売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00109 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当事業年度の需要の前提となる2022年度(2022年1月~2022年12月)の全国非住宅鉄骨造着工床面積(申請ベース)は、前年同期比6.7%減少、全国非住宅鉄骨造着工床面積のうち、当社工事物件に関係する工場・倉庫においては前年同期比2.9%増加と、第2四半期まで回復基調にあった需要環境が減少傾向に転じる変化点となりました。

建築コストにつきましては、諸資材価格は総じて高い水準で推移しております。

このような状況下、受注高につきましては、国内生産施設、物流倉庫を中心とした大型新築工事物件、竣工後20年以上経過した建屋の改修ニーズ捕捉による改修工事の受注などにより、前年同期比744百万円(2.2%)減少の33,792百万円と引き続き高いレベルで推移いたしました。

売上高につきましては、2,177百万円(7.5%)増収の31,071百万円となりました。

うち完成工事高としては、高いレベルにあった期首受注残の工事が順調に進捗したこと等により、前年同期比3,467百万円(15.3%)増収の26,122百万円となりました。

うち製品販売高としては、屋根製品販売、住宅建材事業における減収、前年同期に海外大口販売物件があった反動から、1,291百万円(△20.9%)減収の4,883百万円となりました。

繰越受注高は、前年同期比2,390百万円(8.6%)増加の30,044百万円と引き続き高水準を維持しております。

経常利益につきましては、受注単価の改善、工事量の増加、工事原価管理強化による原価低減等により、売上総利益が前年同期比454百万円(7.4%)増加したものの、ベースアップ、営業・工事系システムの基盤整備による減価償却費等による販売費及び一般管理費307百万円(8.1%)の増加があったため、前年同期比152百万円(6.4%)増益の2,530百万円となりました。

四半期純利益につきましては、前年同期比83百万円(5.1%)増益の1,726百万円となりました。

 

 

 

セグメントの経営成績は、次のとおりであります。

(屋根事業)

屋根事業は長尺屋根工事、R-T工事、ハイタフ工事、ソーラー工事、塗装工事及び長尺成型品販売を行っております。

セグメント売上高は、前年同四半期比2,485百万円(9.6%)増収の28,484百万円となりました。

セグメント利益は、前年同四半期比243百万円(11.3%)増益の2,394百万円となりました。

 

(建材事業)

建材事業は住宅成型品販売を行っております。

セグメント売上高は、前年同四半期比309百万円(△10.9%)減収の2,521百万円となりました。

セグメント利益は、前年同四半期比100百万円(△52.2%)減益の91百万円となりました。

 

(その他)

その他は太陽光により発電した電力を電力会社に卸売りする事業を行っております。

セグメント売上高は、前年同四半期比1百万円(2.5%)増収の65百万円となりました。

セグメント利益は、前年同四半期比3百万円(9.0%)増益の45百万円となりました。

 

 

 当第3四半期会計期間末の総資産は、前事業年度末比3,061百万円(8.3%)増加の39,768百万円となりました。これは主に現金預金、電子記録債権、未成工事支出金等が増加したことによるものであります。

 負債につきましては、前事業年度末比1,955百万円(14.3%)増加の15,671百万円となりました。これは主に電子記録債務が増加したことによるものであります。

 純資産は、前事業年度末比1,105百万円(4.8%)増加の24,096百万円となりました。

 この結果、自己資本比率は60.6%(前期末62.6%)となりました。

 

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期累計期間の研究開発費の総額は218百万円であります。