売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E04649 Japan GAAP

売上高

3.65億 円

前期

3.82億 円

前期比

95.7%


3【事業の内容】

(1)事業の内容

 広島市の財界有志並びにゴルフ愛好者が相謀り、地元関係者の理解と協力のもとに、1962年8月に五日市コース、1971年8月に志和コースを完成させ、それぞれの施設を宮島カンツリー倶楽部へ賃貸いたしました。

 2000年1月1日、沿革の項に記載したとおり、同倶楽部が営業活動を行う上での種々の不都合を解消し、組織の合理化を図り、今後の業容拡大に備えるため、当社は、同倶楽部よりゴルフ場運営の一切を譲受け、従来所有する施設の維持管理に加え、ゴルフ場の営業を併せて行っております。

 営業譲受と同時に、会社の機構を改正し、当社の経営は下記の経営組織によって運営されております。

 なお、当社はゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

※画像省略しています。

(2)カンツリー倶楽部の概況

 宮島カンツリー倶楽部(五日市コース及び志和コース)は、当社が所有かつ経営するゴルフ場を利用して健全なゴルフの普及に努めると共に倶楽部会員相互の親睦を図ることを目的としております。

 2000年1月1日、当社に倶楽部運営に係る一切の事業を譲渡したことにより、従来同倶楽部との間で締結していたゴルフ場施設の賃貸借契約及び金銭消費貸借に関する基本契約は、解消しております。

① 会員の状況

2023年12月31日現在

 

五日市コース

志和コース

個人

(名)

法人会員数(名)

個人

(名)

法人会員数(名)

記名

無記名

記名

無記名

376

43

38

81

803

100

98

198

 (注) 五日市コース及び志和コース共通会員(個人会員76名、法人会員31名)は五日市コースに含めております。

② 役員の状況

 宮島カンツリー倶楽部は次の役員で運営されております。

2023年12月31日現在

 

役職名

氏名

生年月日

主たる職業

理事長

椋田昌夫

1946年11月24日

当社代表取締役

理事(キャプテン)

有田博司

1939年9月16日

当社取締役

理事

迫  孝治 他 10名

 

13名

 

 

③ 入場料その他各種料金の状況

五日市コース

区分

2023年4月1日よりの各種料金

会員(円)

無記名(円)

客員(円)

入場料

平日

250

800

1,500

土曜日

250

1,450

2,280

日、祭日

250

1,450

2,280

厚生費、光熱費等

3,265

3,515

3,515

ゴルフ振興募金

 

40

 

40

 

40

中国連盟負担金等

 

45

 

45

 

45

ゴルフ場利用税

 

200

 

200

 

200

カート使用料

2,436

2,436

2,436

 

志和コース

区分

2023年7月1日よりの各種料金

会員(円)

無記名(円)

客員(円)

入場料

平日

10

1,380

1,860

土曜日

580

5,190

6,140

日、祭日

580

5,190

6,140

厚生費、光熱費等

1,085

1,485

1,485

ゴルフ振興募金

 

70

 

70

 

70

中国連盟負担金等

45

45

45

ゴルフ場利用税

600

600

600

カート使用料

4,400

4,400

4,400

 

④ 年会費、名義書換料の状況

イ 年会費

区分

五日市コース

志和コース

法人(法人内1口)

個人(1名)

法人(法人内1口)

個人(1名)

金額(円)

25,000

25,000

30,000

30,000

 

ロ 名義書換料

区分

五日市コース(円)

志和コース(円)

個人会員

50,000

200,000

法人会員(1口につき)

  150,000

600,000

法人内登録者変更(1名につき)

50,000

50,000

 

24/03/29

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況の概 要は次のとおりであります。

 ①財政状態及び経営成績の状況

 当事業年度、五日市コースにおいては、1番グリーン樹木の伐採と、茶店用電力供給施設の改修を実施し、施設

の改善に努めました。また、ピンクティを設置し、女性客のニーズに対応すると共に、乗用カート7台を代替し、

お客様の利便性を高めました。

志和コースにおいては、お客様貴重品ロッカー3台の代替、スタート係カート発着のレイアウト変更、駐車場の

白線引替えを実施し、お客様に配慮したコース運営を図りました。また、乗用カート5台を代替すると共に、2番

左ラフ、17番・18番フェアウェイ芝生張替を行い、快適なコース管理を実現しました。

営業面では、5月のコロナ第5類移行に伴い、レジャーが多様化していく中、ビジターの確保に積極的に取組み、各種イベント・コンペ割引企画・お客様感謝企画・女性サービスディの企画等を実施すると共に、ネット対応にも注力いたしました。

  結果、コロナ5類移行による影響、夏の猛暑によるゴルフ客の減少も相まって、来場者は前年度に比べ、五日市コースは2,361人の減少、志和コースは487人の減少となりました。

 当事業年度の経営成績は、売上高365,307千円(前事業年度比4.3%減)、営業損失34,064千円(前事業年度は、16,676千円の営業損失)、経常損失35,709千円(前事業年度は、17,028千円の経常損失)、当期純損失21,095千円(前事業年度は、1,192千円)となりました。

 なお、当社はゴルフ場事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 ②キャッシュ・フローの状況

 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ65,103千円増加し、当事業年度末には96,633千円となりました。

 また、当事業年度中における各キャッシュ・フローは次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において営業活動の結果使用した資金は、3,675千円(前事業年度は28,553千円の獲得)となりました。これは、主に税引前当期純損失が増加したことと、未払金の増加額が減少したことによるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において投資活動の結果使用した資金は、5,524千円(前事業年度は9,530千円の使用)となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当事業年度において財務活動の結果獲得した資金は、74,303千円(前事業年度は28,498千円の使用)となりました。これは、長期借入金の借入れを行ったことによるものであります。

 ③収容能力・来場者数、営業収入実績

 a.収容能力

 当社はゴルフ場事業の単一セグメントであり、1日のプレー可能人員はプレイヤーの快適性を考慮した上で、概ね次のとおりコース別に記載しております。

区分

収容人員(名)

五日市コース (9ホールズ)

120

志和コース  (18ホールズ)

260

380

 

  b.来場者数実績

 (a) 五日市コース

第62期

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

第63期

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

月別

営業

日数

会員

無記名

客員

1日

平均

月別

営業

日数

会員

無記名

客員

1日

平均

30

581

238

993

1,812

60.4

28

515

276

790

1,581

56.5

28

486

309

985

1,780

63.6

27

511

216

855

1,582

58.6

29

601

231

1,111

1,943

67.0

31

581

294

1,014

1,889

60.9

29

625

297

1,071

1,993

68.7

30

539

249

951

1,739

58.0

31

616

285

1,285

2,186

70.5

31

525

236

1,099

1,860

60.0

30

512

198

1,098

1,808

60.3

30

446

198

879

1,523

50.8

31

488

277

932

1,697

54.7

31

428

249

748

1,425

46.0

31

504

132

932

1,568

50.6

31

402

109

678

1,189

38.4

28

486

225

832

1,543

55.1

30

520

182

822

1,524

50.8

10

31

602

222

1,020

1,844

59.5

10

31

566

233

884

1,683

54.3

11

30

503

413

922

1,838

61.3

11

30

539

356

766

1,661

55.4

12

27

501

218

914

1,633

60.5

12

30

547

331

750

1,628

54.3

355

6,505

3,045

12,095

21,645

61.0

360

6,119

2,929

10,236

19,284

53.6

来場者に対する割合(%)

30.0

14.1

55.9

100.0

来場者に対する割合(%)

31.7

15.2

53.1

100.0

(注)積雪のため12月に3日、荒天のため3月に2日、4月に1日、9月に2日臨時休業しました。

(注)積雪のため1月に2日、荒天のため2月に1日臨時休業しました。

 

 (b) 志和コース

第62期

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

第63期

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

月別

営業

日数

会員

無記名

客員

1日

平均

月別

営業

日数

会員

無記名

客員

1日

平均

29

918

572

470

1,960

67.6

22

805

497

491

1,793

81.5

24

612

527

473

1,612

67.2

26

1,035

622

535

2,192

84.3

30

1,235

1,423

558

3,216

107.2

31

1,261

1,391

737

3,389

109.3

30

1,562

1,570

460

3,592

119.7

30

1,573

1,462

602

3,637

121.2

31

1,513

1,530

934

3,977

128.3

31

1,295

1,125

767

3,187

102.8

30

1,148

1,168

595

2,911

97.0

29

1,219

1,086

587

2,892

99.7

31

1,244

793

719

2,756

88.9

30

1,137

665

651

2,453

81.8

31

1,076

717

714

2,507

80.9

31

1,243

545

459

2,247

72.5

28

1,169

1,139

570

2,878

102.8

30

1,244

1,197

424

2,865

95.5

10

31

1,437

1,407

772

3,616

116.7

10

31

1,452

1,465

437

3,354

108.2

11

30

1,417

1,301

803

3,521

117.4

11

30

1,594

1,246

714

3,554

118.5

12

25

1,028

879

699

2,606

104.2

12

28

1,412

1,074

616

3,102

110.8

350

14,359

13,026

7,767

35,152

100.4

349

15,270

12,375

7,020

34,665

99.3

来場者に対する割合(%)

40.8

37.1

22.1

100.0

来場者に対する割合(%)

44.0

35.7

20.3

100.0

(注)積雪のため1月に1日、2月に4日、12月に6日、荒天のため3月に1日、9月に2日臨時休業しました。

(注)積雪のため1月に8日、2月に2日、12月に2日、荒天のため6月に1日、7月に1日臨時休業しました。

 

 c.営業収入の実績

区分

第62期

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

第63期

(自 2023年1月1日

至 2023年12月31日)

五日市コース

志和コース

合計

五日市コース

志和コース

合計

 

(千円)

(%)

(千円)

(%)

(千円)

(%)

(千円)

(%)

(千円)

(%)

(千円)

(%)

グリーンフィー

10,736

9.2

20,042

7.6

30,778

8.1

6,242

5.8

15,246

5.9

21,488

5.9

厚生費収入

49,855

42.7

39,721

15.0

89,577

23.5

44,526

41.3

37,927

14.7

82,453

22.6

競技会収入

4,309

3.7

3,277

1.2

7,586

2.0

5,013

4.6

3,340

1.3

8,353

2.3

カート使用料

36,904

31.6

142,831

53.9

179,735

47.1

38,297

35.5

144,689

56.2

182,986

50.1

ロッカー使用料

2,215

1.9

8,317

3.1

10,532

2.7

1,945

1.8

7,758

3.0

9,703

2.6

会費収入

10,426

8.9

32,197

12.1

42,623

11.2

9,970

9.3

31,964

12.4

41,934

11.5

入会金収入

1,170

1.0

1,580

0.6

2,750

0.7

650

0.6

900

0.4

1,550

0.4

名義書換手数料

7,000

2.6

7,000

1.8

250

0.2

5,200

2.0

5,450

1.5

その他

164

0.2

1,760

0.7

1,925

0.5

106

0.1

1,718

0.7

1,825

0.5

小計

115,781

99.2

256,727

96.8

372,509

97.6

107,001

99.2

248,744

96.6

355,746

97.4

売店売上

893

0.8

2,381

0.9

3,275

0.8

817

0.8

2,332

0.9

3,150

0.9

食堂委託手数料

6,078

2.3

6,078

1.6

6,411

2.5

6,411

1.7

小計

893

0.8

8,459

3.2

9,353

2.4

817

0.8

8,743

3.4

9,561

2.6

合計

116,674

100.0

265,187

100.0

381,862

100.0

107,819

100.0

257,488

100.0

365,307

100.0

 

 

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。

 ①財政状態

 資産合計は、1,194,844千円となり、前事業年度末と比べて60,177千円の増加となりました。これは現金及び預金と売掛金の増加等により流動資産が68,026千円増加したことと、有形固定資産の減価償却等により有形固定資産が8,039千円減少したこと等によるものであります。

 負債合計は、1,090,142千円となり、前事業年度末と比べて82,672千円の増加となりました。これは長期預り金が14,310千円減少したものの、主として長期借入金が88,807千円、リース債務が11,860千円増加したことによるものであります。

 

     ②経営成績

 「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照下さい。

 ③経営成績に重要な影響を与える要因についての分析

 当社のゴルフ場は、天候による影響を受けやすく、長雨や猛暑による来場者数の減少、台風や積雪によるコースのクローズ等での休業が売上高に影響を及ぼす可能性があります。また、コースの一部が借地となっておりますので、将来的に地主との契約更新ができない場合において、事業運営に重要な影響が出ると考えます。

 ④資本の財源及び資金の流動性

 当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末に比べ65,103千円増加し、当事業年度末には96,633千円となりました。

 なお、当事業年度中における各キャッシュ・フローの状況については「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。

 ⑤重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

 当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に準拠して作成しております。この作成には経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債や収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

 当事業年度末において見積り及び判断により財務諸表に重要な影響を及ぼすと考えている項目は、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。