売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00027 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

 文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

(1)財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は新型コロナウイルス感染症の5類への分類移行に伴い社会・経済活動の正常化に向けた動きがみられたものの、ロシア・ウクライナ情勢の長期化による資源・エネルギー価格の高騰や円安による物価上昇、世界的な金融引き締めに伴う海外経済の下振れリスク等、先行き不透明な状況が続いております。

 このような経済状況のもと、当社グループ(当社及び連結子会社)は、貴金属市況において、金価格は、各国主要銀行の政策金利の動向や米国経済、地政学的リスク等の影響を背景に史上最高値を更新するなど、引き続き高値を維持しております。プラチナ・パラジウム市況において、プラチナ価格はガソリン車触媒に用いられるパラジウムからの代替需要が進展しているものの、EV普及による需要低迷等から概ね横ばいで推移し、パラジウム価格は将来のEV普及による需要減退や新規需要にも乏しいこと等から下落基調で推移いたしました。業績については、金・白金族の集荷量が堅調に推移し工場稼働率が高水準で推移したものの、パラジウム価格の下落や宝飾業界の市場規模縮小等が影響し前年同期比を下回る結果となりました。不動産市況においては、住宅市場の需要は堅調であるものの、地価高止まりや建築資材の高騰等、事業環境は厳しい状況の下推移いたしました。機械市況においては、外需は米国での金利高や中国経済の景気減退感等から設備投資を様子見する動きがみられ、内需においては、自動車や半導体関連装置は調整局面が継続しており、厳しい事業環境の下推移いたしました。コンテンツ事業においては、一部商品において在庫の適正化を図ったものの、温浴施設等で協業を図り販売網の拡充を行った他、人気タイトルのグッズ販売が堅調であったことから、業績は概ね堅調に推移いたしました。

 

①財政状態

 当第3四半期末における総資産の残高は、前連結会計年度末より747,319千円増加し、11,504,582千円となりました。

 流動資産の残高は、前連結会計年度末より152,624千円増加し、8,483,342千円となりました。

 増加の主なものは、商品及び製品の増加(2,374,677千円から2,494,436千円へ119,758千円の増加)、仕掛品の増加(559,657千円から720,720千円へ161,062千円の増加)及び原材料及び貯蔵品の増加(690,460千円から1,229,339千円へ538,878千円の増加)であります。

 減少の主なものは、現金及び預金の減少(3,418,230千円から3,094,333千円へ323,897千円の減少)及び販売用不動産の減少(387,151千円から129,198千円へ257,952千円の減少)であります。

 固定資産の残高は、前連結会計年度末より594,695千円増加し、3,021,240千円となりました。

 増加の主なものは、建設仮勘定の増加(19,739千円から508,755千円へ489,016千円の増加)であります。

 流動負債の残高は、前連結会計年度末より262,334千円増加し、3,464,917千円となりました。

 増加の主なものは前受金の増加(1,031,219千円から1,641,812千円へ610,593千円の増加)であります。

 減少の主なものは短期借入金の減少(1,545,550千円から1,326,000千円へ219,550千円の減少)であります。

 固定負債の残高は、前連結会計年度末より544,050千円増加し、921,416千円となりました。

 増加の主なものは長期借入金の増加(152,383千円から700,230千円へ547,847千円の増加)であります。

 純資産の残高は、前連結会計年度末より59,065千円減少し、7,118,249千円となりました。

 

②経営成績

 当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は84,039,476千円(前年同四半期64,332,004千円 30.6%増)、営業損益は281,404千円の利益(前年同四半期632,276千円の利益)、経常損益は238,784千円の利益(前年同四半期572,134千円の利益)、親会社株主に帰属する四半期純損益は229,212千円の利益(前年同四半期365,281千円の利益)となりました。

 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 貴金属事業におきましては、売上高は80,335,302千円(前年同四半期61,025,131千円)、営業損益は498,400千円の利益(前年同四半期689,107千円の利益)となりました。

 不動産事業におきましては、売上高は439,490千円(前年同四半期342,985千円)、営業損益は14,909千円の損失(前年同四半期8,424千円の損失)となりました。

 機械事業におきましては、売上高は581,849千円(前年同四半期756,917千円)、営業損益は16,702千円の損失(前年同四半期26,455千円の利益)となりました。

 コンテンツ事業におきましては、売上高は2,684,302千円(前年同四半期2,162,505千円)、営業損益は256,691千円の利益(前年同四半期258,268千円の利益)となりました。

 

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

(3)研究開発活動

 該当事項はありません。