E04293 Japan GAAP
前期
465.2億 円
前期比
108.5%
株価
2,920 (01/30)
発行済株式数
6,536,445
EPS(実績)
334.74 円
PER(実績)
8.72 倍
前期
592.9万 円
前期比
103.7%
平均年齢(勤続年数)
40.1歳(15.7年)
従業員数
307人(連結:897人)
当社グループは、当社および連結子会社14社、関連会社1社により構成されており、当社を中心に各社が相互に連携して国内物流事業、国際物流事業およびこれらに付帯する業務を行っており、連結子会社および関連会社の多くは、当社の物流事業に関連する実作業・実運送を担当しております。
当社グループの物流事業に係る位置付けおよびセグメントとの関連は、次のとおりであります。
事業の系統図は、次のとおりであります。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要ならびに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識および分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
当連結会計年度のわが国経済は、世界経済の減速や地政学的リスクの影響を受けつつも、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、内需主導で緩やかな回復基調を維持しました。しかしながら、物価上昇の継続や個人消費の伸びの鈍化に加え、ウクライナ情勢の長期化、ガザ地区における停戦合意崩壊の危機、米国大統領交代による従来からの政策の変更など、世界情勢の不確実性の高まりは、依然として日本経済の先行きに不透明感をもたらしており、成長の下振れリスクを抱える不安定な状況が続いております。
このような環境下、当社グループは、お客様の多様なニーズに対応した高品質な物流サービスの提供を通じて、収益性の向上に努めてまいりました。国内物流事業においては、物流施設の拡充投資に注力し事業基盤の強化を図るとともに、国際物流事業においてもグループ内の連携を強化し、グローバルに展開する代理店との協業を推進することで新規受注の獲得に注力いたしました。これらの取組みの結果、国内物流事業では保管・入出庫の取扱いが堅調に推移し、国際物流事業では輸出車両の海上輸送取扱いが増加したことなどにより、両事業ともに増収増益を達成いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の売上高は504億5千2百万円(前期比39億3千2百万円の増収、8.5%増)、営業利益は28億9千8百万円(前期比2億3千万円の増益、8.7%増)、経常利益は31億1百万円(前期比1億1千3百万円の増益、3.8%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は21億8千8百万円(前期比1億3千9百万円の増益、6.8%増)となりました。
当社グループのセグメント別概況は、次のとおりであります。
国内物流事業
国内物流事業におきましては、倉庫業は昨年稼働した東扇島流通センターと本牧埠頭流通センターの物流施設拡充が寄与したことにより保管・入出庫の取扱いが増加し、売上高は87億6千3百万円(前期比12.1%増)となりました。一方、流通加工業は取扱個数が増加したものの、出荷件数の減少により、売上高は69億3千8百万円(前期比0.6%減)となりました。陸上運送業は、自動車運送・配送ともに取扱量は減少しましたが、一部料金の見直しにより、売上高は116億3千万円(前期比1.7%増)となりました。
以上の結果、国内物流事業の売上高は284億7千5百万円(前期比13億5千5百万円の増収、5.0%増)、営業利益は29億7千5百万円(前期比2千6百万円の増益、0.9%増)となりました。
国際物流事業
国際物流事業におきましては、国際運送取扱業は複合一貫輸送とプロジェクト貨物の取扱いが減少しましたが、輸出車両の海上輸送取扱いの増加、並びに、コンテナ運賃の期中での一時的な上昇もあり、売上高は198億1千6百万円(前期比15.5%増)となりました。航空運送取扱業は、輸出入ともに取扱いは減少しましたが、北米向け危険物緊急輸送の取扱いが寄与し、売上高は12億6千7百万円(前期比10.7%増)となりました。一方、港湾作業は、船内荷役、沿岸荷役とも取扱いが減少し、売上高は18億4千3百万円(前期比5.4%減)となりました。
以上の結果、国際物流事業の売上高は229億2千6百万円(前期比26億7千7百万円の増収、13.2%増)、営業利益は16億3千8百万円(前期比3億4千6百万円の増益、26.8%増)となりました。
① セグメント別売上高
当連結会計年度におけるセグメント別売上高は次のとおりであります。
② セグメント別取扱高
当連結会計年度におけるセグメント別取扱高は次のとおりであります。
(注) 貨物回転率は貨物荷動きの状況を示すものであり、下記の算式によって算定しております。
(3) 財政状態の状況
当連結会計年度末における資産合計は、前連結会計年度末と比較して16億7百万円増加し511億6百万円となりました。この要因は、主に新倉庫開設に伴い固定資産が10億9千2百万円増加したことによるものであります。
一方、負債合計は、前連結会計年度末と比較して4億1千4百万円減少し208億5千万円となりました。この要因は、主に営業未払金や借入金が減少したことによるものであります。
純資産合計は、利益剰余金の増加及びその他の包括利益累計額の増加により、前連結会計年度末と比較して20億2千1百万円増加し302億5千6百万円となりました。
純資産の増加及び借入金の減少等により、自己資本比率は、前連結会計年度末の57.0%から59.2%へ上昇し、借入金依存度は、前連結会計年度末の16.8%から15.2%へ低下しました。
(注) 自己資本比率:自己資本/総資産
借入金依存度:借入金残高(社債含む)/総資産
各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
当連結会計年度における連結キャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローが38億4百万円の収入、投資活動によるキャッシュ・フローが28億2千5百万円の支出、財務活動によるキャッシュ・フローが12億6千万円の支出となり、これらに現金及び現金同等物に係る換算差額(1億3千9百万円の増加)を加え、全体では1億4千1百万円の減少となり、現金及び現金同等物の期末残高は、85億7千8百万円となりました。
① 各キャッシュ・フローの概況
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益31億7千1百万円、減価償却費による資金留保20億2千3百万円等がありましたが、法人税等の支払による支出8億2千3百万円等により、38億4百万円の収入となりました。前期(39億6百万円の収入)との比較では、1億1百万円の収入の減少となりました。
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、固定資産の取得26億8千4百万円、賃借施設への敷金支払い1億4千2百万円等により、全体では28億2千5百万円の支出となりました。前期(26億6千8百万円の支出)との比較では、1億5千7百万円の支出の増加となりました。
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、新倉庫建設に伴う長期借入金の収入等がありましたが、一方で既存借入金の返済、社債の償還及び配当金の支払い等により、12億6千万円の支出となりました。前期(13億8千万円の支出)との比較では、1億1千9百万円の支出の減少となりました。
② 資本の財源及び資金の流動性
イ 資金需要の主な内容
当社グループの事業活動における資金需要の主なものは、物流事業に関わる海上輸送費、陸上運送費、倉庫保管・荷役費等があります。
また、設備投資に係る支出では、物流施設及び物流機器の維持・更新、物流システムに係るIT投資等があります。
ロ 資金調達の方法
当社グループの事業活動の維持拡大に必要な資金を安定的に確保するため、運転資金ならびに物流施設への投資については、金融機関等からの借入金及び社債発行により資金調達しております。
また、運転資金の効率的な調達を行うために当座貸越契約を、不測の事態への対応手段としてコミットメントライン契約を、金融機関と締結しております。
取引金融機関とは良好な取引関係を維持しており、加えて財務基盤が改善されていることから、当社グループの事業の維持拡大、運営のための新たに必要な運転資金、投資資金は問題なく調達可能と認識しております。
2025年3月31日現在の借入金および社債の概要は下記のとおりであります。
当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。
連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。