売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00153 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかな回復基調で推移しましたが、一方で、ウクライナ情勢の長期化に伴う資源価格の高騰、世界的な金融引き締めによる影響、中国の景気減速などにより先行きは依然として不透明な状況で推移いたしました。

当社グループの事業環境は、設備工事事業につきましては、建設投資は堅調に推移しておりますが、資機材価格の高騰、労働者不足によるコストの上昇などが懸念される状況が続きました。精密環境制御機器の製造販売事業につきましては、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品、半導体製造装置向け製品ともに、市場の在庫調整の影響などによる生産の減少が懸念される状況が続きました。

 

1.財政状態

当第3四半期連結会計期間末の財政状態は、総資産が75,917百万円(前年度末比3,024百万円減少)となりました。主な増加は、電子記録債権3,572百万円、未成工事支出金などの棚卸資産の増加877百万円であり、主な減少は、現金預金2,467百万円及び受取手形・完成工事未収入金等4,389百万円です。

負債総額は39,222百万円(前年度末比4,339百万円減少)となりました。主な増加は、電子記録債務4,372百万円であり、主な減少は、支払手形・工事未払金等8,850百万円及び短期借入金1,070百万円です。

純資産は36,695百万円(前年度末比1,314百万円増加)となりました。主な増加は、利益剰余金921百万円及び投資有価証券評価差額金258百万円です。

 

2.経営成績

当第3四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は65,881百万円(前年同期比22.4%増加)、営業利益は2,878百万円、経常利益は3,200百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は2,143百万円となりました。

 

セグメントごとの業績は次のとおりであります。

(設備工事事業)

売上高        63,650百万円   (  26.8%  )

営業利益        3,328百万円   (  176.7%  )

受注高は81,128百万円で前年同期比27.2%の増加となりました。

売上高は、前年同期比26.8%の増加となり、営業利益は売上高の増加と工事採算の改善により前年同期1,202百万円から増加し3,328百万円となりました。

 

(機器製造販売事業)

売上高         2,230百万円   (  △38.8% )

営業損失         449百万円   (    -% )

受注高は2,946百万円で前年同期比22.7%の減少となりました。

売上高は、前年同期比38.8%の減少となり、営業損失は売上高の減少及び売上総利益率の低下により前年同期の営業利益131百万円から減少し、449百万円の営業損失となりました。

 

(2) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間における当社グループ全体の研究開発費の総額は、143百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究開発活動の状況に重要な変更はありません。