売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E05617 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 業績の状況

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

104,802

105,209

0.4

EBITDA(百万円)

22,476

13,679

△39.1

営業利益(百万円)

19,073

10,475

△45.1

経常利益(百万円)

12,873

8,176

△36.5

親会社株主に帰属する四半期純利益(百万円)

2,020

4,667

131.0

 

 当第3四半期連結累計期間の売上高は105,209百万円前年同四半期比0.4%増)となりました。また、EBITDAは13,679百万円(前年同四半期比39.1%減)、営業利益は10,475百万円前年同四半期比45.1%減)、経常利益は8,176百万円前年同四半期比36.5%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は4,667百万円前年同四半期比131.0%増)となりました。

 

 セグメント別の業績は、次のとおりであります。

 また、事業セグメントの利益の測定方法は、減価償却費及びのれん償却額を考慮しない営業利益ベースの数値(EBITDA)としております。

 

  ① デジタルエンターテインメント事業

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

73,457

69,742

△5.1%

セグメント利益(百万円)

31,806

24,237

△23.8%

 

デジタルエンターテインメント事業は、スマートデバイス向けゲーム「モンスターストライク」を主力として収益を上げております。当第3四半期連結累計期間におきましては、「モンスターストライク」は、10周年施策等の効果によりMAUが増加したものの、前年に大型IPとのコラボがあったため相対的にARPUが低下し、前第3四半期連結累計期間と比較して、売上高が減少しております。「モンスターストライク」の売上減少及びモンストIPタイトルの運営費等の増加により、セグメント利益は減少しております。

 この結果、当事業の売上高は69,742百万円前年同四半期比5.1%減)、セグメント利益は24,237百万円前年同四半期比23.8%減)となりました。

 

  ② スポーツ事業

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

20,266

23,459

15.8%

セグメント損失(△)(百万円)

△1,313

△893

-%

 

スポーツ事業では、観戦事業、公営競技事業への投資を行っております。観戦事業におきましては、千葉ジェッツやFC東京の観客数の回復に伴い、売上を伸ばしております。公営競技事業におきましては、スポーツベッティングサービス「TIPSTAR」及び株式会社チャリ・ロトでオンライン車券販売高が伸びたことにより、前第3四半期連結累計期間と比較して、売上を順調に拡大しております。なお、「TIPSTAR」は、コストの効率化を進め費用の抑制を図ったことで、利益は改善しております。

 この結果、当事業の売上高は23,459百万円前年同四半期比15.8%増)、セグメント損失は893百万円(前年同四半期はセグメント損失1,313百万円)となりました。

 

  ③ ライフスタイル事業

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

9,338

10,681

14.4%

セグメント利益(百万円)

767

65

△91.5%

 

ライフスタイル事業では、家族向け写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」、サロンスタッフ直接予約アプリ「minimo」、SNS「mixi」を中心に各種サービスを運営しております。「家族アルバム みてね」におきましては、フォトプリントサービス及び「みてねプレミアム」、「みてねみまもりGPS」等のサービスが好調であったことから売上を順調に拡大しております。一方、海外ユーザー獲得のためのプロモーション及び体制強化への投資を積極的に行っております。

 この結果、当事業の売上高は10,681百万円前年同四半期比14.4%増)、セグメント利益は65百万円前年同四半期比91.5%減)となりました。

 

④ 投資事業

 

前第3四半期連結累計期間

(自 2022年4月1日

 至 2022年12月31日)

当第3四半期連結累計期間

(自 2023年4月1日

 至 2023年12月31日)

前年同四半期比

増減率

売上高(百万円)

1,633

1,117

△31.6%

セグメント利益(百万円)

1,012

352

△65.2%

 

投資事業では、当社及び当社の連結子会社において、スタートアップやベンチャーキャピタルへの出資を行っております。当第3四半期連結累計期間においては、出資するファンドの損益の取込や、当社の連結子会社において保有株式の売却を行いました。

この結果、当事業の売上高は1,117百万円前年同四半期比31.6%減)、セグメント利益は352百万円前年同四半期比65.2%減)となりました。

 

 

(2) 財政状態の分析

① 財政状態

当第3四半期連結会計期間の財政状態は、資産については流動資産が154,213百万円(前連結会計年度末比8,694百万円減少)となり、主な要因としては、自己株式の取得、法人税等、配当金の支払いによる現預金の減少があげられます。固定資産は55,887百万円(前連結会計年度末比3,526百万円減少)なり、主な要因としては、繰延税金資産の減少があげられます。

負債については、流動負債が27,914百万円(前連結会計年度末比1,329百万円減少)となり、主な要因としては、未払法人税等などの減少があげられます。純資産は173,379百万円(前連結会計年度末比10,083百万円減少)となり、主な要因としては、配当金の支払いによる減少があげられます。

 

   ② キャッシュ・フローの状況の分析

当第3四半期連結累計期間における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は、前連結会計年度末と比べて18,412百万円減少し、100,290百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況とその要因は以下のとおりであります。

 (営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間において営業活動により使用した資金は727百万円前年同四半期は7,615百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前四半期純利益8,056百万円及び契約負債の増加2,407百万円となった一方で、法人税等の支払額7,873百万円及び売上債権の増加4,802百万円となったことによるものであります。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)

当第3四半期連結累計期間において投資活動により使用した資金は4,029百万円(前年同四半期は5,557百万円の使用)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出1,699百万円及び投資有価証券の取得による支出1,366百万円によるものであります。

 (財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当第3四半期連結累計期間において財務活動により使用した資金は13,884百万円(前年同四半期は6,843百万円の使用)となりました。これは主に、自己株式の取得による支出7,522百万円及び配当金の支払7,451百万円によるものであります。

 

(3) 従業員数

当第3四半期連結累計期間において、連結会社又は提出会社の従業員数に著しい増減はありません。