売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E38148 Japan GAAP

売上高

801.8億 円

前期

730.4億 円

前期比

109.8%

時価総額

4,040.7億 円

株価

4,045 (01/09)

発行済株式数

99,892,900

EPS(実績)

143.79 円

PER(実績)

28.13 倍

平均給与

575.8万 円

前期

553.0万 円

前期比

104.1%

平均年齢(勤続年数)

42.0歳(9.0年)

従業員数

1,113人(連結:2,309人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社38社、非連結子会社2社、持分法適用関連会社6社、持分法非適用関連会社5社で構成されております。

 また、2025年3月末日現在、73の事業拠点を有しております。「再資源化施設等」は、廃棄物や汚染土壌の再資源化や処分等を行う施設で33ヶ所、「その他事業拠点」は、分析センターや自治体から受託した廃棄物処理施設の運営を実施している施設等で27ヶ所、「営業所」は、当社グループ統括の営業本部を含め13ヶ所であります。

 

※画像省略しています。

※一部プロットには事業所の重複があります。また、持分法適用関連会社6社の拠点も含んでおり、持分法非適用関連会社の拠点は重要性の観点から含めておりません。

 

 当社グループは、持続可能な循環型社会の実現を目指し、「廃棄物処理・資源循環」を中心とする「環境関連事業」を主な事業としております。「環境関連事業」は「廃棄物処理・資源循環」のほか、「土壌浄化」、「施設建設・運営管理」、「コンサルティング」、「エネルギー創造」、「森林保全」、「その他」の7つの事業に区分しております。また、「その他」として、「アルミペレット」、「リサイクルプラスチックパレット」で構成される「有価資源リサイクル事業」及び「スポーツ振興事業」を行っております。

 なお、以下の事業区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 また、各事業を構成する主要な関係会社の状況については、「第1 企業の概況 4 関係会社の状況」に記載しております。

 

(1)環境関連事業

(廃棄物処理・資源循環)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の82.5%を占めております。

 当社グループの主力となる「廃棄物処理・資源循環」においては、様々な施設群を活用して、産業廃棄物及び一般廃棄物の収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを展開しております。自社廃棄物管理システム等を活用して、廃棄物のトレーサビリティ、処理状況の見える化や再資源化に向けた分別指導などを進め、排出事業者の廃棄物管理をサポートすることで、事務負担やリスクの低減を図り、安全・安心な廃棄物処理サービスを提供しております。産業廃棄物は主にメーカー、ゼネコン、医療機関(国立病院、大学病院、大手民間病院等)から、また、一般廃棄物は主に自治体(2025年3月期における取引自治体数487(※1))から、廃棄物処理を請け負っております。

 

※画像省略しています。

 収集運搬は、廃棄物を排出場所から収集し、中間処理・再資源化等を行うリサイクルセンターまで運搬する事業であります。当社グループは、収集運搬に用いるパッカー車、コンテナ車、ダンプ車のほか、トレーラーなど合計742台(2025年3月末日現在)の車両を保有し、関西・中部エリアをはじめ、関東エリア、中国・四国エリアにおいて収集運搬を行っております。また、廃棄物の大量輸送、広域物流に対応するため、海上輸送も実施しており、廃棄物専用海上コンテナも800基以上保有しております。

 中間処理・再資源化は、廃棄物を再生利用するための選別・破砕や減容化のための焼却等を行う事業であり、当社グループの27ヶ所ある中間処理施設の総許可能力(※2)は、2025年3月末日現在、1日当たり58,083トン(選別・破砕・再資源化施設55,671トン、焼却等熱処理施設2,412トン)であります。当社グループは、一般廃棄物及び輸入廃棄物を除く産業廃棄物全20品目に対応する処分業許可及び特定有害汚泥・廃石綿等など特別管理産業廃棄物処分業許可を有しており、廃棄物の減容化・無害化等を通じて、最終処分量の低減を図るとともに、循環型社会の実現に貢献するため、金属・非鉄金属回収や廃プラスチック類の固形燃料化など各種リサイクル法等に対応した処理を行っております。また、廃棄物の焼却時の余熱や蒸気は、エネルギーとして活用しております。

 最終処分は、再生利用できない廃棄物を適切に管理された処分場にて埋立処分する事業であり、当社グループは、6地域で管理型最終処分場及び1地域で安定型最終処分場を有しており、2025年3月末日現在、総設置許可容量(※2)は合計31,860千㎥(2025年3月末日現在の残容量(※3)は、8,740千㎥)であります。

 当社グループは、これらの施設群を活用して、収集運搬、中間処理・再資源化及び最終処分に至るまでのワンストップサービスを提供しております。このワンストップ体制については、排出事業者から廃棄物処理過程の透明化に対するニーズの高まりに応えることができ、また、許認可取得が難しく、利益率が高い大型の焼却等熱処理施設や最終処分場を自社で保有していることにより、外部委託による収益性低下を回避できるといったメリットがあると考えております。また、「廃棄物処理・資源循環」は、不法投棄リスクや排出事業者責任の強化により、排出事業者は安心安全で信頼できる処理事業者を選ぶという事業の性質上、既存顧客の取引継続性が高く、かつ許認可の取得や多額の投資を要することから参入障壁が高いため、今後も安定した事業成長を見込んでおります。

 また、被災地の災害復興支援として災害廃棄物の処理も実施しております。さらに、少子高齢化に伴う税収やごみ量の減少、多発する大規模災害による大量の災害廃棄物への対応など市町村が抱える課題解決の方策として、廃棄物処理施設を核とした地域循環共生圏(※4)の構築を進めております。

 

(土壌浄化)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の6.1%を占めております。

 当社グループは、土壌汚染対策法に基づく指定調査機関の許可を保有しており、主に建設会社に対して、土壌汚染エリアの調査から汚染対策の提案、汚染土壌処理に至るトータルソリューションを提供しております。当社グループは、6事業所で汚染土壌処理業許可を取得しております。ほぼ全ての汚染土壌処理方式に対応し、PCB(ポリ塩化ビフェニル)汚染土壌など難処理土壌の処理も実施しております。また、連結子会社の株式会社ジオレ・ジャパン及び株式会社セーフティーアイランドにおいては、専用岸壁を有しており、船舶による広域的な受入れを実現しております。当社グループの土壌浄化の総許可能力(※2)は、2025年3月末日現在、1日当たり11,915トンであります。

 

(施設建設・運営管理)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の5.9%を占めております。

 当社グループは、主に建物構築物の解体工事及び自治体のごみ処理施設の施設建設、維持管理及び保全業務を実施しております。

 建物構築物の解体工事は、現地調査、解体計画の策定、解体工事、施工管理、安全管理等の業務全般を実施しております。また、解体工事で発生する廃棄物についても、当社グループの廃棄物処理施設を活用して処理・再資源化を進めるなどシナジーを活かした事業を展開しております。

 自治体のごみ処理施設の施設建設、維持管理及び保全業務は、廃棄物処理施設を保有するエンドユーザー目線で廃棄物の性状に適した施設の基本仕様の設計、建設工事、施設稼働後の維持管理及び保全業務まで一貫して実施しております。緊急時には当社グループが保有する廃棄物処理施設で処理をバックアップできる体制を構築しており、安定的な施設運営を図っております。また、維持管理及び保全業務は、日々の点検・保守及び設備や機器の清掃により、設備や機器の不具合・異常の早期発見に繋げるとともに、最適な補修・整備計画の立案を行っており、立案した計画に基づき修繕・整備工事を実施しております。

 

(コンサルティング)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の1.0%を占めております。

 当社グループがこれまで蓄積した経験やノウハウをもとにAI・IoTなどを活用した新たなサービスを研究・開発し、廃棄物を排出する自治体やメーカー、ゼネコンなどの民間企業に対して最適なソリューションを提供しております。また、災害廃棄物処理計画策定支援、循環型社会の実現に向けた事業者のゼロエミッション活動の支援、自治体が抱える課題やニーズに応じた廃棄物管理に関する提案等を行っております。産学官と連携したオープンイノベーションを通じて、地域ソーシャルビジネスを創出し、今後加速する人口減少などの社会課題に対応してまいります。

 

(エネルギー創造)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の1.0%を占めております。

 当社最終処分場の跡地を利用したメガソーラーや、廃棄物及びバイオマスからの熱回収によるエネルギー供給施設、並びにメタン発酵によるバイオガス発電事業における余剰電力の有効利用など、再生可能エネルギーや非化石エネルギーの供給事業を展開しております。余剰電力は再生可能エネルギーの固定価格買取制度の利用等により電力会社に販売しております。このように、廃棄物という資源と自然の力をエネルギーに変換し、地域循環共生圏(※4)の構築に貢献しております。

 

(森林保全)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の0.1%を占めております。

 当社グループは、全国30ヶ所に合計約8,170haの山林を保有しております。100年先を見据えた持続可能な森林経営を目指し、宮崎県三股町の社有林(以下、「宮崎三股山林」)では、長期の森林経営計画に基づき、スギ・ヒノキの間伐等の作業を行うとともに、保安林指定区域の伐採管理を進め、地域防災の強化に努めております。また、2023年10月には宮崎三股山林の一部が環境省の自然共生サイトに認定されたことを受け、現地のモニタリングを定期的に実施し、生物多様性の保全にも注力しております。森林保全事業として、木材・林産物の生産だけでなく、地域・環境に配慮した森林管理に重点的に取り組み、「森」と「木」が生み出す多様な価値の向上を図っております。

 

(その他)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の0.1%を占めております。

 当社グループが保有する廃棄物処理施設の運転管理等の担い手を確保すること等を主たる目的に事業を行っている「人材派遣及び人材紹介」や最終処分場が立地している地域の基幹産業である農業の担い手不足を補い、遊休農地を活用し地元雇用など地域貢献を行う「アグリビジネス」などを行い、多様な事業展開を通じて地域社会へ貢献しております。

 

※1 取引自治体数には都道府県、東京23区を含み、また広域連合に関しては、構成する各市町村をそれぞれ1自治体としてカウントして算出しております。

※2 総許可能力・容量とは、都道府県等から許可を取得している処理能力(最終処分場は容量ベースのため「許可容量」と記載)をいいます。記載している処理能力は、一般廃棄物のみ許可を有している施設を除き、産業廃棄物の処理能力になります。また、持分法適用関連会社のうち、共同出資会社であるメジャーヴィーナス・ジャパン株式会社の処理能力を含めております。

※3 残容量とは、総許可容量から既に廃棄物や土壌を埋立した容量を除いた将来埋立可能な容量をいいます。

※4 地域循環共生圏とは、各地域が地域資源を最大限活用しながら、自立・分散型の社会を形成しつつ、地域の特性に応じて資源を補完し支え合うことにより、地域の活力が最大限に発揮されることを目指す考え方をいいます。

 

(2)その他

 (有価資源リサイクル事業)

 飲料用アルミ缶や容器包装プラスチック等の原料を仕入れ、再生品に加工・販売する事業を行っております。

※画像省略しています。

a. アルミペレット

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の2.3%を占めております。

 主に自治体から仕入れる飲料用アルミ缶の表面塗料やコーティング材などの異物を取り除き、徹底した品質管理で高純度なアルミペレットを製造し、高炉メーカー等に販売を行っております。アルミ缶を原料とした粒状の製品であるアルミペレットは、高炉での「鋼」製造工程で使用する副資材である「脱酸材」として国内外で取引しております。

 

b. リサイクルプラスチックパレット

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の0.8%を占めております。

 自治体が回収する容器包装プラスチック等を原料にリサイクルプラスチックパレットの製造及び販売を行っております。

 

 (スポーツ振興事業)

 2025年3月期において、当社グループの連結売上高の0.3%を占めております。

 WEリーグに所属する日本女子プロサッカークラブ「INAC神戸レオネッサ」の運営などを通じて、地域の皆さまとの関係を深めることにより、青少年の健全育成、スポーツ文化の振興や地域経済の発展に寄与する社会的な役割を担っております。

 

[事業系統図]

 事業の系統図は以下のとおりとなります。

※画像省略しています。

 

 

※1 当社

連結子会社:三重中央開発㈱、DINS関西㈱、㈱共同土木、㈱摂津清運、㈱セーフティーアイランド、

他連結子会社18社

持分法適用関連会社:メジャーヴィーナス・ジャパン㈱、㈱シムファイブス、他持分法適用関連会社3社

持分法非適用関連会社:㈱グリーンアローズホールディングス、他持分法非適用関連会社1社

※2 当社

連結子会社:三重中央開発㈱、㈱ジオレ・ジャパン、㈱セーフティーアイランド

※3 当社

連結子会社:近江八幡エコサービス㈱、栄和リサイクル㈱、㈱海成

持分法非適用関連会社:㈱コウキ、㈱エコクリーン大和郡山

 

※4 当社

連結子会社:三重中央開発㈱、資源循環システムズ㈱、ディーデザイン㈱、他連結子会社3社

※5 当社

連結子会社:三重中央開発㈱、DINS関西㈱

持分法適用関連会社:リエネルミエ㈱

持分法非適用関連会社:かけがわ報徳パワー㈱

※6 連結子会社:㈱総合農林

※7 連結子会社:㈱クリエイトナビ、DINSみらい㈱、他連結子会社2社

非連結子会社:農事組合法人里山

※8 当社

※9 連結子会社:㈱プラファクトリー

※10 連結子会社:アイナックフットボールクラブ㈱

非連結子会社:福知山ゴルフ㈱

 

25/06/27

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

a.経営成績の状況

 当連結会計年度におけるわが国経済は、中国の景気低迷による海外景気の下振れ、米国の政策動向により世界経済に及ぼされる影響が国内景気を下押しするリスク要因となっていること及び原材料価格が高止まりしている状況にあるものの、国内建設工事での価格転嫁やAI需要などにより最高益を更新する企業業績を背景に、堅調に推移していると考えております。

 このような状況のもと、当社グループは、関西・中部エリアを中心としたインフラ開発案件の受注やパートナー企業及び自治体との廃プラスチック資源循環システムの構築に注力してまいりました。また、2024年4月に栄和リサイクル株式会社、同年7月に株式会社浦安清運及び株式会社アイア、2025年1月に株式会社海成を連結子会社化いたしました。これらの会社は関東エリアを拠点に事業を展開しており、同エリアで既に事業を展開している連結子会社の株式会社共同土木と一体となった運営を行うことで、売上拡大を進めてまいりました。

 利益面に関しては、人件費や解体工事の受注に伴う外注費の増加があった一方で、最終処分場での容量あたりの売上高が伸びたこと、内製化によるコスト削減を継続して進めた結果、増収増益となり、過去最高の業績を達成することができました。

 

 以上の結果、当連結会計年度の業績は、次のとおりとなりました。

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年3月期

連結会計年度

2025年3月期

連結会計年度

増減額

増減率

売上高

73,035

80,178

7,143

9.8%

営業利益

19,714

21,548

1,833

9.3%

営業利益率

27.0%

26.9%

△0.1pt

経常利益

20,589

21,484

895

4.3%

親会社株主に帰属する当期純利益

13,591

14,364

772

5.7%

EBITDA

26,265

27,824

1,558

5.9%

EBITDAマージン

36.0%

34.7%

△1.3pt

(注)1.EBITDA=営業利益+減価償却費(営業外費用除く)+のれん償却額

   2.EBITDAマージン=EBITDA/売上高

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(環境関連事業)

(単位:百万円)

 

2024年3月期

連結会計年度

2025年3月期

連結会計年度

増減額

増減率

売上高

71,032

77,487

6,455

9.1%

セグメント利益

20,109

21,893

1,783

8.9%

 

 「廃棄物処理・資源循環」において、廃棄物受入量は2,196千トン(前年同期比0.5%減)となりました。これは、関西・中部エリアを中心とするインフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を獲得したものの、低単価廃棄物の受入量が減少したことによるものであります。一方で、高単価廃棄物の受入量は堅調であったことから、増収となりました。

 「土壌浄化」において、汚染土壌受入量は335千トン(前年同期比17.4%減)となりました。これは、大型案件の終了に加えて、最終処分場で受け入れる汚染土壌の受注単価を見直したことによるものであります。一方で、難処理土壌の獲得などにより増収となりました。

 「施設建設・運営管理」において、当連結会計年度に連結子会社化した栄和リサイクル株式会社及び株式会社海成における解体工事の受注が寄与し、大幅増収となりました。

 利益面に関しては、最終処分場での容量あたりの売上高が伸びたこと、内製化によるコスト削減を継続して進めた結果、増益となりました。

 

(その他)

(単位:百万円)

 

2024年3月期

連結会計年度

2025年3月期

連結会計年度

増減額

増減率

売上高

2,002

2,691

688

34.4%

セグメント損失(△)

△238

△225

13

 

 売上高については、アルミ市況の高騰により「アルミペレット」の販売単価が上昇したこと及び販売量が増加したこと、「リサイクルプラスチックパレット」の販売枚数が増加したこと、「スポーツ地域振興」におけるスポンサー収入の計上により増収となりました。

 利益面に関しては、「アルミペレット」においてアルミ缶原料の仕入単価が上昇したことに加えて、「スポーツ地域振興」における会場使用料の計上等により、セグメント損失となりました。

 

b.財政状態

(単位:百万円)

 

2024年3月期

連結会計年度

2025年3月期

連結会計年度

増減額

増減率

資産

172,796

184,905

12,109

7.0%

負債

84,787

90,223

5,435

6.4%

純資産

88,008

94,681

6,673

7.6%

自己資本比率

50.7%

51.0%

0.3pt

 

(資産の部)

 当連結会計年度末における総資産は184,905百万円(前連結会計年度末比12,109百万円の増加)となりました。

 流動資産は69,781百万円(前連結会計年度末比3,199百万円の増加)となりました。これは主に、現金及び預金が2,458百万円増加したことによります。

 固定資産は115,021百万円(前連結会計年度末比9,062百万円の増加)となりました。これは主に、有形固定資産が8,170百万円、無形固定資産が1,207百万円増加したことによります。有形固定資産の増加は主に、機械装置及び運搬具が1,258百万円減少したものの、最終処分場が6,086百万円、建設仮勘定が2,943百万円、土地が1,153百万円増加したことによります。最終処分場は主に、三重中央開発株式会社で建設していた第8期最終処分場が全面供用開始したことに伴う増加となります。建設仮勘定は主に、DINS関西株式会社のプラスチック再資源化施設建設工事、土地は主に、株式会社浦安清運の連結子会社化に伴う増加となります。また、無形固定資産の増加は主に、栄和リサイクル株式会社の連結子会社化に伴い、のれんが1,178百万円増加したことによります。

 

(負債の部)

 当連結会計年度末における負債は90,223百万円(前連結会計年度末比5,435百万円の増加)となりました。

 流動負債は29,114百万円(前連結会計年度末比490百万円の減少)となりました。

 固定負債は61,108百万円(前連結会計年度末比5,925百万円の増加)となりました。これは主に、長期借入金が6,423百万円増加したことによります。

 

(純資産の部)

 当連結会計年度末における純資産は94,681百万円(前連結会計年度末比6,673百万円の増加)となりました。これは主に、自己株式を取得したことに伴う自己株式1,787百万円の減少及び配当金の支払いがあったものの、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が7,933百万円増加したことによります。

 

② キャッシュ・フローの状況

 

 

 

(単位:百万円)

 

2024年3月期

連結会計年度

2025年3月期

連結会計年度

増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー

21,674

23,021

1,346

投資活動によるキャッシュ・フロー

△15,562

△18,956

△3,394

フリー・キャッシュ・フロー

6,112

4,065

△2,047

財務活動によるキャッシュ・フロー

△7,643

△3,543

4,099

(注)フリー・キャッシュ・フロー=営業活動によるキャッシュ・フロー+投資活動によるキャッシュ・フロー

 

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物は前連結会計年度末に比べて523百万円増加し、52,647百万円(前連結会計年度末比1.0%増)となりました。

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは23,021百万円の収入(前連結会計年度は21,674百万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加額が1,949百万円、法人税等の支払額7,364百万円があったものの、税金等調整前当期純利益21,554百万円、減価償却費6,174百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは18,956百万円の支出(前連結会計年度は15,562百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出16,227百万円及び連結の範囲の変更を伴う子会社株式の取得による支出3,112百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは3,543百万円の支出(前連結会計年度は7,643百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入れによる収入19,500百万円があったものの、長期借入金の返済による支出13,522百万円、配当金の支払額6,428百万円及び自己株式の取得による支出1,862百万円によるものであります。

 

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

 当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。なお、当社グループの大半を占める「環境関連事業」における生産実績とは、廃棄物の処理実績を意味しております。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

前期比

環境関連事業(百万円)

77,487

9.1%

その他(百万円)

2,455

36.0%

合計(百万円)

79,942

9.8%

 (注)金額は販売価格によっており、セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

b.受注実績

 当社グループの営む事業においては、受注から売上計上までの所要日数が短く、期中の受注高と販売実績とがほぼ対応するため、記載を省略しております。

 

c.販売実績

 当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2024年4月1日

至 2025年3月31日)

前期比

環境関連事業(百万円)

77,487

9.1%

その他(百万円)

2,691

34.4%

合計(百万円)

80,178

9.8%

 (注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。

2.総販売実績に対する割合が10%以上の主要な販売先がないため、相手先別の販売実績の記載を省略しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

 

中期経営計画

(2023年3月期~2025年3月期)

最終年度

目標値

連結会計年度

(2025年3月期)

実績

(参考)2022年3月期

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

売上高年平均成長率

(2022年~2025年3月期)

5~6%成長※

7.3%

売上高

64,992百万円

営業利益率

20%程度

26.9%

営業利益率

19.8%

EBITDAマージン

30%以上

34.7%

EBITDA

マージン

30.5%

※ 2022年~2025年3月期までの年平均成長率であります。

 

 売上高は、インフラ開発案件に伴う廃棄物処理需要を獲得したこと、低単価廃棄物の受入量を抑制した一方で高単価廃棄物の受入量が堅調に推移したことなどにより、80,178百万円(前期比9.8%増)となりました。この結果、2022年から当連結会計年度までの年平均成長率は7.3%となり、中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)を上回る成長となりました。

 利益面については、人件費や解体工事の受注に伴う外注費の増加があったものの、最終処分場の容量あたりの売上高が伸びたこと、継続的な内製化を通じてコスト削減を進めた結果、営業利益率及びEBITDAマージンは26.9%、34.7%となり、中期経営計画(2023年3月期~2025年3月期)を大きく上回る結果となりました。

 

 また、ROE(親会社株主に帰属する当期純利益/期首期末平均の自己資本)は15.8%、ROIC(NOPAT/期首投下資本、NOPAT=(営業利益+のれん償却額)*(1-実効税率(30.6%))、投下資本=固定資産+流動資産(現金及び預金除く)-流動負債(有利子負債除く))は14.1%、ネットD/Eレシオ((有利子負債-現金及び現金同等物)/自己資本)は0.1倍となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

a.キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容

 「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。

 

b.資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 運転資金は、手許資金で賄っており、設備資金については、金融機関からの借入金や社債で資金調達をしております。外部借入は当社のみが行う方針であり、当社グループ子会社の設備投資時には、当社から子会社に資金を貸し付け、グループファイナンスによる資金の有効活用を図っております。

 当社グループは、収益力の強化により営業活動によるキャッシュ・フロー獲得能力を高めるとともに、財務体質を健全化し、資金の流動性を高めてまいります。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。