売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00069 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

 当第3四半期連結累計期間において、米国経済はインフレの影響が残り、金融引き締め政策を継続しているなか底堅く推移しているものの、欧州経済は減速が続いており、ロシア・ウクライナや中東等の地政学的リスクにより世界経済の不確実性が高まっております。また、わが国経済は、企業収益は高水準で推移し、雇用・所得環境や個人消費も改善傾向にあり、緩やかに回復しているものの、世界情勢の不安定さや、物価上昇、金融政策の動向による景気の下振れリスクもあり、予断を許さない状況にあります。

 建設市場においては、公共投資は横ばいで推移しており、民間設備投資は緩やかに増加しているものの、資材価格の高騰により、今後も引き続き厳しい経営環境下にあります。また、時間外労働の上限規制適用など、いわゆる建設業における「2024年問題」への対応に向けて、人手不足や人件費の更なる高騰が懸念されています。

 このような状況のもと、当第3四半期連結累計期間の経営成績は次のとおりとなりました。

 

①財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末における資産の部は、前連結会計年度末比32,503百万円増(20.9%増)の188,252百万円となりました。その内訳としましては、流動資産は、前連結会計年度末比23,293百万円増(30.9%増)の98,729百万円、固定資産は、前連結会計年度末比9,210百万円増(11.5%増)の89,523百万円となりました。

負債の部は、前連結会計年度末比23,467百万円増(30.7%増)の99,994百万円となりました。その内訳としましては、流動負債は、前連結会計年度末比10,741百万円増(18.8%増)の67,742百万円、固定負債は、前連結会計年度末比12,726百万円増(65.2%増)の32,251百万円となりました。

純資産の部は、前連結会計年度末比9,036百万円増(11.4%増)の88,258百万円となりました。

 

②経営成績の分析

売上高につきましては、建設事業81,435百万円に不動産事業2,071百万円を加えた83,506百万円(前年同四半期比6.0%増)となりました。利益面につきましては、営業利益は1,614百万円(前年同四半期比23.8%減)、経常利益は3,066百万円(前年同四半期比12.7%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は3,134百万円(前年同四半期比4.0%増)となりました。

セグメントごとの経営成績は次のとおりとなりました。

(建設事業)

受注工事高は、建築工事52,132百万円(前年同四半期比9.5%増)、土木工事21,242百万円(前年同四半期比54.8%増)の合計73,374百万円(前年同四半期比19.6%増)となり、完成工事高は、建築工事62,450百万円(前年同四半期比3.7%増)、土木工事18,984百万円(前年同四半期比12.9%増)の合計81,435百万円(前年同四半期比5.7%増)、営業利益は953百万円(前年同四半期比38.3%減)となりました。

(不動産事業)

売上高は2,071百万円(前年同四半期比19.4%増)、営業利益は1,253百万円(前年同四半期比14.3%増)となりました。

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における研究開発費は131百万円となりました。