売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E00034 Japan GAAP

売上高

510.2億 円

前期

328.6億 円

前期比

155.3%

時価総額

62.0億 円

株価

796 (04/26)

発行済株式数

7,783,448

EPS(実績)

89.16 円

PER(実績)

8.93 倍

平均給与

374.9万 円

前期

356.4万 円

前期比

105.2%

平均年齢(勤続年数)

59.1歳(8.9年)

従業員数

235人(連結:670人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び関係会社)は、当社及び連結子会社13社で構成されており、不動産の分譲、燃料販売(石炭・石油)を主な内容とし、更に各事業に関連するサービス事業等を展開しております。

また、当社及び連結子会社の報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。

(1)不動産セグメント

①当社

マンションの分譲・戸建・住宅地の販売、マンション・ビルの賃貸及び管理、損害保険代理業、マンション・ビルの建築請負工事を行っております。

②新太平洋商事㈱(連結子会社)

事業用地、宅地の分譲及びマンション・ビル等の賃貸を行っております。

(2)商事セグメント

①当社

輸入炭並びにバイオマス燃料、石油、建築資材等の仕入販売並びに国内炭の販売受託及び船舶による石炭・雑貨等の輸送を行っております。

②太平洋運輸㈱(連結子会社)

一般貨物自動車運送事業を行っており、当社の石炭販売に係る輸送も行っております。

③太平洋トラック㈱(連結子会社)

一般貨物自動車運送事業を行っております。

④新太平洋商事㈱(連結子会社)

港湾揚荷役作業を行っております。

(3)サービスセグメント

①当社

有料老人ホームの施設を運営する連結子会社に、施設を賃貸しております。

②㈱太平洋シルバーサービス(連結子会社)

有料老人ホームの運営をしており、当社が同社に施設を賃貸しております。

③㈱太平洋シルバーサービス北海道(連結子会社)

北海道にて有料老人ホームの運営をしており、当社が同社に施設を賃貸しております。

④㈱エイチ・シー・シー(連結子会社)

事務・技術計算の受託及びコンサルタント業務を行い、当社グループのコンピュータシステム開発も行っております。

⑤新太平洋商事㈱(連結子会社)

倉庫等施設の維持・管理、給食事業、ビル・店舗の清掃請負、造園緑化事業及び車検・整備事業を行っております。

⑥㈱太平洋トータルシステム(連結子会社)

ゴルフ練習場の運営を行っております。

⑦㈱栄和サービス(連結子会社)

産業廃棄物処理事業、ビル・店舗の清掃請負を行っております。

⑧まりも交通㈱(連結子会社)

旅客運送業(タクシー業)を行っております。

⑨太平洋フーズ㈱(連結子会社)

飲食店の運営を行っております。

(4)建設工事セグメント

①㈱太平洋製作所(連結子会社)

建設工事並びに機械等の製造・修理を行っております。

②㈱太平洋機工(連結子会社)

建設工事並びに機械等の製造・修理を行っております。

(5)肥料セグメント

訓子府石灰工業㈱(連結子会社)

炭カル肥料・消石灰・石粉の製造販売を行っております。

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

※画像省略しています。

 

23/06/29

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、社会経済活動の正常化に向けた動きが見られたものの、長期化するロシア・ウクライナ情勢等を背景としたエネルギーや原材料価格の高騰等による物価の上昇、また世界的な金融引き締め等の影響による海外景気の下振れリスク等、依然として景気の先行きは不透明な状況が続いております。

このような経済状況下、当連結会計年度における当社グループの経営成績は、商事セグメントの輸入炭販売単価が上昇したこと等により、売上高は510億16百万円(前年同期比55.3%増)となり、利益面につきましては輸入炭の販売数量が増加したこと等により、営業利益は14億5百万円(同122.6%増)、経常利益は13億25百万円(同239.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は6億94百万円(同89.1%増)となりました。

なお、セグメントの業績は次のとおりであります。

イ. 不動産セグメント

マンションの買取販売の増加等により、売上高は29億47百万円(前年同期比2.5%増)となったものの、賃貸ビル等の修繕費コスト増加により、営業利益は7億78百万円(同16.4%減)となりました。

ロ. 商事セグメント

輸入炭の販売単価が上昇したこと等により、売上高は371億24百万円(同87.4%増)となり、輸入炭の販売数量が増加したこと等により、営業利益は9億30百万円(同572.0%増)となりました。

ハ. サービスセグメント

給食事業及び旅客運送業(タクシー業)等の売上増加により、売上高は53億59百万円(同3.3%増)となり、営業利益は3億82百万円(同24.0%増)となりました。

ニ. 建設工事セグメント

建設工事の受注が増加したことにより、売上高33億68百万円(同13.7%増)となったものの、利益率低下により営業利益は89百万円(同0.3%減)となりました。

ホ. 肥料セグメント

農業用肥料等の販売数量が増加したこと等により、売上高は22億16百万円(同9.6%増)となり、営業利益は84百万円(前年同期は10百万円の営業損失)となりました。

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、55億85百万円となりました。なお、当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は23億32百万円(前年同期は3億98百万円の収入)となりました。これは、事業活動による利益が主なものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は6億13百万円(前年同期は16億3百万円の支出)となりました。これは、主に固定資産の取得によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は15億64百万円(前年同期は6億22百万円の収入)となりました。これは、主に借入金の返済によるものであります。

 

③生産、受注及び販売の実績

イ.生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

建設工事(百万円)

115

96.2

肥料(百万円)

1,959

109.3

 

ロ.商品仕入実績

当連結会計年度の商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

商事(百万円)

34,114

198.6

サービス(百万円)

1,211

137.5

建設工事(百万円)

109

89.5

肥料(百万円)

1,049

102.7

合計(百万円)

36,484

190.0

 

ハ.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

不動産(百万円)

2,947

102.5

商事(百万円)

37,124

187.4

サービス(百万円)

5,359

103.3

建設工事(百万円)

3,368

113.7

肥料(百万円)

2,216

109.6

合計(百万円)

51,016

155.3

(注)1.セグメント間の取引については相殺消去しております。

2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

王子グリーンリソース㈱

5,425

16.5

9,354

18.3

釧路コールマイン㈱

3,864

11.8

8,888

17.4

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

① セグメントごとの経営成績の分析

(不動産セグメント)

不動産セグメントについては、賃貸事業を中心に安定的な収益の計上ができております。特に、収益拡大を目指し2014年3月期から札幌市を中心とする住居系のマンションを主体に取得してきた新規賃貸収益物件については、取得時から高稼働率を維持しており、当連結会計年度末現在においても平均で90%を超えております。また、商業用店舗・賃貸物件の賃貸人からの解約並びに賃料減額要請があった場合については、営業力を強化し稼働率を維持することで、収益に与える影響額を最小限にし、安定的な収益の確保に努めております。

(商事セグメント)

商事セグメントの輸入炭販売事業においては、ロシア・ウクライナ情勢等の影響によるエネルギーや原材料価格の変動が続いており、石炭市場価格については、大幅に変動する懸念があるため、輸入炭在庫の適正化並びに安価で良質な輸入炭の仕入れに努めた営業活動を行ってまいります。

さらに、ペレット等のバイオマス関連事業規模を拡大していき、収益の確保に努めます。また、北海道釧路市におきまして、釧路火力発電所関連の諸事業の継続と新たな事業の受注を目指します。

(サービスセグメント)

サービスセグメントについては、主力事業である有料老人ホーム事業について、入居者のニーズに合った商品の多様化を図り稼働率の向上に努めております。

東京8施設の有料老人ホームについては、新規契約の獲得により、高稼働率を目指します。北海道の2施設については、商品(契約)の見直し並びに営業力の強化を図る等、経営改善を行っております。

なお、その他のサービスセグメントの各事業につきましては、安定的な収益の確保ができるものと考えております。

(建築工事セグメント)

建築工事セグメントについては、工事受注が継続して順調であり、安定的な収益の計上ができております。今後は、大型工事の受注獲得が苦戦すると予想されますが、安定的な収益の確保に努めて参ります。

(肥料セグメント)

肥料セグメントについては、当連結会計年度は、販売数量が増加したこと等により、収益が増加しました。今後も、効果的な仕入を実施すること等により、安定的な収益が継続できるものと考えております。

② 財政状態の分析

イ. 流動資産

当連結会計年度における流動資産の残高は、177億円(前年同期164億57百万円)となり12億43百万円増加となりました。この主な要因は、輸入炭の単価上昇により商品及び製品が7億56百万円、売掛金が4億56百万円増加したこと等によるものであります。

ロ. 固定資産

当連結会計年度における固定資産の残高は、279億85百万円(同281億89百万円)となり、2億3百万円減少となりました。この主な要因は、株式時価の上昇により投資有価証券が2億83百万円増加したものの、北海道釧路市における事業の用に供していない遊休資産について減損損失を計上したこと等により有形固定資産が4億7百万円減少したことによるものであります。

ハ. 流動負債

当連結会計年度における流動負債の残高は、159億16百万円(同149億22百万円)となり、9億94百万円増加となりました。この主な要因は、輸入炭の単価上昇により支払手形及び買掛金が7億58百万円増加したこと等によるものであります。

ニ. 固定負債

当連結会計年度における固定負債の残高は、139億79百万円(同145億83百万円)となり、6億4百万円減少となりました。この主な要因は、社債が1億76百万円増加したものの、長期借入金が8億59百万円減少したこと等によるものであります。

ホ. 純資産の部

当連結会計年度における純資産の部の残高は、157億90百万円(同151億40百万円)となり、6億49百万円増加となりました。この主な要因は、利益剰余金が4億37百万円、その他有価証券評価差額金が2億1百万円増加したこと等によるものであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローの状況については、第2 事業の状況  4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析  (1) 経営成績等の状況の概要  ② キャッシュ・フローの状況に記載しております。

④ 資本の財源及び資金の流動性

イ. 資金需要

当社グループの資金需要の主なものは、不動産セグメントの新規賃貸収益物件の取得に伴う設備投資資金や商事セグメントの輸入炭仕入に係る運転資金であります。

ロ. 財務政策

当社グループは、設備投資資金や事業活動に伴う運転資金について、金融機関からの借入及び社債の発行による資金調達を基本とし、一部自己資金を充当しております。

なお、金融機関と良好な関係を構築しており、今後も必要な設備投資資金や運転資金の調達は十分に可能と考えております。

⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。