売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E03333 Japan GAAP

売上高

214.6億 円

前期

187.2億 円

前期比

114.6%

時価総額

271.5億 円

株価

1,633 (04/19)

発行済株式数

16,626,375

EPS(実績)

103.89 円

PER(実績)

15.72 倍

平均給与

471.0万 円

前期

467.6万 円

前期比

100.7%

平均年齢(勤続年数)

39.6歳(4.0年)

従業員数

71人(連結:752人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社NEW ART HOLDINGS)及び連結子会社12社並びに非連結子会社4社で構成され、ブライダルジュエリー(婚約指輪・結婚指輪)の製造・販売、エステティックサロンの運営、オークションの企画・運営、美術品の販売を主たる事業としております。

 当社グループの事業内容と当該事業における位置付けは次のとおりであります。

 なお、次に示す事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

事業区分

事業内容

会社名

 

ジュエリー・アート・

オークション事業

「銀座ダイヤモンドシライシ」、「エクセルコ ダイヤモンド」の運営を通じたブライダルジュエリーの製造・販売、ブライダル関連サービス

当社

株式会社ニューアート・シーマ

HONG KONG NEW ART LIMITED

新魅(上海)珠宝有限公司

NEW ART DIAMONDS (SINGAPORE) PTE. LTD.

台湾白石鑽石股份有限公司

ダイヤモンド・ルース(裸石)の仕入・卸

Israel Shiraishi, Ltd.

美術品の販売等

株式会社ニューアート・フィンテック

アートオークションの企画・運営等

株式会社ニューアート・エストウェストオークションズ

ヘルス&ビューティー事業

エステティックサロン「ラ・パルレ」の運営、化粧品及び健康食品等の製造・販売

株式会社ニューアート・ヘルス&ビューティー

台湾帕蕾拉有限公司

上海東美美容有限公司

その他事業

クレジット事業、ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発・製造、ホテル・結婚式場の運営、リゾート事業

株式会社ニューアート・フィンテック

株式会社ニューアート・スポーツ

株式会社ニューアート・リゾート

有限会社軽井沢エレガンスカンパニー

 

※画像省略しています。

 

23/06/30

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

 当連結会計年度は、売上高及び利益ともに前期を大きく上回る業績を挙げることが出来ました。基幹事業であるジュエリー・アート・オークション事業においては、国内主要都市への積極的な店舗展開と海外事業の回復により業績を牽引いたしました。積極的な事業展開を進める一方で、台湾関係会社清算損として2億50百万円を計上及びヘルス&ビューティー事業の店舗減損として1億87百万円の計上を済ませたことにより、2024年3月期以降はジュエリー・アート・オークション事業の業績がよりグループ全体の業績に直結する体制を整えました。

 

 今後は主力であるジュエリー・アート・オークション事業の国内外における積極的な成長展開を推進すると共に、NEW ART総合研究所によるグループ企業のサポート体制を強化してまいります。当社は次期経営者の早期育成と事業継承の為、現在ブライダルジュエリー事業の代表取締役を務める白石哲也をNEW ARTグループの後継者候補として創業者白石幸生と共に2024年3月期も事業を大きく前進させてまいります。

 

 当連結会計年度におけるグループの業績は、売上高214億63百万円(前期比14.6%増)、営業利益33億4百万円(前期比22.4%増)、経常利益33億71百万円(前期比14.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益17億27百万円(前期比16.8%増)となりました。

 

 「みんなの夢の企業グループ NEW ARTはアートの持てるすべての力であなたを美と健康と幸せに導きます」という企業理念のもとに、2023年3月期の期末配当は2022年6月14日に発表させて頂きましたとおり、1株につき70円の普通配当に感謝特別配当30円を加算した1株につき100円の配当を2023年5月30日の取締役会議にて決議致しました。支払開始日は2023年6月30日とさせて頂きます。

 

 各セグメントの業績は次のとおりであります。

 

①ジュエリー・アート・オークション事業

 当連結会計年度におけるジュエリー・アート・オークション事業の売上高は188億80百万円(前期比17.8%増)、セグメント利益は39億80百万円(前期比18.6%増)となりました。

 ジュエリー事業においては、ダイヤモンドの仕入高アップや国内外ブランドの競争がある中で、順調に推移致しました。前連結会計年度より継続して実施している国内未出店エリアへの新規出店に関しては、宮崎市、四日市市、高知市、岐阜市へ銀座ダイヤモンドシライシとエクセルコダイヤモンドの統合店舗を4店舗新規オープンいたしました。また、既存店舗のららぽーと湘南平塚店と池袋パルコ店に併設する形でエクセルコダイヤモンドを2店舗新たにオープン致しました。2024年3月期においても4月14日に仙台地区で2拠点目となる「銀座ダイヤモンドシライシ/エクセルコダイヤモンド仙台パルコ2店」5月26日には沖縄県への初出店となる「銀座ダイヤモンドシライシ/エクセルコダイヤモンド沖縄パルコシティ店」を出店し6月以降も数店舗の出店を準備中です。

 現在このように全国展開を推進できる一番の要因として2019年から放映しているTVCMによる認知度の向上が挙げられます。「世界の中心で愛を叫ぶ」等を手掛けた恋愛映画の巨匠、行定勲監督が描くTVCMは銀座ダイヤモンドシライシの認知度を大きくあげ、新規出店地区においても大きな反響を得ています。これまでいくつものプロポーズと共通する「日常のなかにある特別な瞬間、そこに存在するダイヤモンドの輝き」をテーマに、2023年4月からは各種映画賞受賞歴があり注目を集める俳優の若葉竜也さんと木竜麻生さんを新たなキャストに迎えた「きみの寝顔」篇の放映も始まっており、さらなる全国的な認知度の向上を図ってまいります。

 

 今後もグループの基幹事業として経済情勢をみながら積極的な成長展開と製造部門の強化を行い、利益創出をしてまいります。

 

 アート・オークション事業においてプライベートセールは、新聞広告による集客が奏功し高額作品の販売が実施され、業績に寄与することが出来ました。オークションにおいては国内にて4回のオークションを開催致しました。また、2023年5月28日には世界のアート市場の中心である香港にてエストウェストオークションズとしては3年ぶりの海外オークションを開催致しました。オークション会場は世界の名だたるメガギャラリーが集結するH QUEEN’Sで実施します。出品する作品は現在香港の現代美術館「M+」で展覧会が開催されている草間彌生の草間作品を中心に80点、具体、奈良美智、村上隆、ロッカクアヤコなど日本のコンテンポラリーアートを代表する作家の作品80点合計160点の出品がありました。今後も国内外において7月東京、9月香港、11月東京、2024年1月シンガポール、3月香港と定期的にオークションを開催致します。今後もNEW ART グループの柱となるよう、国際的なオークションハウスとして積極的に事業を展開してまいります。

 

②ヘルス&ビューティ-事業

 当連結会計年度におけるヘルス&ビューティー事業の売上高はコロナの影響も残り22億11百万円(前期比12.5%減)、セグメント損失は2億31百万円(前期はセグメント損失4億85百万円)となりました。

 

 当連結会計年度は、エステ事業の抜本的な改革としてブライダルジュエリーで成功しているマンツーマン接客を取り入れました。カウンセリングと施術を別スタッフが担当する接客から、一人のスタッフが全て一貫して担当する接客に変更しお客様の満足度を上げ継続率アップを図りました。なお、当連結会計年度において減損兆候のある店舗は既に減損損失を計上しております。新事業年度においてはエステ事業の抜本的改革の継続と共に健康食品のサプリメントや化粧品の研究開発を進め、NEW ART総合研究所の経営サポートを受けながら事業の推進を図ります。

 

③その他事業

 スポーツ事業においては、「CRAZY」ブランドで展開しているゴルフクラブの販路を広げるため、スポーツ量販店ゼビオ・ヴィクトリアへの卸売を推進致しました。2023年3月末時点で、全国36店舗への展開が済んでおります。

 また、NEW ART総合研究所と連携しゴルフ用品の開発も進めており、新商品が誕生することで新しい売上が期待されます。

 フィンテック事業においては、ヘルス&ビューティーのクレジットをすべて(100%)引き受け、確実に利益の出る体制の計画実現の為、業容拡大を目指して人員を増加し大きく成長できる事業体制の構築を進めました。

 これらの事業の業績を集計した結果、売上高は4億9百万円(前期比117.2%増)、セグメント損失67百万円(前期はセグメント損失25百万円)となりました。

 

(注)セグメントの業績数値は、セグメント間の内部売上高または振替高を調整前の金額で記載しています。
 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、資金という)は、前連結会計年度末に比べ、6億94百万円減

少し、26億28百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況と要因は、以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動の結果獲得した資金は、19億70百万円(前年同期比66百万円増)となりました。これは主に、法人税等の

支払額が13億3百万円、棚卸資産の増減額が5億85百万円あった一方で、税金等調整前当期純利益が29億15百万円、

法人税等の還付額が5億64百万円、減価償却費が3億38百万円あったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 投資活動の結果支出した資金は、10億54百万円(前年同期比1億27百万円増)となりました。これは主に、有形固

定資産の取得による支出が8億34百万円、敷金及び保証金の差入による支出が1億10百万円、投資有価証券の取得に

よる支出が1億8百万円あったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動の結果支出した資金は、17億円(前年同期比8億56百万円増)となりました。これは主に、長期借入れに

よる収入が18億78百万円あった一方で、配当金の支払額が11億79百万円、長期借入金の返済による支出が9億86百万

円、自己株式の取得による支出が9億4百万円あったことによるものであります。

 

③ 販売の実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

主な販売・サービスの名称など

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

(千円)

前年同期比

(%)

構成比

(%)

 ジュエリー・アート・オークション事業

 ブライダルジュエリーの製造・販売、ブライダル関連サービス、美術品の販売、アートオークションの運営等

18,879,406

17.8

88.0

 ヘルス&ビューティー

 事業

 エステティックサロンの運営、化粧品及び健康食品等の製造・販売

2,173,947

△13.5

10.1

 その他事業

 クレジット事業、ゴルフ用品の製造・販売、関連スポーツ用品の開発・製造、ホテル・結婚式場の運営・リゾート開発事業

409,869

117.2

1.9

合 計

21,463,223

14.6

100.0

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 ・財政状態の分析

(資産の部)

 流動資産は、前連結会計年度末比93百万円増加(前連結会計年度末比0.7%増)し、131億4百万円となりました。これは主に、現金及び預金が6億58百万円、商品及び製品が5億44百万円減少した一方で、販売用不動産が11億18百万円、受取手形、売掛金及び契約資産が88百万円増加したことによるものであります。

 固定資産は、前連結会計年度末比13億94百万円増加(同17.7%増)し、92億89百万円となりました。これは主に、土地が8億59百万円、繰延税金資産が1億58百万円、建物及び構築物が1億42百万円増加したことによるものであります。

 この結果、総資産は前連結会計年度末比14億87百万円増加(同7.1%増)し、223億94百万円となりました。

 

(負債の部)

 流動負債は、前連結会計年度末比4億45百万円増加(前連結会計年度末比5.3%増)し、88億94百万円となりまし

た。これは主に、支払手形及び買掛金が2億8百万円減少した一方で、未払法人税等が3億97百万円、1年内返済予定の長期借入金が1億78百万円増加したことによるものであります。

 固定負債は、前連結会計年度末比12億92百万円増加(同46.0%増)し、41億1百万円となりました。これは主に、長期借入金が11億93百万円増加したことによるものであります。

 この結果、負債合計は前連結会計年度末比17億38百万円増加(同15.4%増)し、129億96百万円となりました。

 

(純資産の部)

 純資産は、前連結会計年度末比2億50百万円減少(前連結会計年度末比2.6%減)し、93億98百万円となりまし

た。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益が17億27百万円あった一方で、剰余金の配当が11億95百万円、自己株式の取得が9億4百万円あったことによるものであります。

 以上の結果、自己資本比率は41.2%(前連結会計年度末は45.4%)となりました。

 

・経営成績の分析

(売上高)

 当連結会計年度における売上高は、前期と比べ27億40百万円増加し、214億63百万円(前期比14.6%増)となりました。ジュエリー・アート・オークション事業の業績は好調に推移し売上高は前期を上回ることができました。各報告セグメントの外部顧客に対する売上高の連結売上高に占める割合は、ジュエリー・アート・オークション事業が88.0%ヘルス&ビューティー事業が10.1%その他事業が1.9%となりました。

 

(売上総利益)

 当連結会計年度における売上総利益は、前期と比べ13億94百万円増加し、135億42百万円(前期比11.5%増)となりました。また、売上総利益率は、前期に比べ1.8ポイント減少し、63.1%となりました。

 

(営業利益)

 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費が増加し、前期と比べ7億89百万円増加し、102億37百万円(前期比8.4%増)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前期と比べ6億5百万円増加し、33億4百万円(前期比22.4%増)となりました。

 

(経常利益)

 当連結会計年度における営業外収益は、前期と比べ2億2百万円減少し、1億58百万円(前期比56.1%減)となりました。当連結会計年度における営業外費用は、前期と比べ29百万円減少し、91百万円(前期比24.4%減)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度の経常利益は、前期と比べ4億31百万円増加し、33億71百万円(前期比14.7%増)となりました。

 

(親会社株主に帰属する当期純利益)

 当連結会計年度における特別利益は投資有価証券売却益により1百万円(前期比97.4%減)となりました

 当連結会計年度における特別損失は、減損損失1億87百万円、関係会社清算損2億50百万円等により4億57百万円(前期比40.7%減)となりました。

 以上の結果、当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、前期と比べ2億47百万円増加し、17億27百万円(前期比16.8%増)となりました。

 

(1株当たり当期純利益)

 当連結会計年度における1株当たり当期純利益(EPS)は、110.56円となり、前期の93.16円と比べ17.40円増加しました。株主重視の観点から、引き続き当該指標の向上に注力していきます。

 

(自己資本当期純利益率)

 当連結会計年度における自己資本当期純利益率(ROE)は、18.4%となり、前期と比べ2.2ポイント増加しました。株主重視の観点から、引き続き当該指標の向上に注力していきます。

 

・2023年3月期の達成・進捗状況

 2023年3月期の達成・進捗状況は以下のとおりの結果となりました。

 

 

2023年3月期(計画)

2023年3月期(実績)

計画比

売上高

21,700百万円

21,463百万円

△236百万円

(    1.1%減)

営業利益

3,700百万円

3,304百万円

△395百万円

(    10.7%減)

経常利益

3,800百万円

3,371百万円

△428百万円

(   11.3%減)

親会社株主に帰属する

当期純利益

2,200百万円

1,727百万円

△472百万円

(    21.5%減)

 

 2023年3月期につきましては、主力のジュエリー・アート・オークション事業においてある程度の売上を確保致しましたが、新型コロナの影響が想定より長引いたことでヘルス&ビューティー事業及びその他の事業の売上が減少し、売上高、営業利益、親会社株主に帰属する当期純利益は業績予想値を下回る結果となり厳しい経営を余儀なくされました

 

・次期の見通し

 ジュエリー国内事業については、今後も地方都市を中心に店舗展開を推進し、新規顧客の開拓を図ります。新規出 店する地区に関しては行定勲監督の新CMで若葉竜也さんと木竜麻生さんを起用した「きみの寝顔」篇の放映も始まっ ており、さらなる全国的な認知度の向上を図ってまいります。また、ブライダル関連取引先からの集客を改善する為 の施策も並行して実施いたします。引き続きダイヤモンド及び地金の仕入高はアップしている為、製造部門の強化を 行い、原価の改善による利益創出をしてまいります。海外事業については、台湾、香港においてより効果的な集客施 策と販売スキルの底上げを行うことで、さらに売上の向上ができると考えております。

 アート・オークション事業については、5月の香港オークションをスタートに7月東京、9月香港、11月東京、2024年1月シンガポール、3月香港と国内外にて開催いたします。また、中国、韓国、日本、香港、シンガポール、マレーシア、フィリピン等の有名オークションハウスとニューアート・エストウェストオークションズが業務提携しアジアオークション連合として積極的に事業を展開してまいります。

 ヘルス&ビューティー事業については、エステ事業のマンツーマン接客を確立する事で社員のスキルアップと顧客継続率アップを実現いたします。また、NEW ART総合研究所が中小のエステティックサロンとの業務提携を進めながらエステティックサロン経営連合を推進することで、化粧品、健康食品など新商品の企画、開発を進めて参ります。

 フィンテック事業においては、クレジット事業と軽井沢リゾート開発事業を推進致します。クレジット事業はヘルス&ビューティーのクレジットをすべて(100%)引き受ける体制構築を進めております。2024年3月期に全店受入完了予定で内製化が実現する事で確実に利益の出る体制を構築してまいります。

 軽井沢リゾート開発事業は当初予定していた不動産の取得が進行し企画、開発を進めてまいります。旧軽井沢の中央通りに面した1万平米の土地を購入し、アート・ファッション・グルメ・宿泊を兼ね備えた施設を計画中です。また、中軽井沢駅から徒歩10分程の場所にも1万平米を超える土地を近々購入予定であります。軽井沢の不動産価格は直近10年間上昇傾向にあり今後も10年~20年上昇が見込まれている為、グループ資産としての将来性もあります。当社グループのリゾート開発により更に魅力的なエリアとなるよう開発を進めてまいります。

 スポーツ事業においては、「CRAZY」ブランドで展開しているゴルフクラブの販路拡大とブランド開発研究所によるゴルフ用品全般の企画、開発を推進致します。ゴルフ用品の企画・開発を進める事でゼビオ・ヴィクトリア店への卸売上が向上し更なる売上拡大ができる事業であると考えております。また、新事業年度よりNEW ART総合研究所が経営サポートと新商品の企画、開発に積極的に関わり、新商品が誕生することで新しい売上が期待されます。

 

・当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因

 「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

・セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 「(1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

・キャッシュ・フローの分析

 当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 

・当社グループの資本の財源及び資金の流動性

 当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。

 投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。

 当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としています。短期運転資金は自己資金及び金融機関からの短期借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としています。

 なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は75億27百万円となっています。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は26億28百万円となりました。これらのいわゆる手元流動性残高につきましては、当社の財政状態及び金融環境に応じ変動しています。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。

 連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。