売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E05047 IFRS

売上高

1,325.8億 円

前期

1,237.0億 円

前期比

107.2%

時価総額

2,698.4億 円

株価

1,763.5 (07/12)

発行済株式数

153,016,200

EPS(実績)

-178.05 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

591.7万 円

前期

585.9万 円

前期比

101.0%

平均年齢(勤続年数)

39.7歳(7.7年)

従業員数

121人(連結:3,100人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、連結子会社74社および持分法適用関連会社6社により構成されております。当社は特定上場会社等に該当しており、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

当社および当社の関係会社の事業における当社および関係会社の位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりです。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分です。

 

(1) リロケーション事業

 当事業は、借上社宅管理事業、賃貸管理事業、海外赴任支援事業で構成され、国内外で日本企業の人の移動を総合的にサポートしております。借上社宅管理事業においては、借上社宅管理を中心に物件検索等による転居支援、留守宅管理等を手掛け、賃貸管理事業においては、賃貸不動産の管理や仲介をはじめとしたサービスを展開しております。また、海外赴任支援事業においては日本企業を支援すべく、北米をはじめとした現地において、赴任前から帰任に至るまで、海外赴任サポート等のサービスを総合的に展開しております。

 

(2) 福利厚生事業

 当事業は、企業の業務負担とコストを軽減し様々なコンテンツを従業員へ提供する福利厚生代行サービスや、提 携企業向けに顧客特典代行サービス等を提供しております。また、住まいの駆け付けサービスを手掛け、顧客会員の生活を総合的にサポートしております。

 

(3) 観光事業

当事業は、福利厚生事業の会員基盤や企業の保養所をはじめとした地方の中小型のホテル、旅館の運営ノウハウを活用し、ホテル運営事業と別荘のタイムシェア事業を展開するほか、後継者問題を抱えるホテル、旅館の再生にも取り組んでおります。

 

(4) その他事業

当事業は主力事業の基盤を活かし金融関連事業等を展開しております。

 

 

事業の系統図は概ね次のとおりです。

※画像省略しています。

*上記の他、連結子会社62社、持分法適用関連会社1社があります。

 

24/06/27

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社および持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりです。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです。

 

(1) 経営成績

当社グループは、日本企業の海外進出が活発化し、企業のグローバルな競争が激化する環境下において、「日本企業が世界で戦うために本業に集中できるよう、本業以外の業務をサポートすること」、「真のサムライパワーを発揮できるよう、日本企業の世界展開を支援すること」、また、これらの活動を通じ、「これから始まる日本の大転換になくてはならない存在になる」という使命のもと、「世界規模で展開する『生活総合支援サービス産業』の創出」、「グローバル・リロケーションカンパニーNo.1」というビジョンを掲げております。このビジョンの実現に向けて、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画「新第三次オリンピック作戦」においては、国内市場シェアダントツNo.1に向けた国内事業のさらなる強化に取り組むと同時に、世界の市場にリーチする土台作りに挑んでおります。

当連結会計年度は、国内リロケーション事業における管理戸数や福利厚生事業における会員数などのストック基盤が堅調に積み上がり、事業基盤が拡大しました。また、観光事業における、新規施設の開業や施設売却が業績に貢献したことなどから、売上収益、営業利益が前期を上回りました。一方、2024年5月9日付で公表した「持分法適用会社に対する投資及び金融債権の減損損失の計上及び通期業績予想と実績の差異に関するお知らせ」のとおり、SIRVA-BGRS Holdings, inc.について減損損失を計上したことから、税引前当期損失、親会社の所有者に帰属する当期損失を計上する結果となりました。

 

当連結会計年度の経営成績は、以下のとおりです。

売上収益

1,325億80百万円

(前期比7.2%増)

営業利益

276億11百万円

(前期比21.4%増)

税引前当期損失

△194億4百万円

(前連結会計年度は税引前当期利益258億69百万円)

親会社の所有者に

帰属する当期損失

△278億7百万円

(前連結会計年度は

 親会社の所有者に帰属する当期利益208億87百万円)

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりです。

 

リロケーション事業

 当事業は、借上社宅管理事業、賃貸管理事業、海外赴任支援事業で構成され、国内外で日本企業の人の移動を総合的にサポートしております。借上社宅管理事業においては、借上社宅管理を中心に物件検索等による転居支援、留守宅管理等を手掛け、賃貸管理事業においては、賃貸不動産の管理や仲介をはじめとしたサービスを展開しております。また、海外赴任支援事業においては日本企業を支援すべく、北米をはじめとした現地において、赴任前から帰任に至るまで、海外赴任サポート等のサービスを総合的に展開しております。

 当連結会計年度は、借上社宅管理事業の管理戸数が前期を上回ったことで管理手数料収入が伸長したほか、物件検索等による転居支援サービスの利用件数が増加いたしました。賃貸管理事業においては、管理戸数が前期を上回り、ストック基盤が堅調に積みあがりました。また、海外赴任支援事業においては海外赴任支援世帯数が前期を下回ったものの、価格の適正化やコストの削減により増収増益となりました。

これらの結果、売上収益924億59百万円(前期比5.4%増)、営業利益167億73百万円(同17.8%増)となりました。

 

 

福利厚生事業

 当事業は、企業の業務負担とコストを軽減し、様々なコンテンツを従業員へ提供する福利厚生代行サービスや、提携企業向けに顧客特典代行サービス等を提供しております。また、住まいの駆け付けサービスを手掛け、顧客会員の生活を総合的にサポートしております。
 当連結会計年度は、福利厚生代行サービスにおける会員の新規獲得が進み会費収入が増加いたしました。加えて、住まいの駆け付けサービスが好調に推移したことから、増収増益となりました。

これらの結果、売上収益249億71百万円(前期比11.7%増)、営業利益115億9百万円(同14.8%増)となりました。

 

観光事業

当事業は、福利厚生事業の会員基盤や企業の保養所をはじめとした地方の中小型のホテル、旅館の運営ノウハウを活用し、ホテル運営事業と別荘のタイムシェア事業を展開するほか、後継者問題を抱えるホテル、旅館の再生にも取り組んでおります。
 当連結会計年度は、ホテルの稼働率が前期を上回って推移したほか、新規開業施設の収益貢献もあり、業績が好調に推移いたしました。加えて、第4四半期連結会計期間には施設の売却があったことから増収増益となりました。

これらの結果、売上収益140億81百万円(前期比11.9%増)、営業利益31億10百万円(同35.8%増)となりました。

 

その他

その他の事業では、主力事業の基盤を活かし金融関連事業等を展開しております。

当連結会計年度は、売上収益10億66百万円(前期比1.2%増)、営業損失1億50百万円(前連結会計年度は1億70百万円の営業損失)となりました。

 

生産、受注および販売の実績は、次のとおりです。

① 生産実績

当社グループでは生産業務は行っておりませんので、該当事項はありません。

 

② 受注実績

該当事項はありません。

 

③ 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりです。

セグメントの名称

当連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

前年同期比(%)

リロケーション事業

(百万円)

92,459

5.4

福利厚生事業

(百万円)

24,971

11.7

観光事業

(百万円)

14,081

11.9

 報告セグメント計

(百万円)

131,513

7.2

その他

(百万円)

1,066

1.2

合計

(百万円)

132,580

7.2

 

(注) セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 

(2) 財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比して325億25百万円減少し、2,901億65百万円となりました。これは、SIRVA-BGRS Holdings, Inc.に関連する債権や株式などを減損損失として計上したことが主な要因です。

負債合計は、前連結会計年度末に比して30億56百万円減少し、2,498億15百万円となりました。これは、短期借入金が増加した一方、長期借入金が返済により減少したことが主な要因です。

資本合計は、前連結会計年度末に比して294億69百万円減少し、403億50百万円となりました。親会社の所有者に帰属する当期損失を278億7百万円計上し、剰余金の配当が50億44百万円発生したことが主な要因です。

 

セグメントごとの資産は、次のとおりです。

リロケーション事業

当セグメントの総資産は、管理戸数の増加および不動産の取得などにより、前連結会計年度末に比して188億44百万円増加し、2,243億16百万円となりました。

 

福利厚生事業

当セグメントの総資産は、投資有価証券の評価替えなどにより前連結会計年度末に比して19億61百万円減少し、103億93百万円となりました。

 

観光事業

当セグメントの総資産は、新規施設の開業等に伴い有形固定資産を取得したことなどにより前連結会計年度末に比して6億3百万円増加し、235億80百万円となりました。

 

その他

当セグメントの総資産は、売上債権の増加などにより前連結会計年度末に比して8億40百万円増加し、61億43百万円となりました。

  

 

(3) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末に比して57億89百万円増加し、494億84百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は下記のとおりです。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果得られた資金は、186億74百万円(前年同期比132億84百万円増)となりました。税引前当期損失194億4百万円を計上した一方、減価償却費及び償却費が166億37百万円、持分法適用会社に対する投資及び金融債権の減損損失が475億99百万円、営業債権及びその他の債権の増加額45億32百万円が発生したことが主な要因です。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、57億99百万円(前年同期は100億24百万円の資金増加)となりました。投資不動産の取得による支出を67億32百万円、貸付による支出を46億62百万円計上した一方、投資不動産の売却による収入を88億9百万円計上したことが主な要因です。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、77億91百万円(前年同期比91億79百万円減)となりました。長期借入金の返済による支出を166億66百万円、配当金の支払額を50億43百万円計上した一方、短期借入金の増加額を113億85百万円、長期借入による収入を53億68百万円計上したことが主な要因です。

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、IFRSに基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益および費用の報告額に影響を及ぼす見積りおよび仮定を用いておりますが、これらの見積りおよび仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積りおよび仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 4.重要な会計上の見積り及び判断」に記載のとおりです。