売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E01684 Japan GAAP

売上高

345.4億 円

前期

314.0億 円

前期比

110.0%

時価総額

48.0億 円

株価

741 (04/30)

発行済株式数

6,483,323

EPS(実績)

51.11 円

PER(実績)

14.50 倍

平均給与

540.9万 円

前期

549.2万 円

前期比

98.5%

平均年齢(勤続年数)

39.0歳(16.0年)

従業員数

411人(連結:843人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社及び当社の関係会社(子会社11社及び関連会社1社)は、産業機械の製造販売・冷間鍛造製品の製造販売・電機機器の販売・請負工事・車両関係の販売修理・不動産等の賃貸を主な事業の内容としております。

産業機械事業……………包装機械は、当社が製造を行い、一部を除いて子会社の日本機械商事㈱を通して販売しております。また、子会社の㈱エコノス・ジャパンでは殺菌装置、食品加工機械等の製造販売を行っております。なお、㈱共和テックは当社から一部電機機器の提供を受け、産業機械・FA生産システムの製造販売を行っております。

冷間鍛造事業……………当社が冷間鍛造製品を製造販売しております。

電機機器事業……………当社が静岡県内を中心にFA機器・空調機器・冷凍機器等電機機器の販売及び空調設備設置工事を行っております。

車両関係事業……………当社及び子会社の静岡スバル自動車㈱・静岡ブイオート㈱・㈱PUREST・㈱Cool the Earthが、静岡県内を中心に車両及びその関連商品を販売しております。

不動産等賃貸事業………当社が子会社他に対して不動産を賃貸する他、子会社の静岡自動車㈱が、静岡県内を中心に、駐車場経営及び貸自動車業を行っております。

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

23/06/28

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、並びに、経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において判断したものであります。

①財政状態の状況

資産合計は271億9千9百万円となり、前連結会計年度末に比べ1億5千3百万円増加いたしました。

これは主に、受取手形、売掛金及び契約資産の減少10億3千1百万円、現金及び預金の増加6億9千7百万円、商品及び製品の増加4億7百万円によるものであります。

負債合計は129億9千5百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億2千8百万円減少いたしました。これは主に、借入金の増加12億7千2百万円、支払手形及び買掛金の減少6億5千5百万円、契約負債の減少5億5千3百万円、未払消費税(流動負債のその他)の減少2億3千1百万円によるものであります。

純資産合計は142億3百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億8千1百万円増加いたしました。これは主に、利益剰余金の増加2億3千万円、従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブとしての自己株式の処分に伴う自己株式の減少1億3百万円によるものであります。

②経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症に対する各種規制が緩和されたことで、経済活動の正常化が進み、景気は緩やかな持ち直しの動きが見られております。一方、世界的な金融引き締め、エネルギー資源や原材料価格の高騰などにより、景気の先行きは依然として不透明な状況が続いております。このような経済環境のなか、当社グループにおきましては、「技術力のある営業集団、営業力のある技術集団」を目指しております。

当連結会計年度の当社グループの売上高は、産業機械事業、電機機器事業及び車両関係事業は前連結会計年度の実績を上回りました。一方、冷間鍛造事業は主要納入先の在庫調整などの影響を受け、前連結会計年度の実績を下回りました。これらの結果、売上高は、前連結会計年度比10.0%増の345億3千5百万円となりました。

利益面では、冷間鍛造事業の減収に加え、原材料及びエネルギーコストの上昇もあり、経常利益は前連結会計年度比2.9%減の6億7千5百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度比55.9%減の3億3千1百万円となりました。

 

セグメントの業績は以下のとおりです。

区    分

売上高(千円)

構成比(%)

 産業機械事業

7,663,083

22.2

 冷間鍛造事業

1,758,641

5.1

 電機機器事業

5,881,603

17.0

 車両関係事業

19,085,613

55.3

 不動産等賃貸事業

146,069

0.4

 合    計

34,535,011

100.0

 

〔産業機械事業〕

包装機械は、前連結会計年度と比較してアルコール製剤等の医薬品業界、食品業界向けの大型の液体充填ラインの売上が増加したため、前連結会計年度の実績を上回りました。さらに小型・中型機や部品販売、保守メンテナンスも堅調に推移しました。これらの結果、売上高は前連結会計年度比18.6%増の76億6千3百万円、セグメント利益(営業利益)は前連結会計年度比36.4%増の5億2百万円となりました。

〔冷間鍛造事業〕

電動工具部品は、期前半から続く主要納入先の在庫調整により受注が低調に推移したため、前連結会計年度の実績を大きく下回りました。また自動車部品においても半導体不足の影響を受け、前連結会計年度の実績を下回りました。産業機械部品は主要納入先の製品増産に伴う受注が堅調に推移し、前連結会計年度の実績を上回りましたが、電動工具部品及び自動車部品の落ち込みをカバーするには至りませんでした。これらの結果、売上高は前連結会計年度比20.8%減の17億5千8百万円、セグメント利益(営業利益)は、売上高の減少に加え、エネルギーコストの値上がりの影響を受け、前連結会計年度比69.1%減の1億3千6百万円となりました。

 

〔電機機器事業〕

主力のFA関連機器は、世界的な半導体不足やメーカーの納期遅延及び値上げなどの影響を大きく受けました。しかし、第2四半期連結会計期間以降納期が回復基調にあり、期前半の納期遅延による落ち込みをカバーし、前連結会計年度並みの実績となりました。設備機器は前連結会計年度のような大型工事案件が少なかったため、前連結会計年度の実績を下回りました。一方、空調周辺部材は商圏拡大が進んだため、前連結会計年度の実績を上回りました。また冷熱機器は工事案件が堅調に推移したため、前連結会計年度の実績を上回りました。これらの結果、売上高は前連結会計年度比3.8%増の58億8千1百万円、セグメント利益(営業利益)は、前連結会計年度比10.2%増の3億9千4百万円となりました。

〔車両関係事業〕

新車販売は、フォレスター、インプレッサ、レヴォーグなどの主力車種が好調に推移し、前連結会計年度の実績を上回りました。中古車販売は、市場の高止まりの影響もあり前連結会計年度の実績を上回りました。サービス部門は、総入庫台数は減少したものの、提案力の向上により1台当たりの売上単価が増加し、前連結会計年度の実績を上回りました。輸入車販売も堅調に推移し、前連結会計年度の実績を上回りました。これらの結果、売上高は前連結会計年度比12.9%増の190億8千5百万円、セグメント利益(営業利益)は前連結会計年度比29.6%増の4億2百万円となりました。

〔不動産等賃貸事業〕

売上高は、前連結会計年度比1.1%増の1億4千6百万円、セグメント利益(営業利益)は前連結会計年度比34.0%増の7千万円となりました。

 

③キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、仕入債務の減少、棚卸資産の増加、有形固定資産の取得による支出等の要因により一部相殺されたものの、売上債権の減少、長期借入金の増加等の要因により、前連結会計年度末に比べ7億4千万円の資金が増加し、当連結会計年度末には82億5千7百万円となりました。

当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、7億9千万円(前連結会計年度は17億4千6百万円の資金の獲得)となりました。これは主に、売上債権の減少による資金の増加等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、12億1千4百万円(前連結会計年度は8億8千9百万円の資金の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による資金の減少等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果獲得した資金は、11億6千4百万円(前連結会計年度は3億1千万円の資金の獲得)となりました。これは主に、長期借入金の増加による資金の増加、長期借入金の返済による資金の減少等によるものであります。

 

 

④生産、受注及び販売の実績

当連結会計年度において、産業機械事業は、大型案件の売上増加などを要因として生産実績、仕入実績、販売実績が増加しております。

a. 生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

産業機械事業

4,506,873

52.1

冷間鍛造事業

1,697,430

△24.9

合計

6,204,303

18.8

 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

2 金額は、販売価格によっております。

 

b. 商品仕入実績

当連結会計年度における商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

産業機械事業

2,427,520

62.7

電機機器事業

4,228,853

1.9

車両関係事業

15,561,212

13.5

合計

22,217,586

14.8

 (注)1 セグメント間取引については、相殺消去しております。

2 金額は、仕入価格によっております。

 

c. 受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(千円)

前年同期比(%)

受注残高

(千円)

前年同期比(%)

産業機械事業

7,531,929

△7.6

4,545,543

△2.8

冷間鍛造事業

1,701,520

△19.7

460,291

△11.0

合計

9,233,449

△10.1

5,005,834

△3.6

 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

d. 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

産業機械事業

7,663,083

18.6

冷間鍛造事業

1,758,641

△20.8

電機機器事業

5,881,603

3.8

車両関係事業

19,085,613

12.9

不動産等賃貸事業

146,069

1.1

合計

34,535,011

10.0

 (注)セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営に影響を与える大きな要因は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

産業機械事業

 産業機械事業は、主要な販売先である食品やトイレタリー業界の設備需要の変動に影響を受けやすい事業であると認識しております。このような環境のなか、当社グループでは、機械の標準化やIT化の推進など生産効率の向上に取り組むとともに、お客さまの生産現場における設備保全機能をサポートするため、予防保全の観点にたった品質重視の取り組み及び保守メンテナンスサービスの拡充にも努めてまいります。

冷間鍛造事業

 冷間鍛造事業では、調達の最適化による海外生産移転などお客さまの経営方針の変更や在庫調整の影響を受けやすい事業であると認識しております。このような環境のなか、展示会出展など積極的な営業活動や製品の品質・付加価値の向上に取り組み、新規顧客の獲得並びに既存顧客の維持・受注量の拡大を目指すとともに、段取り時間短縮など生産性向上の取り組みを進めてまいります。

電機機器事業

 電機機器事業は、主に三菱電機株式会社の静岡県内の販売代理店としてメーカーの商品戦略、また、お客さまの設備投資需要に影響を受けやすい事業と認識しております。このような環境のなか、新商材の拡大やシステム案件のご提案など商品力の向上、並びにお客さまのご要望にお応えできる営業力・提案力の強化を図り、販売代理店としての価値を高める取り組みを進めてまいります。

車両関係事業

 車両関係事業は、主に株式会社SUBARUの静岡県内の販売特約店として新型車両の投入などメーカーの商品戦略、また、個人消費の動向に影響を受けやすい事業と認識しております。このような環境のなか、接遇レベルの向上やフォロー活動の充実、作業効率の向上によりお客さまをお待たせしない体制の整備などお客さまに満足していただけるサービスの提供に努め、既存顧客とのつながりの強化を図ってまいります。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ③キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、製造費のほか、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。

当社グループは、事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、株主資本を適切な水準に維持するとともに、内部資金の活用及び金融機関からの借入を行うことを資本政策の基本的な方針としております。調達方法は、当社グループの資金需要を踏まえて決定しております。

短期運転資金は自己資金より充当し、不足が生じた場合は金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は51億7千7百万円となっております。

また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は82億5千7百万円となっております。

 

③経営方針・経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

2023年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりです。

営業利益は5億4千8百万円、経常利益は6億7千5百万円となり、計画比増益となりました。

売上面では、各事業ともほぼ計画どおりに推移しました。

利益面では、産業機械事業は部品販売や保守メンテナンスが堅調に推移したこと、車両関係事業は利益率の高い車両の販売が好調に推移したこと及び経費の削減、電機機器事業は空調周辺部材及び冷熱機器の増収により営業利益、経常利益は計画を上回りました。

指標

2023年3月期

(計画)

2023年3月期

(実績)

2023年3月期

(計画比)

営業利益(千円)

300,000

548,463

248,463(82.8%)

経常利益(千円)

350,000

675,761

325,761(93.1%)

 

(3)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。連結財務諸表の作成にあたっては、会計上の見積りを行う必要があり、特に以下の事項は、財政状態及び経営成績に重要な影響を及ぼすと考えております。なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響に関して、連結財務諸表に及ぼす影響は軽微なものと判断しております。ただし、今後の状況の変化により上記仮定に変化が生じた場合には、連結財務諸表に重要な影響を与える可能性があります。

(繰延税金資産の回収可能性)

第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

(履行義務の充足に係る進捗度に基づき認識された収益)

第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。

(固定資産の減損処理)

当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる将来キャッシュ・フローを見積り、見積もられた将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定に当たっては、慎重に検討しておりますが、諸条件や前提条件の変化により、新たな減損処理が必要となる可能性があります。