売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E32682 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1)経営成績の状況

 当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類感染症へ移行し、行動制限の大幅な緩和等により経済活動が大幅に回復する一方、ロシア・ウクライナ情勢の長期化や中東情勢の緊迫化に伴う資源・エネルギー価格の高騰、欧米諸国での金融引き締めに伴う大幅な為替変動等、景気に対する先行きは不透明な状況が継続しております。

 建設業界においては、公共建設投資については、防災・国土強靭化等を背景に底堅く推移しており、民間建設投資については、民間企業の設備投資意欲の上昇により持ち直しの傾向にあります。しかしながら、建設資材価格の高騰や建設業就業者数の減少及び高齢化はいっそう深刻化しており、予断を許さない状況が継続しております。

 このような状況の下で、当社グループは、働き方改革を推進しつつ、積極的な人材の確保や社員の教育プログラムを推進し、事業規模の継続的拡大に努めてまいりました。受注状況に関しては、ガーデンエクステリアにおいて、大手住宅メーカーとの業務提携による協力関係のさらなる強化を図り、受注案件の大型化や共同プロジェクトの進捗等、順調に推移しております。また、ランドスケープにおいて、関東地区を中心に大規模な都市開発案件や商業施設の緑化案件等の受注が増加するとともに、カナダ・バンクーバーにて、日本庭園の精神を取り入れた「大規模体験型農場ガーデン」の設計監理案件を受注するなど、順調に推移しております。売上・利益に関しては、中部地区の大型リゾート施設や大手住宅メーカーとの共同プロジェクトによる住宅分譲地開発等の進捗、また、関東地区の大型商業施設や関西地区の医療施設の造園緑化工事等の進捗により、計画を上回るペースで順調に推移しております。

 以上の結果、当第1四半期連結累計期間の売上高は1,393,212千円(前年同四半期比0.0%増)、営業利益は172,527千円(前年同四半期比29.9%増)、経常利益は175,784千円(前年同四半期比29.1%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は121,858千円(前年同四半期比32.9%増)となり、第1四半期連結累計期間としては、売上高・利益ともに過去最高の数値となりました。

 なお、当社グループは造園緑化事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)財政状態の状況

 当第1四半期連結会計期間末における総資産は、現金及び預金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて242,822千円増加し、4,938,686千円となりました。

 負債は、支払手形・工事未払金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて154,386千円増加し、1,323,707千円となりました。

 また、純資産は、利益剰余金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べて88,436千円増加し、3,614,979千円となりました。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第1四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(4)研究開発活動

 該当事項はありません。