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利益

資産

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最終更新:

E30454 Japan GAAP

売上高

124.2億 円

前期

122.5億 円

前期比

101.4%

時価総額

162.3億 円

株価

911 (04/25)

発行済株式数

17,816,932

EPS(実績)

77.81 円

PER(実績)

11.71 倍

平均給与

700.9万 円

前期

731.5万 円

前期比

95.8%

平均年齢(勤続年数)

44.8歳(9.4年)

従業員数

104人(連結:133人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社と、子会社である㈱理論社及び㈱国土社の2社並びに親会社である㈱ビックカメラ(東京証券取引所プライム市場上場)で構成され、主としてBSデジタル放送事業を営んでおります。

当社は、放送法に基づく放送衛星を利用した認定基幹放送事業を営むことを主たる事業目的として設立され、BSデジタルハイビジョン放送(チャンネル:211ch、リモコンID:11)を行っており、全国無料放送による総合編成を行う放送局として、報道番組、教養番組、娯楽番組、広告、ショッピング番組、その他の番組を広く扱うことにより、広告主よりタイム収入、スポット収入及びその他収入を得ております。

また、「質の高い情報を提供することで人々に感動を与え幸せな社会づくりに貢献します」との経営理念に基づき、これを更に具体化した、「豊かで癒される教養・娯楽番組と中立公正な報道・情報番組を発信し『価値ある時間』を約束します」を経営ビジョンと定めております。

子会社である㈱理論社及び㈱国土社の両社は、絵本、読み物、学習物といった児童書出版事業を行っております。

親会社は、主として家電製品等の販売事業を行っており、当社は親会社よりタイム収入、スポット収入及びその他収入を得ております。

なお、事業の系統図は、次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

当社の収入区分は、次のとおりであります。

タイム収入・・・・広告主に番組の放送時間枠を販売し、広告主の提供する番組及び広告主のCM(コマーシャルメッセージ)を放送いたします。

スポット収入・・・広告主に番組と番組の間の時間枠等を秒単位で販売し、広告主のCM(コマーシャルメッセージ)を放送いたします。

その他収入・・・・地上波ローカル局等への番組販売、番組制作による収入、製作委員会方式により製作されたアニメ作品等に係る出資配当金、番組及び関連コンテンツのインターネット配信事業、書籍の販売等であります。

 

収入区分別の売上高の推移は、次のとおりであります。

(単位:千円)

 

第21期

第22期

第23期

第24期

第25期

タイム収入

8,658,587

7,934,768

8,008,993

7,990,721

8,288,518

スポット収入

2,762,225

2,385,763

2,759,605

2,991,710

2,563,029

その他収入

1,180,415

1,073,658

1,235,812

1,267,998

1,565,752

合計

12,601,228

11,394,190

12,004,411

12,250,430

12,417,299

 

(注) 当社は第24期の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号)等を適用しております。

 

23/11/16

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における我が国経済は、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって景気は緩やかに回復しております。一方、世界的な金融引締めに伴う影響や中国経済の先行き懸念等、海外景気の下振れが我が国における景気の下振れリスクとなっており、引き続き金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。

当社を取り巻くBSデジタル放送業界は、デジタル放送受信機の普及に伴い、視聴可能世帯数の増加が大いに期待されております。なお、テレビメディア広告費は、1兆8,019億円(前年比98.0%)となり、そのうち当社を含む衛星放送メディア関連の広告費は、1,251億円(前年比103.5%)となっております。(「2022年 日本の広告費」㈱電通調べ)

このような状況下、当社は「質の高い情報を提供することで 人々に感動を与え 幸せな社会づくりに貢献します」を経営理念として中長期的な成長を実現するため、コンテンツの価値最大化を目指しております。放送事業収入だけではなく、配信ビジネスやイベントの実施といった非放送分野の事業開発にも取り組みながら、開局15周年に伴って制作、放送された特別番組をはじめ、効果的な広告宣伝、広報施策を実施いたしました。

 

[レギュラー番組]

2022年10月の番組改編では、特別番組の放送で既にご好評いただいておりました『中山秀征の楽しく1万歩!小京都日和』をレギュラー番組として放送開始いたしました。また、歴史教養番組『偉人・素顔の履歴書』は6月に『偉人・敗北からの教訓』として、番組の切り口を変え、より多くの歴史ファンに満足いただけるよう内容もパワーアップして放送しております。不定期放送番組として、角野卓造さんと近藤芳正さん出演の『おやじ京都呑み』もご好評いただいているほか、4月の番組改編では『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』が毎週のレギュラー番組として復活し、放送5年目に突入した『八代亜紀 いい歌いい話』では10月に行われたパリ公演の模様を新春2時間スペシャルとして放送する等、コンテンツの拡充に努めました。

また報道番組では、『速報ニュース インサイドOUT』の放送開始時間を統一し、より見やすい編成にいたしました。『報道ライブ インサイドOUT』では、8月に「ニッポンの宿題」と題し、スタジオセット等の演出を変え、外交・安全保障・環境問題といった様々なテーマに沿って番組を放送する等、内容をより一層充実させて放送いたしました。

『ディスカバリー傑作選』では、『名車再生!』『魅惑のアクアリウム』等、様々なジャンルのコンテンツを厳選し放送しているほか、ドラマジャンルの拡充にも努め、SNS等で大きな反響を得た中国ラブロマンス時代劇『山河令』等のアジアドラマや、新設された「ドラマアンソロジー」枠でご好評いただきました『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』等、日本ドラマも多数放送いたしました。

 

[特別番組]

経営ビジョンである“豊かで 癒される 教養・娯楽番組”として、当期は春・夏・秋・冬と季節ごとに四季折々の京都の魅力をお届けする番組を㈱京都放送と共同制作し、放送いたしました。また、開局15周年記念特別番組として、開局以来初の自社制作オリジナルドラマ『恋は50を過ぎてから』を放送し、その後、当番組は「2023年日本民間放送連盟賞番組部門テレビドラマ 優秀賞」を受賞いたしました。また、夏の花火・祭り番組では、「感動をテレビで!全国の夏祭り生中継」と銘打ち、『生中継!青森ねぶた祭 ほとばしれ!北国の魂』、『生中継 第1回ぎふ長良川花火大会』等、日本全国各地の花火や祭りを生中継でお届けいたしました。

スポーツ番組では昨年に引き続き、女子ソフトボール「JD.LEAGUE」の開幕戦を放送したほか、2022年11月と2023年7月には『ブンデスリーガ ジャパンツアー』を放送。更に、若き侍ジャパンが躍動した『WBSC U-18 ベースボールワールドカップ2022』や、女子ソフトボール元日本代表の山本優さんと、ビックカメラ高崎に所属し、2022シーズン東地区MVPに輝いた濱村ゆかりさんらが出演し、スポーツ×地方×観光が一体となった番組『スポーツで未来をつなぐ fromおおいた』も放送いたしました。

このほか、㈱テレビ和歌山との共同制作番組『弘法大師 空海とともに~1250年の祈り~』等、ローカル局とのコラボレーション施策も積極的に実施したほか、毎年恒例の、山の日にちなんだ特別番組も放送いたしました。

 

[アニメ関連事業]

「ANIME+」枠では、製作委員会参画作品を含むアニメ関連番組を、毎クール約40タイトル放送しております。このほか、「アニメプラス」枠では「BS11ガンダムアワー」と題し、珠玉のガンダムシリーズを放送しております。年末年始には、主催した『アニメロサマーライブ2022 -Sparkle-』をテレビ独占放送する等、特別編成を行いました。加えて、アニメソング番組『Anison Days』、エンターテインメント情報番組『アニゲー☆イレブン!』等、幅広い年齢層のファンのニーズにお応えできるよう、様々な切り口でアニメ関連番組を放送いたしました。

また、『AnimeJapan2023』や『とちてれ☆アニメフェスタ2023』等のアニメイベントへの出展や協賛等、イベント事業をはじめとした幅広い展開を実施いたしました。

 

[配信コンテンツ]

当期の重点施策である「コンテンツ力の強化」、「コンテンツの有効活用による価値最大化」、「『非放送分野』の拡大」を目的とし、当社独自の動画配信サイトBS11+(プラス)のサービスメニューをリニューアルし、自社制作番組及び関連コンテンツのネット配信強化、配信プラットフォーム拡大を実施いたしました。

BS11+では、3月に全番組見放題プランに統一し、1月より『報道ライブ インサイドOUT』の見逃し配信、5月からは㈱毎日映画社との協業による昭和の貴重な映像をお届けするコンテンツ『昭和あの日のニュース』の配信を開始いたしました。また、即興テイストのクッキングドラマ『ボクの即興ごはん~竹財輝之助のひとりキッチン~』等をはじめ、様々なジャンルのオリジナルコンテンツの配信も実施いたしました。

また、BS11公式YouTubeでは、放送では紹介できなかったエピソードやアフタートーク満載の番組派生コンテンツ『偉人・敗北からの教訓・こぼれ噺』を配信したほか、社内企画募集で選出されたコンテンツ『アドベンチャーワールドのパンダたち』、YouTubeで話題のピアニスト「みやけん」とコラボした『リコリス・リコイル×黒板アート×ピアノ』、『ようこそ!中国ドラマの“沼”~鶴唳華亭から知る魅力~』を制作、配信いたしました。更に、グループ会社である㈱国土社の児童書を映像化した『歌で聴く絵本「ようかいむら」シリーズ』や、アニメジャンルからは、㈱文化放送のインターネットラジオ「超!A&G+」とのコラボ企画『ワールドダイスターRADIO☆わらじ』も配信いたしました。

引き続き、U-NEXT、FOD、FANYチャンネル、ビデオマーケット等、外部プラットフォームでの課金配信に加え、5月からはTVerでの見逃し配信を開始する等、より多くの方々にBS11のコンテンツに触れていただけるよう配信プラットフォームの拡大に努めてまいります。

 

[その他事業・マルチ展開施策等]

「コンテンツの有効活用による価値最大化」、「『非放送分野』の拡大」という当期の重点施策を基に、番組関連グッズのネット販売等、様々な施策に取り組みました。BS11公式通販サイト「BS11SHOP」では『大人のバイク時間 MOTORISE』のオリジナルグッズや、『太田和彦のふらり旅 新・居酒屋百選』に出演中の太田和彦さん監修「奈良・吉野杉 間伐材コースター ねんりん」等の販売を開始。また、リアルイベント・生配信・アーカイブ配信・特別番組放送とマルチに展開させた『貴公子たちの音楽会 Vol.2~春(スプリング)~』も前回に引き続き大変ご好評いただきました。

このほか新たな試みとして、BS11+で配信されているコンテンツの魅力を特集記事でお伝えするサイト「BS11+トピックス」を7月にオープンいたしました。また、『ボクの即興ごはん~竹財輝之助のひとりキッチン~』シーズン2ではタイアップ企業の商品を使ったオリジナルレシピを開発し、YouTubeでのインフォマーシャルを通して商品購入ページへの誘導を図る取り組みを実施いたしました。更に、「令和五年 夏巡業 大相撲 恵庭場所」へ協賛する等、放送以外の様々な事業を展開いたしました。

今後も放送に加え、配信、その他事業等を通して幅広いニーズに応えることができるよう、努めてまいります。

 

以上の結果、当連結会計年度の売上高は 12,417,299千円(前期比 1.4%増加)となりました。営業利益は 1,983,485千円(前期比 17.2%減少)、経常利益は 2,015,123千円(前期比 15.9%減少)、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,386,329千円(前期比 13.3%減少)となりました。

 

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における連結ベースの現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ 856,693千円減少し、当連結会計年度末には 13,599,917千円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は、1,336,351千円(前期は 1,843,212千円の獲得)となりました。これは主に、法人税等の支払額 734,924千円があったものの、税金等調整前当期純利益 2,015,123千円の計上等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は、1,435,388千円(前期は 50,960千円の使用)となりました。これは主に、 有形固定資産の取得による支出 1,403,122千円、無形固定資産の取得による支出 19,557千円等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は、757,656千円(前期は 356,961千円の使用)となりました。これは主に、短期借入れによる収入 120,000千円があったものの、短期借入金の返済による支出 520,000千円、配当金の支払額 355,978千円等によるものであります。

なお、キャッシュ・フロー関連指標は、次のとおりであります。

 

 

2022年8月期

2023年8月期

自己資本比率

(%)

88.9

91.2

時価ベースの自己資本比率

(%)

69.6

64.7

キャッシュ・フロー対有利子負債比率

(%)

27.5

7.9

インタレスト・カバレッジ・レシオ

(倍)

475.5

322.0

 

自己資本比率:自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い

 

(注)1.いずれも連結ベースの財務数値により算定しております。

2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式を除く)により算出しております。

3.キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の「営業活動によるキャッシュ・フロー」を利用しております。

4.有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。

5.利払いにつきましては、連結キャッシュ・フロー計算書の「利息の支払額」を使用しております。

 

③ 生産、受注及び販売の状況

a.生産実績及び受注実績

当社グループは一部において受注生産を行っておりますが、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。

b.販売実績

当社グループは、セグメント情報を記載していないため、当連結会計年度における販売実績を収入区分別に示すと、次のとおりであります。

 

収入区分別

当連結会計年度

(自 2022年9月1日

  至 2023年8月31日

売上高(千円)

前期比(%)

タイム収入

8,288,518

103.7

スポット収入

2,563,029

85.7

その他収入

1,565,752

123.5

合計

12,417,299

101.4

 

(注) 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。

 

相手先

前連結会計年度

(自 2021年9月1日

至 2022年8月31日

当連結会計年度

(自 2022年9月1日

至 2023年8月31日

売上高(千円)

割合(%)

売上高(千円)

割合(%)

㈱電通

2,089,940

17.1

2,164,540

17.4

ジュピターショップチャンネル㈱

2,236,770

18.3

2,139,020

17.2

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

① 経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の経営成績の状況に関する認識につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。

なお、連結損益計算書の主要項目ごとの主な状況は、次のとおりであります。

a.売上高・売上総利益

当連結会計年度における売上高は、タイム収入及びその他収入の増加により 12,417,299千円(前期比 1.4%増加)となりました。また、売上原価は、自社制作コンテンツの強化、良質なコンテンツへの出資、配信ビジネス等の新規事業開発に取り組んだ結果、6,485,666千円(前期比 9.2%増加)となり、売上総利益は 5,931,633千円(前期比 6.0%減少)となりました。

b.販売費及び一般管理費・営業利益・経常利益・税金等調整前当期純利益

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、番組宣伝や局認知向上施策等の実施による広告宣伝費の増加等に伴い、 3,948,148千円(前期比 0.8%増加)となった結果、営業利益は 1,983,485千円(前期比 17.2%減少)となりました。

営業外収益は、35,980千円(前期比 643.5%増加)、営業外費用は、4,342千円(前期比 10.0%増加)となり、この結果、経常利益は 2,015,123千円(前期比 15.9%減少)、税金等調整前当期純利益は 2,015,123千円(前期比 15.9%減少)となりました。

 

c.法人税等合計・親会社株主に帰属する当期純利益

当連結会計年度における法人税、住民税及び事業税は 629,987千円、法人税等調整額△1,193千円を計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は 1,386,329千円(前期比 13.3%減少)となりました。

 

② 財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容

当連結会計年度末における総資産は、前連結会計年度末に比べ 515,354千円増加し、24,756,539千円(前連結会計年度末比 2.1%増加)となりました。主な要因は、現金及び預金が 856,693千円減少したものの、受取手形及び売掛金が 250,563千円、棚卸資産が 96,079千円、機械及び装置(純額)が945,131千円 、流動資産のその他に含めて表示している未収消費税等が102,112千円増加したこと等によるものであります。

当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ 521,744千円減少し、2,150,184千円(前連結会計年度末比 19.5%減少)となりました。主な要因は、短期借入金が 400,000千円、未払法人税等が 108,740千円減少したこと等によるものであります。

当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ 1,037,099千円増加し、22,606,354千円(前連結会計年度末比 4.8%増加)となりました。主な要因は、利益剰余金が、前連結会計年度の期末配当 356,077千円により減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益 1,386,329千円の計上に伴い 1,030,251千円増加したこと等によるものであります。

 

③ キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.キャッシュ・フローの状況

当社グループのキャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

b.資金調達の状況

当社グループにおける主な資金需要は、番組制作費、代理店手数料及び広告宣伝費等の運転資金並びに放送設備更設等の設備資金等でありますが、これらの資金需要につきましては、主に営業キャッシュ・フローを原資としております。

 

④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成にあたり、決算日における資産・負債の数値並びに当連結会計年度における収益・費用の数値に影響を与える見積り及び仮定を用いております。

連結財務諸表を作成するにあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。