売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E04890 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、過年度の決算訂正を行い、遡及後の数値で比較分析を行っております。

(1)財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、製造業、サービス業、ともに景況感が改善しつつあり、賃上げや価格転嫁も進むなど、経済の正常化に向けて多くの変化が見られました。一方で中東やウクライナの紛争は緊迫した情勢が続いており、今秋に実施される大統領選挙による米国経済への影響や中国の経済成長率低下など、国際情勢は注視すべき状況が継続しております。

国内においては、2024年1月1日に発生した能登半島地震により、多くの方が被災され建物が損壊するなど、甚大な被害が生じております。被災地の一刻も早い復興に向け、当社も全社一丸となって尽力してまいります。

建設業界においては、政府投資、民間投資、ともに底堅く推移しておりますが、建設コストの高止まりなどから新規着工が遅れる様子もあり、2024年問題への対応とあわせて、今後の影響が懸念される状況となっております。

このような情勢のなか、当社グループは、既存店舗のリニューアルやレンタルスペースなどの新規店舗開設を計画に沿って継続的に進めており、ホームページへのお問い合わせを含めてお客様からの需要は堅調に推移しております。あわせて、原価低減活動を推進し、利益向上と体制強化に取り組んでおります。

これらの結果、当第3四半期連結累計期間のユニットハウス事業の売上高は、35,888百万円(前年同期比0.4%減)、その他の事業の売上高は244百万円(前年同期比6.4%増)となり、合計した当第3四半期連結累計期間の売上高は36,133百万円(前年同期比0.4%減)となりました。

利益面におきましては営業利益5,316百万円(前年同期比25.3%増)経常利益5,426百万円(前年同期比20.9%増)親会社株主に帰属する四半期純利益3,477百万円(前年同期比20.0%増)となりました

また、当第3四半期連結会計期間末における総資産は、前連結会計年度末に対し2,069百万円増加し63,187百万円となりました。変動の大きかった主なものは、現金及び預金の増加1,009百万円、建物及び構築物の増加975百万円レンタル資産の増加558百万円、電子記録債権の増加492百万円、原材料及び貯蔵品の増加273百万円、売掛金の減少788百万円、投資その他の資産の減少279百万円、受取手形の減少214百万円などであります

当第3四半期連結会計期間末における負債の合計額は前連結会計年度末に比べ310百万円増加し20,120百万円となりました変動の大きかった主なものはその他の流動負債の増加409百万円、資産除去債務の増加177百万円、賞与引当金の減少245百万円などであります

当第3四半期連結会計期間末における純資産の合計額は前連結会計年度末に比べ1,759百万円増加し43,067百万円となりました自己資本比率は68.2%となっており健全な財務状況を保っております

 

(2)会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

前事業年度の有価証券報告書に記載した「経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」中の会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定の記載について重要な変更はありません。

 

(3)経営方針・経営戦略等

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが定めている経営方針・経営戦略等について重要な変更はありません。

 

(4)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(5)研究開発活動

当第3四半期連結累計期間におけるグループ全体の研究開発活動の金額は、261百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(6)主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった主要な設備の新設、休止、大規模改修、除却、売却等について、当第3四半期連結累計期間において著しい変更はありません。

 

(7)資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループは現在、必要な運転資金及び設備投資資金については、自己資金又は借入により資金調達することとしております。当第3四半期連結会計期間末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は、3,864百万円となっております。また、当第3四半期連結会計期間末における現金及び現金同等物の残高は4,281百万円となっております。

なお、当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金及び設備資金を調達していく考えであります。