売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E04890 Japan GAAP

売上高

500.0億 円

前期

533.5億 円

前期比

93.7%

時価総額

495.2億 円

株価

4,240 (04/26)

発行済株式数

11,678,400

EPS(実績)

371.37 円

PER(実績)

11.42 倍

平均給与

525.7万 円

前期

535.9万 円

前期比

98.1%

平均年齢(勤続年数)

44.5歳(9.8年)

従業員数

1,075人(連結:1,119人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、三協フロンテア㈱(当社)と、子会社である広州番禺三協豪施有限公司、SANKYO FRONTIER MYANMAR COMPANY LIMITED、SANKYO FRONTIER MALAYSIA SDN. BHD.、SANKYO FRONTIER TECHNOLOGIES MYANMAR COMPANY LIMITED及び親会社である㈲和幸興産の6社で構成されております。

当社は、ユニットハウス及び立体駐車装置等の製造・販売・レンタルの事業を主に行っております。

子会社広州番禺三協豪施有限公司は、中国でユニットハウスの原材料の製造・販売の事業を行っております。

子会社SANKYO FRONTIER MYANMAR COMPANY LIMITEDは、ミャンマーでユニットハウスのレンタル事業及びユニットハウスの図面作成業務を行っております。

子会社SANKYO FRONTIER MALAYSIA SDN. BHD.は、マレーシアで製品開発を行っており,今後はマレーシア国内でのユニットハウスの販売及びレンタルを行う計画です。

子会社SANKYO FRONTIER TECHNOLOGIES MYANMAR COMPANY LIMITEDは、ミャンマーでユニットハウスの図面作成業務を行っており、今後はユニットハウスの生産再開及びミャンマー国内でのユニットハウスの販売並びにレンタルを行う計画です。

また、当社の親会社である㈲和幸興産は不動産賃貸業を営んでおり、当社グループとの取引関係については、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(関連当事者情報)」に記載のとおりであります。

 

セグメントの内容と当社及び関係会社の当該セグメントにかかる位置づけは、次のとおりであります。

セグメントの名称

内容

主要な会社

ユニットハウス事業

ユニットハウス等の製造・販売・レンタル

ユニットハウス等の出荷整備及び配送・建方・解体工事

トランクルーム(収納庫)を利用したレンタル

レンタルスペースの運営

当社

広州番禺三協豪施有限公司

SANKYO FRONTIER MYANMAR COMPANY LIMITED

SANKYO FRONTIER MALAYSIA SDN. BHD.

SANKYO FRONTIER TECHNOLOGIES MYANMAR COMPANY LIMITED

その他

立体駐車装置の製造・販売・レンタル

宿泊施設の経営

植物工場の製造・販売・レンタル

当社

 

[系統図] 以上述べた事項を系統図によって示すと次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

23/06/28

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

なお、過年度の決算訂正を行い、遡及後の数値で比較分析を行っております。

また、当連結会計年度から、顧客との契約から生じる収益について、顧客との契約の種類に基づき分解し情報開示することが、収益の状況を把握するうえで適切であると判断したことから、集計区分を変更し、変更後の数値で比較分析を行っております。

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における我が国経済は、個人消費や設備投資において増加傾向がみられました。また、中国でのコロナ政策の変更による景気回復への期待や各国中央銀行の金融政策の変化に伴う景気上昇へ向けた好材料があるものの、ウクライナ情勢の長期化等による下振れリスクなど、依然として景気の先行きは不透明な状況となっております。

建設業界においては、政府建設投資は底堅く推移しており、民間建設投資も非住宅投資について見通しが鈍化したものの、前年度を上回る傾向が続いております。

このような情勢のなか、当社グループは、前期にオリンピックなどの大型物件の計上があったため、前期と比較すると売上高、経常利益ともに低くなっておりますが、ホームページへのアクセス数、問い合わせ件数は前年を上回って推移するなどお客様のニーズが高い状態が続いており、全体としてはほぼ計画に沿って堅調に推移致しました。

今後の我が国経済は、引き続き、資源や原材料の価格は上振れリスクが懸念されるため、原価低減、経費抑制を推進し利益確保に努めるとともに、新店舗のオープンや既存店舗のリニューアルなど店舗網を拡充させることで、需要に対応できる体制の強化を図ってまいります。

これらの結果、当連結会計年度のユニットハウス事業の売上高は、49,707百万円(前年同期比6.3%減)、その他の事業の売上高は295百万円(前年同期比6.0%減)となり、合計した当連結会計年度の売上高は50,003百万円(前年同期比6.3%減)となりました。

利益面におきましては、製造及び物流部門を中心に原価低減及び経費削減を推進し、営業利益6,584百万円(前年同期比32.8%減)、経常利益6,888百万円(前年同期比31.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益4,337百万円(前年同期比31.7%減)となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ3,200百万円減少し、3,558百万円となりました。

資金の主な増加要因は、税金等調整前当期純利益、売上債権の減少、減価償却費の増加であります。主な減少要因は、棚卸資産の増加、借入金の返済、法人税等の支払、仕入債務の減少、有形固定資産の取得による支出であります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により獲得した資金は3,323百万円(前連結会計年度は8,564百万円の獲得)となりました。

主な増加要因は、税金等調整前当期純利益6,620百万円、減価償却費5,509百万円、売上債権の減少1,952百万円であり、主な減少要因は、棚卸資産の増加5,233百万円、法人税等の支払3,642百万円、仕入債務の減少792百万円であります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により使用した資金は2,624百万円(前連結会計年度は1,692百万円の使用)となりました。

主な減少要因は、工場等への設備投資、新規出店等に伴う有形固定資産の取得による支出2,151百万円、無形固定資産の取得による支出221百万円であります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により使用した資金は3,914百万円(前連結会計年度は3,906百万円の使用)となりました。

主な減少要因は、長期借入金の返済による支出1,914百万円、配当金の支払1,721百万円、リース債務の返済による支出262百万円であります。

 

③生産・レンタル資産増加実績及び受注並びに販売の実績

(ア)生産実績

当連結会計年度の生産実績は次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

ユニットハウス事業(百万円)

21,564

107.7

(注)金額は製造原価で表示しております。

 

(イ)レンタル資産増加実績

セグメントの名称

品目区分

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

ユニットハウス事業

ユニットハウス(棟)

10,620

90.8

(注) 増加実績は、自社生産のうちレンタル資産に振り替えた数量であります。

 

(ウ)受注実績

当社は販売計画に基づき見込生産をしておりますので、該当事項はありません。

(エ)販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

前年同期比(%)

ユニットハウス事業(百万円)

49,707

93.7

その他(百万円)

295

94.0

合計(百万円)

50,003

93.7

(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

①財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりであります。

 

経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度のユニットハウス事業の売上高は、前連結会計年度に比べ3,324百万円減少し、49,707百万円(前年同期比6.3%減)となりました。これは主に、店舗・一般事務所といった本建築において大型物件の受注が減少したことによるものであります。その他の事業につきましては、前連結会計年度に比べ18百万円減少し、当連結会計年度売上高は、295百万円(前年同期比6.0%減)となりました。上記の結果、当連結会計年度の売上高は前連結会計年度と比べ3,343百万円減少し、50,003百万円(前年同期比6.3%減)となりました。

当社グループは、事業領域としては、本建築の販売およびレンタルの強化と、不動産領域の拡大を中心に進めております。全県に配置した展示場の展示品を増強するとともに、ホームページからの集客にも積極的に取り組み、WEBと実店舗が融合した提案力のある営業体制構築を進めております。

(売上総利益)

当連結会計年度の売上総利益は、前連結会計年度と比べ2,854百万円減少し、20,109百万円(前年同期比12.4%減)となりました。

(営業利益)

当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、人件費の増加や物流センター等へのユニットハウスの移動費用の増加等により、前連結会計年度に比べ352百万円増加し、13,524百万円(前年同期比2.7%増)となりました。

以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、前連結会計年度と比べ3,207百万円減少し、6,584百万円(前年同期比32.8%減)となりました。

(経常利益)

当連結会計年度の経常利益は、前連結会計年度と比べ3,171百万円減少し、6,888百万円(前年同期比31.5%減)となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度と比べ2,016百万円減少し、4,337百万円(前年同期比31.7%減)となりました。

 

財政状態の分析

(資産の部)

当連結会計年度末の資産の額は、前連結会計年度末に比べ3,376百万円減少し、61,118百万円となりました。主な要因は、建物及び構築物の増加1,313百万円、原材料及び貯蔵品の増加314百万円、商品及び製品の増加303百万円、レンタル資産の増加213百万円、現金及び預金の減少3,200百万円、売上債権及び契約資産の減少1,554百万円、建設仮勘定の減少937百万円などであります。

(負債の部)

当連結会計年度末の負債の額は、前連結会計年度末に比べ6,050百万円減少し、19,810百万円となりました。主な要因は、短期及び長期借入金の純減1,914百万円、未払法人税等の減少1,543百万円、仕入債務の減少788百万円、その他の流動負債の減少516百万円、未払金の減少406百万円、契約負債の減少379百万円、リース債務の減少234百万円などであります。

(純資産の部)

当連結会計年度末の純資産の額は、前連結会計年度末に比べ2,674百万円増加し、41,307百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する当期純利益4,337百万円および剰余金の配当1,722百万円などであります。自己資本比率は67.6%となっており、健全な財務状況を保っております。

 

②キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(ア)キャッシュ・フローの分析

キャッシュ・フローの分析については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」に記載しております。

 

(イ)財務政策

当社グループは現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入により資金調達することとしております。当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、4,021百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は3,558百万円となっております。

なお、当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。

 

③重要な会計方針及び会計上の見積り

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

この連結財務諸表の作成に当たりまして当社グループは、決算日における資産・負債の報告数値及び偶発債務の開示並びに報告期間における収入・費用の報告数値等会計上の見積りを必要とする事象及びその見積りに影響を与える要因を把握し、把握した要因に関し、適切な仮定を設定しております。さらに設定した仮定に基づき適切な情報を収集し、適切な仮定及び情報による見積り金額を計算しています。

以上の方針に基づき、継続して評価を行っております。また、過去の実績や状況に応じ合理的だと考えられる様々な要因に基づき、見積り及び判断を行い、その結果は他の方法では判断しにくい資産・負債の簿価及び収入・費用の報告数値についての判断の基礎としております。実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。