売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E02505 IFRS

売上高

10.2兆 円

前期

9.85兆 円

前期比

103.5%

時価総額

3.39兆 円

株価

9,588 (05/21)

発行済株式数

354,056,516

EPS(実績)

961.00 円

PER(実績)

9.98 倍

平均給与

1,180.5万 円

前期

1,114.2万 円

前期比

105.9%

平均年齢(勤続年数)

43.1歳(17.2年)

従業員数

2,626人(連結:66,944人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社775社・持分法適用会社232社で構成され、国内及び海外における各種商品の売買を主要事業とし、これらの商品の製造・加工・販売、事業投資、サービスの提供などの事業に携わっております。

 当社グループでは、金属、グローバル部品・ロジスティクス、自動車、機械・エネルギー・プラントプロジェクト、化学品・エレクトロニクス、食料・生活産業、アフリカの7営業本部に関係する事業として区分しており、それぞれの事業は、当社の営業本部及び営業本部直轄の関係会社により推進しております。

各本部の事業内容は次のとおりであり、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

自動車本部は2023年4月1日付でモビリティ本部に名称変更しております。

 

 

  ※画像省略しています。

23/06/23

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)業績等の概要

①経営環境

 当連結会計年度の世界経済を概観しますと、新型コロナウイルス感染拡大からの回復基調もウクライナ戦争長期化等に起因する粘着的なインフレが景気回復の重石となりました。また経済安全保障リスクの高まりや米国の銀行破綻に端を発した連鎖的な信用不安の拡大等、先行きの不透明感が強まりました。

 米国経済は、堅調な個人消費と逼迫した労働市場を背景とした物価上昇により金融引き締め策が継続する中、信用不安の高まりから地方銀行の破綻が相次ぐ等、金融市場に不安が残りました。欧州経済は、ウクライナ戦争長期化等によるエネルギー価格の高騰を背景としたインフレが個人消費を抑制し、景気は減速基調となりました。また大手銀行の経営危機等もあり、金融不安が残りました。中国経済は、ゼロコロナ政策で景気が減速基調となっていましたが、年末のゼロコロナ政策解除以降、設備投資や個人消費が回復しました。一方、低調な不動産投資や高止まりする失業率等が懸念材料となりました。新興国はまだら模様の経済基調であり、経済活動再開や供給制約の緩和等に伴う外需主導の景気回復を享受する国々がある一方、一部の国々では資源価格高騰や政情不安等により景気は減速しました。

 こうした中、わが国経済は、インバウンド需要や輸出の回復等外需が経済拡大に寄与した一方、輸入物価主導型のインフレによる国内個人消費の低迷が景気の下押し圧力となりました。また、長引く円安基調により1月の経常収支が過去最大の赤字を計上する等、貿易動向も先行き不安な情勢となりました。

 

②セグメント別の事業活動

 当社グループは「Global Vision」において、あるべき姿として「Be the Right ONE」を掲げ、Mobility分野、Life & Community分野、Resources & Environment分野の3つの事業領域で当社グループならではの強みである「Toyotsu Core Values」を発揮し、当社グループらしい事業を広げてまいります。なお、自動車本部は2023年4月1日付でモビリティ本部に名称変更しております。

(Ⅰ)金属

 豊通リチウム㈱が福島県双葉郡楢葉町に建設を進めていた、国内初となる水酸化リチウムの製造工場が、2022年11月に竣工しました。電動車の普及加速やバッテリー性能の向上に伴い、これまで以上に需要が見込まれる水酸化リチウムを高品質かつ安定的に供給する事で、カーボンニュートラルに貢献するとともに、本事業を通じて地域経済の活性化や東日本大震災の被災地域の産業復興にも貢献していきます。

(Mobility分野・Resources & Environment分野)

(Ⅱ)グローバル部品・ロジスティクス

 ㈱Resilireと協業し、同社が開発したサプライチェーンの可視化・リスク管理サービスと当社の物流に関するオンラインプラットフォーム「Streams(ストリームス)」を組み合わせ、リスク対策に向けた一気通貫サービスの提供を、2022年11月から開始しました。DX推進を通じてお客様のサプライチェーンの強靭化及び事業継続計画強化に貢献していきます。(Mobility分野)

(Ⅲ)自動車

 カンボジアにおいて、車両組立事業会社であるToyota Tsusho Manufacturing (Cambodia) Co., Ltd.を2022年8月に設立しました。本事業は、同年11月にカンボジア政府と当社が締結した「自動車産業の発展に向けた協業に関するMOU(覚書)」に基づく取り組みであり、同国の自動車産業と経済及び社会の発展に貢献していきます。(Mobility分野)

(Ⅳ)機械・エネルギー・プラントプロジェクト

 再生可能エネルギー事業の更なる拡大を目的に、東京電力ホールディングス㈱が保有する㈱ユーラスエナジーホールディングスの株式40%を取得し、2022年8月に完全子会社化しました。また、同目的で、ソフトバンクグループ㈱が保有するSBエナジー㈱の85%の株式を取得し、2023年4月に子会社化するとともに社名をテラスエナジー㈱に改めました。カーボンニュートラル実現への取り組みを加速させることで、脱炭素社会への移行に貢献していきます。(Resources & Environment分野)

(Ⅴ)化学品・エレクトロニクス

 ペットボトルの水平リサイクルを目的に、2022年10月に豊通ペットリサイクルシステムズ㈱が滋賀県にて工場を本格稼働しました。また同月、Car to Carの水平リサイクル実現を目的に、当社が出資している㈱プラニックが静岡県にて御前崎工場を本格稼働しました。両社のリサイクル事業を通じて、サーキュラーエコノミー(循環型経済)を推進していきます。

(Mobility分野・Life & Community分野・Resources & Environment分野)

 

(Ⅵ)食料・生活産業

 インド国内において病院向けリネンサプライ等の高品質な医療周辺サービスを提供する事を目的に、㈱トーカイと設立したValabhi Hospital Services Private Limitedが2022年11月から営業を開始しました。より安心・安全な医療の提供と地域医療の発展に貢献できるよう、新しいリネンサプライの事業モデル構築と高品質な医療周辺サービスの提供を推進していきます。(Life & Community分野)

(Ⅶ)アフリカ

 アンゴラの保健省とヘルスケア分野に関して、またエネルギー・水省及び交通省傘下の開発公社と再生可能エネルギーをはじめとするグリーンエコノミー分野に関して、それぞれMOU(覚書)を、2023年3月に締結しました。同国が進める産業の多角化に寄与し、経済発展に貢献していきます。

(Life & Community分野・Resources & Environment分野)

 

③業績

 

 

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度

(2022年3月期)

当連結会計年度

(2023年3月期)

増減

収益

80,280

98,485

18,205

売上総利益

7,592

9,688

2,096

営業活動に係る利益

2,941

3,887

946

当期利益(親会社所有者帰属)

2,222

2,841

619

総資産

61,431

63,770

2,339

 

(2)仕入、成約及び販売の実績

①仕入の実績

 仕入と販売との差額は僅少であるため、記載は省略しております。

 

②成約の実績

 成約と販売との差額は僅少であるため、記載は省略しております。

 

③販売の実績

 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)業績等の概要 ③業績」及び「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項4.セグメント情報」を参照してください。

 

(3)経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析

①重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成されております。この連結財務諸表を作成するに当たり、重要となる会計方針については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項3.重要な会計方針」に記載しています。また、重要な見積り及び判断については「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項2.作成の基礎 (4)重要な会計上の判断、見積り及び仮定」に記載しています。

 

②当連結会計年度の経営成績の分析

 当社グループの当連結会計年度の収益は、自動車販売の増加、金属等の市況及び欧州電力価格上昇により、前連結会計年度を1兆8,205億円(22.7%)上回る9兆8,485億円となりました。

 利益につきましては、営業活動に係る利益は販売費及び一般管理費の増加の一方で、売上総利益の増加により、前連結会計年度を946億円(32.2%)上回る3,887億円となりました。当期利益(親会社の所有者に帰属)は前期一過性利益の影響があったものの営業活動に係る利益の増加に加え、持分法投資損益の増加等により、前連結会計年度を619億円(27.9%)上回る2,841億円となりました。

 

 セグメントごとの業績は、次のとおりであります。

 

(Ⅰ)金属

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、前期一過性利益の影響があったものの、市況上昇及び豪亜における自動車生産関連の取り扱い増加等により、前連結会計年度を37億円(5.0%)上回る766億円となりました。

(Ⅱ)グローバル部品・ロジスティクス

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、北米、欧州及び豪亜における自動車部品の取り扱い増加等により、前連結会計年度を87億円(33.9%)上回る343億円となりました。

(Ⅲ)自動車

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、豪亜を中心とした海外自動車販売会社の取扱台数増加等により、前連結会計年度を172億円(60.4%)上回る457億円となりました。

(Ⅳ)機械・エネルギー・プラントプロジェクト

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、前期一過性利益の影響及び当期電力事業における一過性損失があったものの、欧州電力価格の上昇等により、前連結会計年度を114億円(53.8%)上回る326億円となりました。

(Ⅴ)化学品・エレクトロニクス

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、エレクトロニクス事業の取り扱い増加及び化学品事業における市況の上昇等により、前連結会計年度を49億円(11.3%)上回る479億円となりました。

(Ⅵ)食料・生活産業

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、南米食料事業における輸送費負担増加があるものの、国内生活産業事業の一過性利益等により、前連結会計年度を41億円(73.9%)上回る95億円となりました。

(Ⅶ)アフリカ

 当期利益(親会社の所有者に帰属)については、自動車販売会社の取扱台数増加等により、前連結会計年度を103億円(39.8%)上回る363億円となりました。

 

 次期の業績の見通しにつきましては、当期利益(親会社の所有者に帰属)は2,800億円となる見込みです。

 

③財政状態

 資産につきましては、現金及び現金同等物で1,186億円、棚卸資産で663億円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ2,339億円増加の6兆3,770億円となりました。また、資本につきましては、当期利益(親会社の所有者に帰属)等により利益剰余金が2,263億円増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ1,257億円増加の2兆685億円となりました。

 その結果、親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率)は30.0%、ネットDERは0.7倍となりました。

 

④資本の財源及び資金の流動性についての分析

(Ⅰ)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、営業活動による増加、投資活動及び財務活動による減少等により7,716億円となり、前連結会計年度末より1,186億円の増加となりました。資金の増減額は前連結会計年度と比べて1,598億円の増加となっており、この主な増加または減少要因は以下のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において、営業活動による資金の増加は4,442億円となりました。これは税引前利益等によるものです。前連結会計年度比では3,941億円の収入増加となりましたが、これは主に運転資本が2,658億円減少したこと等によるものです。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において、投資活動による資金の減少は1,399億円となりました。これは有形固定資産の取得による支出等によるものです。前連結会計年度比では174億円の支出減少となりましたが、これは主に投資の売却等による収入が191億円増加したこと等によるものです。

 以上の結果、当連結会計年度におけるフリー・キャッシュ・フローは3,043億円の資金の増加となりました。前連結会計年度比では4,115億円の増加となりました。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度において、財務活動による資金の減少は2,066億円となりました。これは非支配株主からの子会社持分取得による支出等によるものです。前連結会計年度比では2,515億円の支出増加となりました。

(Ⅱ)財務戦略

 当社グループでは、財務健全性を維持した安定的成長を目指して、「資産の効率化」と「資産の内容に見

合った調達」を柱とする財務戦略を推進しております。

 「資産の効率化」については、“最小限の資金で最大限の利益確保”を目指し、売掛債権回収の早期化、在庫の削減等による運転資本の効率化や不稼動・非効率固定資産の削減など、資金の効率化を進めております。これらの活動により得られる資金を、より将来性の高い事業への投資や、有利子負債の圧縮に充当することにしており、“企業価値の向上”と“財務の健全性向上”の両立を目指しております。

 一方、「資産の内容に見合った調達」については、固定資産は長期借入金と株主資本でカバーし、運転資本は短期借入金でカバーすることを原則としておりますが、同時に運転資本の底溜り部分も長期資金でまかなうことを方針としております。また、連結ベースでの資金管理体制については、親会社からの国内グループファイナンスに一元化すると共に、海外子会社の資金調達についても、アジア及び欧米の海外現地法人などにおいて集中して資金調達を行い、子会社への資金供給をするというキャッシュマネジメントシステムを活用したグループファイナンスを行うことで、連結ベースでの資金の効率化に努め、資金管理体制の更なる充実を図っております。更には、当社グループの資金調達の安全のため、マルチカレンシー・リボルビング・ファシリティー(複数通貨協調融資枠)等を設定するなど、不測の事態にも対応できるように備えております。

 今後の資金調達について、当社グループの営業活動が生み出すキャッシュ・フロー、資産の内容、経済情勢、金融環境などを考慮し、資産の一層の効率化と安定的な資金調達に対応していきたいと考えております。

 当連結会計年度末の流動比率は連結ベースで152%となっており、流動性の点で当社の財務健全性を維持しております。また、当社及び連結子会社では、主として現預金及び上述コミットメントラインの設定により、十分な流動性を確保しております。

 

 当連結会計年度末時点での当社の長期及び短期の信用格付けは次のとおりです。

 

長期

短期

格付投資情報センター(R&I)

AA-(安定的)

a-1+

スタンダード&プアーズ(S&P)

A(安定的)

A-1

ムーディーズ(Moody's)

A3(安定的)