E05137 Japan GAAP
前期
180.3億 円
前期比
94.0%
株価
705 (04/24)
発行済株式数
6,536,800
EPS(実績)
59.66 円
PER(実績)
11.82 倍
前期
446.1万 円
前期比
110.6%
平均年齢(勤続年数)
35.1歳(6.3年)
従業員数
34人(連結:146人)
当社グループは、移動体通信機器の販売を主たる業務とする移動体通信関連事業、賃貸ビル・賃貸マンションの不動産賃貸を主たる業務とする不動産事業、ゴルフ場の運営を主たる業務とするリゾート事業を展開しております。
当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。
なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。
(1) 移動体通信関連事業
連結子会社の株式会社トーシンモバイルにおいて、主に次の事業を展開しております。
①各キャリア(各通信事業者)から仕入れた移動体通信機器等を当社直営店で新規・既存顧客へ直接販売する事業。
②各キャリアが提供する携帯電話サービス契約への加入取次をはじめ、各種サービス変更手続きの業務受託。
③販売代理店への移動体通信機器の卸売及び携帯電話サービス契約への加入取次、各種サービス変更手続きの業務委託。
④法人・事務所向営業及びサービス事業。
(2) 不動産事業
当社及び連結子会社のトーシンコーポレーション株式会社において、主に次の事業を展開しております。
①貸しビル・賃貸マンションの不動産賃貸事業。
②不動産販売事業。
(3) リゾート事業
当社及び連結子会社のトーシンリゾート株式会社、株式会社伊良湖シーサイドゴルフ倶楽部において、主に次の
事業を展開しております。
①ゴルフ場の運営管理。
②運営受託を対象とするゴルフ場の新規開拓。
③ゴルフ練習場の運営管理。
(4) その他
オリジナルゴルフ用品の販売や飲料水の販売等を行っております。
[事業系統図]
以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。
※画像省略しています。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度(2022年5月1日から2023年4月30日まで)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症(以下「コロナ」という。)の影響が継続する中、経済活動や個人消費活動による穏やかな持ち直しの動きが続く一方、ウクライナ情勢に起因する資源価格の高騰、世界的な金融引き締めによる急激な為替変動など、物価を押し上げる要因が重なり、依然として先行き不透明な状況が続いております。
このような経済状況の中、当社グループは、強みである販売力を活かし、携帯ショップ運営、テナントビル及びマンションの賃貸及び管理、ゴルフ場及びゴルフ練習場の運営といった長期的に安定した収益が期待できる事業に取り組んでおります。
当連結会計年度の連結経営成績は、売上高169億41百万円(前年同期比6.0%減)、営業利益6億13百万円(前年同期比3.1%増)、経常利益5億61百万円(前年同期比1.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益3億90百万円(前期比23.7%増)となりました。
セグメントの業績は次のとおりであります。
(移動体通信関連事業)
携帯電話業界におきましては、半導体不足に伴う商品入荷遅延、物価上昇による商品価格上昇、販売代理店に対する販売奨励金の算定体系変更、通信事業者によるキャリア認定ショップの統廃合及びオンライン手続きを推奨する方針を掲げるなど、当社をはじめ、携帯電話等販売代理店の役割及び競争環境の変化が依然続いております。
このような環境の中、当社グループ運営キャリアショップでは、マイナンバーカードの申請サポートや有償による電話帳等のデータ移行、セキュリティ商材等、多様なサービスの提供に注力してきました。また、外販及び店舗でのイベントを開催することで、販売・サービス提供の機会を創出し、お客様との接点を拡大しました。
当連結会計年度における売上高は、145億28百万円、セグメント利益は3億95百万円となりました。
(不動産事業)
不動産事業におきましては、ユーザーの需要は概ね堅調に推移しております。当社グループは、品質と効率の向上を主眼に入居者様の快適な暮らしを最優先に心掛け、管理物件の定期清掃やメンテナンスを強化して、入居率の維持・向上に努めました。
当連結会計年度における売上高は7億29百万円、セグメント利益は3億18百万円となりました。
(リゾート事業)
ゴルフ業界におきましては、引き続き若者層や女性の増加でゴルフプレー需要は幅広く波及しており、自粛が続いていた会食を伴うコンペ等もコロナ前の状況に徐々に戻り、来場者数は堅調に推移しました。しかしながら、資源高や原材料高騰等に伴う物価上昇の影響が懸念されます。
このような環境の中、コース改修工事、電磁誘導カート追加導入、施設内システム導入などを実施しました。シーズンを通して良いコンディションでプレーして頂けるように維持管理に努めました。
当連結会計年度における売上高は16億30百万円、セグメント利益は1億8百万円となりました。
(その他)
飲料水の販売やゴルフ用品の販売、太陽光発電事業、ゴルフレッスン施設「ゴルフリークス」の運営を行っております。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度の現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、長期借入金による収入11億50百万円、借入金返済による支出10億98百万円により一部相殺されたものの、税金等調整前当期純利益が5億63百万円(前年同期比24.8%増)と増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ2億2百万円増加し、当連結会計年度末には13億8百万円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果使用した資金は2億94百万円(前年同期営業活動により使用した資金2億12百万円)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益が5億63百万円、減価償却費3億82百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果得られた資金は2億62百万円(前年同期投資活動により使用した資金11億41百万円)となりました。これは主に定期預金の増加による収入5億94百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は3億56百万円(前年同期財務活動により得られた資金7億73百万円)となりました。これは主に長期借入による収入11億50百万円、長期借入金の返済による支出10億98百万円、短期借入金の減少による支出2億円等によるものであります。
③仕入及び販売の実績
a.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度(千円) (自 2022年5月1日 至 2023年4月30日) |
前年同期比(%) |
移動体通信関連事業 |
12,715,250 |
92.3 |
不動産事業 |
- |
- |
リゾート事業 |
128,798 |
103.1 |
その他 |
43,975 |
97.8 |
合計 |
12,888,025 |
92.4 |
(注)1. 上記金額には、消費税等は含まれておりません。
2. セグメント間取引については、相殺消去しております。
b.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
セグメントの名称 |
当連結会計年度(千円) (自 2022年5月1日 至 2023年4月30日) |
前年同期比(%) |
移動体通信関連事業 |
14,528,248 |
92.5 |
不動産事業 |
729,764 |
102.7 |
リゾート事業 |
1,630,838 |
104.0 |
その他 |
52,944 |
112.6 |
合計 |
16,941,795 |
94.0 |
(注)1.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合
相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
金額(千円) |
割合(%) |
金額(千円) |
割合(%) |
|
ソフトバンク株式会社 |
6,948,397 |
38.5 |
6,858,532 |
40.4 |
KDDI株式会社 |
5,864,152 |
32.5 |
5,586,462 |
32.9 |
株式会社オーレンジ |
1,484,331 |
8.2 |
1,718,677 |
10.1 |
2.上記金額には、消費税等は含まれておりません。
3.セグメント間取引については、相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①重要な会計方針及び見積り
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。この連結財務諸表の作成に当たりまして、連結決算日現在における財政状態並びに連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り及び判断を一定の会計基準の範囲内で行う必要があります。しかし、見積り特有の不確実性が存在するため、実際の結果とこれらの見積りが異なる場合があります。
②当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。
a.売上高
移動体通信関連事業における販売基盤の整備・店舗運営の効率化、不動産市況に左右されない最適な事業の構築、リゾート事業の収益基盤の強化等に努めてまいりました。
その結果、当連結会計年度における当社グループの売上高は169億41百万円(前年同期比10億88百万円減、6.0%減)となりました。
b.売上総利益
売上総利益率は24.1%(前連結会計年度21.8%)となり、差引売上総利益は40億89百万円(前年同期比1億56百万円増、4.0%増)となりました。
c.営業利益
売上総利益の増加により、営業利益は6億13百万円(前年同期比18百万円増、3.1%増)となりました。
d.経常利益
営業利益の増加に伴い経常利益は5億61百万円(前年同期比5百万円増、1.0%増)となりました。
e.親会社株主に帰属する当期純利益
以上の結果に加え、固定資産売却益、固定資産除却損を計上したことにより親会社株主に帰属する当期純利益は3億90百万円(前年同期比3億15百万円増、23.7%増)となりました。
f.資産、負債及び純資産
当連結会計年度における総資産は、232億56百万円となり、前連結会計年度末と比べて2億71百万円の減少となりました。これは、主に現金及び預金の減少によるものであります。
負債は198億18百万円となり、前連結会計年度末と比べて5億20百万円の減少となりました。これは主に買掛金の減少によるものであります。
純資産は、34億37百万円となり、前連結会計年度末と比べて2億49百万円の増加となり、自己資本比率14.7%となりました。
g.キャッシュ・フロー分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
③経営成績に重要な影響を与える要因について
「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載とおりであります。
④経営戦略の現状と見通し
「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
⑤資本の財源及び資金の流動性についての分析
「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
また、建設予定の賃貸マンションの資金調達については、銀行融資を検討しております。