E02569 Japan GAAP
(1)財政状態及び経営成績の状況
①経営成績
当第3四半期連結累計期間における当社を取り巻く市場環境は、資機材価格の高止まり等はあるものの、公共投資や民間建設・設備投資の回復基調の継続に伴い、概ね堅調に推移しております。
これを受け、当社の同期間の業績は、売上高243億63百万円、営業利益23百万円、経常利益1億27百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益13百万円となりました。
セグメント別売上実績の内訳
|
2023年3月期 |
2024年3月期 |
増減 |
|||
|
第3四半期連結累計期間 |
第3四半期連結累計期間 |
||||
|
金 額 |
構成比 |
金 額 |
構成比 |
金 額 |
増減率 |
|
(百万円) |
(%) |
(百万円) |
(%) |
(百万円) |
(%) |
電気設備工事 |
17,076 |
74.4 |
17,640 |
72.4 |
563 |
3.3 |
商品販売 |
5,868 |
25.6 |
6,723 |
27.6 |
855 |
14.6 |
合 計 |
22,945 |
100.0 |
24,363 |
100.0 |
1,418 |
6.2 |
②受注状況
同期間における電気設備工事の受注実績は、企業の設備投資意欲の回復に伴う大口案件の受注に加え、中小規模案件受注も順調に推移し、223億48百万円と前年同期を上回る結果となりました。
商品販売の受注実績は、企業の投資再開を受けて順調に推移し、67億23百万円と前年同期を上回る結果となりました。
セグメント別受注実績の内訳
|
2023年3月期 |
2024年3月期 |
増減 |
|||
|
第3四半期連結累計期間 |
第3四半期連結累計期間 |
||||
|
金 額 |
構成比 |
金 額 |
構成比 |
金 額 |
増減率 |
|
(百万円) |
(%) |
(百万円) |
(%) |
(百万円) |
(%) |
電気設備工事 |
16,748 |
74.1 |
22,348 |
76.9 |
5,600 |
33.4 |
商品販売 |
5,868 |
25.9 |
6,723 |
23.1 |
855 |
14.6 |
合 計 |
22,616 |
100.0 |
29,072 |
100.0 |
6,455 |
28.5 |
(注)商品販売については受注から販売までの期間が短期であることから、受注実績と売上実績を同額としております。
③経営戦略
短期的には、通期連結業績予想の達成に向けて、手持案件の着実な工事遂行に加え中小規模案件の積み上げや原価低減、経費の効率運用等の施策を展開中であり、当第3四半期連結累計期間においては着実に業績成果に結びついております。
中長期的には、電気設備工事事業においては施工体制強化策の推進や付加価値ある技術の追求、他社連携等を通じた事業拡大等、商品販売事業においてはソリューション営業展開等に取り組んでまいります。
(2)連結財政状態に関する説明
①資産合計
当第3四半期連結会計期間末の資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ、26億51百万円の減少となりました。これは主に、契約資産の増加8億66百万円がある一方で、工事代金等の回収による売上債権の減少24億98百万円及び短期貸付金の減少5億66百万円等によるものであります。
②負債合計
当第3四半期連結会計期間末の負債合計につきましては、前連結会計年度末に比べ、23億88百万円の減少となりました。これは主に、契約負債の増加2億35百万円がある一方で、工事に係る材料・外注等の支払による仕入債務の減少26億28百万円等によるものであります。
③純資産合計
当第3四半期連結会計期間末の純資産合計につきましては、前連結会計年度末に比べ、2億63百万円の減少となりました。これは主に、配当金の支払3億89百万円がある一方で、為替影響による為替換算調整勘定の増加1億20百万円及び親会社株主に帰属する四半期純利益の計上13百万円等によるものであります。
(3)研究開発活動
当社は山間部を中心とする送電線工事の資機材をドローンで運搬し、荷役運搬作業の負荷軽減、安全性向上、効率化によるコスト削減を図ることを目的として、ドローン製造会社と運搬用ドローンを共同開発し実運用を展開中でしたが、一定の成果(運用実績)が得られたことから共同開発を終了いたしました。
なお、当第3四半期連結累計期間における研究開発活動の金額は軽微であるため、記載を省略しております。