品他 |
精密金型、自動露光装置用紫外線ランプ |
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B.商品販売代理事業 |
商品 |
粉末成形プレス機 |
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(注1) フォトソルダーレジスト
プリント配線板上の特定領域に施す耐熱性被覆材料で、半田付け作業の際にこの部分に半田が付かないようにするもの。
(注2) オートピーラー
プリント配線板を露光する際に使用するドライフィルムのカバーフィルムを粘着ローラーによって両面同時に自動剥離する装置であります。
(2)当社の製品及び商品について
A.装置販売事業
① 露光装置
露光装置とは、一般的にプリント配線板等のベース基板上に設けられた紫外線硬化型のレジストに、パターンの描かれたマスクを介して紫外線を照射することによりパターンを焼き付ける装置であります。
当社の自動露光装置は、基板の搬送、露光及び搬出までを全自動でおこなう装置であります。
プリント配線板とマスクとの位置合わせを行うコンタクト式と基盤データを直接描画する直描式があります。
又、露光装置は、プリント配線板のパターン形成用及びソルダーレジスト形成用として開発された装置ですが、一部の顧客には別の用途としてIC用リードフレームやコンパクトディスク用サスペンション等の生産にも使われております。
② 検査装置
当社の主力製品は、パターンチェッカーであり、液晶用ガラス基板の検査に使用されます。パターンチェッカーは、液晶用ガラス基板のパターンのオープン・ショート(注1)を検査する際になぞり方式(注2)を採用している点に特徴があります。
(注1) オープン・ショート
液晶用ガラス基板には縦もしくは横に何本もの透明の線が配線されておりこれらの各配線の端から電気信号を与えることで画面表示を実現しています。オープン・ショートとは、配線が途中で切れている(オープン)、あるいは、隣接する配線と接触している(ショート)状態をいいます。液晶用ガラス基板にオープン・ショートがあると、正常な画面表示ができなくなります。
(注2) なぞり方式
オープン・ショート検査の測定方式で、液晶用ガラス基板の両端に微細なピン(プローブといいます)を当て、電気信号を与えながらプローブを移動して全ての配線について検査する方式です。
③ その他装置
主力製品としてオートピーラーがあり、プリント配線板に貼られたドライフィルムの保護フィルムをはく離する際に使用されます。特徴としてフィルム剥離時にゴミが発生しない点があり、プリント配線板のパターンが高精細になるほど特徴が生きることとなります。
④ 自動化装置
事務機器等に使用する精密部品を無人で生産する成型装置や、コネクター自動組立装置があります。
⑤ 部品他
事務機器等に使用する精密部品の製造に用いられる精密金型を製造販売しております。
露光装置用の紫外線ランプ等の消耗部品、検査装置の消耗部品等の販売を行っております。
B.商品販売代理事業
PTX社より輸入し、日本国内に販売している粉末成形プレス機でアンビル型(注1)プレス機と3モード型(注2)プレス機が主力商品であります。
主としてパーソナルコンピュータや携帯電話等の情報端末に必要とされるクオーツ(注3)用部品に必要な気密端子を成形するためのプレス機であります。
(注1) アンビル(Anvil)型
通常の粉末成形は、上パンチと下パンチによって成形されるが、アンビル型は、上パンチ不要で上パンチの代わりに鋼鉄製の鉄床(Anvil かなとこ)でダイスを押さえて成形する方法であります。
(注2) 3モード型
下記①~③のすべてのアプリケーションを使用できる粉末成形プレス機であります。
①アンビルを使用し成形する。
②上下パンチを使用し成形する。
③アンビル及び上下パンチで成形する。
(注3) クオーツ(Quartz)
水晶片を利用し、安定した電気振動を得るための電子部品であります。
(1) 業績
(注)当事業年度は、決算期変更により6ヶ月決算となっておりますので、前年同期比較については記載を省略しております。
当事業年度におけるわが国経済は、政府の経済政策や金融緩和等を背景に円安及び株高が進み、企業収益の改善や個人消費の持ち直しが見られるなど景気は緩やかながら回復いたしました。その一方で、新興国経済の減速など海外経済の下振れや消費税増税による消費低迷への懸念等により国内景気の先行きは不透明な状況で推移いたしております。
プリント配線板業界におきましては、スマートフォン、タブレット端末、車載用途で引き続き設備投資が続いております。スマートフォンでは、特に廉価版の販売増加が顕著であります。車載基板におきましては、自動車販売の好調感とハイブリッド比率の増加、安全装置関連での電装基板の増加等が顕著であります。
また、新興国、特に中国における人件費の高騰の影響で手動露光装置、半自動露光装置から当社の主力製品である全自動露光装置への置き換え需要が立ち上がり始めております。
このような市場概況にありまして、当社はコンタクト式露光装置、直描式露光装置とも販売は堅調に推移いたしました。
以上の結果、当事業年度の業績につきましては、売上高は、4,025,009千円、営業利益146,268千円、経常利益138,969千円、当期純利益98,148千円となりました。
なお、当社はセグメント情報の記載を省略しているため、製品・商品別の売上高を記載しております。
(露光装置)
IT関連製品、エレクトロニクス製品全般に使用されるプリント配線板や半導体用パッケージ基板の設備投資は、取引先の生産増加、工場稼働率の上昇等により増加となり、露光装置の売上高は3,040,700千円となりました。
(検査装置)
パターンチェッカーの受注がなく、売上がない結果となりました。
(その他装置)
その他装置の受注はありましたが、売上がない結果となりました。
(自動化装置)
自動化装置の受注がなく、売上がない結果となりました。
(部品他)
液晶パネル関連装置の部分受託設計・製造の販売は増加し、露光装置用紫外線ランプ等の装置用部品も販売が堅調で、売上高は982,338千円となりました。
(商品)
粉末成形プレス機の販売がなく、売上高は1,971千円となりました。
(2) キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ180,644千円減少し、1,116,258千円となりました。各キャッシュ・フローの状況は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果支出した資金は、334,983千円(前事業年度は350,763千円の支出)となりました。
これは、税引前当期純利益108,656千円、減価償却費100,381千円及びのれん償却額57,407千円の計上、賞与引当金の増加109,171千円、たな卸資産の減少884,670千円等による資金増加はありましたが、売上債権の増加1,180,394千円、未収還付消費税等の増加111,460千円、仕入債務の減少455,530千円等により減少したことが主な要因であります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果支出した資金は、2,352,989千円(前事業年度は430,627千円の収入)となりました。
これは、ゴルフ会員権の売却による収入26,666千円等により資金増加はありましたが、有形固定資産の取得による支出20,716千円、事業譲受による支出2,371,008千円等により減少したことが主な要因であります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は、2,507,327千円(前事業年度は84,780千円の収入)となり
ました。
これは、短期借入金の返済による支出100,000千円、長期借入金の返済による支出188,900千円の資金支出はありましたが、長期借入による収入2,800,000千円の資金収入により資金が増加したことが主な要因であります。
なお、直近2事業年度におけるキャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。
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平成25年9月期 |
平成26年3月期 |
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自己資本比率(%) |
41.5 |
31.5 |
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時価ベースの自己資本比率(%) |
28.0 |
19.8 |
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債務償還年数(年) |
- |
- |
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インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
- |
- |
(注)自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い
1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数により算出しております。
2.有利子負債は、貸借対照表に計上されている負債の内、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
3.営業キャッシュ・フローは、キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。
4.利払いは、損益計算書の支払利息を使用しております。
5.前事業年度及び当事業年度の営業活動によるキャッシュ・フローは損失(マイナス)のため、債務償還年数とインタレスト・カバレッジ・レシオは記載しておりません。