売上高

利益

資産

キャッシュフロー

配当(単独)

ROE

EPS BPS




E03283 Japan GAAP


2【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当四半期連結会計期間の末日現在において判断したものであります。

なお、当社グループは前期となる第55期に決算期変更を行っており、2022年3月1日から2023年4月30日までの
14ヵ月決算となっております。これに伴い、前第3四半期連結累計期間(2022年3月1日~2022年11月30日)と
当第3四半期連結累計期間(2023年5月1日~2024年1月31日)は比較対象期間が異なるため、対前年同期比に
ついては記載しておりません。

 

(1)財政状態及び経営成績の状況

①経営成績の状況

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の第5類への移行後は、

インバウンド需要の回復等、経済活動や個人消費も持ち直し、緩やかな回復基調で推移しました。しかしながら、原材料・エネルギー価格高騰の長期化に伴い、人件費や物流費も比例して上昇する等、
先行き不透明な状況が続いております。

当社グループの属する食関連業界におきましても、原材料・エネルギー価格の高騰や人件費の上昇による
影響は継続しており、当面厳しい状況は続くものと想定されます。

このような環境の中、当社グループでは、出店や改装による売上拡大を継続しました。また、繁忙期である年末年始商戦においては、限定商品を取り揃えたWEB予約サービスの展開や、年末感謝袋や新年の福袋を中心としたお値打ちな品を積極的に展開する等、お客様にとって価値ある商品の提供に努めました。

出退店・改装につきましては、12店の出店、10店の退店及び4店の改装を行いました。

以上の結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は28,622百万円、営業利益は1,834百万円、経常利益は1,860百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は1,193百万円となりました。

 

セグメントの経営成績は次のとおりであります。

 

(a)精肉事業

精肉事業につきましては、11月29日を中心とした「いい肉の日」企画を実施するとともに、年末感謝袋に様々な種類を用意し幅広い顧客獲得に努めました。また、桑名本社に構える「精肉本店」では、
惣菜・和菓子事業との複合業態のモデル店舗を想定した全面改装に着手いたしました。

出退店につきましては、1店の出店及び2店の退店を行いました。

この結果、当事業の売上高は11,184百万円、セグメント利益は1,115百万円となりました。

 

(b)惣菜事業

惣菜事業につきましては、クリスマス商戦では毎年好評頂いているチキンやオードブルに加え、いちごや牛タンを用いた高価格帯のサラダに挑戦する等、新たな商品にも取り組みました。また、年始においては
人気の肉商品を堪能できる『新春 肉三昧セット』や高たんぱくな『干豆腐の豆乳担々風サラダ』等、魅力的な商品の展開を図りました。

出退店につきましては、2店の出店及び3店の退店を行いました。

この結果、当事業の売上高は10,073百万円、セグメント利益は919百万円となりました。

 

(c)和菓子事業

和菓子事業につきましては、冬の人気商品『いちご大福』において、いちごミルクや生チョコレート
によるアレンジ商品を販売し好評を得ました。また、人気アニメキャラクターとコラボした『どら焼』
では、クリスマス限定パッケージによる展開を図りました。更に『水まんじゅう』では、冬バージョン
として新たに4種類のフレーバーをご用意する等、新しい取り組みも行いました。

出退店・改装につきましては、「口福堂 イオンタウン四日市泊店」「口福堂 洛北阪急スクエア店」等
9店の出店、3店の退店及び4店の改装を行いました。

この結果、当事業の売上高は4,761百万円、セグメント利益は217百万円となりました。

 

(d)レストラン事業

レストラン事業につきましては、冬の期間限定商品として、フードコート業態ではコチュジャン
を利かせた甘辛タレの『ヤンニョム唐揚定食』を展開しました。またグリル業態では冬に人気の
『ビーフシチュー』に加え、新たに『牛タンシチュー』をご用意し、ハンバーグやステーキとの
セットメニューも好評を頂きました。

退店につきましては、2店の退店を行いました。

この結果、当事業の売上高は1,149百万円、セグメント利益は56百万円となりました。

 

(e)食品事業

食品事業につきましては、新商品『KAKIYASU PREMIUM』シリーズを従来商品の上位グレードとして
発売しました。「牛ほほ肉」「牛テール」「極厚ポーク」「骨付きチキン」の4種類をご用意し、それぞれ上質なお肉とこだわりのカレールーで仕上げており、手軽にワンランク上の贅沢をご家庭で堪能できるものとなっております。

この結果、当事業の売上高は1,452百万円、セグメント利益は205百万円となりました。

 

②財政状態の状況

(資産、負債及び純資産の状況)

当第3四半期連結会計期間末における資産合計は、前連結会計年度末に比べ1,026百万円減少し、
20,699百万円となりました。

流動資産は1,174百万円減少し、14,006百万円となりました。主な要因は、現金及び預金の減少1,695百万円と売掛金の増加545百万円等であります。

固定資産は147百万円増加し、6,692百万円となりました。主な要因は、工具、器具及び備品の増加
140百万円及び建物及び構築物の増加111百万円と繰延税金資産の減少159百万円等であります。

当第3四半期連結会計期間末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ1,351百万円減少し、
3,366百万円となりました。

流動負債は1,360百万円減少し、2,901百万円となりました。主な要因は、未払法人税等の減少842百万円
及び支払手形及び買掛金の減少210百万円等であります。

固定負債は9百万円増加し、464百万円となりました。主な要因は、繰延税金負債の増加6百万円等で
あります。

当第3四半期連結会計期間末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ325百万円増加し、
17,332百万円となりました。主な要因は、親会社株主に帰属する四半期純利益1,193百万円の計上による
増加と剰余金の配当による減少890百万円等であります。

 

(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当第3四半期連結累計期間において、当社グループが優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題について重要な変更はありません。

 

(3)研究開発活動

該当事項はありません。