売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E00343 Japan GAAP


2 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 財政状態及び経営成績の状況

① 経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の5類移行により社会経済活動の正常化が進み、緩やかに景気は回復しております。一方、ウクライナ情勢の長期化、中東情勢の緊迫化など地政学的リスクの高まりにより、資源価格や原材料価格の高騰、為替相場の変動、物価上昇などにより、先行きは依然として不透明な状況が続いております。

当業界におきましては、原材料やエネルギー価格の高止まり、物流コストの上昇や人手不足、継続的な物価上昇からの個人消費の停滞など、引き続き厳しい事業環境となっております。

このような状況の中で、当社グループは安全安心な商品の安定供給を引き続き図ってまいりました。加工品販売では、4月に価格改定を実施し、単品量販や企業別対応により販売数量の回復を図るとともに新商品提案会を実施いたしました。また、引き続き原価低減と生産性の向上を図りコスト削減に努めるとともに、食肉では、新規仕入先の開拓や一次加工品の商品開発、生産ラインの外部移管を進めてまいりました。

しかしながら、当第3四半期連結累計期間の売上高は、販売競争の激化により販売数量が減少したことで、218億9百万円(前年同期比4.4%減)となりました。

損益面につきましては、価格改定の効果やコスト削減に努めたことにより、営業利益2億49百万円(前年同期79百万円の営業損失)、経常利益2億76百万円(前年同期36百万円の経常損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益1億91百万円(前年同期95百万円の親会社株主に帰属する四半期純損失)の計上となりました。

食肉加工品部門

食肉加工品部門につきましては、ローストポーク・生ハム等の売上は増加いたしましたが、ハム・ソーセージ等の売上が減少いたしました。この結果、この部門の売上高は88億71百万円(前年同期比4.7%減)となりました。

惣菜その他加工品部門

惣菜その他加工品部門につきましては、CVS向け惣菜品等の売上が減少いたしましたが、ハンバーグ類の売上が増加いたしました。この結果、この部門の売上高は40億60百万円(前年同期比2.2%増)となりました。

食肉部門

食肉部門につきましては、仕入コストの上昇と販売競争の激化により輸入豚肉や国産牛肉の売上が大きく減少いたしました。この結果、この部門の売上高は87億67百万円(前年同期比7.2%減)となりました。

その他部門

その他部門につきましては、外食部門等の売上高は1億10百万円(前年同期比14.0%増)となりました。

 

※第1四半期連結累計期間より、一部の品目について事業部門別の区分を変更しており、各事業部門の比較については、変更後の区分に組み替えた数字で比較しております。

 

 

② 財政状態の分析

当第3四半期連結会計期間末の資産は、前連結会計年度末と比べ23億72百万円増加し151億47百万円となりました。これは主に季節的要因により受取手形及び売掛金が15億74百万円増加したことによるものです。

当第3四半期連結会計期間末の負債は、前連結会計年度末と比べ21億24百万円増加し112億42百万円となりました。これは主に季節的要因により買掛金が13億77百万円増加したことによるものです。

当第3四半期連結会計期間末の純資産は、前連結会計年度末と比べ2億47百万円増加し39億5百万円となりました。これは主に親会社株主に帰属する四半期純利益の計上等により利益剰余金が1億91百万円増加したことによるものです。

 

(2) 経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

当第3四半期連結累計期間において、経営方針・経営戦略等又は経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等について、既に提出した有価証券報告書に記載された内容に比して重要な変更又は新たに定めたものはありません。

 

(3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループの優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題に重要な変更及び新たに生じた課題はありません。

 

(4) 研究開発活動

当第3四半期連結累計期間の研究開発費の総額は51百万円であります。

なお、当第3四半期連結累計期間において、当社グループの研究活動の状況に重要な変更はありません。