中央ビルト工業株式会社

上場廃止 (2024/04/26) 株式の併合 金属製品建材スタンダード

売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00091 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期会計期間の末日現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績

当第3四半期累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症が5類に移行するなど、感染拡大防止のための行動制限緩和によって経済社会活動の正常化に向けた動きが見られたものの、世界的な金融引締めによる景気下押しリスクや、原材料価格の高止まり、円安を背景とした物価上昇など経済動向は先行き不透明な状況となっています。
 当社の主な関連業界である建設業界においては、公共投資が堅調に推移しています。住宅業界においても、弱含みではあるもののおおむね横ばい、先行きについては底堅く推移していくと見込まれます。
 このような状況の中、仮設部門は市場の競争激化の影響は未だ継続しているものの、売上高は上昇傾向で推移しており、住宅鉄骨部門の製造についても堅調に推移し、当第3四半期累計期間の業績は、売上高8,021百万円(前年同四半期比15.5%増)と増収となりました。損益面においては、利益重視の対応の効果により営業利益198百万円(前年同四半期比714.0%増)、経常利益185百万円(前年同四半期比1,230.2%増)となり、また公開買付関連費用が発生したものの四半期純利益は140百万円(前年同四半期比2,367.9%増)となりました。

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(仮設機材事業)

販売は電力施設点検用足場の大口受注及び地方での現場数の増加や大型化により堅調に推移、賃貸においては着工を延期していた物件の稼働により、売上高は2,153百万円(前年同四半期比7.6%増)と増収となりました。損益面では、自社品の稼働率向上によりセグメント利益は32百万円(前年同四半期はセグメント損失104百万円)となりました。

(住宅鉄骨事業)

住宅鉄骨用部材の好調な需要に支えられ、売上高は5,868百万円(前年同四半期比18.7%増)と増収となり、損益面では、セグメント利益は166百万円(前年同四半期比20.9%増)となりました。

 

 

② 財政状態
(資産)

当第3四半期末の総資産は9,217百万円となり、前事業年度末に比べ86百万円増加しました。流動資産が4,652百万円(前事業年度末比30百万円増)、固定資産は4,565百万円(前事業年度末比55百万円増)となりました。総資産の主な増加要因は、受取手形及び売掛金が328百万円減少した一方、現金及び預金176百万円、棚卸資産が211百万円増加したことなどによるものであります。

(負債)

 負債合計は6,626百万円となり、前事業年度末に比べ53百万円減少しました。流動負債が4,158百万円(前事業年度末比411百万円減)、固定負債が2,467百万円(前事業年度末比358百万円増)となりました。負債の主な減少要因は、長期借入金が359百万円増加した一方、短期借入金が400百万円減少したことなどによるものであります。

(純資産)

 純資産合計は利益剰余金が140百万円増加したことなどにより2,590百万円(前事業年度末比140百万円増)となりました。

 

(2) 事業上及び財務上の対処すべき課題

当第3四半期累計期間において、事業上及び財務上の対処すべき課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(3) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発活動に係る費用の総額は53百万円であります。

なお、当第3四半期累計期間において当社の研究開発活動の状況に重要な変更はありません。