売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当

ROE 自己資本利益率

EPS BPS

バランスシート

損益計算書

労働生産性

ROA 総資産利益率

総資本回転率

棚卸資産回転率

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最終更新:

E11467 Japan GAAP

売上高

2,618.7億 円

前期

2,740.3億 円

前期比

95.6%

3【事業の内容】

 当社グループは、連結財務諸表提出会社(以下「当社」という)、連結子会社28社及び関連会社12社により構成されております。

 その事業及び各事業における各社の位置付けは次のとおりであります。

 なお、以下の3事業は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

不動産賃貸事業……オフィスビル・賃貸住宅・物流施設・ホテル等の開発・賃貸

 オフィスビルについては、都心のプライムエリア(千代田区・中央区・港区・新宿区・渋谷区)を中心に、大規模オフィスビル「インターシティ」、大規模オフィスビルと同等のスペックを有する中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE」を代表とする優良なオフィスビルの開発・賃貸を行っております。

 賃貸住宅については、「ホーマット」等の外国人向け高級賃貸マンション、「リビオレジデンス」等の都心型高級賃貸マンションの開発・賃貸を行っております。

 物流施設については、「LOGIFRONT」ブランドの開発・賃貸を行っております。

 レジデンシャルホテル事業については、「&Here」ブランドの開発を行っております。

 また、シェアオフィス事業「WAW」・「TIMEWORK」、インキュベーションオフィス事業「SPROUND」を展開しております。

 

不動産販売事業……マンション・戸建住宅の開発・分譲、オフィスビル・物流施設等の開発・販売

 「LIVIO」ブランドのマンションの開発・分譲を中心に、都市部の市街地再開発、マンション建替え、等価交換(地権者が所有する土地と、その土地に新たに建設するマンション等の建物の一部を交換する方法)等の都市再生分野にも取り組んでおります。

 また、開発したオフィスビルや物流施設等の機関投資家等への販売にも取り組んでおります。

 

フィー事業…………不動産の仲介・鑑定・コンサルティング及びオフィスビル・マンション等の管理

 みずほフィナンシャルグループ及び日本製鉄グループのネットワーク並びに当社が築いてきた顧客ネットワークを最大限に活用した仲介・鑑定・コンサルティング業務のほか、当社の子会社である興和不動産ファシリティーズ株式会社や株式会社日鉄コミュニティ等によるオフィスビルやマンション等の管理・運営業務を行っております。

 

事業系統図

※画像省略しています。

 

25/06/23

4【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1)経営成績等の状況の概要

 当連結会計年度における、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

① 経営成績の状況

 当連結会計年度の経営成績は、営業収益2,618億円(対前期△121億円)、営業利益518億円(同+30億円)、経常利益460億円(同+26億円)、親会社株主に帰属する当期純利益301億円(同+21億円)となりました。不動産賃貸事業はオフィスビルの空室率が低下したものの、賃貸原価の増加、物流施設等の新規竣工物件の初期コスト発生等により減益となりましたが、不動産販売事業における堅調なマンション販売、物流施設及びオフィスビルの売却、並びにフィー事業におけるオフィスビル等の管理・運営業務での順調な収益により、結果として、減収、増益となりました。

 

当社グループの経営成績

(単位:百万円)

 

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

営業収益

274,029

261,868

△12,160

営業利益

48,837

51,842

3,005

経常利益

43,422

46,088

2,666

親会社株主に帰属する当期純利益

27,986

30,170

2,184

 

セグメント別営業収益

(単位:百万円)

 

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

不動産賃貸

53,525

54,298

773

不動産販売

186,070

171,616

△14,453

フィー

34,433

35,953

1,520

合計

274,029

261,868

△12,160

 

セグメント別営業利益

(単位:百万円)

 

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

不動産賃貸

13,989

10,717

△3,272

不動産販売

38,878

46,049

7,171

フィー

3,220

3,704

483

調整額(全社費用)

△7,251

△8,629

△1,377

合計

48,837

51,842

3,005

 

 セグメント別の経営成績については、以下のとおりであります。

イ.不動産賃貸

 賃貸オフィスビル事業においては、大規模ビル「赤坂インターシティAIR(東京都港区)」等の空室の埋め戻しにより空室率は低下したものの(都心5区でのオフィス・商業ビル平均稼働率98.1%)、再開発に向けた物件閉鎖等の影響により減収となりました。また、物流施設においては、大規模新規竣工物件「MFLP・LOGIFRONT東京板橋(東京都板橋区)」等の竣工による初期コスト等の発生により費用が増加しました。一方で、住宅賃貸においては、外国人向け高級賃貸住宅「ホーマット」を中心に堅調な稼働率(平均稼働率97.6%)を維持しております。その結果、当連結会計年度の営業収益は542億円(対前期+7億円)、営業利益は107億円(対前期△32億円)となりました。

 

賃貸床面積・空室率(都心5区オフィス・商業ビル)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

所有面積

転貸面積

252,443

194,969

264,069㎡

259,412㎡

合計

447,412

523,481㎡

空室率

3.9%

1.9%

 (注)1.都心5区とは、千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区を指しております。

2.所有面積、転貸面積は期末時点の面積であります。

3.転貸面積とは、所有者から賃借した床を第三者に賃貸している面積であります。

4.空室率は所有物件にかかる期中平均の数値であります。

 

ロ.不動産販売

分譲マンション事業では、好調なマーケットによる価格上昇を背景に大型タワー物件の「ザ・タワー十条(東京都北区)」、「大宮スカイ&スクエア ザ・タワー(さいたま市大宮区)」、マンション建て替え事業では、都心型高額系分譲マンションの「グランリビオ表参道(東京都渋谷区)」等の竣工と順調な販売進捗により、マンション供給戸数は前連結会計年度より減少(前連結会計年度2,563戸・当連結会計年度2,149戸、対前年度16.1%減)したものの、営業利益は前年を上回る水準となりました。また、第3次中期経営計画の取組施策として実施している戦略的資産回転の一環として、オフィスビル「大崎ブライトタワー・大崎ブライトプラザ(東京都品川区)」を当社グループ会社であるジャパンエクセレントアセットマネジメント株式会社が運用するジャパンエクセレント投資法人に売却し、物流施設「LOGIFRONT尼崎Ⅲ(兵庫県尼崎市)」、「LOGIFRONT門真(大阪府門真市)」及び堺浜事業用地を一般事業法人等に売却しました。その結果、当連結会計年度の営業収益は1,716億円(対前期△144億円)、営業利益は460億円(対前期+71億円)となりました。

なお、マンション分譲については用地取得に精力的に取り組んだ結果として、将来収益に結実する案件を着実に積み上げております。

 

不動産販売の営業収益内訳                            (単位:百万円)

 

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

マンション

124,844

112,444

△12,400

戸建・宅地

3,086

248

△2,837

その他

58,139

58,923

783

合計

186,070

171,616

△14,453

 

売上計上戸数                                    (単位:戸)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

マンション

2,563

2,149

△414

戸建・宅地

159

13

△146

(注) 共同事業物件については、当社事業割合に応じた戸数を記載しております。

 

ハ.フィー

 フィー事業については、オフィスビル等の管理・運営業務等が順調に推移したほか、みずほフィナンシャルグループ及び日本製鉄グループのネットワーク並びに当社が独自に築いてきた顧客ネットワークを最大限活用し、事業法人や金融法人の保有不動産の有効活用・処分等、不動産ニーズ発掘に取り組んでまいりました。その結果、当連結会計年度の営業収益は、359億円(対前期+15億円)、営業利益37億円(対前期+4億円)となりました。

 

② 財政状態の状況

 (資産)

 当連結会計年度末における総資産残高は、1兆3,665億円となり、マンション分譲、物流施設売却等が順調に進捗したものの、分譲マンション開発用地等の取得による仕掛不動産の増加や、既存プロジェクト進捗等による有形固定資産の増加等の要因により前期末から1,136億円増加しました。

 

(負債)

 当連結会計年度末における負債残高は1兆293億円となり、有利子負債等の増加により前期末から902億円増加しました。

 

(純資産)

 当連結会計年度における純資産残高は3,372億円となり、利益剰余金の増加等により前期末から233億円増加しました。

 

資産、負債及び純資産の状況                           (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

総資産

1,252,908

1,366,527

113,618

総負債

939,067

1,029,325

90,258

(うち有利子負債)

770,556

878,416

107,859

純資産

313,841

337,201

23,360

(うち自己資本)

309,282

332,555

23,273

自己資本比率

24.7%

24.3%

ネットD/Eレシオ

2.3倍

2.4倍

  (注)ネットD/Eレシオ=(有利子負債-現金及び預金)/自己資本

 

③ キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は743億円となり、前連結会計年度末と比較して0億円の減少となりました。

                                        (単位:百万円)

区分

前連結会計年度

当連結会計年度

増減

営業活動によるキャッシュ・フロー

50,239

△12,725

△62,965

投資活動によるキャッシュ・フロー

△60,321

△91,582

△31,261

財務活動によるキャッシュ・フロー

△2,802

104,174

106,977

現金及び現金同等物の期末残高

74,422

74,366

△56

 

 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 営業活動によるキャッシュ・フローは、127億円の資金減少(対前期△629億円)となりました。これは、税金等調整前当期純利益451億円等の資金増加があった一方、棚卸資産の増加424億円、仕入債務の減少158億円等の資金減少があったことによるものであります。

 

(投資活動におけるキャッシュ・フロー)

 投資活動によるキャッシュ・フローは、915億円の資金減少(対前期△312億円)となりました。これは、有形固定資産の取得768億円、投資有価証券及び関係会社株式の取得76億円等の資金減少によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 財務活動によるキャッシュ・フローは、1,041億円の資金増加(対前期+1,069億円)となりました。これは、長期借入金の返済706億円等があった一方、長期借入金1,308億円の調達等を実施したことによるものであります。

 

④ 生産、受注及び販売の実績

 生産、受注及び販売の実績については、「① 経営成績の状況」におけるセグメント別の経営成績に関連付けて示しております。

 

(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

 経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 経営成績及び財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容

 当社グループの当連結会計年度の経営成績は、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりであります。

 

 また、当連結会計年度末における財政状態は、「(1)経営成績等の状況の概要 ② 財政状態の状況」に記載のとおりであります。当社グループは、事業規模を拡大する中においても自己資本比率20%以上、ネットD/Eレシオ3倍以内を財務規律の観点から設定しておりますが、当連結会計年度においては、自己資本比率24.3%、ネットD/Eレシオ2.4倍となっております。引き続き、財務構成にも留意しつつ、持続的成長のための投資を行ってまいります。

 

 経営成績に重要な影響を与える要因については、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

 セグメント別の経営成績及び財政状態については、「(1)経営成績等の状況の概要 ① 経営成績の状況」に記載のとおりでありますが、取組状況の補足については次のとおりであります。

 

 不動産賃貸事業について、2024年度は、大規模開発「虎ノ門アルセアタワー(東京都港区)」、中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE」シリーズ「BIZCORE西新橋(東京都港区)」が竣工したほか、「(仮称)BIZCORE神保町Ⅱ計画(東京都千代田区)」を着工いたしました。また、オフィス賃貸事業、マンション分譲事業に続く第三の事業の柱である物流施設事業につきましては、都内最大の延床面積25万㎡超となる街づくり型物流施設「MFLP・LOGIFRONT東京板橋(東京都板橋区)」、シリーズ初の危険物専用倉庫4棟からなる「LOGIFRONT越谷Ⅲ(埼玉県越谷市)」、「LOGIFRONT横浜鶴見(横浜市鶴見区)」等が竣工しております。加えて、海外事業については、オーストラリアビクトリア州メルボルンでの住宅開発事業、米国イリノイ州シカゴ・プレインフィールドでの物流施設開発事業への初参画等、当社事業領域の拡大に向けて取組んでおります。2025年度には、中規模ハイグレードオフィスビル「(仮称)BIZCORE飯田橋(東京都千代田区)」、「(仮称)BIZCORE日本橋(東京都中央区)」、物流施設「(仮称)LOGIFRONT名古屋みなと(名古屋市港区)」、「LOGIFRONT尼崎Ⅴ(兵庫県尼崎市)」、レジデンシャルホテル「&Here OSAKA NAMBA(大阪市中央区)」、「&Here SHINJUKU(東京都新宿区)」の竣工に加え、物流施設「(仮称)LOGIFRONT名古屋守山(名古屋市守山区)」、レジデンシャルホテル「(仮称)&Here西浅草(東京都台東区)」、「(仮称)&Here難波西(大阪市浪速区)」、「(仮称)&Here大阪日本橋(大阪市中央区)」等の工事着工を予定しております。これらのプロジェクトの着実な推進等により既存事業の強みを更に極めつつ、事業領域拡大を進め、一層の収益基盤の増強に努めてまいります。

 不動産販売事業については、用地価格・建築費が高騰している環境下でありますが、大規模再開発事業である「リビオタワー品川(東京都港区)」(2026年5月竣工予定)、「リビオシティ文京小石川(東京都文京区)」(2026年8月竣工予定)等、将来に結実するプロジェクトの推進にも注力しており、2025年度以降の堅調な収益寄与が期待されます。また、マンションの販売体制については、自社販売を本格的に取り組み、従来以上にお客様との接点を拡充し、満足度の向上と商品の更なる品質向上を進めてまいります。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

 当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、不動産賃貸セグメントにおけるオフィスビル等の取得・開発資金や不動産販売セグメントにおける分譲マンション用地の取得・開発資金等の資金需要に対して、営業活動によるキャッシュ・フローのほか、金融機関からの借入や社債発行による資金調達等により対応しております。

 当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、先行き不透明感が強い経済情勢等に鑑み、当連結会計年度末の現金及び預金の残高は743億円に加えて、金融機関との間で130億円の長期借入、100億円の短期借入のコミットメント未使用枠を設定しております。

 

③ 重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。当社が連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

 この連結財務諸表の作成にあたっては、過去の実績や他の合理的な方法により見積りを行っておりますが、見積りには不確実性が伴うため、実際の結果は異なることがあります。

 当社グループは、特に以下の重要な会計方針が、連結財務諸表の作成において使用される見積り及び判断に大きな影響を及ぼすと考えております。

 

イ.固定資産の減損会計

 当社グループは、固定資産の減損に係る会計基準に従い、収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった固定資産の帳簿価額を、回収可能価額まで減額する会計処理を適用しております。

 会計処理の適用に当たっては、継続的な営業赤字、市場価格の著しい下落、経営環境の著しい悪化及び用途変更等によって減損の兆候がある場合に減損損失の認識の要否を検討しております。減損損失を認識するかどうかの検討には将来キャッシュ・フローの見積金額を用いており、減損損失の認識が必要と判断された場合には、帳簿価額が回収可能価額を上回る金額を減損損失として計上しております。なお、回収可能価額は正味売却価額又は使用価値のいずれか高い金額によって決定しております。

 なお、前提条件や事業環境などに変化が見られた場合には、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の減損損失が発生する可能性があります。

 

ロ.販売用不動産等の評価

 販売目的で保有する棚卸資産は、収益性の低下等により期末における正味売却価額が取得原価よりも下落している場合には、当該正味売却価額をもって貸借対照表価額としています。正味売却価額の算定に当たっては、直近の販売実績、将来の売買市場の動向、近隣地域の開発計画、建築コストの動向等を考慮した事業計画に基づき見積りを行っております。当該見積りには販売エリアの販売単価、賃料単価、工事単価及び販売経費の仮定を用いております。

 なお、前提条件や事業環境などに変化が見られた場合には、翌連結会計年度以降の連結財務諸表において追加の評価損が発生する可能性があります。