売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

ニュース

  • ニュースリリースデータがありません。


最終更新:

E03546 Japan GAAP

売上高

468.6億 円

前期

397.3億 円

前期比

117.9%

時価総額

380.0億 円

株価

2,100 (05/02)

発行済株式数

18,093,643

EPS(実績)

182.11 円

PER(実績)

11.53 倍

平均給与

620.9万 円

前期

617.4万 円

前期比

100.6%

平均年齢(勤続年数)

40.2歳(17.6年)

従業員数

1,214人(連結:1,267人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当行グループは、当行及び連結子会社6社で構成され、銀行業務を中心に、リース業務、保証業務などの金融サービスに係る事業を行っております。

 当行グループの事業に係わる位置付けは次のとおりであります。なお、事業の区分は「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

〔銀行業務〕

 当行の本店ほか支店96か店、出張所1か店の計98か店においては、預金業務及び貸出業務に加え、有価証券投資業務、内国為替業務、外国為替業務、公共債・投資信託・保険商品の窓口販売業務等を行っており、グループの中心的業務と位置付けております。

〔リース業務〕

 子会社1社においては、リース業務等を行っております。

〔その他の業務〕

 子会社5社においては、地域活性化支援業務・経営コンサルティング業務、地域商社業務、個人ローン信用保証業務、クレジットサービス業務等を行っております。

 

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

※画像省略しています。

23/06/28

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当行グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

a 連結損益の概要

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

 比較

連結粗利益

26,622

20,327

△6,295

資金利益

23,729

25,384

1,655

役務取引等利益

4,025

4,748

723

その他業務利益

△1,132

△9,806

△8,674

うち国債等債券損益

△1,427

△10,100

△8,673

営業経費

21,938

21,230

△708

貸倒償却引当費用

1,834

614

△1,220

株式等関係損益

1,962

6,643

4,681

その他

△95

△189

△94

経常利益

4,716

4,935

219

特別損益

△294

△428

△134

うち減損損失

123

284

161

税金等調整前当期純利益

4,422

4,507

85

法人税等合計

1,233

1,203

△30

非支配株主に帰属する当期純利益

3

7

4

親会社株主に帰属する当期純利益

3,184

3,295

111

(注)連結粗利益=(資金運用収益-資金調達費用)+(役務取引等収益-役務取引等費用)

+(その他業務収益-その他業務費用)

 前連結会計年度に比べて、国債等債券損益は悪化したものの、株式等関係損益の好転と営業経費や貸倒償却引当費用の減少により、経常利益は219百万円増加して4,935百万円となりました。

 親会社株主に帰属する当期純利益は111百万円増加して3,295百万円となりました。

 

b セグメントごとの収益、利益

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前連結会計年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

 比較

銀行業務

リース

業務

その他

銀行業務

リース

業務

その他

銀行業務

リース

業務

その他

経常収益

34,783

4,783

1,216

41,742

4,880

1,311

6,959

97

95

セグメント利益

4,731

98

293

4,833

129

364

102

31

71

 

c 当行単体損益の概要

 連結損益の大宗である当行単体損益(セグメント、銀行業務)の概要は次のとおりであります。

 

 

 

(単位:百万円)

 

 前事業年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

 当事業年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

 比較

業務粗利益

25,736

19,436

△6,300

資金利益

24,096

25,743

1,647

役務取引等利益

3,041

3,743

702

その他業務利益

△1,401

△10,050

△8,649

うち国債等債券損益

△1,427

△10,100

△8,673

経費(除く臨時処理分)

20,872

20,283

△589

うち人件費

10,814

10,564

△250

うち物件費

8,664

8,437

△227

コア業務純益

6,291

9,252

2,961

一般貸倒引当金繰入額①

676

△210

△886

臨時損益

543

5,470

4,927

不良債権処理額②

1,062

835

△227

株式等関係損益

1,962

6,643

4,681

その他臨時損益

△356

△336

20

経常利益

4,731

4,833

102

特別損益

△292

△419

△127

うち減損損失

123

284

161

法人税等合計

1,098

1,047

△51

当期純利益

3,340

3,366

26

 

 

 

 

与信関係費用①+②

1,738

625

△1,113

(注)コア業務純益=(業務粗利益-国債等債券損益)-経費

 

 

※画像省略しています。

 

 

※画像省略しています。

 

 資金利益と役務取引等利益の増加に加えて経費が減少したことから、コア業務純益は前事業年度に比べて2,961百万円増加し9,252百万円となりました。(増加率47.0%)

 国債等債券損益は悪化したものの、コア業務純益の増加に加えて株式等関係損益の好転と与信関係費用の減少により、経常利益は102百万円増加し4,833百万円となりました。(増加率2.1%)

 当期純利益は26百万円増加し3,366百万円となりました。(増加率0.7%)

 

※画像省略しています。

 

 貸出金利息は、利回りが低下したものの平残が増加したことにより、前事業年度に比べて6百万円増加し15,646百万円となりました。

 有価証券利息配当金は、平残が増加し利回りが上昇したことにより、1,454百万円増加し9,835百万円となりました。

 これらを主因に、資金利益は1,647百万円増加し25,743百万円となりました。

 

 

※画像省略しています。

 

 投資信託販売手数料は、前事業年度に比べて121百万円減少し438百万円となりましたが、生命保険販売手数料は、397百万円増加して862百万円となりました。

 また、シンジケートローンアレンジャーフィーは160百万円増加して217百万円となりました。

 これらを主因に、役務取引等利益は702百万円増加して3,743百万円となりました。

 

d リース業務における損益の概要

 売上高が増加し、貸倒償却引当費用は減少したことから、前連結会計年度に比べてセグメント利益は31百万円増加しました。

 

e 連結財政状態の概要

 

 

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

比較

資産の部

36,656

35,261

△1,395

うち現金預け金

8,434

7,543

△891

うち有価証券

8,866

7,780

△1,086

うち貸出金

18,281

18,924

643

負債の部

34,978

33,762

△1,216

うち預金(譲渡性預金含む)

31,082

31,485

403

純資産の部

1,678

1,499

△179

うち株主資本合計

1,494

1,509

15

うちその他の包括利益累計額合計

177

△16

△193

 

f セグメントごとの資産、負債

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

比較

銀行業務

リース

業務

その他

銀行業務

リース

業務

その他

銀行業務

リース

業務

その他

セグメント資産

36,562

153

116

35,157

153

118

△1,405

0

2

セグメント負債

34,965

104

41

33,740

105

44

△1,225

1

3

 

g 当行単体の有価証券、貸出金、預金の概要

 連結貸借対照表の大宗である当行単体(セグメント、銀行業務)の有価証券、貸出金および預金の概要は次のとおりであります。

(a)有価証券の残高

 

 

 

(単位:億円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

比較

有価証券

8,902

7,814

△1,088

国債

1,118

462

△656

地方債

2,944

2,913

△31

短期社債

29

29

社債

1,249

1,082

△167

株式

550

480

△70

その他の証券

3,039

2,846

△193

 国債を始めとして残高が減少し、有価証券残高は前事業年度末比1,088億円減少し7,814億円となりました。

 

(b)その他有価証券の評価損益

 

 

 

(単位:億円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

比較

その他有価証券

196

△56

△252

株式

300

253

△47

債券

△24

△79

△55

その他

△79

△230

△151

 株式、債券およびその他の評価損益が悪化したことから、前事業年度末比252億円悪化し56億円の評価損となりました。

 

(c)貸出金の残高(貸出先別、中小企業等貸出)

 

 

 

(単位:億円、%)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

比較

貸出金

18,337

18,978

641

うち住宅ローン

3,500

3,491

△9

うちその他ローン

312

298

△14

うち事業先向け貸出

10,132

10,574

442

うち国・地公体向け貸出

4,357

4,581

224

中小企業等貸出

10,077

10,141

64

中小企業等貸出比率

54.95

53.43

△1.52

 事業先向け貸出および国・地公体向け貸出の増加により、前事業年度末比641億円増加し1兆8,978億円となりました。

 中小企業等貸出は64億円増加しましたが、中小企業等貸出比率は1.52ポイント低下し53.43%となりました。

 

(d)金融再生法開示債権の残高と不良債権比率

 

 

 

(単位:億円、%)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

比較

破産更生債権及びこれらに準ずる

債権

74

75

1

危険債権

347

402

55

要管理債権

22

16

△6

443

492

49

不良債権比率

2.38

2.56

0.18

 金融再生法開示債権は前事業年度末比49億円増加したことから、不良債権比率は0.18ポイント上昇して2.56%となりました。

 

(e)預金(譲渡性預金含む)の残高(預り先別)

 

 

 

(単位:億円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

比較

預金(譲渡性預金含む)

31,160

31,561

401

うち個人預金

20,129

20,552

423

うち法人預金

7,763

7,746

△17

うち公金預金

2,966

3,014

48

 個人預金および公金預金の増加により、前事業年度末比401億円増加し、3兆1,561億円となりました。

 

(f)利回り

 

 

 

(単位:%)

 

 前事業年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

 当事業年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

 比較

有価証券利回り

1.02

1.13

0.11

貸出金利回り

0.86

0.84

△0.02

預金利回り

0.00

0.00

0.00

総資金利ざや

0.17

0.22

0.05

 

h リース業務における資産・負債

 前連結会計年度末に比べて資産・負債ともに大幅な変動はありません。

 

i 純資産の部の概要

 

 

 

(単位:億円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

比較

資本金

141

141

0

資本剰余金

92

92

0

利益剰余金

1,267

1,288

21

自己株式

△6

△12

△6

株主資本合計

1,494

1,509

15

その他有価証券評価差額金

142

△51

△193

繰延ヘッジ損益

0

△0

0

土地再評価差額金

29

29

0

退職給付に係る調整累計額

4

5

1

その他の包括利益累計額合計

177

△16

△193

非支配株主持分

6

6

0

純資産の部合計

1,678

1,499

△179

 利益の積上げにより株主資本合計は前連結会計年度末比15億円増加しました。

 その他有価証券評価差額金の減少により、その他の包括利益累計額合計は193億円減少しました。

 以上により、純資産の部合計は179億円減少しました。

j 連結自己資本比率の状況(国内基準)

 

 

 

(単位:億円、%)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

比較

自己資本比率

11.83

11.57

△0.26

自己資本

1,468

1,477

9

リスク・アセット

12,409

12,762

353

 自己資本は利益の積上げにより前連結会計年度末比9億円増加しましたが、リスク・アセットは貸出金の増加を主因に353億円増加しました。これにより自己資本比率は0.26ポイント低下し11.57%となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

 

 

 

(単位:億円)

 

 前連結会計年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

 比較

営業活動によるキャッシュ・フロー

2,033

△1,671

△3,704

うち貸出金

59

△648

△707

うち預金・譲渡性預金

1,271

402

△869

うち借用金

187

△769

△956

うちコールローン等

△186

88

274

うちコールマネー等

221

△160

△381

うち債券貸借取引受入担保金

229

△660

△889

うち資金運用による収入

239

266

27

うち資金調達による支出

△2

△13

△11

投資活動によるキャッシュ・フロー

△1,455

802

2,257

うち有価証券の取得

△4,606

△4,383

223

うち有価証券の売却・償還

3,171

5,196

2,025

財務活動によるキャッシュ・フロー

△12

△18

△6

うち自己株式の取得

△0

△6

△6

うち配当金の支払額

△12

△12

0

現金及び現金同等物の期末残高

8,384

7,497

△887

 貸出金の増加や借用金、債券貸借取引受入担保金の減少による支出を主因として、営業活動によるキャッシュ・フローは1,671億円の支出超過となりました。

 有価証券の売却・償還による収入が、取得による支出を上回ったことから、投資活動によるキャッシュ・フローは802億円の収入超過となりました。

 財務活動によるキャッシュ・フローの支出超過18億円は、自己株式の取得と配当金の支払によるものです。

 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比887億円減少して7,497億円となりました。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

 「生産、受注及び販売の実績」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度比219百万円増加の4,935百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は111百万円増加の3,295百万円となりました。連結損益の大宗は当行単体損益であり、次のように認識しております。

 

 当事業年度における貸出金は、平均残高が計画を上回ったことにより貸出金利息は計画を若干上回りました。有価証券については、利回りが計画を上回ったことにより利息配当金は計画を上回りました。これにより資金利益は計画を上回ることができました。

 役務取引等利益については、預かり資産販売手数料の上回りにより計画を上回りました。

 経費については、光熱費高騰の影響を受けましたが、動不動産投資の下振れ等により合計では計画を下回りました。

 以上により、コア業務純益は計画比+28億円となりました。

 国債等債券損益は、売却損・償還損の計上により計画を下回った一方で、株式等関係損益は売却益計上により計画を上回りました。さらに、与信関係費用も計画を下回ったことから、経常利益は計画値どおり、当期純利益は計画比+1億円となりました。

 経営課題に掲げている「本業利益の改善」については、役務取引等利益の上回りと経費の下回りにより、計画比+7億円となりました。

 

 当連結会計年度末の純資産の部においては、利益の積上げにより株主資本合計は前連結会計年度末比15億円増加したものの、その他有価証券評価差額金が193億円減少したことから、純資産の部合計では179億円減少いたしました。

 貸出金の増加を主因とするリスク・アセットの増加により、連結自己資本比率(国内基準)は前連結会計年度末から0.26ポイント低下いたしましたが、11.57%の水準を維持しており、財務の健全性は高いと評価しております。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容ならびに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当連結会計年度においては、貸出金の増加や借用金、債券貸借取引受入担保金の減少による支出を要因として、営業活動によるキャッシュ・フローは1,671億円の支出超過となりました。

 有価証券の売却・償還による収入が、取得による支出を上回ったことから、投資活動によるキャッシュ・フローは802億円の収入超過となりました。

 財務活動によるキャッシュ・フローの支出超過18億円は、自己株式の取得と配当金の支払によるものです。

 以上により、現金及び現金同等物の期末残高は、前連結会計年度末比887億円減少して7,497億円となりました。この水準確保により、銀行業としての資本の財源及び資金の流動性に懸念はないものの、マイナス金利政策下における過剰資金は収益性のマイナス要因になり得ることから、引続き中小企業等を中心とした貸出金の増強や、有価証券投資残高の増加が必要であると認識しております。

 当行グループの資本の財源及び資金の流動性については以下のとおりであります。

 重要な資本的支出の予定につきましては「第3 設備の状況」に記載しております。また、資金調達方法につきましては自己資金で対応する予定であります。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当行グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。

 連結財務諸表の作成にあたっては、連結会計年度末日の資産・負債の計上及び会計期間の収益・費用の適正な計上を行うため、見積りや仮定を行う必要があります。連結財務諸表に影響を与え、より重要な経営判断や見積りを必要とする会計方針は次のとおりであります。

 

 貸倒引当金

 当行は、債務者の財務情報や入手可能な外部情報等に基づき、債務者ごとにその債務者区分(正常先、要注意先(要管理先、その他の要注意先)、破綻懸念先、実質破綻先、破綻先)を決定し、「第5 経理の状況 1 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)4.会計方針に関する事項 (5) 貸倒引当金の計上基準」に記載した算出方法により貸倒引当金を計上しております。

 債務者区分は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済への影響を含む債務者の財務情報等に基づき定例及び随時の見直しを行っておりますが、業績不振や財務的な困難に直面している債務者の債務者区分は、今後の業績回復見込や経営改善計画の合理性及び実現可能性についての判断に依存している場合があります。経営改善計画の合理性及び実現可能性の判断の前提となる債務者を取り巻く経営環境等の変化により債務者の債務者区分が変動した場合、翌連結会計年度において貸倒引当金は増減する可能性があります。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う経済への影響については、今後の業況回復見込や感染再拡大の可能性等を考慮し、当連結会計年度末においては数年程度継続するものと仮定し、キャッシュ・フロー見積法を適用している債務者のうち一部の債務者については、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済への影響を勘案したキャッシュ・フローを見積り貸倒引当金を計上しております。なお、当該仮定は前連結会計年度末からの変更はありません。

 また、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う経済への影響を顕著に受けていると認められる宿泊業等の特定の業種に属する債務者に対する信用リスクが高い状況が継続していると判断し、当該債務者の債務者区分を引き下げたものとみなして貸倒実績率に必要な修正を加えて貸倒引当金を追加計上しております。

 なお、仮定の前提となる状況が変化した場合には、翌連結会計年度において貸倒引当金は増減する可能性があります。

 

 

(参考)

(1)国内業務・国際業務部門別収支

 資金運用収支につきましては、国際業務部門で前連結会計年度比69百万円(22.3%)減少したものの、国内業務部門で前連結会計年度比1,724百万円(7.3%)増加したことから、合計では前連結会計年度比1,656百万円(6.9%)増加いたしました。

 役務取引等収支につきましては、国際業務部門で前連結会計年度比1百万円(10.0%)減少したものの、国内業務部門で前連結会計年度比724百万円(18.0%)増加したことから、合計では前連結会計年度比723百万円(17.9%)増加いたしました。

 その他業務収支につきましては、国内業務部門で前連結会計年度比5,800百万円減少し、国際業務部門で前連結会計年度比2,873百万円減少したことから、合計で前連結会計年度比8,674百万円減少いたしました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

23,420

309

23,729

当連結会計年度

25,144

240

25,385

うち資金運用収益

前連結会計年度

23,537

433

1

23,969

当連結会計年度

25,437

1,346

2

26,781

うち資金調達費用

前連結会計年度

117

123

1

239

当連結会計年度

293

1,105

2

1,396

役務取引等収支

前連結会計年度

4,014

10

4,025

当連結会計年度

4,738

9

4,748

うち役務取引等収益

前連結会計年度

6,230

23

6,254

当連結会計年度

6,907

27

6,934

うち役務取引等費用

前連結会計年度

2,215

12

2,228

当連結会計年度

2,169

17

2,186

その他業務収支

前連結会計年度

△282

△850

△1,132

当連結会計年度

△6,082

△3,723

△9,806

うちその他業務収益

前連結会計年度

6,601

481

7,083

当連結会計年度

6,012

81

6,093

うちその他業務費用

前連結会計年度

6,883

1,332

8,216

当連結会計年度

12,094

3,804

15,899

(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2.資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を控除して表示しております。

3.資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。

 

(2)国内業務・国際業務部門別資金運用/調達の状況

① 国内業務部門

 資金運用勘定平均残高は貸出金及び有価証券の増加を主因に前連結会計年度比91,859百万円増加し、運用利回りは有価証券利回りの上昇を主因に0.04ポイント増加したことから、運用利息は1,900百万円増加いたしました。一方、資金調達勘定平均残高は、預金の増加を主因に前連結会計年度比34,859百万円増加し、調達利回りは同水準であることから、調達利息は176百万円増加いたしました。

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

(26,510)

(1)

0.76

3,060,272

23,537

当連結会計年度

(36,399)

(2)

0.80

3,152,131

25,437

うち貸出金

前連結会計年度

1,807,043

15,637

0.86

当連結会計年度

1,848,545

15,625

0.84

うち商品有価証券

前連結会計年度

20

0

0.00

当連結会計年度

20

0

0.00

うち有価証券

前連結会計年度

778,548

7,681

0.98

当連結会計年度

845,171

9,256

1.09

うちコールローン及び買入手形

前連結会計年度

220,482

△5

△0.00

当連結会計年度

251,558

△40

△0.01

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

219,709

217

0.09

当連結会計年度

161,970

588

0.36

資金調達勘定

前連結会計年度

3,375,827

117

0.00

当連結会計年度

3,410,686

293

0.00

うち預金

前連結会計年度

2,934,510

86

0.00

当連結会計年度

3,032,185

81

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

122,369

13

0.01

当連結会計年度

118,972

13

0.01

うちコールマネー及び売渡手形

前連結会計年度

589

△0

△0.00

当連結会計年度

1,347

△0

△0.00

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

58,872

5

0.00

当連結会計年度

67,905

164

0.24

うち借用金

前連結会計年度

260,524

12

0.00

当連結会計年度

191,371

12

0.00

(注)1.国内業務部門とは、当行及び連結子会社の円建取引であります。

2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社につきましては、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度383,474百万円、当連結会計年度334,705百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,044百万円、当連結会計年度1,527百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

② 国際業務部門

 資金運用勘定平均残高は有価証券の減少を主因に5,153百万円減少したものの、資金運用利回りはコールローン利回りの上昇を主因に1.72ポイント増加したことから、運用利息は913百万円増加いたしました。一方、資金調達勘定平均残高は債券貸借取引受入担保金の減少を主因に4,935百万円減少したものの、資金調達利回りはコールマネー利回りの上昇を主因に1.77ポイント増加したことから、調達利息は982百万円増加いたしました。

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

60,421

433

0.71

当連結会計年度

55,268

1,346

2.43

うち貸出金

前連結会計年度

1,956

8

0.44

当連結会計年度

1,609

20

1.24

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

34,849

338

0.97

当連結会計年度

16,454

231

1.40

うちコールローン及び買入手形

前連結会計年度

21,384

86

0.40

当連結会計年度

35,153

1,015

2.88

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

資金調達勘定

前連結会計年度

(26,510)

(1)

0.20

60,956

123

当連結会計年度

(36,399)

(2)

1.97

56,021

1,105

うち預金

前連結会計年度

3,866

8

0.20

当連結会計年度

2,932

25

0.88

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー及び売渡手形

前連結会計年度

2,601

7

0.28

当連結会計年度

5,985

132

2.22

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

27,853

27

0.10

当連結会計年度

10,551

6

0.06

うち借用金

前連結会計年度

当連結会計年度

(注)1.国際業務部門とは、当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2.平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社につきましては、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

 なお、当行国際業務部門の国内店外貨建取引の平均残高は、月次カレント方式(前月末TT仲値を当該月のノンエクスチェンジ取引に適用する方式)により算出しております。

3.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度8百万円、当連結会計年度6百万円)を控除して表示しております。

4.( )内は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

③ 合計

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

3,094,183

23,969

0.77

当連結会計年度

3,171,001

26,781

0.84

うち貸出金

前連結会計年度

1,808,999

15,646

0.86

当連結会計年度

1,850,155

15,645

0.84

うち商品有価証券

前連結会計年度

20

0

0.01

当連結会計年度

20

0

0.03

うち有価証券

前連結会計年度

813,398

8,019

0.98

当連結会計年度

861,626

9,487

1.10

うちコールローン及び買入手形

前連結会計年度

241,866

80

0.03

当連結会計年度

286,712

974

0.33

うち買現先勘定

前連結会計年度

当連結会計年度

うち預け金

前連結会計年度

219,709

217

0.09

当連結会計年度

161,970

588

0.36

資金調達勘定

前連結会計年度

3,410,273

239

0.00

当連結会計年度

3,430,308

1,396

0.04

うち預金

前連結会計年度

2,938,376

94

0.00

当連結会計年度

3,035,118

107

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

122,369

13

0.01

当連結会計年度

118,972

13

0.01

うちコールマネー及び売渡手形

前連結会計年度

3,190

7

0.23

当連結会計年度

7,333

132

1.80

うち債券貸借取引受入担保金

前連結会計年度

86,726

33

0.03

当連結会計年度

78,457

170

0.21

うち借用金

前連結会計年度

260,524

12

0.00

当連結会計年度

191,371

12

0.00

(注)1.資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度383,483百万円、当連結会計年度334,711百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,044百万円、当連結会計年度1,527百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

2.国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は、相殺して記載しております。

 

(3)国内業務・国際業務部門別役務取引の状況

国内業務部門

 役務取引等収益が前連結会計年度比677百万円(10.8%)増加し、役務取引等費用が前連結会計年度比46百万円(2.0%)減少したことから、役務取引等収支は前連結会計年度比724百万円(18.0%)増加いたしました。

国際業務部門

 役務取引等収益が前連結会計年度比4百万円(17.3%)増加したものの、役務取引等費用が前連結会計年度比5百万円(41.6%)増加したことから、役務取引等収支は前連結会計年度比1百万円(10.0%)減少いたしました。

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

6,230

23

6,254

当連結会計年度

6,907

27

6,934

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

1,797

1,797

当連結会計年度

1,911

1,911

うち為替業務

前連結会計年度

1,577

23

1,600

当連結会計年度

1,499

27

1,526

うち証券関連業務

前連結会計年度

42

42

当連結会計年度

28

28

うち代理業務

前連結会計年度

130

130

当連結会計年度

116

116

うち保護預り・貸金庫業務

前連結会計年度

22

22

当連結会計年度

21

21

うち保証業務

前連結会計年度

304

0

304

当連結会計年度

288

0

289

うちクレジット・カード業務

前連結会計年度

893

893

当連結会計年度

946

946

役務取引等費用

前連結会計年度

2,215

12

2,228

当連結会計年度

2,169

17

2,186

うち為替業務

前連結会計年度

185

9

195

当連結会計年度

114

11

126

(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。

 

(4)国内業務・国際業務部門別預金残高の状況

○ 預金の種類別残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

3,027,665

3,430

3,031,096

当連結会計年度

3,051,129

2,625

3,053,755

うち流動性預金

前連結会計年度

2,000,489

2,000,489

当連結会計年度

2,049,395

2,049,395

うち定期性預金

前連結会計年度

982,916

982,916

当連結会計年度

958,222

958,222

うちその他

前連結会計年度

44,259

3,430

47,690

当連結会計年度

43,511

2,625

46,137

譲渡性預金

前連結会計年度

77,190

77,190

当連結会計年度

94,754

94,754

総合計

前連結会計年度

3,104,856

3,430

3,108,286

当連結会計年度

3,145,884

2,625

3,148,510

(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引、特別国際金融取引勘定分等は国際業務部門に含めております。

2.流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

3.定期性預金=定期預金+定期積金

 

(5)国内業務・国際業務部門別貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内業務部門

(除く特別国際金融取引勘定分)

1,826,999

100.00

1,889,956

100.00

製造業

186,285

10.20

188,321

9.97

農業、林業

8,789

0.48

8,326

0.44

漁業

2,236

0.12

1,636

0.09

鉱業、採石業、砂利採取業

19,158

1.05

14,007

0.74

建設業

80,209

4.39

81,307

4.30

電気・ガス・熱供給・水道業

90,616

4.96

112,566

5.96

情報通信業

14,511

0.79

13,048

0.69

運輸業、郵便業

56,151

3.07

60,488

3.20

卸売業、小売業

162,064

8.87

170,907

9.04

金融業、保険業

77,336

4.23

91,168

4.82

不動産業、物品賃貸業

167,332

9.16

174,532

9.24

学術研究、専門・技術サービス業

8,095

0.44

7,509

0.40

宿泊業

11,844

0.65

11,934

0.63

飲食業

10,699

0.59

10,067

0.53

生活関連サービス業、娯楽業

10,149

0.56

9,491

0.50

教育、学習支援業

3,382

0.19

3,158

0.17

医療・福祉

64,340

3.52

61,030

3.23

その他のサービス

24,659

1.35

22,537

1.19

国、地方公共団体

435,736

23.85

458,147

24.24

その他

393,400

21.53

389,764

20.62

国際業務部門及び特別国際金融取引勘定分

1,130

100.00

2,513

100.00

政府等

金融機関

130

11.50

1,000

39.78

その他

1,000

88.50

1,513

60.22

 合計

1,828,129

1,892,469

(注) 国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引は国際業務部門に含めております。

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

 該当事項はありません。

 

(6)国内業務・国際業務部門別有価証券の状況

○ 有価証券残高(末残)

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

111,829

111,829

当連結会計年度

46,206

46,206

地方債

前連結会計年度

294,414

294,414

当連結会計年度

291,360

291,360

短期社債

前連結会計年度

当連結会計年度

2,999

2,999

社債

前連結会計年度

124,971

124,971

当連結会計年度

108,224

108,224

株式

前連結会計年度

50,499

50,499

当連結会計年度

43,503

43,503

その他の証券

前連結会計年度

276,165

28,797

304,963

当連結会計年度

278,730

7,009

285,740

合計

前連結会計年度

857,881

28,797

886,679

当連結会計年度

771,025

7,009

778,034

(注)1.国内業務部門とは当行及び連結子会社の円建取引であり、国際業務部門とは当行及び連結子会社の外貨建取引であります。

2.「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

(自己資本比率の状況)

(参考)

 自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準」(2006年金融庁告示第19号。以下、「告示」という。)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

 なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額の算出においては粗利益配分手法をそれぞれ採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

 

(単位:億円、%)

 

2023年3月31日

1.連結自己資本比率(2/3)

11.57

2.連結における自己資本の額

1,477

3.リスク・アセットの額

12,762

4.連結総所要自己資本額

510

 

単体自己資本比率(国内基準)

 

(単位:億円、%)

 

2023年3月31日

1.単体自己資本比率(2/3)

11.18

2.単体における自己資本の額

1,416

3.リスク・アセットの額

12,663

4.単体総所要自己資本額

506

 

(資産の査定)

(参考)

 資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(1998年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(1948年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるものならびに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1.破産更生債権及びこれらに準ずる債権

 破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2.危険債権

 危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3.要管理債権

 要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4.正常債権

 正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

債権の区分

2022年3月31日

2023年3月31日

金額(億円)

金額(億円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

74

75

危険債権

347

402

要管理債権

22

16

正常債権

18,126

18,705