売上高

利益

資産

キャッシュフロー

セグメント別売上

セグメント別利益

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

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労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

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最終更新:

E00609 Japan GAAP

売上高

195.8億 円

前期

195.4億 円

前期比

100.2%

時価総額

114.5億 円

株価

113 (07/16)

発行済株式数

101,295,071

EPS(実績)

2.22 円

PER(実績)

50.81 倍

平均給与

482.3万 円

前期

478.1万 円

前期比

100.9%

平均年齢(勤続年数)

46.7歳(14.8年)

従業員数

27人(連結:1,788人)

株価

by 株価チャート「ストチャ」

3【事業の内容】

当社グループは当社及び連結子会社2社(マルコ株式会社、MISEL株式会社)、非連結子会社(瑪露珂爾(上海)国際貿易有限公司)の計4社で構成されており、婦人下着及びその関連事業、マタニティ及びベビー関連事業、婚礼・宴会関連事業ならびに美容関連事業などを行っております。

婦人下着及びその関連事業においては、体型補整を目的とした婦人下着(ファンデーション、ランジェリー)、ボディケア化粧品、オーダーメイドインソール及び専用シューズ、オリジナルサプリメントや健康食品等を全国に展開する直営店舗及び、ECサイト(オンラインショップ)において販売を行い、直営店舗においては、商品を通じて充分な満足感が得られるように、お客様へ婦人下着を利用したボディメイク等のアフターサービスを行っております。

また、中国においては、現地企業との代理店契約を締結し、販売を行っております。

マタニティ及びベビー関連事業においては、自社ECサイト及び大手ECショッピングモールにて、マタニティ及びベビー向けのアパレルや雑貨の販売を行っております。

婚礼・宴会関連事業においては、結婚式場及びカフェやレストランなどの飲食店運営の他、法人宴会やイベント会場の運営を行っております。

美容関連事業においては、直営店舗にてヘアサロン等の運営を行っております。

なお、美容関連事業のセグメント情報の区分は「その他」であります。

詳細は、「第5 経理の状況1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表注記事項(セグメント情報等)」をご参照ください。

 

事業系統図は次のとおりであります。

※画像省略しています。

24/06/27

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営成績等の状況の概要

(1)財政状態及び経営成績の状況

当社グループは、女性の皆様が輝く人生を過ごしていただけるよう美と健康に関する多彩な商品・サービスを提供する『美の総合総社』の実現に向け、補整下着の販売を中心に、美容コスメや健康関連商品並びに、マタニティ及びベビー関連商品、婚礼・宴会関連事業、美容関連事業など、新たな商品の投入とサービスの拡充を推進しております。

当連結会計年度における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の位置付けが5類に移行されたことで経済活動の正常化が進む一方、為替相場やエネルギー価格の変動に加え、賃金や金利の上昇など、景気の先行きについて不透明な状況のなか推移いたしました。また、小売業界におきましては、物価上昇により消費者の生活防衛意識が一層強まるなか、厳しい競争環境が続いております。

このような状況のもと、婦人下着及びその関連事業において、主力商品「Belleages Avance Sakura(ベルアージュ アヴァンセ サクラ)」の11年ぶりの後継となる新商品 「Liberdigne (リベルディーニュ)」の2024年1月の発売開始に向けて、新テレビCMの放映やWebプロモーションを強化するなど、新規顧客の獲得を継続的に推進し、顧客基盤をより盤石なものとしたことにより、当第4四半期においては売上が大きく伸長いたしました。

しかしながら、新商品の受注が好調のなか、令和6年能登半島地震が発生し、新商品の縫製工場の一つが罹災し、生産遅延が発生したことで一時的に欠品となり、売上は計画を下回りました。

なお、提携工場をはじめ関係者の皆様のご協力により、3月下旬に欠品は解消し、お客様に安定して商品をお届けできる生産体制となり、3月単月においては直近10年で最高の売上を達成いたしました。

以上の結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高195億84百万円(前期比0.2%増)、営業利益5億52百万円(前期比31.3%減)、経常利益6億17百万円(前期比27.8%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2億25百万円(前期比56.2%減)となりました。

 

当社グループにおけるセグメントごとの経営成績は次のとおりです。

 

 [婦人下着及びその関連事業]

婦人下着及びその関連事業においては、補整下着の販売及びコスメや健康関連商品などの美や健康に関連する商品の販売が主要事業であります。

当連結会計年度においては、2023年3月期の商品価格値上げ前の駆け込み需要による反動減と、新型コロナウイルス感染症の5類移行にともなう規制緩和による消費の多様化により、一時的に客単価が低下するなど、当第3四半期まで、売上、利益ともに前年を下回って推移いたしました。

一方、2023年5月にお客様参加型のコンテスト「MCSA2023(マルコシンデレラストーリーアワード2023)」の開催や、長期ご愛用者様に向けたサービスの拡充など、顧客満足度の向上に努めるとともに、「MCSA2023」の受賞者にご出演いただいた新テレビCMの放映やWebプロモーションの強化による新規顧客の獲得が順調に推移した結果、顧客基盤をより盤石なものといたしました。

さらに、2024年1月に11年ぶりとなる新商品「Liberdigne (リベルディーニュ)」を発売したことで、当第4四半期においては、売上は大きく伸長いたしました。

しかしながら、新商品の受注が好調のなか、令和6年能登半島地震が発生し、新商品の縫製工場の一つが罹災し、生産遅延が発生したことで一時的に欠品となり、売上は計画を下回りました。

なお、提携工場をはじめ関係者の皆様のご協力により、3月下旬に欠品は解消し、お客様に安定して商品をお届けできる生産体制となり、3月単月においては直近10年で最高の売上を達成いたしました。

次に、店舗展開においては、新規のお客様に対応すべく5店舗の新規出店を行ったほか、9店舗の移転・改装を行い、既存のお客様にもご満足いただける店舗づくりを推進いたしました。

以上の結果、売上高は172億34百万円(前期比0.7%減)、セグメント利益は7億63百万円(前期比28.3%減)となりました。

 

 [マタニティ及びベビー関連事業]

マタニティ及びベビー関連事業においては、マタニティ及びベビー向けのアパレルや雑貨の販売が主要事業であります。

当連結会計年度において、国内出生数が過去最少の見通しとなるなど厳しい環境のなか、付加価値のある新商品の投入と、販売価格及び販売戦略を見直したことで粗利率が向上し、さらに、不採算事業からの撤退などを進めた結果、収益構造の改善が進みました。

以上の結果、売上高は11億70百万円(前期比1.9%減)、セグメント損失は77百万円(前期は1億10百万円のセグメント損失)となりました。

 

[婚礼・宴会関連事業]

婚礼・宴会関連事業においては、結婚式場の運営やカフェ・レストランなどの飲食事業の運営が主要事業であります。

当連結会計年度において、法人営業体制の強化に取り組むなか、新型コロナウイルス感染症の5類移行にともない、法人宴会の需要を着実に取り込むことに成功したことで過去最高の月間売上を記録したほか、自社主催を含めたイベント売上も伸長し、収益の改善が進みました。

婚礼事業においても、施行組数、成約件数が増加傾向で推移いたしました。

以上の結果、売上高は5億72百万円(前期比40.4%増)、セグメント損失は1億27百万円(前期は1億57百万円のセグメント損失)となりました。

 

[その他]

その他においては、美容関連事業などが主要事業であります。

当連結会計年度において、美容関連事業においては安定的な顧客基盤に加え、新規顧客の獲得が着実に実を結んだことから、売上が増加いたしました。

そのようななか、中長期的な成長を目指し、スタイリストの採用と育成のための先行投資を実施いたしました。

以上の結果、売上高は6億61百万円(前期比2.1%増)、セグメント損失は1百万円(前期は10百万円のセグメント利益)となりました。

 

(注)上記、各セグメントの売上高には、セグメント間の内部売上高又は振替高を含んでおります。

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は25億64百万円となり、前連結会計年度末に比べ、8百万円増加いたしました。

当連結会計年度末における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、減少した資金は8億49百万円(前年同期は2億64百万円の減少)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益の計上6億9百万円、仕入債務の増加4億3百万円及び未払金の増加1億81百万円等による資金の増加、売上債権の増加11億11百万円及び棚卸資産の増加6億3百万円、法人税等の支払額3億88百万円等による資金の減少によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、減少した資金は24億14百万円(前年同期は22億29百万円の減少)となりました。これは主に、関係会社貸付金の回収による収入52億円等による資金の増加、関係会社貸付けによる支出62億円、貸付けによる支出10億円及び有形固定資産の取得による支出2億64百万円等による資金の減少によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、増加した資金は32億71百万円(前年同期は2億39百万円の減少)となりました。これは主に、長期借入れによる収入35億等による資金の増加、株主優待費用による支出1億9百万円及び配当金の支払額1億円等による資金の減少によるものであります。

 

(3)生産、受注及び販売実績

a.生産実績

当社グループは、生産活動を行っていないため、該当事項はありません。

 

b.受注実績

当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高

(百万円)

前年同期比(%)

受注残高

(百万円)

前年同期比(%)

婦人下着及びその関連事業

15,681

98.4

343

106.8

マタニティ及びベビー関連事業

1,164

97.5

婚礼・宴会関連事業

385

110.8

127

167.3

その他

660

102.1

合計

17,890

98.7

471

118.4

 

c.販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度
(自 2023年4月1日
  至 2024年3月31日)

前年同期比

(%)

婦人下着及びその関連事業    (百万円)

17,233

99.3

マタニティ及びベビー関連事業  (百万円)

1,164

97.5

婚礼・宴会関連事業       (百万円)

527

151.5

その他             (百万円)

659

101.9

       合計       (百万円)

19,584

100.2

(注)1.セグメント間の取引については、相殺消去しております。

2.主要な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合については、総販売実績の10%以上の相手先が存在しないため、記載を省略しております。

 

経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1)重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には経営者による会計方針の選択や適用、資産負債及び収益費用の金額並びに開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者はこれらの見積りについて、過去の経験及び実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

なお、個々の「重要な会計方針及び見積り」につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 」に記載しております。

(2)経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は195億84百万円(前年同期比42百万円増)となりました。

セグメント別売上高は、婦人下着及びその関連事業が172億34百万円、マタニティ及びベビー関連事業が11億70百万円、婚礼・宴会関連事業が5億72百万円、その他の売上が6億61百万円となりました。

(売上原価並びに販売費及び一般管理費)

当連結会計年度における売上原価は48億20百万円(前年同期比1億15百万円増)となり、対売上高売上原価率は24.6%(前年同期は24.1%)となりました。

また、販売費及び一般管理費は142億11百万円(前年同期比1億78百万円増)となり、対売上高販管費比率は72.6%(前年同期は71.8%)となりました。

(営業利益)

以上の結果、当連結会計年度における営業利益は5億52百万円(前年同期比2億51百万円減)となり、対売上高営業利益率は2.8%(前年同期は4.1%)となりました。

(営業外損益と経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は2億5百万円(前年同期比30百万円増)となりました。

また、営業外費用は1億40百万円(前年同期比16百万円増)となりました。

その結果、当連結会計年度における経常利益は6億17百万円(前年同期比2億37百万円減)となり、対売上高経常利益率は3.2%(前年同期は4.4%)となりました。

(特別損益と税金等調整前当期純利益)

当連結会計年度における特別利益は受取保険金等により5百万円(前年同期比32百万円減)となりました。

また、特別損失は減損損失等により13百万円(前年同期比31百万円減)となりました。

その結果、当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は6億9百万円(前年同期は8億48百万円の税金等調整前当期純利益)となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は2億25百万円(前年同期は5億14百万円の親会社株主に帰属する当期純利益)となり、対売上高当期純利益率は1.2%(前年同期は2.6%)となりました。

 

(3)財政状態の分析

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産は162億15百万円となり、前連結会計年度末に比べ39億3百万円増加いたしました。これは主に、売掛金の増加、短期貸付金の増加、関係会社短期貸付金の増加の結果によるものであります。

(固定資産)

当連結会計年度末における固定資産は58億5百万円となり、前連結会計年度末に比べ67百万円増加いたしました。これは主に、退職給付に係る資産の増加及び繰延税金資産の減少の結果によるものであります。

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債は55億70百万円となり、前連結会計年度末に比べ23億25百万円増加いたしました。これは主に、1年内返済予定の長期借入金の増加、買掛金の増加、賞与引当金の減少及び未払法人税等の減少の結果によるものであります。

(固定負債)

当連結会計年度末における固定負債は18億92百万円となり、前連結会計年度末に比べ13億40百万円増加いたしました。これは主に、長期借入金の増加の結果によるものであります。

(純 資 産)

当連結会計年度末における純資産は145億58百万円となり、前連結会計年度末に比べ3億6百万円増加いたしました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上による利益剰余金の増加、退職給付に係る調整累計額の増加の結果によるものであります。

(4)キャッシュ・フローの分析

キャッシュ・フローの分析につきましては、「経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(5)資本の財源及び資金の流動性の分析

当社グループでは、事業活動および戦略的投資を推進するために一定の資金を必要としております。主な資金の財源としましては、内部資金及び金融機関からの借入により資金調達することとしております。

当社グループの連結会計年度末の現金及び現金同等物は25億64百万円となっており、当社グループの事業活動を推進していく上で必要な流動性を確保していると考えております。また、金融機関との間に当座貸越契約も締結しており、流動性に一部支障をきたす事象が発生した場合にも、一定の流動性を維持できると考えております。