E04963 Japan GAAP
前期
389.0億 円
前期比
104.7%
当社は、親会社である伊藤忠商事㈱、その他の関係会社である㈱ファミリーマート、㈱三井住友フィナンシャルグループ及び㈱三井住友銀行と協力し、信用購入あっせん、融資等の金融サービス事業を主な事業内容として営んでおります。
当社の主な事業の内容及び事業概要は次のとおりであります。
(1) 金融サービス事業
① 包括信用購入あっせん部門
当社が信用調査の上承認した会員に対して、クレジットカード等を発行し、会員が加盟店において金銭の代わりにそのカード等により商品購入及びサービスの提供を受ける取引形態であり、その利用代金は当社が会員に代わって加盟店に一括立替払いを行い、会員からは一回払い、分割払い又はリボルビング払い等により立替代金を回収するものであります。
② 個別信用購入あっせん部門
当社の加盟店が不特定の消費者に割賦販売を行う場合、当社が信用調査の上承認した顧客に対して、クレジットカードによらず商品購入及びサービス提供の都度契約を行う取引形態であり、その利用代金は当社が顧客に代わって加盟店に一括立替払いを行い、顧客からは一回払い又は分割払いにより立替代金を回収するものであります。
③ 融資部門
(a) カードキャッシング
当社が発行するクレジットカード及びローンカードによる会員向け融資であり、主に提携先のCD・ATMによる融資であります。会員からは一回払い又はリボルビング払いにより回収するものであります。
(b) 各種ローン
不特定の消費者から当社への借入申込に対し、当社が信用調査の上承認した顧客に対して、直接行う融資であり、顧客からは一回払い又は分割払いにより回収するものであります。
(2) その他の事業
保険代理店業等であります。
事業の系統図は次のとおりであります。
当事業年度におけるわが国経済は、雇用・所得環境が改善する下で各種政策の効果もあり、景気は緩やかな回復が続いております。わが国経済の先行きにつきましては、欧米における高い金利水準の継続等による海外景気の下振れがわが国の景気を押し下げるリスクや、物価上昇、金融資本市場の変動等の影響などに十分留意する必要があります。
クレジットカード業界につきましては、カードショッピングはキャッシュレス決済の普及を背景に好調な環境が続いている一方、カードキャッシングは、融資残高の回復ペースが緩慢な環境が続いております。
このような環境の中、当社は2022年度から2024年度を対象とした中期経営計画「Growth2024」のもと、「『4つの戦略』を紡ぎ合わせることによる持続的な成長の追求」をスローガンに、①事業戦略、②オペレーション戦略、③システム戦略、④SDGs戦略の4つの重点事項への取り組みを進めました。
当事業年度における当社の営業収益につきましては、信用購入あっせん部門は、ショッピング取扱高及びショッピングリボ・分割残高が堅調に推移したことにより、信用購入あっせん収益は354億14百万円(前期比6.2%増)となりました。融資部門は、取扱高・残高ともに前年比で減少した結果、融資収益は31億20百万円(同4.8%減)となりました。
以上の結果、営業収益全体では407億44百万円(同4.7%増)となりました。
営業費用につきましては、加盟店倒産に伴う貸倒引当金計上により貸倒関連費用が増加したことや、各種販売管理費等の増加により330億37百万円(同7.9%増)となりました。
以上の結果、営業利益77億6百万円(同7.0%減)、経常利益77億32百万円(同7.2%減)、当期純利益53億44百万円(同7.0%減)となりました。
(資産、負債、純資産の状況)
① 資産の部
当事業年度末における総資産は、前事業年度末に比べて201億36百万円増加し、3,224億27百万円となりました。これは主に、割賦売掛金が242億99百万円増加した一方で、営業貸付金が12億7百万円減少したことによるものであります。
② 負債の部
当事業年度末における負債合計につきましては、前事業年度末に比べて173億17百万円増加し、2,583億47百万円となりました。これは主に、有利子負債が210億円増加した一方で、利息返還損失引当金が23億21百万円減少したことによるものであります。
③ 純資産の部
当事業年度末における純資産合計につきましては、前事業年度末に比べて28億19百万円増加し、640億79百万円となりました。これは、利益剰余金が28億19百万円増加したことによるものであります。また自己資本比率は、19.9%となりました。
当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ、92百万円の減少の63億9百万円となりました。
① 営業活動におけるキャッシュ・フロー
当事業年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、169億6百万円の支出(前事業年度は89億38百万円の支出)となりました。これは主に、割賦売掛金の増加額が242億99百万円となったこと及び税引前当期純利益を77億32百万円計上したことによるものであります。
② 投資活動におけるキャッシュ・フロー
当事業年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、15億94百万円の支出(前事業年度は11億36百万円の支出)となりました。これは主に、顧客管理システムの更改等に伴う無形固定資産の取得による支出が14億87百万円となったことによるものであります。
③ 財務活動におけるキャッシュ・フロー
当事業年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、184億19百万円の収入(前事業年度は96億14百万円の収入)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が423億64百万円となった一方で、長期借入金の返済による支出が283億64百万円となったことによるものであります。
(注)1 取扱高は、元本取扱高であります。
2 各部門別の取扱高の内容及び範囲は次のとおりであります。
3 取扱高には、消費税等は含めておりません(包括信用購入あっせん及び個別信用購入あっせんを除く)。
2025年2月28日現在
2025年2月28日現在
(注) 自己資本は、資産の合計額より負債の合計額並びに配当金の予定額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額であります。
2025年2月28日現在
2025年2月28日現在
2025年2月28日現在
(注)1 リボルビング方式による貸付金は、期間によらず、リボルビングの欄に計上しております。
2 1件当たり平均期間は、リボルビングが含まれるため算出しておりません。
(注) 利用件数については、2024年2月及び2025年2月における月間利用件数であります。
(7) 従業員1人当たり取扱高
(注)1 1人当たり取扱高は、期末日における従業員数により算出しております。
2 従業員数は、就業人員数であり、臨時従業員数は含んでおりません。
当社は、親会社である伊藤忠商事㈱、並びにその他の関係会社である、㈱ファミリーマート、㈱三井住友フィナンシャルグループ及び㈱三井住友銀行と協力し、包括信用購入あっせん、個別信用購入あっせん、融資等の金融サービス事業、保険代理店業等を営んでおり、規模によらない独自のセグメントに強みを発揮する競争力の高い企業を目指しております。
当社の主な営業収益は、包括信用購入あっせん収益、融資収益、クレジットカードの年会費収入、並びに保険代理店業による手数料収入等から成っております。
また、主な営業費用は、金融費用、会員獲得・利用に伴う販売費用、貸倒関連費用、人件費等であります。
なお、文中において将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は有価証券報告書提出日現在において当社が判断したものであります。
当事業年度の業績につきましては、営業収益が407億44百万円(前期比4.7%増)、営業費用が330億37百万円(同7.9%増)となった結果、営業利益は77億6百万円(同7.0%減)、経常利益は77億32百万円(同7.2%減)、当期純利益は53億44百万円(同7.0%減)となりました。
① 営業収益
信用購入あっせん部門は、ショッピング取扱高及びショッピングリボ・分割残高が堅調に推移したことにより、信用購入あっせん収益は354億14百万円(同6.2%増)となりました。
融資部門は、取扱高・残高ともに前年比で減少した結果、融資収益は31億20百万円(同4.8%減)となりました。
また、保険サービスからの手数料収入や年会費収入などを含むその他の収益は22億8百万円(同2.6%減)となりました。
以上の結果、営業収益全体では407億44百万円(同4.7%増)となりました。
② 営業費用
営業費用につきましては、加盟店倒産に伴う貸倒引当金計上により貸倒関連費用が増加したことや、各種販売管理費等の増加により330億37百万円(同7.9%増)となりました。
③ 当期純利益
当事業年度における税引前当期純利益は77億32百万円(同6.9%減)となりました。税効果会計適用後の法人税等負担額は23億88百万円(同6.6%減)となりました。以上の結果、当期純利益は53億44百万円(同7.0%減)となりました。
当社は、信用購入あっせん、融資、設備投資、各種経費の支払等に対して、流動性のある資金を必要としており、かかる資金需要に備え、資金調達の安定性強化と資金調達コストの圧縮を図るため、資金調達方法を多様化し、調達先を分散しております。
具体的には、当社の資金調達は、間接調達(金融機関調達)と直接調達(資本市場調達)で構成されています。間接調達は都市銀行、信託銀行、地方銀行等からの借入であり、直接調達は、社債及びコマーシャル・ペーパーの発行による調達であります。
なお、当事業年度末の資金調達残高全体に対する直接調達残高の比率は35.7%となっており、同比率を、金融環境等に応じて機動的にコントロールし、最適な調達構成を目指しております。
当社は、当事業年度末現在の現金及び現金同等物、今後の営業活動によって得られるキャッシュ・フロー並びに既存の間接、直接調達による資金が、当面の営業活動を維持するのに十分な水準であると考えております。
当事業年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 経営成績等の状況の概要 (3) キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
2022年度を初年度とする中期経営計画では、①ファミリーマート事業、クレジットカード事業、後払い・個品割賦事業、その他新規事業にて構成される「事業戦略」、②審査・債権管理・CRMの高度化を目的とした「オペレーション戦略」、 ③高度なシステム基盤構築を目的とした「システム戦略」、④働き方改革・コンプライアンス・サステナビリティ活動を主軸とした「SDGs戦略」の4点を重点取組事項として掲げ、さらなる企業価値、企業競争力の向上に努めました。
上記の2024年度業績目標に対しては、後払い事業の拡大によりローン債権残高全体では目標を上回る推移となりましたが、ショッピング取扱高の目標未達並びに加盟店手数料率の低下等により、営業収益は業績目標に対して未達となりました。また、費用面では、調達金利の上昇に伴う金融費用の増加並びに加盟店倒産に伴う貸倒引当金の追加計上等により営業費用が増加した結果、経常利益・当期純利益は業績目標に対して未達となりました。
今後の成長拡大に向けて、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおり、2025年度より「3つの成長」と「成長を支える経営基盤の強化」を中期的な経営方針として掲げ、取り組みを進めてまいります。
当社の財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは合理的な基準に基づいて実施しております。
なお、当社の財務諸表で採用する重要な会計方針及び見積りは、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計方針)及び(重要な会計上の見積り)」に記載しております。