売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率


最終更新:

E04609 Japan GAAP

売上高

27.3億 円

前期

20.5億 円

前期比

133.0%

時価総額

89.8億 円

株価

1,801 (04/25)

発行済株式数

4,984,500

EPS(実績)

-11.44 円

PER(実績)

--- 倍

平均給与

332.5万 円

前期

379.8万 円

前期比

87.5%

平均年齢(勤続年数)

51.0歳(9.0年)

従業員数

11人

株価

by 株価チャート「ストチャ」

 

3 【事業の内容】

当社は劇場事業を行っており、歌舞伎公演やミュージカル、各種演劇、歌謡ショーなどの公演を上演しております。劇場内では顧客の便宜を図るため、プログラム、飲み物、お土産などの販売も行っております。また、付帯収入としては広告収入があります。

 

〔事業系統図〕

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

※画像省略しています。

 

23/06/28

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次の通りであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当事業年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、一部に弱さがみられるものの、景気及び個人消費は緩やかに持ち直している状況で推移いたしました。

当社におきましては、徹底した感染拡大予防対策を実施し、座席数の制限や客席・ロビーでの食事の禁止などの対策を継続し、お客様と公演関係者の安心・安全を最優先に考え、安心してご来場いただけるよう努め、その中で引き続きお客様の嗜好に合わせた公演の実現、観客動員の維持も図りながら、注意深く上演していくことが課題となりました。6月の舞台『千と千尋の神隠し』の一部公演中止や7月の『山里亮太の140愛知公演』の中止、12月の『エリザベート』、1月の『ジョン王』の一部公演中止を除く、大半の公演を上演することができました。

今後につきましても、引き続き感染拡大の防止策を徹底し、社会経済活動のレベルが段階的に回復する中、徐々に公演数及び観客動員の拡大を図りながら、お客様に喜んで頂ける公演を増加させていく予定であります。

当社は、以下の通り、令和4年4月から令和5年3月までに公演を29種類、上演日数として194日間、上演回数として274回(前年同期249回)の実施を致しました。一方で、中止となった公演は、上演日数として14日間、上演回数19回となりました。

 

当社は目標とする経営指標として、公演ごとの収支及び営業利益を重視しておりますが、上記のような事情を反映し、厳しい収益状況となりました。

 

この結果、当事業年度の売上高は、27億2千9百万円(前期は20億5千2百万円)となりました。利益面では、営業損失4千万円(前期は営業損失3億9千3百万円)、経常損失5千8百万円(前期は経常損失4億6百万円)、当期純損失5千7百万円(前期は当期純利益3億2千7百万円)となりました。

なお、当事業年度に予定していた公演が中止となったことから、当該公演にかかる制作費・キャンセル料等の公演中止損失及び臨時休業等による損失を特別損失として1億1百万円計上しております。また、新型コロナウイルス感染症の影響により公演を延期・中止した主催事業者に対して、公演の実施等に係る費用の負担を軽減するため、必要経費の一部を補助するコンテンツ海外展開促進・基盤強化事業費補助金等を、補助金収入として特別利益に1億8百万円計上しております。

 

生産、受注及び販売の状況について、当社は劇場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を行っておりません。また、当社は受注生産形態をとらない業種であるため、生産実績及び受注実績は記載しておりません。

 

当事業年度の販売実績は、次のとおりであります。

区分

当事業年度
(自 令和4年4月1日
  至 令和5年3月31日)

金額(千円)

前期比(%)

劇場

2,729,705

133.0

合計

2,729,705

133.0

 

(注)1 総販売実績に対する割合が10%以上の相手先はありません。

 

 

(2) 財政状態

① 資産の部

当事業年度末における流動資産の残高は、11億7千8百万円となり、前事業年度末に比べ2億8千9百万円の増加となりました。この主な要因は、現金及び預金が3億8千5百万円、売掛金が1億6千1百万円増加した一方で、未収入金が2億7千万円減少したことによるものであります。固定資産の残高は、51億3千7百万円となり、前事業年度末に比べ2億5千万円の減少となりました。この主な要因は、建物が1億1千9百万円、機械及び装置が9千万円減少したことによるものであります。この結果、総資産は、63億1千6百万円となり、前事業年度末に比べ3千9百万円の増加となりました。

 

② 負債の部

事業年度末における流動負債の残高は、8億6千万円となり、前事業年度末に比べ3億2千2百万円の増加となりました。この主な要因は、未払法人税等が7千7百万円減少した一方で、買掛金が3億6千2百万円増加したことによるものであります。固定負債の残高は、10億7千1百万円となり、前事業年度末に比べ2億2千6百万円の減少となりました。この主な要因は、長期借入金が2億2千4百万円減少したことによるものであります。この結果、負債合計は、19億3千1百万円となり、前事業年度末に比べ9千5百万円の増加となりました。

 

③ 純資産の部

当事業年度末における純資産の残高は、43億8千4百万円となり、前事業年度末に比べ5千6百万円の減少となりました。この主な要因は、利益剰余金が5千7百万円減少したことによるものであります。

 

(3) キャッシュ・フロー

      当事業年度末における現金及び現金同等物は、前事業年度末に比べ3億8千5百万円増加し、8億2千3百万

    円となりました。

 

【営業活動によるキャッシュ・フロー】

営業活動によるキャッシュ・フローは、6億2千4百万円の収入(前期は4億1千万円の収入)となりました。これは主に、売上債権の増加1億6千1百万円、仕入債務の増加3億6千2百万円、補助金の受取額3億7千9百万円によるものであります。

 

【投資活動によるキャッシュ・フロー】

投資活動によるキャッシュ・フローは、0百万円の支出(前期は1百万円の収入)となりました。

 

【財務活動によるキャッシュ・フロー】

財務活動によるキャッシュ・フローは、2億3千8百万円の支出(前期は2億1千4百万円の支出)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出2億2千9百万円によるものであります。

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性

当社の資金需要のうち主なものは、公演に係る経費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。これらの資金需要に対して、主に自己資金を充当していく方針であります。

当事業年度末の現金及び現金同等物は8億2千3百万円となっており、当社の事業活動を推進していくうえで十分な流動性を確保していると考えております。

 

(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。

詳細については、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。