E04669 Japan GAAP
前期
3.68億 円
前期比
98.5%
当社は、ゴルフコース及び付帯設備の建設資金として、株式払込金及び株主を中核として別に組織された秋田椿台カントリークラブの会員入会金(入会資格保証金)の合計を以ってゴルフ場を建設し、この運営を行うことを事業としております。経営は来場者の利用料、売店売上等の収入で維持運営される会員制ゴルフクラブであります。
当事業年度は、雪解けが遅く3月29日にオープンいたしました。
3月は3日間より営業ができなかったうえ、5月のゴールデンウイーク頃まで低温と雨の日が続くとともに、土曜、日曜に雨の日が多く苦戦を強いられました。このため6月末までに前年同期と比べ営業日数で8日少なく、入場者数では1,526名のマイナスという苦しい展開になりました。しかし、毎年続く猛暑の中で今年はコースコンディションがよく、コース状態の良さとコース内の乗入をアピールし若干入場者が増えたものの、11月、12月は雪の影響で入場者数を減らすことになりました。特に12月は23日まで営業しましたが積雪の影響で6日間しか営業できず入場者数を挽回できませんでした。結果として営業日数で前年同期と比べ8日少ない251日、入場者数では1,158名少ない30,512名となりました。
営業収益につきましては、入場者数が1,158名減少したことによりゴルフ場収入は、前期比837千円(0.3%)減収の247,300千円になりました。その他の収入については、練習場収入も前期比724千円(13.2%)減収の4,771千円、営業雑収入は年会費収入や名義変更料の減少により前期比2,389千円(5.8%)減収の38,594千円、レストラン売上も入場者数の減少に比例し前期比1,855千円(2.6%)減収の68,460千円となりました。また、売店売上収入はクラブの販売などで前期比165千円(6.0%)増収の2,934千円ととなり、結果として、営業収入全体では前期に比べ5,641千円(1.5%)減収の362,060千円となりました。
営業費用につきましては、経費の節減に努めてきましたが、物価高騰や賃金の上昇、松くい虫による被害木の処理費用などがかさみ費用全体では前期と比べ763千円(0.2%)減にとどまり362,179千円になりました。これにより、当期は営業損失119千円(前期は営業利益4,758千円)となりました。しかし、営業外収益は受取手数料収入、広告料収入、保険金収入などがあり前期と比べ2,063千円(66.4%)増の5,171千円となりました。営業外費用の支払利息377千円を加減し経常利益が4,675千円(前期の経常利益7,414千円)となりました。また、特別損失の固定資産除却損を差し引きして税引前当期純利益は4,675千円となり、法人税、住民税及び事業税862千円を減算すると、当期純利益は3,813千円(前期の純利益4,867千円)を計上する結果になりました。
流動資産は、当事業年度末における流動資産の残高は264,230千円で、前事業年度末と比べて5,452千円増加しております。固定資産は、当事業年度末2,086,405千円で、前事業年度末に比べて16,559千円減少しております。
流動負債は、当事業年度末29,199千円で、前事業年度末に比べて10,504千円減少しております。固定負債は当事業年度末1,929,834千円で前事業年度末に比べて4,416千円減少しております。
当事業年度末において純資産の残高は391,602千円で、前事業年度末に比べて3,813千円増加しております。この原因は当期純利益によるものであります。
当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、税引前当期純利益4,675千円、減価償却費33,350千円等の資金の増加要因及び未払消費税等の減少6,792千円等の資金の減少要因があることから、営業活動によるキャッシュ・フローは20,286千円となりました。また、投資活動によるキャッシュ・フロー22,362千円減少、財務活動によるキャッシュ・フロー16,808千円減少したことにより、資金は前事業年度末に比べ18,884千円減少し、当事業年度末は209,962千円となりました。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果、増加した資金は20,286千円(前年同期と比較して38,290千円の資金の減少)となりました。
当事業年度は、設備投資(有形固定資産の取得)等が前期と比べ減少したために未払消費税等の減少がありました。また、税引前当期純利益4,675千円(前年同期は税引前当期純利益6,546千円)となりました。このことが主な要因となっております。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果、減少した資金は22,362千円(前年同期は10,527千円の減少)となりました。これは、定期預金の預入による支出20,000千円、有形固定資産の取得による支出が減少したことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果、減少した資金は16,808千円(前年同期は16,664千円の減少)となりました。
これは、長期借入金の返済による支出、長期預り金の返済による支出、リース債務の返済による支出によるものであります。
当社は、ゴルフ場経営を主たる事業としているため、生産及び受注の状況は記載しておりません。
当事業年度の営業実績を示すと次のとおりであります。
(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)
(1)重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。
また、会計上の見積りのうち重要なものにつきましたは、「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(2)当事業年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
①経営成績・財政状態
当事業年度は、前期と比較すると営業日数では、前期より8日減少し251日間の営業でした。入場者数では、わずかに前期を下回り1,158名減少し30,512名となりました。
当事業年度の営業収益全体で前期比5,641千円(1.5%)売上が減り362,060千円となりました。
また、営業費用では、経費節減に努めましたが、松くい虫による松の伐採、コースの補修や物価高騰などによる支出がかさみ、営業費用全体で前期比763千円(0.2%)減少にとどまり362,179千円になりました。このことにより、当期は営業損失119千円(前年同期は営業利益4,758千円)になりました。しかし、営業外収益と営業外費用を差し引きして当期も経常利益が4,675千円(前年同期は経常利益7,414千円)となりました。また、特別利益、特別損失と法人税、住民税及び事業税を加減し、当期純利益は3,813千円(前年同期は当期純利益4,867千円)を計上いたしました。
当事業年度の経営成績を分析いたしますと、円安による燃料費、食料品、賃金の高騰により物価高騰が懸念されることにより、当期も利用料を多少値上げいたしました。しかし、雪解けの遅れや低温、猛暑の影響で営業日数では前期より8日減少で251日でした。このため、入場者数は1,158名減り30,512名となりました。収入全体でも前期を下回りました。営業費用では、売上金を見ながら当期予定していた修繕を先送りしたり、節減に努めました。しかし、松くい虫による松の伐採など想定外の費用がかさみ前期を763千円(0.2%)支出を減らせず、当期は営業損失119千円となりました。最終的には営業外収益の増加により当期純利益3,813千円を計上できたことが、最大の原因と認識をしております。
当事業年度の財政状態を分析いたしますと、流動資産は、当事業年度末における流動資産の残高は264,230千円で、前事業年度末と比べて5,452千円増加しております。これは営業活動などにより、現金及び預金が前事業年度末に比べ1,115千円増加したことが主な要因であります。
固定資産は、当事業年度末2,086,405千円で、前事業年度末に比べて16,559千円減少しております。この主な原因は減価償却によるものであります。
流動負債は、当事業年度末29,199千円で、前事業年度末に比べて10,504千円減少しております。これは、流動負債で未払費用の減少、未払法人税等と未払消費税等の減少が主な要因であります。また、固定負債は当事業年度末1,929,834千円で前事業年度末に比べて4,416千円減少しております。これは、長期借入金と長期預り金の減少11,264千円が主な要因であります。
当事業年度末において純資産の残高は391,602千円で、前事業年度末に比べて3,813千円増加しております。この原因は当期純利益によるものであります。
②経営成績に重要な影響を与える要因について
当事業年度の経営成績は、前期より遅いオープンでした。天候にもかなり左右され入場者数1,158名減らしてしまいました。物価の上昇を見据えて利用料を若干値上げをしましたが、営業収益は減収となり、費用もかさみ、その結果、当期は、営業損失を計上しました。しかし、営業外収益の増加により、最終的には当期純利益を計上できたことが大きな要因と考えております。
③資本の財源及び資金の流動性についての分析
当事業年度における現金及び現金同等物は、設備投資などを極力減らしたものの定期預金の預入による支出により、前期に比べ18,884千円減少し、当事業年度末は209,962千円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フロー等については、経営成績等の状況の概要(2)キャッシュ・フローの状況の記載内容を参照してください。
④経営者の問題認識と今後の方針について
当社の経営陣は、ゴルフ場業界の事業環境を考慮し、最善の経営方針を立案するように努めておりますが、経済情勢が不安定な中、県内のゴルフ場業界を取り巻く環境は今まで以上に厳しく、利益を確保することが困難になっております。
このような環境の中で、継続的に野芝の張替えもすすめ、コースの状況も改善されつつあります。当事業年度は、1年を通じて強烈な暑さや、集中豪雨と天候に悩まされながらも何とか当期純利益を計上することになりました。今後は、円安による物価高騰がどこまで影響をもたらすものか、止まらない人口減少、高齢者の増加などを見極めたうえで、利益を計上し経営基盤を確立するように考えております。また、償還問題の対応と、老朽化した施設設備の問題を収支を見ながら対応していく所存でございます。