売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00083 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものです。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

①経営成績

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、持ち直し基調を維持したものの、物価の高騰や海外経済の減速等の影響を受け、緩やかな回復に留まりました。そのような中、建設業界においては、建設投資は堅調に推移した一方、依然として資材価格が高い水準にあるなど、引き続き楽観を許さない事業環境に置かれました。

当社グループ(当社及び連結子会社)においては、当第3四半期連結累計期間の売上高は前年同期間に比べ17.2%増加した207,241百万円となりました。損益面では、売上高が増加したこと等により、売上総利益は同11.7%増加した25,330百万円、営業利益は同13.0%増加した9,986百万円、経常利益は同12.6%増加した11,111百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は同12.4%増加した9,526百万円となりました。

セグメントの経営成績は次のとおりです。

(土木事業)

受注高は前年同期間に比べ3.7%減少した62,804百万円、売上高は同8.5%増加した74,480百万円、営業利益は同8.1%増加した6,420百万円となりました。

(建築事業)

受注高は前年同期間に比べ32.5%増加した168,911百万円、売上高は同17.7%増加した118,527百万円、営業利益は同0.1%増加した1,024百万円となりました。

(投資開発事業)

売上高は前年同期間に比べ109.0%増加した10,391百万円、営業利益は同23.1%増加した2,046百万円となりました。

(その他)

売上高は前年同期間に比べ54.6%増加した3,841百万円、営業利益は同136.0%増加した478百万円となりました。

 

 

②財政状態

当第3四半期連結会計期間末の資産合計は358,942百万円、負債合計は177,513百万円、純資産合計は181,429百万円となりました。また、当社グループの自己資本比率は49.9%(前連結会計年度末は50.0%)となりました。

(資産)

現金預金が減少しましたが、受取手形・完成工事未収入金等が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ15,215百万円増加した358,942百万円となりました。

(負債)

ノンリコース借入金が減少しましたが、短期借入金が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ7,001百万円増加した177,513百万円となりました。

(純資産)

その他有価証券評価差額金、繰延ヘッジ損益が増加したこと等により、前連結会計年度末に比べ8,213百万円増加した181,429百万円となりました。

 

(2) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当社グループの当第3四半期連結累計期間における研究開発に要した費用の総額は1,236百万円となりました。
 なお、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。

 

(4) 主要な設備

前連結会計年度末において計画中であった投資開発事業本部の賃貸用共同住宅の取得は、2023年4月に完了し、クロスイノベーションセンター(旧(仮称)先進技術センター)の新設は、2023年10月に完了しました。