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最終更新:

E02871 Japan GAAP

売上高

41.4億 円

前期

42.9億 円

前期比

96.7%

時価総額

43.7億 円

株価

794 (07/12)

発行済株式数

5,500,000

EPS(実績)

33.13 円

PER(実績)

23.97 倍

平均給与

611.0万 円

前期

627.9万 円

前期比

97.3%

平均年齢(勤続年数)

42.4歳(16.9年)

従業員数

176人(連結:184人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社(株式会社大田花き)、子会社3社、関連会社3社及びその他の関係会社1社により構成されており、その他の関係会社を除き、花きの卸売事業を主たる業務とし、それに付帯する業務を行っております。

 当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置づけは次の通りであります。

 なお、当社は、花き卸売事業の単一セグメントであります。

 

事業

区分

主な事業内容

会社名

花き卸売事業

卸売市場法に基づき東京都中央卸売市場大田市場において、花き卸売業を営んでおります。

株式会社大田花き(当社)

 

九州地方にて花き類の卸売・問屋業を営んでおります。

株式会社九州大田花き

※1

大田市場の業者向けに花き類を保管する倉庫を賃貸しております。

株式会社大田ウィングス

※1

生産者向けの種苗販売、生花店など小売業者向けの洋らん卸売業、花き小売業を営んでおります。

株式会社ディーオーシー

※2

大田市場の業者向けに花き類を保管する倉庫を賃貸しております。

花き施設整備有限会社

※2

東北地方にて花き類・関連資材の卸売・問屋業を営んでおります。

株式会社とうほくフラワーサポート

※2

大田市場において、花きに関する研究、情報サービスの提供などを行っております。

株式会社大田花き花の生活研究所

※3

 なお、当社のその他の関係会社である株式会社大森園芸ホールディングスとは資本関係のみで、取引は行っておりません。

 

 事業系統図は、次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

 

24/06/24

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

①経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、コロナ禍から社会経済活動の正常化が進む中で企業の設備投資やインバウンド需要の拡大、個人消費の回復など緩やかな回復基調となりました。一方でエネルギー価格の高騰、物価高騰による実質可処分所得の低下、労働人口の減少による人手不足問題など先行きは不透明な状況が続いております。

 花き業界においては冠婚葬祭の件数が戻ったことで需要が回復し、ブランドショップやホテル、レストランなどの生け込み需要、ギフト用の需要が高まりました。消費者の節約志向の高まりを受けて量販店では販売に苦慮する傾向が見られた一方、セレクトショップ化している専門店では10代・20代の若い世代が習慣的に花を購入するという動きが見られました。また円安の状況下で海外への輸出が堅調でした。

 当社は首都圏だけでなく、日本全国の方に花のある生活を楽しんでいただくために全国の花き市場を通じて安定した花の供給に努めております。また、国産花きの魅力を世界に向けて発信してまいります。

 

 このような結果、当連結会計年度の業績は、売上高4,144,605千円(前年同期比3.3%減)、営業利益220,745千円(前年同期比27.4%減)、経常利益283,847千円(前年同期比32.4%減)、親会社株主に帰属する当期純利益182,221千円(前年同期比40.5%減)となりました。

 

 なお、当社グループは花き卸売事業単一セグメントであるため、セグメント別の記載は行っておりません。

 

②財政状態の状況

(資産)

 当連結会計年度末における資産合計は9,237,339千円となりました。流動資産は前連結会計年度末に比べ555,926千円増加し4,731,520千円、固定資産は前連結会計年度末に比べ129,054千円減少し4,505,818千円となりました。流動資産の主な内訳は売掛金2,348,521千円、現金及び預金2,197,418千円、固定資産の主な内訳は建物及び構築物2,469,717千円です。

 

(負債)

 当連結会計年度末における負債合計は4,196,947千円となりました。流動負債は前連結会計年度末に比べ562,875千円増加し2,793,821千円、固定負債は前連結会計年度末に比べ241,909千円減少し1,403,126千円となりました。流動負債の主な内訳は受託販売未払金2,126,362千円、固定負債の主な内訳は退職給付に係る負債512,027千円、長期借入金402,142千円です。

 

(純資産)

 純資産は前連結会計年度末に比べ105,906千円増加し5,040,391千円となりました。これは親会社株主に帰属する当期純利益182,221千円の計上、剰余金の配当76,315千円によるものです。

 

③キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して538,870千円増加し2,302,792千円となっております。

 当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果得られた資金は、1,027,752千円(前年同期は641,112千円の増加)となりました。主な増加要因は、仕入債務の増加644,522千円、税金等調整前当期純利益283,847千円であり、主な減少要因は、法人税等の支払額133,967千円、売上債権の増加33,022千円によるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果使用した資金は、122,159千円(前年同期は61,896千円の使用)となりました。主な減少要因は、有形固定資産の取得による支出84,984千円、無形固定資産の取得による支出37,364千円であり、主な増加要因は貸付金の回収による収入42,339千円によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果使用した資金は、366,723千円(前年同期は400,663千円の使用)となりました。これは主に長期借入金の返済による支出278,744千円、配当金の支払額76,130千円によるものです。

 

④生産、受注及び販売の実績

a.仕入実績

 当連結会計年度の仕入実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。

 なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。

品目

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年同期比

(%)

買付品(千円)

1,006,209

92.0

その他(千円)

159,821

128.0

合計(千円)

1,166,030

95.7

b.受注実績

 該当事項はありません。

c.販売実績

 当連結会計年度の販売実績を取扱品目別に示すと、次のとおりであります。

 なお、当社グループは花き卸売事業の単一セグメントであります。

品目

当連結会計年度

(自 2023年4月1日

至 2024年3月31日)

前年同期比

(%)

受託品(千円)

2,753,225

97.5

買付品(千円)

1,005,290

91.1

その他(千円)

386,089

107.9

合計(千円)

4,144,605

96.7

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループの当連結会計年度の経営成績等について、売上高は過去最高だった昨年には届かなかったものの、コロナによる影響が少なくなり毎月堅調に推移しました。物価高騰が続き実質賃金が伸び悩む中、花きの販売には厳しい環境でしたがお盆やお彼岸では安定した需要があり、またZ世代の購入額が増える傾向が見られました。経費面においても従来より取り組んできた物流の効率化・省力化が奏功しコスト削減を実現しました。このような結果、売上高4,144,605千円(前年同期比3.3%減)営業利益220,745千円(前年同期比27.4%減)経常利益283,847千円(前年同期比32.4%減)親会社株主に帰属する当期純利益182,221千円(前年同期比40.5%減)となりました。

 

 当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因について、「第2 事業の状況 3事業等のリスク」をご参照ください。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社グループの資金状況は、営業活動によって1,027,752千円の資金を得て、投資活動によって122,159千円、財務活動によって366,723千円の資金を使用しました。当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比較して538,870千円増加し2,302,792千円となりました。

 運転資金需要のうち主なものは、商品仕入資金、販売費及び一般管理費の営業費用であり、また、当社グループの事業の特性上、回収、支払サイトが他業種に比べて短く、流動性は極めて高くなっております。

 

③重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。